基本データと取り上げた理由
株価:12500円(人々は、挫折し躓きかけたが再び顔をあげてきている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
8227 | しまむら | 東証PR/小売 | 4614.16 | 2024/02予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
6350.88 | 545.71/8.59% | 7.87%/17年 | 11.62 | 1.04 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
2.76%/16年 | 4.4%/16年 | 7.22%/15年 | 8.98% | 9.74%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
4867/16年 | -1683/16年 | 3183/16年 | 198.96/16年 | 7.78% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
5025.52 | 4400.48 | 87.6% | 2.16% | 25.11% |
今日は分析。2023/4/26KABU+データでPERPBR同時にトリガーを満たしてるもの(専門用語/64銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。ちなみに5/11,12と5/15~19の7銘柄。しまむら。しまむら。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年04月28日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「びあげ」
大手衣料品チェーンストア、ユニクロに次ぐ国内2位。ユニクロより野暮ったいイメージはあるけど郊外にちょくちょくある印象。
過去ディスりましたがなんか復活してきてますね。
上記記事のしまむらの下方は2019年末で、低迷がしばらく続きましたが、2021にはかなり回復して2022では利益率もROEも元の水準に戻った感じですね。2023も同じ水準で通過。
ROEなど。長期ROEが落ちてる感じでもなきにしもあらずで、その意味では過去のROE二桁維持の頃より持ち直したとはいえ劣化は認めてもいいかもしれない。
ちなBPS成長をとると 7.22%/15年でこれはROE下がってきてもいるので今後は控えめにみるべきか。
で、回復の2021「店舗の減損損失を抑えられたことで、当期純利益は前期比99.3%増の増益」
減損推移見ると減ってますね。
低迷理由はこういう分析はありましたね。
財務分析勉強会(アパレル業界) 2019年10月5日 #ファイナンスラボ|しょーご|note
バイヤーの質低下?で、ディスカウントされてるが魅力のある商品を仕入れがちになりそのせいで商品力が下がって売れない商品が多くなったみたいな分析ですね。
一応上記数字はその売れ残った商品を切った・・・ではなくて、いくつかの店舗で建物及び構築物での減損ですね。コロナ以後はスクラップアンドビルドもすすめてるようです。
そのへんも膿出しになったかもしれなくて以下のようなニュースが。上は褒めてて下はそんなに褒めてない。
「しまむら」意外と"値引き少ない"儲けのカラクリ | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
「しまむら」業績低迷から一転、過去最高益のワケ…主な要因は“偶然とコロナ禍”?
環境に助けられた部分もあるやもですが、いずれにせよコロナを越えて業績はかなり立て直してきてる感じで、このあたりは過去記事でディスりましたが自浄能力ありと見れるところかもしれません。
で、2023は売上利益で過去最高。過去最高ですね。
決算資料などみるにやっぱりかなりしっかりしてるという印象。
2023年2月期 期末決算及び⻑期経営計画説明会
https://www.shimamura.gr.jp/assets-c/uploads/70_04_setsumeianalyst1_1.pdf
財務
(IRBankから)
安定的で優秀と言って良さそうな推移。このあたりは優良企業然としてますね。
自己資本比率高めで有利子負債もなくなり。
有形固定は1373億。2016年以降は伸びが鈍化。2021以降は減ってもいます。というところで目先は拡大局面ではないかもしれない。
流動3320は増え続けてますね。商品売掛あたりは伸びてて、有価証券と現金がくるくるしてるところありますね。このへんは推移を見づらいかも。
負債ほとんどない。625億あるけど買掛242法人税92億その他146億とか。
CF
営業CFド安定。投資が大きい年とかあるけどこれは定期とか有価証券いじってますね。
有形固定資産の取得に絞ってみると多くて200億、近年は100億以下で2021年以降の営業CFの水準400億とかなので余裕とはなりそうです。
還元は利益並み。無配落ちもあるので過信は禁物。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてあげ
週足であげ
日足でいちおあげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2016年くらいまであげて16450までから、コロナまでさげて5530まで落ちるも、以降は反転で週足レベルではずっと上昇ですが16450は越えてない感じで、月足で調整で週足では上昇くらいでしょうか。
この週足上昇継続をみるとすれば基準は2021末の9130とか2022後半の11580あたりをみながらでしょうか。その辺見ながら16450超えを測る感じですかね。
ファンダ的には、低迷入ってたけど、コロナ越えそこから抜け出してきた感でコロナ前の低迷状態の前の堅調な状態に戻ってきてる感じではあります。
そう眺めると普通に小売として優秀、利益率は高め維持でCFや財務にスキはなく、決算資料などもしっかりしており計画も上を見ている感じで優良企業だなという印象を受ける。低迷から脱してきたも評価ポイントになるかもしれない。
・・・ですが、ROEはそんなに高くもなく落ちる傾向も見られてまた目先は固定資産なども伸ばしておらず成長を追っているという感じでもなく、急成長とはならないし地味な向上にとどまるような雰囲気はありますね。堅調だけどグロースって感じではなくなっていると。
評価。
PER11のPBR1ほど。見れる評価ではある。結構な優秀な小売とするともうちょっとつけてもええかなあ感もあるけど、現市場環境下では安いとするのもどうかでいろいろフェアバリュー感。そして安定寄りでもあり化けるという感じでもなく。
なところですが、一度は立て直した優秀さとか計画で上をちゃんと見てるとかの会社の地力を信じて今後も伸びるなら伸びたときに悪いことにはなってないバリュエーションだとは思うのでじっくり付き合いたいなら拾ってじっくり付き合うのは普通に選択になるのではないかなあとは思ったりします。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8227
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8227
IRBANK:https://irbank.net/8227
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
決算中、いちおう後退ではなく進んでるだと思うのでよしとします。
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記事補足してます。
この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。