基本データと取り上げた理由
株価:1513円(人々は、檻を破ろうと今一度強い一撃を天井に加えている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
2792 | ハニーズホールディングス | 東証PR/小売 | 422.13 | 2024/05予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
570 | 73/12.81% | 8.1%/17年 | 8.78 | 1.03 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
0.28%/17年 | -0.04%/17年 | 4.53%/16年 | 11.78% | 8.7%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
620/17年 | -334/17年 | 286/17年 | 16.82/17年 | 11.03% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
501.44 | 407.54 | 81.3% | 3.64% | 31.93% |
今日は分析。ある投資系イベントに参加していろいろ聞いた銘柄できになったものを拾って分析します。ハニーズホールディングス。婦人服製造小売。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年11月08日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「近年加速?」
婦人服の製造小売。自社オリジナルブランドの企画から製造・販売まで一貫して行うSPAとのこと。
通販サイトみてみると価格帯低め。
Honeys(ハニーズ)|レディースファッション通販SHOPLIST(ショップリスト)
HPで顧客満足度を誇っておりました。
低価格帯でそのわりにクオリティがたかいというやつになりそうですね。
ワークマンとかしまむらポジになるんでしょうか。ユニクロは最近少しお高く留まるようになった気もしますし。
ざっくり決算説明資料から。
売上548億に対しECが55億とかですね。ミャンマーは販売というよりは生産をさしてそうです。
実は店舗はさほど増えてません。コロナで減収でしたが店舗増もほぼなくコロナ前を越えましたね。利益はかなり改善、店舗あたりの売上利益が伸びてるということです。
これが引っかかりました。非常に高い自社企画率と伸びる総利益率。
「高いアセアン生産比率と自社企画比率の維持が、売上総利益率確保に大きく寄与しているほか、ミャンマー子会社の生産効率の向上も高い水準の要因」
自社企画やコストの安い国(ミャンマー)で生産をすすめて利益率を確保するスタイルですね。近年の増益はミャンマーの影響が高いかもしれません。
というわけで業績。
20152019あたりの低迷で減収・・つまりリストラがあり、コロナでも打撃を受けたが以降はコロナからも回復リストラもうまく機能してきたみたいな感じには受け取れますがさて。
2015‐2020でBPSも足止め感あったが、その後はまた伸びてる。BPS長期成長見るなら4.53%/16年とか。足踏みいれてROE加速みるともうちょっと高く出そうですね。
で、アパレル96社で利益率ROEROAでスクリーニングで利益率で上位10位ですね。ROAだと8位。収益性利益率のわりに低PBR感もありますね。あとはグラファイト。これはゴルフシャフト屋であまりアパレルじゃないですが。ワークマンとROEROAが近いわりにPBRに差があるとも。
(銘柄スカウターから)
という感じで、リストラを済ませ態勢を整えて収益性が改善してきた・・って段階で業界でも優秀なそうなところに躍り出てきたくらいでしょうか。
このあとは店舗は増えてなく、ミャンマーの効率化も限度がありそうであるし、店舗増で増収となっていくか?あたりが焦点でしょうか。
1Qで増収増益。増益エグいですね。66%。まあまだ1Qですが。増収は10%ほど。店舗数は1店舗増でスクラップアンドビルドな感じで店舗増なかんじではないですね。EC主力で伸びてる感じ。突き抜けた成長性は微妙も順調はそうですね。
財務
自己資本比率高め。有利子負債もないですね。
(IRBankから)
前期末総資産501億で、有形固定資産106億。これは2011‐2019でずっと94億前後で維持なのが2020以降伸ばしてきてます。ここでリストラしてて整理から拡大への転換は読み取れますね。流動も307億も2020以降の加速が読み取れます。現金163億。売掛為替予約現金あたりが増えてますね。その他は差入保証金65億あたり。
負債まとめて93億で現金以下。未払費用26億とか大きめだから有利子負債なし。
財務はもちろんいいのですが、2020以降に足踏みから各種のびてててだからリストラから拡大の転換がみられますね。そして拡大も資産増現金多めで、事業を整理したら儲かりだした感ありますね。
CF
基本的にずっと営業CF安定的。多い少ないはあれど全部プラス。
設備投資も安定的ですね。その中で目先は営業CFの水準が上がったため現金が積まれてきた感。FCFもだいたいの期でプラスですね。
基本的に堅実で保守的なスタイルは感じられるところで、そういえば1999年から赤字もなく、財務も健全で投資も計画的抑制的な印象を受けます。
還元は増配傾向も減配はあるし、これは利益並みですかね。
月足週足日足の値動き判断
月足でもみあいからあげかな
週足であげ
日足でもみあい
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2010ねんくらいからずっと1800‐750くらいいのレンジであがっても下がる感あったのが、目先またレンジ上限1840を越えた感じでこれをレンジの動きでまた戻るとするか、レンジを抜けてトレンドを形成していくとみるか。
週足レベルでは2022後半くらいから上昇に向かってきてる感じで、これはトレンドをみていいと思うけど、その中で日足レベルではもみ合ってるので、ここを堪えられるか。堪えられず下にいくとやはりレンジ感強くなりますがどうか。
目先安値1439が基準か。あるいは1153。978までみるとやっぱりレンジとなりますね。
ファンダ的には、女性向け低価格帯SPA。2019年くらいまで低調でリストラしてた感ですが2020年以降はそれも済んだ感じでコロナで打撃を受けつつも、収益性を上げる形でリストラが功を奏した感は。コロナから回復もありアパレル業界で上位の収益性利益率を示すようには。ではあるが、現状は店舗ごとの収益性の改善によるところが大きそうで、店舗を作っても閉じてる感じで店舗増はほぼみられなく、拡大や成長というよりは利益の方向を追ってる感はありますし、財務健全維持しながら利益出しなながらFCF出しながらのリストラを進めるなど、基本的にかなり守備的で堅実な姿勢はみられる。そういうスタイルというか打って出る感じではないのをどうみるか。
ただ現状は回ってる。財務CFは万全でECが引っ張る形スクラップアンドビルドで店舗あたりの収益性も改善が続いてる感はあり、規模の拡大までいくとなかなか以上に面白そうで、そうできる地力も十分蓄積されてそうなところは。まあ打って出なくても堅実で底堅いですしそれでもいいところもありますが。
評価。
PER9のPBR1ほど。率直に評価されてないなという印象は受ける。アパレル各社と比較しても評価低めかなとも感じますがハニーズとしてはPER10はほぼつけないという近年の推移でまああるPER帯でずっとあまり評価されてないところがありこれをどうみるか。PER9はちょっとハニーズとしても低めですが。
これをあまり成長する気がない企業だということで定位置とみるか、なにかのきっかけがあればもっと上でみられるとするか。とりあず2020以降でならあまりみられ方は変わってないようですが。
とかとかですが、現状増益基調なので、評価水準訂正を期待しつつもEPS増期待でもつのは選択かもですね。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2792
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2792
IRBANK:https://irbank.net/2792
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくになにのでございます。
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