大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(2384)SBSホールディングス/東証PR/陸運/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

SBSホールディングスとその他

株価

2614円(人々は、ながく頑張ってきたが最近疲れをみせている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2384 7065 9028 5834
企業名 SBSホールディングス ユーピーアール ゼロ SBIリーシングサービス
市場/業種 東証PR/陸運 東証ST/サービス 東証ST/陸運 東証GR/証券・先物
時価総額(億) 1038.23 177.25 241.45 166.81
株価 2614 2314 1375 2145
決算期 2023/12予 2023/08予 2024/06予 I 2024/03予
予想売上(億) 4570.0 149.0 1210.0 398.0
予想営業利益(億)/利益率 228/4.99% 9.1/6.11% 52/4.3% 46/11.56%
長期平均営業利益率/年 4.08%/16年 5.27%/6年 4.01%/17年 10.17%/3年
売上成長率(年複利/期間) 7.3%/16年 8.1%/6年 4.8%/17年 49.1%/3年
EPS成長率(年複利/期間) 7%/16年 30.1%/6年 10.3%/17年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 9%/15年 16.4%/5年 6.8%/16年 173.1%/2年
長期営業CF(億)/年 1706.62/16年 155.77/6年 545.79/17年 155.77/3年
長期投資CF(億)/年 -1687.38/16年 -167.04/6年 -240.16/17年 254.36/3年
長期平均FCF(億/年)/年 1.2/16年 -1.88/6年 17.98/17年 103.74/3年
PER 8.65 23.63 6.52 5.96
PBR 1.35 2.13 0.7 0.91
ROE 15.6% 9.0% 10.7% 15.3%
平均ROE/年 11.25%/16年 12.31%/6年 9.57%/17年 156.47%/3年
ROA 4.0% 3.8% 6.2% 5.8%
配当利回り(%) 2.49 0.56 3.77 1.4
配当性向 21.5% 13.3% 24.6% 8.3%
総資産(億) 2968.98 195.98 565.58 483.54
自己資本比率(%) 23.7 39.7 58.9 36.7
メモ あげ あげ あげ いちおあげ

 今週は比較。2023/10/12に銘柄スカウター10年スクリーニングで10年最高益更新かつ5年売上成長率20%のもの(対象49銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。普通に好調で成長しているもの。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年10月13日取得。SBSホールディングス。SBSリコーロジスティクスを中核とする物流サービス会社。比較に高PBR低PBRの同業っぽい。ゲストにSB仲間のSBIリーシング。

SBSホールディングス(2384)

業績

物流。というほか。

物流は銘柄多いけど傍から見て違いがわかりにくく定性的な違いを見出しにくく思うところですが、違いは定量的に見るしか無いかなあと思うところですが、10年スクリーニングで物流でソートすると以下。

物流と総合運輸も加えて47社でROICソート。SBSとゼロが結構上位ですね。ユーピーアールは下から4番まですね。まあ単年のROICですが。

上位には特化タイプが多い(ゼロは自動車特化)印象の中SBSは総合的なスタイルでは結構定量的に優れてるかもしれないと思う順位。PBR踏まえると内外トランス、コンセプト、ロジネット、ゼロ、遠州トラック、日新・・とSBSが一定の優秀性を認められるかもしれないとは。

 

長期業績。伸びてるけど、2007-2018は足踏み感が強く、そこから段階を踏んでぐっと伸びてる感じで、これは成長というよりは統合とか買収の匂いを感じる推移ですが・・

「2020年東芝ロジスティクス(現SBS東芝ロジスティクス)を子会社化、SMC<6273>から東洋運輸倉庫を譲受。2021年古河物流を子会社化。」でその通りみたいですね。

大きな増収の2019「8月にリコーロジスティクス㈱の株式を取得、同社を連結子会社化し生産物流、全国配送ネットワーク、LT(Logistics Technology)推進、海外事業の強化等を図りました。また、物流施設開発においては、5月に茨城県稲敷郡阿見町において三温度対応の物流施設が竣工し稼働いたしました。続いて6月には千葉県野田市瀬戸にて3万5千坪の物流施設用地を取得し造成工事に着手、大阪市住之江区南港では2019年3月竣工に向けて延床面積約1万8千坪の物流施設建設工事を進め需要が増す3PL事業のインフラ強化に努めました。
また、11月には横浜市緑区長津田における物流施設の信託受益権を一部譲渡し投資資金を回収」

