大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(7456)松田産業/東証PR/卸売(分)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20221211233513j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:2313円(人々は、長くまって来た機会に飛び込み、さらなるチャンスを虎視眈々と狙っている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7456 松田産業 東証PR/卸売 622.4 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
3300 90/2.73% 3.27%/18年 9.28 0.71
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
4.07%/17年 1.7%/17年 7.45%/16年 7.69% 9.93%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
559/17年 -444/17年 115/17年 6.79/17年 7.91%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1292.08 844.82 65.4% 2.59% 24.08%

 今日は分析。2023/7/21に銘柄スカウター10年クスクリーニングで5年売上及び営業利益成長率10%以上かつPER10以下のもの(対象88銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。松田産業。貴金属リサイクル。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年07月21日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財が好調」

卸売になっているけど若干毛色が違いそう。セグメント。食品と貴金属。

(銘柄スカウターから)

食品は普通に卸売っぽいですね。

食品関連事業 | 事業内容 | 松田産業株式会社

貴金属は・・

貴金属(貴金属回収製錬、精製リサイクル、貴金属地金・半導体電子材料・めっき薬品生産)

環境(産業廃棄物収集・運搬・処理、リサイクル)

でもうちょっと色々してそうです。半メーカーみたいなところもあるかも。

貴金属 - 松田産業株式会社

 

で、上記のように売上も利益も貴金属が主力ですね。

近年伸びてますが、貴金属が引っ張っています。

(銘柄スカウターから)

長期業績。やはりコロナ以後伸びてる感。それ以前は成長感はないけど営業も純損失もなく長期に地味に利益出し続けるやつでこの辺はやっぱり卸売。


BPS右肩。BPS成長を取れば 7.45%/16年で悪くもない水準。ROE平均も二桁届きそうですがこれは高いときのに引っ張られてる麺があり低いときは5%前後で低ROEな部類にも入り留意。

というわけで総合的には停滞蓄財の類ではないかと思うけど、それが近年貴金属が引っ張り好調だということですね。

決算短信・説明会資料 | IR資料室 | 投資家情報 | 松田産業株式会社

伸びだした感のある2021年の決算説明資料から「貴金属関連事業の好調により、前期比増収増益〜売上高、当期純利益は、過去最高の実績。」「電子部品・デバイス分野の生産活動好調により、貴金属リサイクル取扱量及び金製品等の販売量が増加。・貴金属相場が全体的に上昇。」

電子部品などに引っ張られ貴金属伸びて、過去最高業績。半導体以外も好調ではありそうですがここも大きくは半導体関連の業績向上とは。

 

目先の2023の決算説明資料。好調。貴金属だけにとどまってないところもありますね。

と、環境に助けられてではありそうですが、好調ですね。その中で設備投資も盛んになってきてそうです。

今期も業績加速の計画であり、一応順調を背景に投資も増えさらに加速させるシナリオではきてるので、このへんをどうみるか。

投資をしてコストはかけてるので需要後退が怖くなる面はありますが、まだ順調がつづくというならまだ業績加速していくのもありそうではあります。

 

財務

資産増でしたが、2020以降は加速感あります。

(IRBankから)

元々かなり自己資本比率も高めなところから、有利子負債増やして有形固定なども増やして投資に向かってる感ありますね。

で、前期末で総資産1292億で有形固定292億は前期で90億ほど積みましは上記の通りで流動は893億2020から増加加速で現金117億手形類270億商品類450億くらいでしょうか。有価証券58億とかも。

大きなのは商品手形でこのへんは卸っぽいですね。その中で有形固定の取得を進めわりとメーカーっぽくなってきてるところは。

負債445億。有利子負債184億で長期借り入れ130億とかでまあ現金は多くもないけど財務自体はわりと良好なようには。

 

CF


営業CFは乱高下というか、大きくでたりマイナスだったり。このへんは卸ぽい。

投資はずっと20億台くらいだったのが前期で121億突っ込んできた感じです。長期累計FCFが 115/17年とかなので、17年の稼ぎの半分を投資に突っ込んだ形にはなりますね。これがないとFCF倍になるわけだし。そんな感じですが大きく突っ込んでもFCF出てるはでてますね。

配当は増配傾向でっすが配当性向などは渋め。リーマン以降くらいは減配はないですね。もっと昔はありそうですが。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて調整?
週足であげて調整
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2009-2020でヨコヨコ感強かったのが2020後半から2021までに大きく上昇で、安値1105から3820まで。以降は2000-2500くらいで調整してる印象。一応長期上昇で目先調整を終えて上昇すると見れるなら拾うのも。

いろいろ調整安値1940を底に調整高値2530が基準でしょうか。このへんをみながら2050も割らないようなら上を望んでみても。


ファンダ的には、食品と貴金属の卸・・というか食品は卸そのものとなりそうですが貴金属の方はもうちょっと付加価値高そうでメーカーっぽさも。全体の数字としてはながらく卸よりだったのですが近年は半導体などに引っ張られる形で貴金属が伸びてコロナ以降は投資も進みメーカーっぽさが出てくる中で前期は大きめな投資も。このへんは卸売の範疇とはならなさそうで、ある意味事業変化。会社もその辺を目指す感じの計画で来ている感じです。シクリカルな疑いはある事業制ですが業績自体はまだ好調です。このまま環境いいなら投資もありより加速した業績が出てくるも不思議はないところは。

財務はよかったですが投資もあり少々悪化。悪くもないですが業績悪化となると財務が足を引っ張ってくるかもな部分は出てきてます。

CFは大きく出たり赤字だったり長期的にはプラス。そのプラスを前記大きく投資に突っ込んでます。わりと会社としては大勝負に来てるかもしれません。

評価。

PER9のPB0.7ほど。とりあえず好調なメーカーとしての評価ではないなという印象。投資が報われメーカーみたいになってくると上もあるのではないか?とは。

そうはならないとPBR0.7ほどはいかにも松田産業としてはよくあるくらいのPBR帯。まあニュートラルに見てあまり業績加速とかは織り込んでないようには。PBR0.5以下とかはないわけでもないから下はあり得るんですが。

あと投資をしくじり今まで出たこともない赤字とかになったら諦めてください。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7456

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7456

IRBANK:https://irbank.net/7456

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

決算入りましたね。とりあえずの印象は引き続きわりと好調なものが多いなと言う印象。さてどうなるか。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入