大河の一滴

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(3386)コスモ・バイオ/東証ST/卸売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:974円(人々は、夢やぶれて田舎帰ってずっと大人しくしている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3386 コスモ・バイオ 東証ST/卸売 58.91 2023/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
98 6/6.12% 7.3%/16年 12.6 0.67
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.22%/16年 3.93%/16年 4.19%/15年 5.6% 5.8%/16年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
73/16年 -25/16年 48/16年 3/16年 5.07%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
103.13 80.52 78.1% 3.08% 38.81%

 今日は分析。2023/10/6のKABU+データで、配当利回り3%以上、PBR1以下、実績ROA5%以上、年初来安値20%圏内のもの(対象47銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。今年はやってるっぽい高配当低PBRから一定の質も担保しながら株価で上がってないものを拾う意図。コスモ・バイオ。ライフサイエンス製品の専門商社&メーカー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年10月10日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「びあげ」

いかにもバイオっぽい名前ですが、

世界中の大学・公的研究機関・企業の研究者向けに研究用試薬・器材・臨床検査薬・消耗品の輸出入・販売と試験受託サービス、ライフサイエンス関連製品の製造開発で、卸ですね。製造開発もしてるそうなのでメーカーでも。コスモは、もともとコスモ石油のいち部門だったそうですね。で、バイオ企業には商品を提供してそうではあるので、コスモ・バイオは名前のとおりですね。

 

2022の決算資料から。

これも。

 

大きくは基礎研究向けで公的機関向けで、わりと公的予算に左右されそうだし、安定しそうな印象。

 

業績。長期に地味に伸びてますね。とはいえ2011-2018は売上よこばいで、成長企業とみるとしんどそうでやっぱり停滞とみてるべきかなとは。

赤字は営業利益、純損失2000年からなくて、かつ利益率も卸と見れば高い水準で堅実見ありますね。

ROEなど。BPS成長とると 4.19%/15年というほど速いかんじでもないですね。ROEも低いときは4%程度以下で低ROEな部類。近年は利益率回復する語りでROE上がってますね。

増益した2021・・・は決算資料ありますね。


前期2022は海外輸出が好調だって。

という感じで、やっぱり総合停滞蓄財だなとは。あがったROEが下がらないか?が焦点でしょうか。

そんななかで2Qで減収減益。ちょっとROE下がる方向ですね。通期でもそうです。計画はどちらかと言えば保守よりですかね。下振れもありますが。

 

財務

財務良さそうな雰囲気を察知しましたが実際いいですね。高自己資本比率に資産増。

前期で総資産103億でうち有形固定資産5億ほどで、少ない固定比率。流動71億で現金30億に手形27億商品10億に投資有価証券21億で資産、現金手形有価証券商品で、メーカーというよりは卸ですね。それも健全な卸。

負債16億。有利子負債2千万とか。負債残部で現金以下。なんなら有価証券以下。

と、問題ないというか、溜め込みすぎが問題かも。

 

CF

 


営業CFは上下あるけど、プラス維持。営業CF少ないときはFCF赤字もありますが長期平均FCF 3/16年で普通にFCF出てるし近年はそれ以上のペースで来てるので現金が飛んでいってますね。

一応増配してます。

(銘柄スカウターから)

「安定配当を行っていくことを念頭に置き、配当性向を重視しつつ、今後の収益状況の見通しなどを総合的に勘案して」とか言ってます。

配当性向なのでわりと減配入りそうですねというか入ってます。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてよこよこ
週足でさげ
日足でよこよこからあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2013年に上昇というか噴火感ある。600程度から7280まで。以降は2016年に855くらいまでさがると以降はヨコヨコ感。下はコロナ安値695に上は2016年に1710にコロナ前に1412とかがあるなかで、2021年くらいから下落感あり、1300くらいから2023年で937まで。とヨコヨコ内で下の方ですがヨコヨコの中で、日足で上昇の気配。この日足が週足に月足に発展するかどうかを測る感じでしょうか。

1008を超えると週足転換感もでてきますね。月足は1710を超えればヨコヨコから上昇感でますが。このへんで、下はやはり937でしょうか。コロナ安値695までみてもよいかもしれませんが。


ファンダ的には、堅実味ある薬品卸。成長してることはしてるけど、足踏み多いし減益もあったりで成長企業というよりは停滞と見てたほうが妥当だろうと。赤字はなく利益率も比較的高くめっぽう安定的。ただ、溜め込みすぎなのかROEが低く出てるところはありそうなところは好調で持ち直してましたが、目先は業績後退でまた下がる気配。もうちょっと下がると低ROEといっても差し支えない水準になってきそうな。

CFは安定。財務はド安定。財務などみるに溜め込みすぎな疑いはあり、還元性向40%くらいだと蓄財が進みそうだし、目先は財務ど健全で余裕ありながら減配にきてますね。

評価。

PER12のPBR0.67。会社の状態は悪くなく利益安定し、財務ド健全で蓄財が進むと考えれば、それっぽいPBRといえばそれっぽいPBRにはみえます。でもあんまり安いとも見えないというか、ずっとBPS積みながら大枠としては株価帯が変わらずPBRが落ちてきたみたいなところはあります。ということで目先の日足の上昇は長らく続いた低PBR化の修正が入ってきたともみれなくもないですが、まあこのくらいのバリュエーションでもいいんじゃないかとも思えるのでさてどうでしょうとか。

一方、CF自体は年3億なら時価総額5%ほどであるし、目先2Qで現金37億投資有価証券22億が時価総額59億とかみたいで、現金有価証券で時価総額消化でほぼ年3億CF出せる事業がゼロ評価ともみれるので、バリューっちゃあバリューだし、まさかの還元大盤振る舞いとかTOBとか飛んでくる狙いでしぶとく待つのは好みの人もいるかもですね。減配でも現金維持ならそう下は無いかもしれないし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3386

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3386

IRBANK:https://irbank.net/3386

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特に無いです。通常運転。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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