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(5301)東海カーボン/東証PR/ガラス土石(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1202.5円(人々は、急ぎすぎて不安定になった地盤を地固めをすすめている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5301 東海カーボン 東証PR/ガラス土石 2704.94 2023/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
4100 450/10.98% 10.41%/17年 9.86 0.92
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
8.13%/16年 5.29%/16年 6.06%/15年 9.67% 8.8%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
3690/16年 -3988/16年 -298/16年 -18.64/16年 4.12%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
5764.65 2688.27 46.6% 2.99% 29.52%

 今日は分析。2023/7/21に銘柄スカウター10年クスクリーニングで5年売上及び営業利益成長率10%以上かつPER10以下のもの(対象88銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。東海カーボン。国内大手の炭素素材。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年07月21日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「近年好調」

国内大手の炭素素材メーカー。

セグメント。

・カーボンブラック(タイヤ補強材「シースト」「トーカブラック」「アクアブラック」「サーマックス」)

・スメルティング&ライニング(アルミ電解用カソード、高炉内張り用ブロック、埋没アーク炉向け炭素電極)

黒鉛電極(直流電流炉用、交流電流炉用、精錬炉用)
・ファインカーボン(等方性黒鉛、押出成形黒鉛、SiC コートカーボン、グラッシーカーボン、C/C コンポジット、ソリッドSiC、電機用ブラシ、樹脂含浸黒鉛、炉材)
・工業炉・関連製品(エレマ発熱体、エレマ抵抗器、リクライトSiC 構造材、工業炉)
・摩擦材(焼結金属摩擦材、ペーパー質摩擦材、炭素質、摺動材、レジン、ウーブン、ソフトモールド)、リチウムイオン二次電池用負極材

 

だそうです。

利益の主力はタイヤ関連と製鉄関連・・とファインカーボンですが、ファインカーボンが太陽光とかIT関連?と自動車でここがわりと最近ヒットしてそうな印象は受けます。

 

で、近年大きく成長。

主要セグメントの売上をなんこか拾ってみましたがいずれも大きく伸びてますね。

 

中期計画(T-2018)でかなり超過してきてる感じですが、事業環境がよくなってそうなところに買収なども重ねたようですね。

ここで構造改革、成長戦略が成功したとして、グローバル企業を打ち出してきてる感じでその路線で進んでそうです。

ちなみにROSは売上高経常利益率(ROS)で純利益じゃなくて経常利益を用いたROEって感じですね。

という感じでコロナで後退なところはありますが、目先グイグイ来てると。

BPSとかぐっとのびてます。が、ROEは一時伸びるも目先は二桁に届かない程度でROAも高くはないです。

あとは1998年から見て営業赤字こそないけど売上はわりと前後がありこの辺はわりとシクリカルとなりそうです。

そんな感じででセグメントも多く分かりにくさもありますが、目先の中期計画から。

中期経営計画 - 東海カーボン

T-2025あたりをみると引き続きやる気ある感じで、これを評価するのなら注目していても。以下のような数値目標がでててそしてできればなかなかいい感じだと思いますのでこの辺を基準にすればいいのではないか。


目先1Qで増収増益。計画に順調なようには。

 

財務

2018年から資産加速。

(IRBankから)

自己資本比率も落とし有利子負債も増えてここで戦闘態勢に入った感はあります。でもその後は自己資本比率は維持ですし有利子負債もさして増えてなく一定の財務規律も保ってると。

前期末総資産5764億。で有形固定1800億これは近年ぐっと増やしてて拡大戦略が見えます。流動2460億。これも2018年から一気に増えて以後増やしてますね。現金手形製品がバランスよく感。

無形固定が大きめ。1200億。のれんなどで買収関連資産となりそう2018、2019で一気に増えて以後は償却してるとなりそう。

負債2750億。社債長期借り入れで900億にコマーシャルペーパーと短期で800億でだいたい有利子負債1700億ですね。

財務は良くもないけど、おおおそ総負債で流動資産に近いくらいで短期借り入れも保有現金に近いくらいで、危機とか問題ではないです。

業績悪化でCF止まるとと問題になる程度ですね。

 

CF


2018年以降の攻勢で営業CFの水準が跳ねてますね。財務で借りるとかはしてなさそうですが、投資水準も高いのを継続してます。

2018,2019で借りて大きく投資するも以降は増えた営業CFで投資は賄ってるという印象。なのであまり現金は積む感じではないと。

還元も配当性向で30%くらいで区切るかんじでしょうか。という感じに目先は投資しながら足踏みしてる感じ。これが利益となって現れるとなる・・つまり中期計画の目標達成くらいになると増配とかが実現してそうだとは。

あとは営業CFマージンとかは堀持ちまでは難しいけど、二桁維持くらいで、取引先にディスカウントされて困るとかはそんななさそうで一定以上の価格競争力はありそうな。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて三角持ち合いっぽい
週足でさげてあげ
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足レベルでは2018までに大きく上昇でおおよそ300円以下から2373まで。以降は安値を切り下げで1960、1387な一方安値は666、930と切り上げで三角持ち合いっぽい形成。週足レベルでは2021年1960からさげて930から反転調整で下落っぽい形成もコロナからみると上昇っぽい形成で調整という感じでしょうか。日足では調整。

方向性の見えない週足が上に向かってくると月足で三角持ち合いの上放れ感でてくるのでそのシナリオがみれるかどうか。月足ではなんとなく上放れ感もでてきてるのでそのへんどうか。バリュエーションのも無茶ないしありえないシナリオでもない気は。


ファンダ的には、炭素素材メーカー大手。商品詳細はよくわかりませんが、2018年までは足踏みする感じが中期計画などに則り投資を強めて、グローバル成長路線に舵切りして現状うまくいってるようには。最初は借りての買収で財務悪化も以降は自身のCFで高水準に投資を続けておりCFや財務は足踏み状態というかBPSとかが伸びてますね。業績も目先好調で計画に順調そうです。

でてる中期計画を達成するくらいだとなかなか良い感じではないかと思う。というかROEなどは抜けてる感じではないのでいってなかなか程度かと。

評価。

PER10のPBR0.9ほど。もっとしたがないわけではないけどPBR0.9とかPER10ほどにしても2018年以降くらいでは比較的低い水準。より下はコロナ時くらいっぽいですね。なので2018年以降の攻勢局面としては低評価だとは。なので順調が続き中期計画達成をみるならわりと拾うのも。

2018年以前はPBR0.5以下とかもあるので厳しいですが。計画はまるでできずまたBPSも伸ばせないほど低収益になるとかだとこれくらいになるかも。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5301

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5301

IRBANK:https://irbank.net/5301

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

1Qがそろそろではじめてきますね。

それくらい。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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