買収もしつつ設備投資も活発化してる様子で、「2017年12月に創業30周年を迎えた当社グループは今期を第2の創業期と位置づけ、グループスローガン“For Your Dreams.”のもと、全てのステークホルダーが物流を通じて夢を実現するための事業活動に、グループ一丸となって取り組み」で、わりと戦略的というか意図的にアクティブに着てる感は。

さらなる増収2021「2020年11月以降、SBS東芝ロジスティクス㈱を皮切りに東洋運輸倉庫㈱、旭新運輸開発㈱、㈱日ノ丸急送、 ㈱ジャス、SBS古河物流㈱の各社が相次いで当社グループに加わったことで、サービスラインナップがさらに拡充さ れ、物流サプライチェーンを強固にサポートする体制が整う」

で、これもアクティブにぐるプーに加えて来てる感じですね。

こういうスタイルをどうみいるかですが現状利益率なども落としてないので、規模だけ増えて収益性が悪化とかにはなってなさそうだなというのは一点。

 

ROEなども加速感ありますね。もともと二桁あった12%近辺が16%近辺まで。BPS成長率なども加速してますね。

2015は純損失。「当連結会計年度から取引を開始したTranspoleの大口取引債権を回収不能と判断したことなどから同社にかかる特別損失119億66百万円を含む135億47百万円を特別損失に計上」

これを除けば営業赤字も1999まで遡るしそれも期替えの影響っぽく、純損失は2015だけとなりそうで、運輸はわりと堅いのが多いけど、ここもそうですね。

そんな感じで2Q増収増益で増益は結構ですが、売上は横ばいで通期利益微増くらいの計画で、つまりは通期で前年並みに近い感じで成長という感じではないのをどうか。物流セグじたいは2Qで減収減益ですね。

と、買収等の連打で成長してますが各事業が伸びてると言うよりは買収のせいで、買収なければ停滞だよね?感もちらついているのかもしれないとは。というのをどう考えるか。

 

 

財務

資産増。買収等連打でも自己資本比率はそう下がってる感じでもないですし、有利子負債比率はさがってますね。という感じで、いちおう現在は戦略はうまくいってると

前期末総資産2968億。有形固定じゃ930億以外に2018以降はそんなに増えてない。(以前からは大きく増えてる)のれん等無形資産が343億で2018年108億、2020で334億と段階をもって。流動1460億手形670億。棚卸資産312億。現金326億でそれぞれ増えている感じ。

負債も2047億は増えてるし有利子負債なども増えてるけど、資産の伸びと同等か、投資攻勢のわりには財務悪化は進んでないとは読みとれますかね。やっぱり。

ですが、財務体質自体は良くもないし、現金×3≒有利子負債で負債は重たいし、業績が崩れると一気に状況が悪くなりうるくらいのバランス。

これは財務悪いものに対して全般にいえることではあるが、現状業績悪化しなければ財務は問題ない。

 

CF

 

営業CFは安定的だしそして上昇傾向ですね。その意味で投資はCF増まで繋げられていて報われているとはみなせます。

2018年以降投資の加速がみられます。その上で長期平均FCFは1.2/16年とわずかにプラス。これは投資を押さえればFCF出るでしょうという見立てもできそうです。というかそれしなくても現金積んできてるね。これは有利子負債増以下の現金増なので現金増部分は事実上の借り入れとはなりそうですが、上記のように有利子負債比率は低下なので現状はCF面でも大丈夫そうだとは。

その中で増配に来てますね。ただこれは業績が伸びてるからとなりそうで、配当性向20%くらいで一定だし赤字で無配なのであまり安定配当期待しにくいやつだとは。

 

ユーピーアール(7065)

業績

物流機器のソリューション会社。

上記の物流カテゴリで、高PER高PBRだったりするのですがここは物流と言いながらものを運ぶやつじゃなさそうですね。

パレットなど物流器具のレンタルと販売。作業をするアシストスーツとかIOT商品とか、物流そのものより物流をアシストする事業をしているという印象。

IOTは牛の管理とか無人キーボックスとかよくわからんものもしてますね。面白そうといえば面白いですね。

で、業績一応売上は右肩感売上で 8.1%/6年は伸びてますが高成長というのは渋いかも。利益も伸びてるとも言えるし2020の利益は越えられてないともいえます。

 

