大河の一滴

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(9613)NTTデータグループ/東証PR/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1972.5円(人々は、しっかり地固めしながら進めるときに進んでいる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
9613 NTTデータグループ 東証PR/情報通信 27664.31 2024/03予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
41000 2920/7.12% 6.88%/18年 19.2 1.78
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
8.37%/17年 6.34%/17年 6.29%/16年 9.91% 8.15%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
41504/17年 -35753/17年 5752/17年 338.33/17年 3.24%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
61581.94 14523.67 23.6% 1.17% 22.39%

 今日は分析。2023/9/4に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益10年成長率10%以上のものから気になったものをチョイスして分析。長期に成長しているものを見てみようという意図。NTTデータグループ。国内最大手の情報サービス会社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年09月08日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげが加速?」

大手Sierってことになるけど、文脈としては受注システム開発とみて良いのではないか。

根拠高めで安定的な原価率。

(IRBankから)

根拠2。伸びる売上と増える従業員とあまり変わらない一人あたり売上利益。

 

(IRBankから)

 

伸びる業績。利益率落ちてる感もあるけど、上は9%の下は5%でブレはあるけど近年は7%前後で9%から2%前後の差。まあ安定的ではないか。

 

ROEなど。わりと安定的なROEで、長期平均で8.15%/18年でBPS成長率6.29%/16年でEPSも似たようなもん。


一応セグメントとかもみるけど、大枠の投資判断としては上記の数字だけで可能なんじゃないかと思うところ。売上で兆レベルが故に体力もあるし、一つの要因とか一個の顧客理由で大きな後退も考えにくく、つまり大手で安定だから。大枠の上記の傾向を見ながら判断していいのではないかとは。あんまり定性要因を考慮する必要がないというか業界全体の定性要因の方が影響大きくなるみたいな。

いちおうセグメント。海外多いんだね。為替とか気になるかもしれないけど、売上なら2000年以降前年割れなかったりします。売上成長率も8.37%/17年とわりと高め。営業利益くらいは結構前年割れもあります。

今期3Qで大幅増収。この辺はNTTヨーロッパの連結の影響が大きそう。

「売上高は、NTT Ltd.連結拡大影響に加え、国内・欧州における規模拡大及び為替影響等により増収」

なんか世界企業目指して再編したようです。

NTTグループにおけるグローバル事業の強化に向けた再編について | ニュースリリース | NTT

今期からその体制できてるようです。その辺もあり今期の業績。というところで世界に向けての加速があり結構変化の局面かも。

このへんでも。

決算説明会関連資料 | 2023年度 | NTTデータグループ - NTT DATA GROUP

ということもありもうちょっと詳細に見たほうがいい気はするけど、結局は海外進出などの是非も出てくる全体の数字でみることになると思うところで、売上とか従業員数や原価率や営業利益率を確認していく異常を認めたら定性要因というかその理由を調べて行くような感じでいいのではないかとは。

 

財務

IFRSきらい。それは置いといて前期で大幅資産増ですね。上記の再編影響となるのではないかとは。

(IRBankから)

前期末総資産6兆。非流動が1.8兆から3.9兆。流動12兆から2.2兆のジャンプアップ。

のれん5千億有形固定1兆、営業債権6千億等々色々増えてます。

負債も1.7兆から3.7兆でグッと増え。有利子負債1.4兆とか増えてるので、だいたいお金借りて海外関連会社を取り込んで再編って感じでしょうか。

そんなかんじでわりと勝負きてる感じのバランスシートになってますね。

CF

 

営業CF安定。このへんは安定感あります。FCFもだいたい出てて、前期も出てるという。このへんは同グループ再編で会計的な処理がちょっとわかりませんけど。

そんななかで前期は投資CFが増えたりで、統合にむけてか投資強化でBSなどの規模もふえ今期は業績も増えて単純に今期から規模増となり、利益がついてくると結構景色が変わるかもしれないくらい・・というか今期増益計画ですしね。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でいちおあげ
週足であげてさげ
日足であげかな
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大枠では2013年以降上昇っぽい推移。も、2015-2020は横ばい感強いし、と思ったら2021でぐっと上げる感じで上げるときは早いし。うまく上げるときに居合わせるかがポイントっぽくは。2022年に2885とかはつけてるけど、2021年2577以降は調整感強い推移で、1800-2200くらいのレンジでしょうか。

レンジ安値1656か、1802あたりをみながら2171越えて調整終えて再上昇を狙う感じですかね。


ファンダ的には、大手Sierまあいろいろやってますが、全体としてはシステム受注開発の文脈で見ていいような推移はしてきてます。原価率も一定に近く人を採りながら拡大。その中で目先は世界を目指す感じで海外子会社を取り込む再編をこなし今期からとなりそうだけど世界企業として仕切り直し感は。財務など業績は普通に規模増感で、その一方で財務悪化を負ってる感じですね。財務改善余地もあり規模なりに利益などがついてくるとなかなかいい感じにはなりそうなところ。逆をいくと財務悪化もあり厳しくなりそうではありますが、堅調な感じならそんな悪い感じにはならないのでは?とは思ったりはしますが・・

評価。

PER19のPBR1.8。規模を無視すればこの程度の成長性とか利益率やROEなどでもうちょと優れていて低いPERなどつけてるものはありそうな?ってところで安くは見えません。ではありますが、NTTデータとしては2013年以降でもそこそこ低いPER水準となはなりそうでコロナ安値くらいでPER15.8くらいとなり、現株価はわりとNTTデータとしては警戒含みとはなりそうで、世界戦略が報われるシナリオに向かうと増益に加えていぜんつけていたPER水準(平均27程度)に向かうならわりと報われうるようには思えるところで、ここらを狙えるとするかでしょうか。

これまで安定的にきましたがやはりわりとリスク負って勝負に来てるは来てるのでうまく転べば・・?ってところはありそうです。まあ転ぶとしんどそうですけど。もともと結構高評価ですし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9613

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9613

IRBANK:https://irbank.net/9613

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転でございます。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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