大河の一滴

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(1997)暁飯島工業/東証ST/建設(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1372円(人々は、定住の地をみつけ波乱もありながらなんだかんだそこにとどまり続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
1997 暁飯島工業 東証ST/建設 30.18 2023/08予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
66 4.4/6.67% 6.9%/16年 8.87 0.45
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-1.28%/16年 #NUM! 10.13%/15年 5.23% 9.8%/16年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
70/16年 -3/16年 67/16年 4.19/16年 5.38%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
94.89 60.24 63.5% 3.28% 29.09%

 今日は分析。2023/10/6のKABU+データで、配当利回り3%以上、PBR1以下、実績ROA5%以上、年初来安値20%圏内のもの(対象47銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。今年はやってるっぽい高配当低PBRから一定の質も担保しながら株価で上がってないものを拾う意図。暁飯島工業。茨城県地盤の建築設備工事会社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年10月10日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

建築設備施工(空気調和・衛生給排水・空気清浄・衛生設備、事務所・医療・スポーツ施設)、リニューアル工事(設備)、ビルケア工事(保守・管理)を営む。

設備系の工事とか保守ですね。太陽光も少ししてますね。

長期業績。横ばいから後退感ありますが、1998からみると、ピークは過去にあり、1998年で200億あった売上がリーマン前後までに80億レベルまでさがり以降は足踏みという感じ。足踏みではありますが利益率は上がってきてるところはありますね。

 

原価率など。長期に原価率さげてきてます。採算性の低いものをやめるとか地道なコストカットとかはしてそうですね。

 

(IRBankから)

ROEなど。BPS成長とると 10.13%/15年で結構いい感じの推移で、ROEも二桁あることが多く平均も9.8%/16年と、これもなかなか。と、このように売上は追わないけど、利益をわりと堅実に出してBPS増は進めてる感じをどうみるか。

財務情報 | 暁飯島工業

前期の株主通信から。受注は堅調感。前期はただ減益ですね「工事利益率の悪化などから、営業利益は前事業年度比 25.8%減少の7億10百万円」だって。

 

今期は3Qまでで下方入ってますね。「受注工事高は期初計画を上回っておりますが、売上高は、工期の遅れにより売上計上時期のずれ及び想定していた出来高が確保できず前回予想を下回る見込みであります。損益につきましても、売上高の減少から、営業利益、経常利益及び当期純利益ともに前回予想を下回る見込み」
受注は堅調となればあとで反動きそうではありますね。

受注自体も好調感ありますし。

という感じで3Qで減収減益。減益は結構大きく、通期でも上記下方でより渋いですが、利益だと過去に準じる程度で、売上は渋いですが期ズレも考慮するとやはり停滞の範囲内となりそうな。過去計画は保守傾向はありますね。今期は下方ですね。

 

財務

資産増というか総資産を維持しながら負債減らす形の資産増。リストラ系蓄財。

 

(IRBankから)

前期で総資産94億で有形固定は25億はおおよそ長期に維持ですね。流動65億で現金47億に完成工事支出金で14億で資産だいたいですかね。

負債34億。有利子負債は減ってますし、負債全体も特に近年減ってますね。2018年48億が2022年34億。そも負債<現金で、財務は健全ですね。

 

CF

 

営業CF安定で設備投資あまりしてないので長期にFCF普通にプラスですね。投資してると思ったら預金いじってる感じ。近年は2016-2018で貯めた現金が減ってない感じですね。一方還元は渋いと言うか低めの配当性向。

現金手元に45億ほどあり、財務も健全でFCF平均4.19/16年で還元毎年2億ない程度で、配当の継続能力はかなり疑いがない・・・のですが、普通に減益で減配してきてる感じで、あまり安定配当の発想なさそうです。

と言うこともあるのか、目先3Qで現金42億で有利子負債10億なさそうで、引いて32億が時価総額30億ないです。ええ。毎年平均4億CF創造能力あるやつが。ええ。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてよこよこ
週足であげからさげてよこっよこ
日足でよこよこではないか。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2009くらいから2018くらいまであげて1400前後でもみ合い続けている印象。途中2020年に2110とか2021末に1833とかはあるも2022年に下落が入り結局2018年以降のもみ合い水準に戻ってる印象。という感じにヨコヨコですが、ヨコヨコ故に下には向かう感じでもないとして2022年以降安値1285とか、コロナ安値977とかコロナ安値以外2017年以降安値1204を基準にヨコヨコを脱し上に向かうのを待つとか、レンジを1500あたりにみてレンジ下で買いレンジ上で売るとかは考えられますが。上は1518越えあたりが基準になりますかね。ここを破ってもヨコヨコっぽい推移ですが。


ファンダ的には、設備系工事保守会社。成長感ないけど長期に割と堅調。目先も減収減益とかでながら利益はしっかりというか、成長を追う感じでもない中で、資産も維持で負債を返す感じで蓄財が進む停滞リストラ蓄財企業。

CFも安定的で現金多めで財務ももういいですが、還元もあまり熱心感なく(払えるけど)減配もしてくるタイプ。

と、成長もないし、資産抱えて還元も渋いとかわりとウケがわるそうな要素が多めには。

評価。

PER9のPBR0.45ほど。評価低いですね。状態としては成長感ないけど財務よく堅実にBPSくらいは伸ばしてきてるやつとみると、状態自体は悪くない・・のですが上記の通り投資家に好まれる感じでもないので、ずっと低評価されてるという印象。

もっと下が無いわけじゃないけど、BPSが伸びてるものが株価ヨコヨコなので、低PBR化が進んでますね。PBR0.45くらいは長期にわりと低PBRな水準。もうちょっと見直されても不思議ではないところはあります。それがいつになるかはまったくわかりません。あと、上記のように財務状況とCF状況からすると時価総額が小さくてバリューにみれるところもありまさかのTOBとかそうでなくても還元大盤振る舞いもあるかも。すくなくとも還元能力自体はあります。まあこのへんもいつあるかわからないし、たぶん2018年くらいから2023までそういうのを待ってる人もいたやもかもだけど、5年はそういうことなさそうですね。それでもいいというなら並ぶのも。配当もらえるしさすがに低PBRになってる気もしますし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=1997

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1997

IRBANK:https://irbank.net/1997

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

とくになんかあるわけでもありません。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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