基本データと取り上げた理由
株価:7655円(人々は、長く遠くまで来たけど、しばらく思うように進めていない。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
6869 | シスメックス | 東証PR/電気機器 | 16056.06 | 2024/03予 I |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
4600 | 830/18.04% | 17.3%/18年 | 30.81 | 3.98 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
9.33%/17年 | 10.86%/17年 | 11.06%/16年 | 13.42% | 15.03%/18年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
6035/17年 | -3900/17年 | 2135/17年 | 125.6/17年 | 9.02% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
5310.74 | 3876.66 | 73% | 1.1% | 33.8% |
今日は分析。2023/9/4に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益10年成長率10%以上のものから気になったものをチョイスして分析。長期に成長しているものを見てみようという意図。シスメックス。検体検査機器。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年09月08日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
検体検査機器メーカー。
ヘルスケア事業として検体検査(血液検査・尿検査や免疫・生化学・凝固検査用の機器・試薬の製造販売とソフト開発)、ライフサイエンス(がん確定診断・検査技術創出)を展開。検体検査に必要な機器・試薬・ソフトウェアの研究開発から生産・販売・サービス&サポートまでフォロー。
例えばこういう医療用の高そうな検査機器ですね。
長期業績。1999からみて売上右肩感ある(2017は減収)。赤字もなく、1999年の営業利益率8.9%から2023年17.9%まで長期に利益率改善もしてるし、絶対的に高い利益率水準。業績をざっと見るだけでかなり優秀そうな印象は受けます。
ただし2016年くらいから足踏み感つよく利益率も後退してたが、2022年からはまた売上加速してる印象。
ROEも2016まで加速感あったが、以降は落ちて、目先は2012年以前に準じる水準。
ざっと2013‐2016は特に好調で以降は調子を落としてきたが、2012年以前の平常運転?に戻ってきたくらいでしょうか。ぜんぶ総合優秀の範囲内の話ね。BPS成長率とると 11.06%/16年でまあ普通に優秀な方。2012年以前、2021年以降のROEに近いくらいだね。
総合、長期安定的な成長企業。一時より好調になるも後退して結局長期の正常運転水準くらいに戻ってきてそうな感じ。
大きな増収の2022「国内販売につきましては、主に新型コロナウイルス感染症の検査に関する血液凝固検査分野、免疫検査分野及びライフサイエンス分野における試薬の売上が増加したことに加え、メディカルロボット事業分野における機器の販売が伸長〜海外販売につきましては、前年同期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けましたが、検査需要の回復に伴い、主にヘマトロジー分野、尿検査分野及び血液凝固検査分野における試薬の売上が増加したことに加え、為替相場が円安に推移した結果」
コロナにとる後押しが強そうですね。
2023も近いこと言ってますね。
今期は「医療の質・サービス向上へのニーズの高まり、人工知能(AI)・情報通信技術(ICT)等の最先端技術のヘルスケア領域への実装が急速に進展しております。加えて、新興国の経済成長に伴う医療需要の拡大等、今後も継続した成長が期待」とからしいことをいいながら「製品ラインアップの拡充や販売・サービス体制の強化等により、売上・利益共に伸張することを想定」で順調継続な計画ですね。過去は強気とも弱気ともしがたく上振れも下振れも。1Qでは計画に準ずる堅調な感じ。
中期計画でてます。
悪くない数値目標でてるのでこれができるようなら悪くないんじゃ感はあります。
財務
資産増。有利子負債も低い水準でずっと資産増でいかにも優良企業然としてる。
(IRBankから)
中身もみないでいい感はありますが、いちおう有形固定推移みると一応増えてて前期で1021億。有形固定比率高くもないし2020年以降増えてる漢字でもないので、増収で比例して設備投資が必要な感じではないとはなりそうです。
その他特に詳細に見る必要はやっぱり感じません。普通に優良。
CF
営業CF安定。投資もして多くはFCFもでて、長期には現金積む感じ。
普通に安定的ですねって感じ。
増配傾向。長期に増益だからね。「連結での配当性向30%を目処に配当」とか言ってるんでやっぱり利益次第じゃね?感は。ただ減益で減配はしてないね。
月足週足日足の値動き判断
月足であげるもおちる
週足でさげ
日足であげてさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、長期にあげ。実は年足レベルでみるとわりと長期右肩。
その中で、月足で2015-2020は調整感強かったのが2021年でかなり上昇するも2002でまた2015年以降の調整水準に落ちてきた印象。
ということで6000-1000くらいの2015年以降の調整水準。いちおう長期株高してるのが、ここ8年ほど足踏みとはみれるわけで長期上昇継続とするなら拾ってそれを待つのも。
2015年以降安値4810あるいは2022年以降安値7373とかをみながら、10440越えて上昇継続を狙う感じでしょうか。足踏みが長いので上昇とすると長くなるかも・・みたいなシナリオも期待できるかもしれない。とかしながら15725超えを狙う感じでしょうか。
ファンダ的には、高度な医療検査機器いろいろ。長期に成長で赤字もなく利益率など高水準。どこからみても安定的な優良企業。
その中で2016くらいは特に勢いあったのが、ROEや利益率で後退して長期水準に戻ったような推移と、成長加速感が大きなトピックでしょうか。
また利益率があがるようなことになれば大きく見る目が変わるみたいなこともあるかもしれません。会社は例えばROE16%目標を出してるのでこれに近づくならばそのシナリオに向かうかもね?感は。
CFはド安定。故に財務も健全でこのへんはいかにも優良企業ですねって感じ。総合長期安定優良成長企業。高成長ではないと思います。
評価。
PER30のPBR4ほど。評価高いですね。やすいとするのは難しい水準だと思いますが、シスメックスとしてはいつもこんなもん感あるので、これまでの安定成長が続くと見るなら拾うのも。
一応2014年以降の平均PERは43とかみたいでPER30程度もシスメックスとしては低い方ですしあと1割もないPER28 ほどが2018年血のクリスマスでそこくらいでそこから2021まで上昇トレンドを築いた起点でもあり、過去のそういう点の評価水準と近いにはなりますので。
まあこれらはシスメックスがこれまでと変わらず安定的な優良成長企業であり続けるのが前提なんですけどね。そうでなくなったらたぶん地獄です。
ちなみにCFマージンで言うと15%越えて広くはないかもだけど堀持ちの疑いはあります。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6869
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6869
IRBANK:https://irbank.net/6869
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
市場が軟調な雰囲気がTLから伝わってくるけど、自分はそんなに酷くもなくあまり連動してない感ある。これは逆でも雰囲気見ると良いのかな?とみると自分のはそんな良くない。
どこ吹く風みたいな面がありそうだけど、不感症にもなってるかもしれない。自分の感じ方の理由って話だね。たぶんそんなに悪い話ではないんじゃないかと思う。
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