大河の一滴

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(5803)フジクラ/東証PR/非鉄金属(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1212円(人々は、大きなピンチも克服し順調に進んでる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5803 フジクラ 東証PR/非鉄金属 3585.86 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
7700 600/7.79% 3.97%/18年 8.15 1.14
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
1.04%/17年 3.88%/17年 0.38%/16年 15.16% 4.15%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
6555/17年 -5489/17年 1066/17年 62.73/17年 6.45%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
6567.85 2705.37 41.2% 3.71% 30.27%

 今日は分析。ちょっと記事作成の時間をあまりとれなさそうなので二週連続分析。2023/8/10にトリガーを満たしている(専門用語)ものを市場統計推移記録表に入れて2018/12/25比較でROEが伸びてるのにPBRが下げているもの(54銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。血のクリスマスより良化してるのに低評価になってるトリガーを満たしてるものを拾う意図。フジクラ非鉄金属のケーブルや部品。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年08月14日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財っぽい」

ケーブルとか部品ですが範囲広め。

「エネルギー・情報通信(電力・通信・光ケーブル、光ファイバ光通信部品)、電子電装・コネクタ(エレクトロニクス/FPC・電子ワイヤ・HDD部品、自動車/電装・ワイヤハーネス)の2部門。住友電工古河電工と並ぶ国内大手電線メーカーの1社。」

 

セグメント。だいたい情報通信と電装品と自動車部品でしょうか。もう雰囲気で。

(銘柄スカウターから)

自動車電装品は赤字でリクリカルなイメージですが減収減益とかもわりとありシクリカルは正しそうですが、1999年からみて営業赤字はなにげにゼロです。

純損失は2003.2009、2012、2020、2021などにありわりと環境が悪いときに赤字が出やすそうなところがあり、このへんもシクリカルっぽい傾向です。

あとは近年好調で売上利益も前期が1999年以降最高みたいな感じですが、2010-2013とか2015-2022で足踏み感も強く、成長企業というより停滞で見たたほうがいいかもです。そんな感じで停滞企業が近年調子いいくらい。

長期に蓄財が進んでいるかは微妙ですが、2020年以降はROEも上がって調子いい感じは。

この手の製造業は減損とか切ったあとは業績好転するというのはままあるケースでそれっぽいところは。

 

2020は減損170億とか切ってます。というか近年はわりと切ってますね。

2020「特別損失として、エネルギー・情報通信カンパニー、電子電装・コネクタカンパニーを中心とした固定資産の減損損失172億円、ブラジルにおけるEPC事業(注)推進のために設立した現地子会社の業績不振による事業撤退等に伴う関係会社の出資金の評価損52億円、国内外の拠点整理等にかかる事業構造改善費用38億円等、合計307億円を計上」

2021も減損損失切ってますね。

2023「特別損失として、エレクトロニクス事業部門のFPC事業及び自動車事業部門のワイヤハーネス事業等における固定資産の減損損失を計上」

と、減損切ってばかり感はありますが、業績も上向いて総合でより利益もでるようになっておりROEなども高くなってるのでこの辺は必要経費として見るべきでしょうか。

その中で今期1Qは増収増益で堅調なものが来てますね。相変わらず自動車赤字ですが主力の情報通信向けは堅調そうです。

とはいえ計画は減収減益。過去は上振れも下振れもありあまり計画が信用できないところはあります。

 

財務

いちおう長期に資産増。

(IRBankから)

近年好調でBPSなどもぐっと伸びて自己資本比率も改善とかですが以前は、いろいろ足踏み感が強い推移。

この辺でも加速の起点は大きな減損も入った2020なところがあるので、製造業の減損は容赦してみるのが重要かもしれませんね。

前期末で総資産6567億で有形固定1631億は2019年以降減ってる感じです。これは2019年以前は増えてたので2020年以降持たざる方向に変わったとも見受けられます。

流動は4184億2021以降増えてますね。現金がかなり増えてるのでこの辺でも順調感ありますね。

とはいえ自己資本比率はまだまだ低めの40%前後で負債3624億のうち有利子負債1929億で普通に財務は悪く、現金1060億くらいからも大きめ。まあでも有利子負債返してきてるし改善に向かってますね。

と、持たざる化が進みつつ財務改善が進んでるけどまだまだ途上くらいでしょうか。

 

CF

 

営業CFはもともとプラスであったのですが、投資がかさむ形でFCFが渋い推移。

も、2021以降は投資が後退する形でFCFが大きくでて現金増えて財務CFで返済還元に向かってる感じですね。

ここからみるに投資を控えめにしてうまくいってる感はあります。

このへんをどうみるか。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてあげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2013年位から2018年まで上昇し、2020年までドローダウンで、2021以降くらいで株高という流れ。バリューとかシクリカル風味でわりと業績好調なものに多めな推移。

2021年以降は普通に順調でありこれを続くとするのか、乗るとするか考える感じでしょうか。週足レベルではかなり順調なので4月安値あたりも863でわりと下め。あるいは直近1110.5とか。このへんを見ながらでしょうか。


ファンダ的には、営業赤字こそないけど、シクリカル味のある非鉄金属の部品等メーカー。

近年は好調で、業績もよくCF財務を改善しつつ来てる感。目先も堅調な印象。

これはわりと2020年以降の方向転換が故なところはありそうです。2020年以降投資は抑えめでまた大きめの減損もバンバン切ってる感じで、有形固定資産が後退しつつ、投資が引く形でFCFに余裕がでてそれが返済とかに向かう形で財務がぐっと良くなってきてる構造です。

端的には設備投資を手放したという形での良化をどう考えるか。

現状業績も財務もCFもよくなってるとする他。業績は大きめの減損切りながら過去より利益水準高いし。

評価。

PER8のPBR1とか。この水準は2020年以前のフジクラとしては高め。PBRで0.5以下もちらちらしてる感じで、普通に低評価でしたね。なので2020以降で評価水準が変わったになるのではありますが、投資を抑える形を変身と見るか?みたいなポイントはあるかなとは。

それは永続的な正解とみるなら拾うのもいいんじゃないかとみれるくらいのPERではあるし、投資を抑えるのは未来のコストの先食いとかなるといずれ詰まることになるとかみることになるし。考え方ではないかとは。

目先はだからいろいろ改善してますね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5803

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5803

IRBANK:https://irbank.net/5803

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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