大河の一滴

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(6908)イリソ電子工業/東証PR/電気機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:3910円(人々は高い山に昇るのは疲れたのかほどほど登ってお茶を濁し続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6908 イリソ電子工業 東証PR/電気機器 961.22 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
570 77/13.51% 13.16%/18年 14.84 1.32
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
5.93%/17年 6.55%/17年 8.17%/16年 9.2% 9.17%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
971/17年 -772/17年 199/17年 11.71/17年 7.12%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
824.91 674.19 81.7% 2.3% 34.15%

 今日は分析。2023/8/3のKABU+データで実績ROEと予想ROEを比較し向上させているかつ年初来安値から5%圏内かつROA5%以上のもの(対象61銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。一定の優秀さ(ROA)を確保しつつ良化してる(ROE向上)のに評価が進んでない(年初来安値圏)のものを拾う意図。イリソ電子工業。いろいろコネクター。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年08月04日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

ネクター。こういうの。

 

ではあるけど、だいたい車載で事実上の自動車部品メーカーですね。会社もKPIで自動車生産台数とか気にしてます。

 

セグメントは地域で世界企業。

 

長期業績。長期に伸びてるけど、リーマン前後や2019、2020など環境悪いときは後退が入り、利益率の低下なども入り、リーマンあたりは営業赤字は回避も純損失で、成長風味はあるけど環境に左右されるシクリカル。


ROEなどは目先は10%に届かない程度下もあるけど上のときは結構高いときも。やはり増収時に高くなりやすい傾向でこの辺はメーカーっぽい。

BPS成長率をい取ると 8.17%/16年でこれは2012年以前の足踏みをふまえるとめっぽう早そうなペースで、結構収益性高そうなところはあります。営業利益率なども二桁だうたいありますしね。

原価率など。伸びてるとも減ってるともし難く増収時に利益率伸び減収時に交代する傾向は認められるけど影響としてはマイルドとはなりそう。まあそれでも原価率で大小7-8%販管費3%程度はありそうで、あわせて10%程度以上の上下は出てきてるという感じですが。

そんな感じですが、やはりシクリカルなメーカーで環境の影響は受けるも、収益性利益率などで並以上という印象で、やっぱりかなり優秀な感じはいたします。

そんななかで目先1Qがでてきてます。

増収+4.8%減益-30.8%。と、一見厳しそうですが通期は上方ですね「為替が円安傾向で推移すると予想されることから、想定レートの見直しをいたしました。それにより売上高、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見通し」

1Q減益は「収益構造改善の取り組みや原価低減の推進をしている一方、原材料価格の高騰継続、当連結累計期間に導入を予定している新ERPシステム関連費用等の販売管理費の増加」だって。どうみるかですけど、売上は高水準になるし、基本売れると利益率上がりやすい製造業であるし現状はそこまで大きな懸念点ではない・・まあ株安に向かってそうですね。懸念点とされるひとも多いかもですね。

 

財務

財務健全。ここまで財務良い製造業は優秀な印象が強めなところある。優秀じゃないとここまで財務よくできないってことだね。

(IRBankから)

 

みんでいいわ感もあるけど、前期末824億総資産で有形工程は321億で右肩。有形固定比率は高いし、継続した投資も必要そうですね。

流動は461億おおよそ右肩。現金186億手形140億そのた商品類って感じで、この辺は健全かなとは。負債まとめて144億で現金以下。

いかにも財務健全なメーカー。

 

CF

 


営業CFは当然出るという感じ。投資してFCFもおおよそ出ますが、2008-2012、2019-2022あたりは弱く、業績が足踏み後退の時期にかなりリンクしてそうで、業績が渋く営業CFが低調なときでも投資は行わなきゃいかずその時はあまりFCFに余裕がないみたいな構造はありそうなので、やっぱり環境悪い時には近づきたくないところはありますね。

長期に増配傾向。現役時でも配当維持しようとはしてますが(減配時に配当性向があがってる)減配はしてるのでこのへんシクリカル。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげかもみあいか
週足でもみあいっぽい
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2013-2018で大幅上昇。2018年以降調整っぽくもみ合いしてる感じでシクリカルっぽいものによくありがちな株価推移。ついでにリーマン2013は調整もありがちですね。

2018年以降は三角持ち合いっぽいう推移で、高値切り下げ安値切り上げ感もありますが、また持ち合いが煮詰まってない感じで大きな展開は現状想像しにくいかな。

基準を置くならコロナ安値2410とか以降安値2887をみつつ、5230とか5750を越えてくると調整を終えて上に向かう感もでてくるのでこのへんでしょうか。

 


ファンダ的には、コネクターメーカー。主に車載。長期に伸びてますし近年も順調、ROEや利益率などわりと優秀な印象。傑出した存在とするのは微妙もほどほどに優秀な感じはします。ただやはり利益の影響は比較的マイルドとはいえ増収時により増益減収時により減益するシクリカルな製造業ではありそうだし、長期に原価率低下とかもなさそうでやはり売れてなんぼ。

財務はド健全な部類。とはいえ投資は要るし財務はわりと有形固定より。営業CFは安定でも投資は必要で営業CFが低調になるとFCFがなかなか微妙。このへんでもいろいろ売れてなんぼ。目先は減益とかでも一時的な理由もありそうですし、売れてるとはなりそうで大枠順調な範囲内かなとは。

評価。

PER15のPBR1.3ほど。シクリカルな製造業としてはそこそこ評価されているという印象。評価されるだけの優秀さはあるとは思うので高いと切り捨てるのも難しいのですが上も下もあるとはなりそう。とはいえ平均的なPERよりは低めとなりそうだし2016年2月でPER10くらいな一方20以上ついてるときもおおいので好調なのに比較的評価低いとかは見れないこともない。

2015年以降ならPBRでも割と低いようだね。わりと2016年2月にも近い水準のようです。2014年以前だともっともっと低いときもあるので、そのへんもふまえてどう見るか。2014年以前の水準に戻らずPERは循環するとか思うなら拾うのもいいし、以前の水準に戻る可能性をみると拾いにくいだろうし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6908

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6908

IRBANK:https://irbank.net/6908

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

大体決算で揃った感じですかね。

市場全体で見ると好調継続って感じはいたします。個別は悲喜こもごもっぽいですけど。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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