大河の一滴

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(4345)シーティーエス/東証PR/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:730円(人々は、一時努力して上り詰めるも以降はだらけ続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
4345 シーティーエス 東証PR/サービス 316.82 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
115 28/24.35% 16.46%/18年 16.03 2.92
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
8.06%/17年 14.01%/17年 11.59%/16年 18.22% 17.42%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
215/17年 -42/17年 173/17年 10.19/17年 12.08%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
147.41 105.82 71.8% 2.74% 43.92%

 今日は分析。2023/6/22のKABU+データから、ROE(PERPBRから算出)やPERPBRを眺めて年初来安値に近いところでしばらく以上ブログで取り上げてないものをチョイスして分析。シーティーエス。建設系情報処理。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年06月27日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあ」

建設系のソフト会社ってなるのかな。以下のようなもの。

デジタルデータサービス(DDS)事業、測量計測システム事業(SMS)、スマートハウス事業は仮設事務所で使用するユニットハウスのレンタル。その他は環境安全。

セグメント。各部門の利益率の高さは目を引きます。

DDSのクラウドストレージサービス。建設業に特化した仕様になってると。

 

あと現場に通信を即日開通させるモバ電とか現場にカメラおいて映像をいつでも見れるするクラウドサービス等々。という感じに建設現場向けの各種ソフトサービス。

測量(SMS)は、測量の機材導入や保守から活用支援とかまで。

スマートハウスは現場の事務所みたいなのをオフィス一式レンタルとか販売。

と、建設業の現場事務方面の様々と、測量支援という感じでしょうか。

 

長期業績。伸びてるし緩やかに利益率をあげてきてますね。

見る限り1999年から営業赤字もなく。ただ1999-2011は売上横ばい感が強く成長が見られるのは以降となりそうです。

 

継続した傾向とはみにくいところがありますが、販管費は地味にさげて原価率は近年落としてきてますね。販管費はずっと落とす努力をしている一方原価率は2018年あたりをみると、利益率の高いDDS(当時はシステム事業)の売上比率が現在より低く、利益率の高いここの比率が上がったから感はありますね。

 

ROEなどの推移。長期ROE平均17.42%/18年とかはかなり優秀。11.59%/16年のBPS成長率もかなり高水準だしROEが下がる傾向はないとみていいかなと。

BPS増してる2018は気になりますがこれは「当社100%出資子会社である株式会社レンタライズ及び株式会社CTSラインテックへ当社のハウス備品事業及び環境保全事業の全部を吸収分割により承継した」影響と思われます。ここでハウス事業を組み込んだってことですね。

総合他の他者SaaSみたいな突き抜けた成長性などはみられないが、かなり優秀な企業という印象は受けます。シクリカルな建設よりってところと、2011年以上の長期業績足踏みなどをどう見るかでしょうか。

その他1Qも出ていなく。

あとは決算説明資料でも見てくれれば。

IR 投資家情報 | 株式会社シーティーエス

2023/3が付き 決算説明資料とかみてもだいたい順調な印象。ハウスは伸びてる感じではないですね。純SaaS企業みたいに各種KPIをぐりぐり出してくる感じではなくこのあたりは建設業界寄りと感じます。

いろいろありますが、しばらくはこの中期経営計画の目標を目安に見るのがいいんじゃないですかね。

 

あとはこのへんで目指す方向を示してるのも好感ですかね。

 

財務

中身見る必要なくね?感はある。

(IRBankから)

自己資本比率も高くなって有利子負債ゼロで資産右肩。

有形固定36億であまり増えてる感じではないですね。流動87億。これも2018以降横ばい感ありますが、現金62億で流動だいたい現金。有価証券増やしてるね。20億。現金と足すと80億くらいで資産の半分以上水物でソフト会社って感じ。

負債42億。<現金だしやっぱり問題ない。というか有利子負債ゼロ。

 

CF

 

営業CF安定というか、右肩傾向ありますね。非常に強い会社でないとあまりみないやつです。

FCFも常にでてますね。営業CFマージンも近年は20超えが定着してて、これは定量的な堀持ちの疑いが持てる水準です。

増配傾向。近年は自社株買いも入ってきてますね。だいたいFCF=財務CFのところあり、わりと還元と均衡しててそれであまり現金が増えない構造にはなってます。その意味で増益しないと還元強化はしんどいかも知れません。

配当はわりといろいろ考えてそうで「安定配当の考え方を採用せず」とかいってるので留意。

4345 シーティーエス | 配当政策 - 有価証券報告書-第33期(2022/04/01-2023/03/31)(2023/06/16 13:43提出)

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてよこよこ
週足で下向き三角持ち合い感
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018年くらいまでの上昇で1260で以降は下限435で三角持ち合い感も。週足ではより三角持ち合いっぽいですが、目先708は下抜け感あるので、目先は下落に向かう可能性も見てたほうが。というか次の基準はコロナ安値435となりそうで、目先は一応底なし。

877とか越えてくるとまだレンジ継続1074越えると上方転換感もでてくるのでこれらで測る感じでしょうか。

 


ファンダ的には、建設系ソフトと測量。建設業の事務系の支援が豊富ですね。長期に赤字もなく2012以降は成長軌道。も、以前は足踏みだったのは留意。

成功したソフト会社となりそうで、高めの利益率やROEを維持しCFも潤沢で堀持ちの疑いも持てるくらいの高収益。よって財務も健全。ただ高成長ではないとはなりそうだし、開示姿勢などはソフト会社というよりは建設業寄りの姿勢とは感じるのでどうみるかというかソフト業界寄りというよりは建設業界寄りでは?と言ってます。

ではあるけど様々優秀だしソフトの強さも出ているようには。あと建設業は特に人員不足も言われる方の業界で情報技術化による効率化も進みそうでその辺の長期テーマ性も備えてるとも見れるかも知れません。

順調さをみながら付き合うのはありそうにおもえますがさて。

評価。

PER16のPBR3。状態踏まえて高評価だとも思えないですが、安いかというと建設関連とかも踏まえてどうだろうか?ってところは。とりあえず安くてグリグリPERが上がっていくとはみなしづらいかも。といいつつ2018年以降ではわりと低PERで業績の順調が続けばどこかで見直されるタイミングもあるのでは?とは感じます。

いつか?が難しいですが高成長ではないしまだ揉みつずけても不思議はないところは。・・といいつつももうコロナ安値よりPER低そうなんですよね。そのへんどう見るか。2016年以前ならPER10切りとかあります。市場環境とか建設業界全体が冷えると駄目かもですね。あと低ROE化とか減益はもっとダメそうです。だからそのへんも踏まえて。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4345

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4345

IRBANK:https://irbank.net/4345

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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