ROEなど。ROEは10%に届くか届かないか。BPS成長は下記グラフは上場前も含んでるので、上に出てますが近年の推移は二桁ないくらい。

総合、そこそこ面白そうな事業もしてる(主力はパレットの販売レンタルのようです)し、結構順調だけど、高成長とか高収益ともしがたいくらい。

ちなみにちょっとパレットプールみるとPER5のPBR0.6ほどで目先のROEも二桁ですね。このパレット絡みは一緒だけど方やPER5で片方PER20をどう考えるか。まあパレットプールは業績停滞に近そうですが。

そんな中で目先通期決算出て好調ですね。計画も増収増益。わりと大きめの増益。

あと面白そうな物流IOTはまだまだ小規模で主力はだからパレットのレンタルと販売。

 

 

財務

 

財務増えて健全化・・も一応。

総資産208億のうち有形固定133億でうちレンタル資産108億、流動60億で現金30億売掛18億あたりが主。

負債123億。有利子負債は83億で多めですね。

BS的には借り入れしてレンタル資産買って貸す感じのスタイル感でてます。

あまり生産設備はなさそうでメーカー機能はあんまなさそう。

 

CF

 

営業CFでてる。投資は大きめでFCFはマイナスで投資先行。たぶんレンタル資産買ってる。還元渋め。まだ上場して間もないしね。

 

ゼロ(9028)

業績

自動車・車両輸送会社、(旧)日産陸送。

特化型の運送業ですね。日産系で日産のゴタゴタでどうなることやら・・とかで投げたおぼえがありますが大過なくむしろ成長で株価も投げた当時の倍近くという。

比較なので流しますが、ということで成長。2023など加速感あります。

「マレーシア向けの中古車輸出事業が好調に推移」で国内も海外も好調に来てて、日産と言うより自動車業界全体の恩恵に預かった感じですね。

長期にも成長感あり、赤字もリーマン及び2002あたりのみで、案外底堅くこのへんは自動車産業寄りとはいいながら安定性は運輸業に準ずる感あります。

ROEなど。二桁前後以上程度になってるところが多く長期にも結構安定的。BPS成長とっても 6.8%/16年とわりと早め感。配当踏まえ年10%は実績的にはありますね。

総合結構堅調で伸びてはいるけど停滞蓄財とみてるのがやっぱりしっくりくる。それで蓄財力もそこそこ以上あるねとは。

それで通期出て1Qもまだですが、減収予測。マレーシア一服と中古車業界の混乱・。ど某社のせいですねを考慮してるようです。と、停滞という感じですね。

 

 

財務

財務結構いいですね。今日並べてる運送屋でも上位の自己資本比率

中身見ません。比較だし。

 

CF

 

営業CF安定的でそしてFCFが上の二社より上の安定性で、長期平均FCF 17.98/17年できてますね。還元はやる気ないですね。近年は配当性向25%をきっちり維持してる感じでそうですので減配も。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげからさげっぽい
週足であげてさげかよこよこ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

SBSホールディングス(2384)

テクニカル的には、2021までかなりきれいな上昇。2009年からもちろん途中上下あるけど上下で118から4405まで。も4405からドローダウンしわりと長い調整に入ってきてる感は。とはいえ安値2510は、過去にも半分くらいのドローダウンはあるので、過去よりはまだマシでその意味ではまだ過去の延長線上とは。そうみて長期上昇にのるとするなら入るのも。どこで長期上昇が途切れたとするか。その視点ならやはり2510でしょうか。ここを見ながら3425とか4405超えの長期上昇継続を狙う感じですかね。目先はとても弱い感じです2510も切れそうな感じですが、2510切っちゃうと当面基準らしい基準もなく奈落感ありますがさて。


ファンダ的には、買収連打で拡大をみせる物流。その方針はうまく言ってそうでかなり業績拡大しつつ、財務も規模も増えつつ財務体質もそう落としてないしCFも強くなってる印象というか業績自体もROE高く出て、物流各社でも上位の業績とみれるところで現状攻めの姿勢は功を奏してるとはみれますが、目先は投資が抑えられつつ業績はよこばいで、投資を抑えるとだから停滞感ある、買収などしないと成長は維持できなさそうな懸念をどうみるか。

