基本データと取り上げた理由
株価:1801円(人々は、山を登り凸凹道を苦労して降りてきてやっと落ち着いてきている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
6039 | 日本動物高度医療センター | 東証GR/サービス | 51.08 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
41.4 | 5.55/13.41% | 12.9%/10年 | 12.8 | 1.32 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
10.83%/10年 | 16.18%/10年 | 29.54%/9年 | 10.4% | 20.6%/10年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
50/10年 | -55/10年 | -5/10年 | -0.5/10年 | 4.89% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
85.78 | 37.06 | 43.2% | 1.11% | 14.22% |
今日は分析。2023/10/20銘柄スカウター10年スクリーニングで10年売上営業利益更新かつ連続増収9期以上のもの(対象118銘柄)、つまりここ10年増収続きかつ営業利益も最高のものを拾う意図。日本動物高度医療センター。動物病院会社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年10月24日取得。
・・・ということでしたがなんか体調悪くて記事作成しんどかったので、金曜投下予定を月曜にずらします。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
2次診療専門の動物病院会社(JARMeC)。犬・猫等のペット向け高度医療を専門とする二次診療専門動物病院(川崎本院、名古屋・東京・大阪病院)と動物検診センター(CAMIC)の運営と臨床獣医師教育。
要するに獣医さんですね。「かかりつけ病院からの紹介が必要な国内唯一の二次診療施設。特定専門分野の獣医師による高度な先進医療機器(CT、MRI、放射線治療器、PET-CT等)を使用した診察・検査・投薬・手術等の診療サービス、画像撮影・読影の画像診断サービスを実施。」で社名の通りの動物の高度医療ってことになりそう。
犬猫のみみたい。
ではあるけど、診療科とかいろいろあるし、医療設備とかみても普通に高度そうで、人用の普通の高度病院との違いがわからないほど、動物向け妥協のない医療サービス。
診療科一覧|JARMeC|日本動物高度医療センター|JARMeC
で、だから二次診療専門。かかりつけ獣医では対処できない難しい案件のみをやる感じ。
紹介件数増えてますね。
総診療数は前期後退をどうみるか。
ということで、長期業績。基本伸びる傾向。前期後退をどうみるか。データある範囲なら赤字なしですね。上場前の2012は純損失なども。
ROEなど。BPSは普通に右肩ですね。ROEなどは二桁維持で普通に悪くない水準・・ではあるが、低下傾向はありますね。利益率は安定的なので溜め込みによるところはありそうですね。
そんな感じの中で1Qで増収減益。大阪に病院開設でコスト増としてるね。「大阪病院につきましては、診療数が当初想定を上回るなど立ち上がりは順調であります。一方で開院に先立ち院内備品を購入するなど一時的な費用が発生~減益は当初より想定していたものであり、その主な要因となった大阪病院開院時の費用は一時的に発生したもの」
という感じ。売上やEPSBPSの伸びなどは上場時も絡み結構な数字がでてるけど、近年の地力?ではもっと下でROE近辺の10%前後暗いと見るのが妥当で、抜けた成長性や収益性を見るのは難しいかな?とは思うところだけど、顧客に必要なそして喜ばれるオンリーワン性の高い事業でありそうで、その中で安定性や収益性の高さも両立してるようには見えたりはしますね。
授業員も見てみますか。もちろん増えてるが、一人あたりの推移も効率化とか見れる感じでもなくやはり人を採りながら成長する労働集約な面はありそう。
(IRBankから)
その他背景情報・・を貼ろうと思ったけど、決算説明資料でもみて。
犬猫飼育頭数は横ばいもペット市場自体は伸びてる感じ。ペットを家族として見る人が増えてるとみなせるのではないか。
ちなみにJARMeCはJapan Animal Referral Medical Center からとったみたいです。
財務
資産増。
前期末で総資産85億。有形固定資産53億で有形固定資産寄りですね。病院を開設してのびる設備業としての性格もあると。流動23億。現金19億。あとのれん商標権あたりで6億が大きめなもの。
病院と現金で手持ち資産のだいたいとなりそうですね。
負債は48億で長期借り入れ33億等の有利子負債39億でその他は細かいものが多めで、負債の質は悪い方ですね。
だから借りて施設に投資する性質はありますね。
というところですが、有利子負債比率は低下傾向だし自己資本比率も改善傾向かつ、有利子負債も増えるのは止まってるので問題と言うほどはない。
と、同時に過去の高ROEは財務レバレッジゆえの高ROEで、どこにバランスを置くかですが、溜め込みすぎとかにするのは妥当じゃないバランスかなとは。つまり現状より高ROEになるのは比較的望みにくいかなとは。
CF
営業CFはでますね。不定期に大きな投資CF。病院開設とかでしょうね。そういうのないと設備投資は低調でもいいと。長期平均FCF -0.5/10年でFCFマイナス。現状投資先行と。
配当はこれから始めるようです。現状配当性向とか低め。投資はあるけど。手持ちやCFからは余裕なすいじゅんとはなりそう。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてあげてさげてよこよこ
週足でさげてよこよこ
日足でよこよこ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、大枠では2015年上場で、2016年まで上場ゴールを決めて、2018年までに株高し、1180から3875まで以降コロナまで1331までつけると2800までもどすも、目先は1800くらいでヨコヨコ感ある推移で、2018まで盛り上がり2020まで盛り下がりのよく見る推移。途中あげさげもあるも目先は1800あたりで膠着で目先は方向性なしとなり、月足レベルでも下げ止まった感あり、現在はいずれどちらかに動くエネルギーを蓄積してるみたいな見方はできるかも。
ということで、2021年以降安値1647とか1752を底に見ていずれ動くとき上に行くのを期待する感じでしょうか。2195超えると上昇に向かう感でますね。
ファンダ的には、紹介専門の高度な医療を行う”動物病院”。犬猫専門。順調に病院を増やすなど成長してきている。人を雇って労働集約な面及び病院に設備投資して伸びる設備産業な両面ありそう。成長には投資が必要となり現状FCFマイナスだし、負債の質は悪く自己資本比率も低いほうだが、財務自体は悪化でもなく問題というほどでも。ROE減ってるけどこれは財務改善のため。財務改善すると現状くらいのROEほどで、高収益とか高成長の類とみるのはしんどいかもしれないし、現状ROEが加速しそうなところも見出しにくいかも。
ではあるけど事業性自体は、独自性と専門性高くペット市場自体も見通し明るそうでこの辺も踏まえてどう考えるかでしょうか。
評価。
PER13のPBR1.3ほど。PERで実はコロナ安値などに準じる程度の低PER帯で結構動物医療センターとしては低評価に置かれてるねとは。PBRでみると上場来で最底辺でコロナ安値も切ってるかも。というところでこの会社としては低評価だとは言えますが、ROEなどを踏まえて状態からすると低評価って感じにも思えない(高評価と見るのもしっくりこないが)のでどう考えるか。
出てる業績としてはこんなもんだね感はあるけど、事業性をどうみるかな気はしてる。
安定性とか独自性とかありそうですし、そもそもウケはよさそうでなにかのきっかけで評価が飛んで行くも考えられるというか実際にPER20以上もわりとつけてきてるのでそういうきっかけを掴んでるとか、そのときを地道に待てるとかなら拾うのも。まてば安定的だし実際に着実に企業価値自体は伸ばして来てるわけだし。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6039
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6039
IRBANK:https://irbank.net/6039
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにありません。
体調悪目立ったのであまりブログ進んでなく。
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