基本データと取り上げた理由
株価:2196円(人々は、長く登ってきたからか目先は疲れを見せている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
7480 | スズデン | 東証ST/卸売 | 321.77 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
554 | 27.1/4.89% | 2.96%/18年 | 15.52 | 1.65 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
1.34%/17年 | 3.15%/17年 | 1.6%/16年 | 10.64% | 6.42%/18年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
166/17年 | -5/17年 | 160/17年 | 9.44/17年 | 10.01% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
333.7 | 186.1 | 55.8% | 5.19% | 80.57% |
今日は分析。2023/6/22のKABU+データから、ROE(PERPBRから算出)やPERPBRを眺めて年初来安値に近いところでしばらく以上ブログで取り上げてないものをチョイスして分析。スズデン。産業機器・資材の専門技術商社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年06月26日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「近年好調」
専門商社かな。
以下のページにおいてあるような商材。
もの造りサポーティングサイト FA Ubon (エフエー ユーボン)
「国内有力メーカーのFA機器を中核に情報・通信機器、電子・デバイス機器、電設資材」
業績。近年好調ですが2001年くらいから2021年くらいまで成長してるか微妙なところで足踏み感強めが目先は伸びてるやつで半導体関連特需の疑いは。
1999からみても赤字は営業赤字が2010年で純損失はなし。
近年は利益率跳ねてますが、歴史的には営業利益率3%いかないくらいが大半。目先の営業利益率増加はどちらかと言えば販管費。テレワークとかでコスト減とかでしょうか。
という感じに伸びてもないし薄利だけど地味に稼ぎ続けるというよくある卸
という感じには。停滞蓄財ですね。BPS成長とっても 1.6%/16年程度。
その停滞蓄財は目先は好調だ。くらいでしょうか。
調子いい2022「 当社グループの主力販売先である電気機器、電子部品、産業機械業界では、停滞していた生産活動や設備投資需要に前期後半から持ち直しの動きが見られたことや、半導体や樹脂材料等の部材不足の影響による前倒しでの受注増加と、期末にかけて仕入先様からの入荷量が増大したことにより好調に推移いたしました。特に半導体製造装置関連の主要顧客では、半導体需要の高まりや世界的な半導体不足を背景とした半導体メーカーの生産増や設備投資需要の増加を受けて年間をとおして好調な状況が継続しました。また、もの不足による今期特有の特需案件の受注も加わり業績に寄与」といろいろ好調。
引き続き調子いい2023「主力販売先である電気機器・電子部品・産業機械業界において、部材不足による供給懸念が残ったものの、第1四半期末以降から商品の供給体制は回復傾向となり、売上増に繋がりました。また、第4四半期以降、当社の主力販売先である半導体製造装置メーカーの主要顧客において、世界的な景気後退による半導体需要の減速により、先行きの見通しが不透明な状況が続いておりましたが、当期末において、仕入先様からの入荷量が当初の想定以上に増加したことが業績に寄与」
一度景気後退感もでてきたけどなんか回復してきたくらいでしょうか。
目先の見通しは「当社の主要顧客において、生産部材の在庫が積み上がったことによる受注減と併せて最終ユーザーでの設備投資の調整局面による需要減を想定」でやはり後退の見方をしてるようです。
計画自体は下振れもありそうですが保守傾向も強いかなと。上振れも多め。
出てる計画も前期よりは後退ですが歴史的には十分高い水準でまだ好調の範囲のようには。
というところですが、IRページ見ても売上月次とかはありますが、決算説明資料などもなさうです。HPでの数字など開示はしてますがそこらへんはあまり投資家の方を見る感じじゃない温度感のようには。まあ雰囲気的に冷たいってほどじゃなさそうですけど。
財務
横ばい感強めですね。
(IRBankから)
有形固定資産46億で増えてる感じじゃないです。流動は271億でこれは増えてますね。いちおう現金、手形類、在庫類全般増えてそうでこの辺は目先の活況感ありますね。目先は特に伸びてますが、長期に地味に伸びるところもあるので結構前進してるかもです。
負債はこんなもんかと。財務いいってほどよくはないですが有利子負債<現金だし問題ある感じには見えません。
CF
ここは卸っぽいですが営業CF、FCFは赤字混じり。長期の平均FCFは9.44/17年と一応プラスです。
それで還元は長期に伸びてる感じですね。
還元もざっと長期に9億程度の近いように見えるし、配当性向も高めに推移かつ現金増える感じでもないので、わりと稼いだお金はみんな還元して在庫とか増えた分BPSが増えるみたいな構造になってそうです。
月足週足日足の値動き判断
月足であげ
週足であげ
日足であげてさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、目先日足では下げてる感あるけど週足月足では上昇感が強い推移です。週足は目先去年末2180安値を2165で割ったので週足で下落転換のおそれが出てきた感じでしょうか。
下落転換を測りながらそうでないとするならまだ上昇継続だみたいな見方はできそうです。2180は割れたので、次は2022安値1843でしょうか。ここぐらいをみながら2877超えられるかどうか見ていく感じで。あるいは直近2165。ここは近すぎてこの記事投下時点でも割れかねないですが。
あとはドローダウン自体は深めになることも多めなので注意は要りそうですね。
ファンダ的には、堅調な専門卸。長期に停滞蓄財感があるが近年の半導体関連活況で業績が加速してる感は。これを一時の特需とみるか環境変化の成長とみるか。目先は後退感もあるも歴史的には普通にまだ順調で上振れてる水準。
財務CFは問題ないといか、よくある専門卸っぽい推移。その中であまり現金は蓄積せず稼いだ分はみんな還元してる印象。それで現金はたまらずBPS増も控えめになってるようなところはありそう。同時に高配当性向の高配当利回りになってそうですね。
評価。
PER15のPBR1.6。好調な範囲だと思うがあまり競争優位性を備えるというか卸として抜けて優秀なところはあるかなあ?って中でこの評価は卸として高めに思える。多分に稼いだ分を貯めずに全部出すという高配当性向の高配当利回りによるところが大きそうで、配当利回り5%超というところで株価形成してそうな印象。そのせいでまわりより高バリュエーションになってる疑い。
好調が続けば配当も維持でそれもよしとなるかもだけど、業績後退に入ってくると少々怖いかなとは感じる。そんなことはない半導体関連まだ栄えるっていうのならいいかもしれません。まだ好調の範囲。
いや後退だとすると今は触らないほうがいいかなと。計画は後退です。
あとはお好みで。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7480
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7480
IRBANK:https://irbank.net/7480
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないぞ。
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