財務は悪化もしてないけど、健全でもなく業績が悪化すれば厳しいかもしれない。もっともCFは強化されてるし、長期に業績が崩れたとするほど崩れたこともないようですが。

評価。

PER9のPBR1.3ほど。成長を前提と見れば普通に見れるんですが、停滞に向かうとどうかという。ROE2桁くらいでてる2016年以降でもPBR0.8くらいはあるので、停滞にむかうともうちょっと低いバリュエーションで見られるのも普通に考えられます。もっとROE低く出ると以前はPBR0.3もあったようですね。目先は停滞に向かってる感じなのでどうみるか。ではあるんですけどSBSでここ5年くらいではもうかなり低PBRでこれまでの成長が続くと見るなら拾うのも。

決算資料などみると普通に成長意思ありそうにはみえますね。

 

 

ユーピーアール(7065)

物流関連の商品レンタル販売。その他関連スーツとか目の付け所が珍しい(あまりお褒めてないです)IOTとかですが、だいたい物流関連のレンタルと販売。

ざっとみて事業性は日本パレットプールとかに近いように思えるところ。

順調じゃあ順調で成長もしてるけど、高成長とか高収益かというとどうでしょう。

評価。

PER21のPBR2.1ほど。率直に言うとご冗談を。と思う評価帯。もちろんその値段で売買したいならそうですかという他ないですが、自分としてはちょっと順調な日本パレットプールなのでパレットプール買ったほうがいいな・・ってなります。このバリュエーション差なら。

それを覆すような変える理由があるなら、もちろんいいと思います。

 

ゼロ(9028)

自動車系運送屋。普通に順調で自動車業界の盛り上がりに対応して業績も目先いい感じ。同時に運輸業の底堅さもありそうです。ただ、目先海外一服で成長というよりは停滞の計画。財務は運輸業としては結構良さそう。自己資本比率は抜けてるしなにげにROAも高い水準。CFも安定的。総合やっぱり結構優秀な運輸業感あって、このへんは特化タイプで強みを持てるからでしょうか。

ただし、還元は配当性向で決め打ちしてそうで減配もありそうだし、そしてだから晴雨長というよりは停滞なところはありますね。

評価。

PPER6.5のPBR0.7ほど。PBR0.7ほどは停滞蓄財の運輸業とみるとこんなもんという気がするところ。実際にゼロとしてはままある水準で上も下もで下はPBR0.5以下もあるし、上は1いかない程度でしょうか。目先海外もいっぷくで増収もないとされてる中でどれだけ上を見られるかというと。なかなか渋いのではないかとは。

ただ、絶対的には見れる水準だしどちらかと言えば下よりのPBR帯地道に待ってれば報われるときもあるかもしれないねとは。

 

 

SBIリーシングサービス(5834)

 

オペレーティング・リース会社、SBIホールディングスの子会社。

リコーリースみたいな普通の総合リースは状態が安定してる企業が多く測りやすいところあるけど、オペレーティング・リースというか航空機・船舶みたいなのをファンド化して投資家に販売とかみたいなのは状態が複雑になりがちで正直よくわからんとなるがそのたぐいっぽい会社。

とりあえず最近上場で上場ゴール感ある株価推移。

FPGとかが近いっぽいことしてそうなので参考にすると、ROEに差がついてるけどROAは近い印象で利益率は差がついているね。それで、FPGは業績乱れてるところがあり、そういったリスクはここもあるかも。

直近決算説明みても2件の航空機案件が大きく寄与してる感じで規模の大きい取引の少数案件みたいなところがあり、少数の動向で業績が大きく動きうる感はあります。

同時にSBIと大手参加で利益率ROEが控えめでFPGほどリスクをとってない姿勢なのかも。

まあFPGと比較するのが妥当なのかも不明ですが。

その他はやはりリース各社と比較すると高PBRなわりに低PERとはいえるつまり高ROEなところはあり、うまくSBIの下で業績がコントロールされるなら結構妙味あるかもしれません。目先も売上伸びてて好調は好調そうですし。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

ここ入れるの忘れてたけど入れた。

特に言うこと無い。

 

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用語解説(日記比較編)

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