大河の一滴

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(4712)KeyHolder/東証ST/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1016円(人々は、激しく踊ってるようで前に進めていない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
4712 KeyHolder 東証ST/サービス 192.71 2023/12予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
240 22/9.17% 4.39%/18年 9.55 1
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
0.94%/17年 10.84%/17年 1.74%/16年 10.79% 2.17%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
476/17年 -378/17年 98/17年 5.76/17年 6.94%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
264.22 183.89 69.6% 0.98% 9.4%

 今日は分析。2023/7/21に銘柄スカウター10年クスクリーニングで5年売上及び営業利益成長率10%以上かつPER10以下のもの(対象88銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。KeyHolder。いろいろエンターテイメント。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年07月24日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「雨降って地固まる?」

なんかいろいろしてる。

芸能が強そうで、SKEとか乃木坂みたいなアイドルが所属ですかね。

業績的にもエンタメが引っ張る。芸能事務所に近いと見てよさそう。

 

業績は乱高下感ある。

各セグメント売上推移をみるにちょっと変わり過ぎなところは。

 

大きく減収とかしてますがその減った2018以降でなんか会計基準変わってますし、2017で「「会社分割による持株会社体制への移行に伴う吸収分割契約締結に関するお知らせ」のとおり、当社は持株会社体制への移行に向けた準備を進め」でなんかいろいろいじってそうですね。

2018「当社の100%子会社であるアドアーズ株式会社(以下「アドアーズ」といいます。)の  全株式を譲渡〜、積極的なM&Aの実施による機動的な事業再編やグループ全体の経営資源の最適配分を図ることを目的に  、平成29年10月1日を効力発生日として、持株会社体制へと移行し、商号を「株式会社KeyHolder」へ変更」

アドアーズは創業会社であり、これを連結から外す看板立て直しとある意味事業の連続性も疑うようなことになってますね。

 

2019「2018年3月末で創業事業を売却した後、2018年6月18日付け「連結子会社  (株式会社KeyStudio)と株式会社Y&N Brothers及び株式会社allfuzとの業務提携契約の締結及び秋元康氏  の当社特別顧問就任に関するお知らせ」のとおり、当社の特別顧問に秋元康氏(以下「秋元氏」という。)を迎えた  ことに始まり、総合エンターテインメントの事業分野において、積極的なM&Aや新規事業への投資活動を行ったこ  とにより、僅か半年間のうちに事業会社7社を抱える事業規模まで組織再編を推し進め、エンターテインメント業界  においても注目される企業グループとなり」

それで、秋元さんもはいっていろいろ会社をとっかえひっかえで短期に体裁を整えた感は。

大きく増収の2021はコロナの影響を脱してきた感じでしょうか。

そのまま2022は順調に推移な印象。

 

・・・とここまできて、要するに過去アドアーズというアミューズメント施設でメダルゲームなどをやってた会社の上にキーホルダーという持ち株会社作ってアドアーズ売却し、そこから買収などをしてメダルゲーム運営から芸能プロダクションに転身みたいな感じになってて、会社も事業もあまり過去と連続性ないですね。

2017年のアドアーズ時代のセグメントは

総合エンターテイメント事業(事実上のメダルゲーム屋):今はなし

不動産事業:賃貸物件とかは手放したかは不明もセグメントとしてはなし

商業施設建築事業:今はなし

店舗サブリース事業:今はなし

 

ということで、過去のなんかあまりシナジーなさそうな事業群はわりと跡形もなく消えて、芸能事務所を中心とする映像広告代理店もやる会社みたいな事実上別会社になってます。ということで、2017年以前の業績みても仕方ないやってところはありますね。

1Qでて増収増益。まだコロナからの回復途上感ありますね。各部門好調。


2020年以降わりと順調。ROEも二桁前後ですね。BPSも伸びてます。この調子いくなら悪くもないようには。

 

 

財務

前期末で総資産264億。流動96億は現金45億手形類35億。非流動は168億で有形固定11億で有形固定は少なめ。のれんが52億とか無形資産19億でここが事業を買い揃えた痕跡ですね。持分法で会計処理してる投資とやらは事実上の投資有価証券ですかね。64億。

負債は84億。有利子が20億くらいでしょうか。手形類30億。

普通に現金>有利子負債であるし、買収などで事業を揃えたわりには財務は悪くないですね。IFRSなのでのれん減損とかは留意ですかね。

あとは有形固定など少なめで買収などなければ投資はあまり必要なさそうですね。

CF

2020年以降は普通に営業CF出てるのは注目点。
2019-2020で投資CFだしてますが以降はむしろ回収。ということでもう目先はあまり投資は必要ない中で普通に営業CF出る会社になってるとは。

現状あまり配ってないですが財務で有利子負債減らすなかで現金増えてきてて余裕も出てきそうで増配余力はかなりありそうな。

現業績レベルだとFCF15億くらいの地力はありそうでこれが還元に向かうと今の時価総額だと8%くらいですね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげかもみあい
週足でさげてあげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2009年くらいから長期に進んでともできないかな。2013とか2020とか吹き上げているところはあるも長期にはヨコヨコ感強い推移で、目先の1000くらいは2009年くらいの上の水準に準ずるくらい。

その中で目先週足以下は2022年の安値454からあげてきてるところで、週足くらいでは上昇感も強くどこまでいくかは不明もついていくのも。日足の920円あたりを基準にすればいいのではないか。ここで週足上昇の継続をみつつ月足レベルに発展するかなどを見極める感じで。


ファンダ的には、過去のアドアーズから、持株会社立てて元の会社売払い買収で事業揃えて、過去の会社からは事業的にも会社的にも別物といえるものになってます。

2018以降は事実上の芸能事務所と関連事業会社。2020以降は軌道に乗ってきてる感はあり目先も増収増益。ですがこれをコロナからの回復で終わるとするか、もっと大きくなる成長と見るかで見方も違いそう。順調ですが高ROEってほどでもなく抜けてる感じではないですね。近年のアミューズより上です。

また本質的に芸能でヒットに左右されるやつでその辺の業績の上下はありそうです。

財務は意外に健全。CFも普通に出てて設備投資もあまり必要なさそうでFCFも出始めてるようには。今のままならわりと近く有利子負債を返しきりそうなペース。IFRSでありのれんが比較的大きめ。減損とかは飛んできかねないところはあるので留意かな。

評価。

PER10のPBR1ほど。高いって感じはしないくらいですが営業利益と純利益の水準が近くPERはブースト入ってるかもしれないのは注意点。営業利益60%でPER14くらいと見ておくほうがいいかもしれない。アミューズが参考になるかもしれない。PER17のPBR0.85。アミューズは低ROEですが、PBRで15%くらいの違いでらしいくらいか、ここはもっと高ROEで目先も伸びててもうちょっと差があってもいいかも感も。

その辺を踏まえながら。好調が続くならそんな悪いことにはならない気はします。

ちなみに2019以降のキーホルダーとしてはよくある程度のPBR。このへんでもわりとニュートラル感。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4712

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4712

IRBANK:https://irbank.net/4712

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にないぞ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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