大河の一滴

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(5659)日本精線/東証PR/鉄鋼(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:4705円(人々は、大きな山に急にのぼって破れたあとに今度はじっくり再挑戦してきている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5659 日本精線 東証PR/鉄鋼 294.21 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
475 38/8% 7.7%/17年 10.85 0.77
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.37%/17年 3.05%/17年 5.85%/16年 7.18% 7.4%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
478/17年 -285/17年 193/17年 11.32/17年 5.86%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
540.54 370.46 68.5% 4.46% 48.42%

 今日は分析。2023/10/6のKABU+データで、配当利回り3%以上、PBR1以下、実績ROA5%以上、年初来安値20%圏内のもの(対象47銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。今年はやってるっぽい高配当低PBRから一定の質も担保しながら株価で上がってないものを拾う意図。日本精線。ステンレス鋼線メーカー、大同特殊鋼の子会社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年10月06日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「いちおあげ蓄財」

こういうの。

日本精線株式会社

 

 

長期になんとなく成長してきてる感。目先は過去最高水準。・・ではあるけど、2008年と2021であまり変わらない売上規模で、減収くらい多く、成長企業というより停滞くらいにみてたほうが近いかも。

赤字は2002年以降ないですが、リーマンあたり2009-2010あたりはギリギリですし、普通に環境悪いときに業績悪化でシクリカルとみてたほうが。あとはやはり減収時に利益率が低くでる傾向はありそうで、製造業感。ということで停滞色強いシクリカルな製造業。近年は停滞越えて調子いいくらいでしょうか。


蓄財は堅調。リーマンあたりはさすがに低いですが、それ以外はROEもレンジで維持くらいになりそうです。BPS成長をとる5.85%/16年で蓄財ですね。ということでやっぱり停滞蓄財。

あとは、これくらい張っておきますか。みても、そうですか以上の感想は自分はないんですが。

相場など。これもあまり過去の業績と連動感に薄い気がするところで、このへんが上がってる下がってるから業績はこうだと歯肉そうに思えるところ。

そんなところですが、今期は減収減益の計画ですね。大きな枠では好調継続で計画も上振れ下振れ両方でってところで、1Qは減収で大きめの減益。「損益 については、太陽光発電パネルなどの製造プロセスで使用される極細線に対する需要の強さは継続したものの、流 通在庫の調整を受けたステンレス鋼線の販売量減少による操業度損増加や、これまで収益の牽引役だった半導体関 連業界向け超精密ガスフィルター(NASclean®)の受注減少によって、減益を余儀なく」

で後退。

業界で後退気味みたいです。

まだ四半期で2021年9月以降の順調?水準ですが、それ以前の水準に戻ることは想定してたほうがいいかもですね。

 

財務

蓄財。ど健全な部類ではないか。

(IRBankから)

有形固定は前期で156億でこれは2018年以降は伸びてますね。だいたい増収時期に重なるので、増収が止まれば投資は軽くなりそうなところはありそうですね。

流動363億で流動伸びてるし現金も146億でだいたい伸びてますね。手形88億でこれもゆるやかに。

負債164億。現金よりは多いけど有利子負債が6億とかなので問題などあるわけない。

 

CF

営業CFでて投資してだいたいFCFでてるし、現金積んでる。

増配傾向ではあるが、利益連動感あり減配はありえそう。

配当性向は近年高くなってますね。「「当社は2024年3月期を最終年度とする「中期経営計画(NSR23)」を新たに策定するにあたり、2021年度(2022年3月期)より、株主還元の考え方を連結配当性向40%程度を目途に還元することに」で40%くらいだって。減益しないといいですね。

ちなみに前期で現金141億はおよそ時価総額の半分くらいで前期水準の配当なら10年は続けられそうな感じ。基本FCFプラスのものがね。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげさげしながらしばらくあげ
週足でまだあげ
日足でまだあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、あげさげきつい感じですが、あげてもさげるを繰り返しながら、長期に安値は1355、1905、2325、(4000)で切り上げが続き上昇とはなりそう。

その中で2018年6060から2325のかなりきついドローダウンのあとの週足レベルではわりと素直な上昇が続いてそうで、ひとまずは週足上昇続行を測るなら2022年安値4000を見ながら2021年高値5470超えを狙う感じでしょうか。過去のドローダウンはきついので基準切ると素直に逃げたほうがいいかもですね。


ファンダ的には、金属の線とかフィルターとかメーカー。シクリカルで減収でより利益が減る製造業で長期に業績停滞感あるのが近年調子良かったけど、環境悪化はすすんでそうで、好調維持できますかね?ってところは。とはいえ、ずっと赤字もなくBPSなら右肩感のある要するに停滞蓄財。ちょっとくらい不調でもBPSくらいは伸ばせてそうな堅実性もみれます。

CFはかなり安定。ゆえもあるのか財務も健全で現金積んできてる。ではあるけど、還元が配当性向で業績後退懸念もあるなかで減配は会っても不思議じゃないところは。

評価。

PER10.5のPBR0.8。PBR0.8ほどはいかにもほどほどというか日本精線として上も下もある水準となりそう。フェアバリューではないか。一応BPS増と配当で年10%はありそうで、それがPBR0.8は見れる水準ですが環境悪化で業績後退も懸念されるて減益で配当性向で減配まで重なると、下に向かいそうでどうかってところは。

とはいえ、堅実味もありCFも安定的でついでに優待とかもあり、もうちょっと評価低くなると特にインカムも狙いな類だと普通に拾っていい類のものには思えるので、減益減配株安などきたらそのときは考えて見るのはいいかな?とは思います。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5659

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5659

IRBANK:https://irbank.net/5659

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっす。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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