大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(4781)日本ハウズイング/東証ST/サービス(分)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20221221222844j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:-円(人々は、道は険しくとも上を目指し続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
4781 日本ハウズイング 東証ST/サービス 726.82 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
1422 77.3/5.44% 5.17%/18年 14.53 1.69
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
1.62%/17年 9.32%/17年 8.38%/16年 11.66% 11.36%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
953/17年 -188/17年 765/17年 44.98/17年 6.87%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
743.78 428.94 57.7% 2.12% 30.87%

 今日は分析。2023/8/3のKABU+データで実績ROEと予想ROEを比較し向上させているかつ年初来安値から5%圏内かつROA5%以上のもの(対象61銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。一定の優秀さ(ROA)を確保しつつ良化してる(ROE向上)のに評価が進んでない(年初来安値圏)のものを拾う意図。日本ハウズイング。マンション管理・ビル管理。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年08月07日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

不動産管理受託。

セグメント。営繕は補足すると「営繕工事(えいぜんこうじ、building works)は、建物の新改築、修繕工事などの建築工事の総称で、公共工事の場合、土木工事でない工事を指す。 」だそうです。

マンション管理とこの営繕工事で主ですね。

(銘柄スカウターから)

ようするに不動産管理ですが、イメージとしてはこういうのがわかりやすいですかね。

管理組合の役員のなり手が不足してるマンションのフォローをして、マンションの管理を行い、必要ならば営繕工事を行うと。例えば耐震工事とか。

そのような感じでわりとストック性が高いとはなりそうです。

基本的に管理戸数をあげていくのが成長となりそうで50万戸を目指してあとすこし。

ぐりぐり伸びるという局面ではもうなさそうですが着実に増えてる感じではありますね。

その他説明資料。

決算説明資料(2022年度「59期」)|IR情報|日本ハウズイング株式会社

 

長期業績。

2012年くらいから順調に伸びている感。

とはいえ2008-2009あたり減収ですね。2008年の短信をみると、銘柄スカウターの数字と一致してないのでなにか情報の齟齬がありそうですが、現在ない開発建設事業があり2008年で撤退としており以後は主にマンションと付帯する営繕工事に集中で長期に伸びてきたとは。

そういうこともあったとなりますが、以降はかなり堅調。おおよそROE維持しながら長期にBPS増。 BPS成長をみても8.38%/16年となかなかであるし、これは2007-2010とかの不調なときも入ってるので以降ならそれ以上になりそう。目先までROEも二桁維持ですね。ここでみるとより堅調さが見て取れます。

計画は増収増益。いければ過去最高益。過去は正確か若干保守よりかな。

で、1Qまだ。これ書いているのが8/8で1Qは8/9ですね。余裕あったら追記します。

 

財務

いいんだろうなってみるといいですね。

自己資本比率は思ったほどじゃなかったけど。資産増。

(IRBankから)

前期末総資産743億で有形固定は207億。2021まであまり増えてない感じで事業性もあまり有形固定必要そうでもないけど、ここ二年で114億から207億まで。

国内の有形固定資産が増えてますね。ちょっと内容は開示されてなさそうだけど怪しい所は・・・

日本ハウズイング<4781>、三井E&Sホールディングス<7003>傘下で総合サービス業のMESファシリティーズを子会社化 | M&A Online - M&Aをもっと身近に。

これ前後に資産増で他に大きく変わりそうな開示もないのでおそらく。

このMESファシティリーズ改めNHファシティリーズは不動産賃貸業とか自動車教習所とか有形固定資産ありそうなものもやってるのでたぶん。

 

流動はだいたい右肩。472億。現金195億、手形260億。

有形固定資産増えたけどそれでも流動よりですね。

負債まとめて305億。有利子負債38億はかなり小さいし固定負債29億でこれも小さいし財務は健全としか。主な負債は手形126億とかですね。

のれんとかも11億ありますが大きくはないかな。

 

CF

 

営業CFは安定的。おおよそFCFも出てますね。ここ二年は投資が活発でFCFの水準が低め。前前期は有形固定の取得で59億で前期は株式取得で28億とか。普段10億くらいの投資が60億30億という感じでこの辺は投資加速。
それで自己資本比率も大きく減ったわけでもなく(少し後退)現金もおおよそ水準が変わらないので、財務規律を守りながらの投資加速とは言えます。まあでも現金積むのが止まった程度ですね。で、増配連続。配当政策ではとくに明記してないけど実績からは配当性向30%程度でずっときてます。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で調整こなしてあげ
週足で乱れてるけどあげかな
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足レベルでみると長期右肩感ある。

月足レベルでは2015年に急騰から2019まで調整というかドローダウンをこなし、以降はコロナなども越えて上昇。月足週足レベルでは調整ドローダウンはあるというか2015-2019は年単位の調整ですが。

という感じなので長期の上昇がまだ続くとみるなら乗るのも。2022年安値の923とか基準になるのではないかと。日足レベルでは下落感ある。だから今ではないって考え方とだから今って考え方があろうと思います。あとは流動性も低め。このへんもだから今と今じゃないが人によって分かれそうだね。

長期上昇中の調整局面ということですね。


ファンダ的には、不動産管理。主にマンション管理ですね。管理組合役員が弱いところにフォローして代わりに管理業務を受託する形で、必要に応じて付帯工事なども。

長期に成長。開発建設事業を捨てて管理業専念以降、高成長とか高収益ではないにせよ長期に地道に伸び続けている感。目先まで買収などをこなしつつ業績は伸びてきている印象。CFも安定的でFCFも黙ってれば安定的になるタイプ。よって自己資本比率はそんな高くもないけど財務は基本的に健全。

その中で、ここ二年ほどはFCFがあまりでないくらいの投資が入ってきててますね。上記買収も含まれる感じでここにきて投資加速感があります。悪くないけどFCFが犠牲になってるところはあるのでこれをどうみるか。成長とCFが両立しなくなったとみるか、さらなる加速のための一時的にFCFは犠牲にしてるか。

評価。

PER14.5のPBR1.7ほど。長期の安定業績も踏まえていかにもこんなもんという印象は。2013年以降のPERで平均16とかなので、その平均よりちょっと低いくらいでいかにもよくある水準。まあフェアバリューってことなんじゃないですかね感。

そういう感じで特に妙味があるって感じに読み取るのは難しいかもだけど、そこは長期安定成長してきたわけでそれでも拾ってしぶとく持てば企業成長でそんな悪くない結果になるのかもとは。特に近年の投資を好意的に見る立場ならね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4781

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4781

IRBANK:https://irbank.net/4781

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

もうとくにない。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入