大河の一滴

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(8424)芙蓉総合リース/東証PR/その他金融(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:12090円(人々は、順調に歩んでいる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8424 芙蓉総合リース 東証PR/その他金融 3661.8 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
7000 570/8.14% 5.76%/18年 8.44 0.96
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.48%/17年 7.65%/17年 10.44%/16年 11.74% 11.58%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
-11044/17年 -1048/17年 -12092/17年 -711.28/17年 1.28%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
31497.4 3666.43 11.6% 3.23% 27.23%

 今日は分析。ちょっと記事作成の時間をあまりとれなさそうなので二週連続分析。2023/8/10にトリガーを満たしている(専門用語)ものを市場統計推移記録表に入れて2018/12/25比較でROEが伸びてるのにPBRが下げているもの(54銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。血のクリスマスより良化してるのに低評価になってるトリガーを満たしてるものを拾う意図。芙蓉総合リース。総合リースというほか。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年08月10日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

リース。

セグメント。だいたいリース及び割賦。

(銘柄スカウターから)

リースを改めて。リースを利用することで顧客は支出が一度に大きくなるの避けられたり、事務処理を軽減できたりいろいろメリットが。

ファイナンス・リース|芙蓉総合リース株式会社

割賦販売も事実上ちかいかんじになりそう。

割賦販売|芙蓉総合リース株式会社

 

 

 

業績は毎期増収とまでいかないけどかなり順調そうな推移。

これは2000年から見て赤字もないし利益率も上がる方向で来ててもっと長い期間でも同様の傾向がみられます。


ROEなども近年はずっと安定的。BPS成長とかも10.44%/16年でなかなか優秀となりそう。


総じて長期に順調でなかなか優秀。

ついでに利益率の推移。じわじと伸びる感じがあるも原価率下げてる感じでしょうか。

あとは減収の2022「売上高は「収益認識会計基準」を適用した事により減収となりましたが、営業利益、経常利益、及び親会社株主に帰属する当期純利益ともに、前年度を上回る実績」で会計基準のせいで、より長期に順調感でますね。

目先1Qは減収増益。減収ではあるきけど、決算資料などそもそも売上をKPIとしてないところはありそうです。

資料見ても減収に触れられてないし、それよりは契約実行高とか営業資産残高とかで会社は判断してそうですね。伸びるという感じではないけど堅調の範囲内ではないか。

 

財務

資産増。財務というか自己資本比率は低め。

(IRBankから)

総資産3.2兆で有形固定0.84兆も賃貸資産で0.8兆でほぼ有形固定は賃貸資産。

流動2.1兆はリース資産0.9兆に営業貸付金0.3兆投資有価証券0.45兆とかとかで保有資産はだいたい賃貸資産か有価証券あたり。

一方負債2.7兆で有利子負債2.5兆という感じ。

資産構成がだいたい有利子負債して、リースする資産を買って貸す、あるいは有価証券を持つという構造ですね。

資産借りて買って貸すとうものなので、自己資本比率が低いのも有利子負債が増えるのも事業が好調だという証明にはなります。

借り入れリスクを負ってリース資産かって、リース料回収できないとははリスクにはなるかもですが、ながくそういう事は顕在化しておらず業績自体も順調でないとは言わないけど、そういう心配をする局面にはなさそうです。

それで賃貸資産あたりは右肩な一方リース債権などは伸びてる感じじゃないのをどうみるか。まあ総合的には順調ではないかとは思います。

 

CF

 


慢性的に営業CFは赤。賃貸資産の取得がマイナスで計上されるので契約が順調なときほどマイナスになりやすいところがあります。

それでマイナスを財務で補う形ですね。

トータルではもちろん営業CFはプラスで回収しなければいけませんが、営業CFがプラスはつまり契約が後退してるということになり投資的には微妙になってくるので、このへんはリース業の特徴でもあるので把握しておきたいところです。他と違う見方をする必要があると。

還元は業績なりでいちおう長期に増配傾向。配当性向が上がってる傾向はあるのでそこは留意点。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期に順調なあげ。わりと右肩感ある。その中で特に今年に入って加速感もあるのでチャンスと見るかもう高いと見るか。あと順調が故に基準が遠くなりがちですね。日足目先の7月安値10700とか3月8530あたりでしょうか。それ以前はもう去年あたりで6590でもうかなり遠め。順調だからですね。

反転に向かうと深くなるかもしれないとしつつ付き合うのはいいかもしれません。


ファンダ的には、堅調な総合リース。抜けた成長性とか収益性が見られる訳では無いし毎年増収増益するほどでもないけど長期にはかなり安定的で目先もおおよそ順調。抜けた感じではないのではありますがなんだかんだでROEもそこそこ高くBPS成長率も比較的高めで優秀な印象はうけます。

借りて資産を買い貸すリース業故に財務は劣悪。構造的に自己資本比率などが低い方が好調と言えますし、営業CFも赤字のほうが好ましい・・でこの視点でも問題ないとはできますが、貸し倒れとかの危機があったときに危機と順調さの区別が付き難いところが難点にはなりそうです。ここは賃貸資産も増やす傾向にありながら自己資本比率も良化で現状そのようなことを心配する局面ではなさそうです。むしろ契約減少とかの業績後退のほうが近いリスクにはなりそうです。現状はそんなかんじでもないですが。

評価。

PER8.5にPBR1ほど。高いというほどの印象ではないのですが、PERで上は上は12で下は6ということで、上も下もあるフェアバリューくらいになりそうです。順調さをみて配当+BNPS増のプラスサム狙いとかで長く持つのは悪くないとは思いますが、PBRで0.6切りとかもあり業績が足踏みとか後退の局面になると痛めの展開とかもありえそうで、どう考えるかですね。総じて大きくねらうというよりは安定的にほどほどみたいな成果狙い向けではないかとは思ったりします。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8424

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8424

IRBANK:https://irbank.net/8424

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特になんかあるわけじゃないけど夏枯れ。

世界は平常だって話なんだと思います。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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