大河の一滴

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(8253)クレディセゾン/東証PR/その他金融(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1877円(人々は、長いトンネルをぬけようやく光も差し込んできてるような気もしてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8253 クレディセゾン 東証PR/その他金融 3480.8 2022/03 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
2990.17 499.36/16.7% 14.56%/16年 6.24 0.48
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.73%/15年 5.97%/15年 2.55%/14年 6.66% 5.19%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
-5786/15年 -2983/15年 -8769/15年 -548.07/16年 1.01%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
36107.78 5623.87 15.6% 3.2% 19.96%

 今日は分析。2023/4/26KABU+データでPERPBR同時にトリガーを満たしてるもの(専門用語/64銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。ちなみに5/11,12と5/15~19の7銘柄。クレディセゾン。流通系トップのクレジットカード会社。。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月02日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

クレジットカード。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

ペイメント(要するにクレジットカード)が主力ですが、利益はクレジットカードと不動産(賃貸とか)、ファイナンスビジネス(リース、信用保証、フラット35・家賃保証、不動産ファイナンス/資産形成ローン・リフォームローン・プロジェクト融資)がわりと利益大きめ。

 

業績。2018年以降は営業利益をだしてないので経常利益を代入してます。

決算は5/15なので投下次点では決算出てますが記事作成は決算出る前なのでそういうことで。

営業(経常)利益レベルでは1998以降に赤字はなくてめっぽう底堅いところがあります。

純損失だと2003,2009年にありますね。2009は関係会社事業整理損失で900億ほどだしてますね。アトリウムと言う会社で不動産流動化でリーマン絡んでダメージ喰らったかんじですかね。

このように金融系はレバレッジかかってることも多くまた不動産関連にも手が出てることも多く環境悪化でそういうことがまま起こりますが、長期ではわりと安定してますね。2012年以降は売上も伸びる傾向。

BPSなどの推移。2009年の赤字もBPSをふっとばす程では。2009を含むとBPS成長率で2.55%/14年でこれはわりと低成長となりそうですが、2009を排除すると4.49%/13年ほどでこれはそんなにわるい水準でもなく。近年まで安定的であるし、会社はさらにROEを伸ばすとしてますし、これは加速はあっても減速はあまり心配しなくてもいいかも。

中期経営計画のROE目標。


まあですが、各種KPIなどみても伸びてるともしがたいので、大枠としては停滞と見ておくのが近そうというか、停滞蓄財ですね。

 


そんな感じで2022は減収になってますが、ちょっと会計方法でも変わったか各サイトのデータ取得の不備か数字があまり安定しないところで、2022の有価証券報告書をみると、以下で売上も利益もやっぱり伸びてる感じでもないので停滞蓄財ですね。

今期3Qでは好調な感じですね。本業のペイメントが引っ張る形で好ましいし堅調とはいえそうです。記事公開時には4Qでてると思われますがこの堅調が続くなら・・とは思います。

 

財務

 

(IRBankから)
資産増。自己資本比率が二桁。低めに見えますが同業っぽいジャックスやオリコはもっともっと低いしここは不動産なども大きめっぽいので単純に比較するべきではないかもですが、クレジットカードにしては財務はいいはあるかもしれません。

前期末総資産3.6兆。資産の多くは営業債権及びその他の負債。2.8兆。だいたいクレジットカードの債権であろうと思われます。その他はいろいろ有形固定は300億程度。ほぼ水物資産と思われます。

負債3兆円。だいたい借り入れ社債借り入れ2.6兆。営業債務及びその他の債務で0.24兆とか。

まあだいたいクレジットで銀行あたりから借りて顧客に貸してるというスタイルですね。

そして営業債権及びその他の債権が事業規模となりそうでこれは伸びてますね。堅調か順調といえます。

有形固定は増えてないので不動産の利益はのぞみが薄いでしょうね。

CF

 

 

営業CFが2014年以降はマイナス。これはクレジットカードが顧客の買い物を引き受け借りて払うスタイルなので、クレジットカードがよく使われると営業CFがマイナスになる構造なので堅調だろうとは。実際に営業債権及びその他の債権の増減額の影響大きめ。

そのマイナスを財務で埋める感じですね。借りてる。ひとまず営業CFマイナス財務プラスは好調といえますね。

まあ不良債権が増える。つまり貸し倒れするとひっくり返りうるとは思いますが、そこは過去から営業赤字なしでもあり信用していいのではないかと思ったりします。

配当は減配無しで増配傾向できてますね。2016年に大型自社株買い入ってますね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげ
日足でいちおあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足レベルでは2013年位から下落トレンド。2020年7月まで下げているね。ということでなかなか珍しい2013-2020の下落。以降週足レベルでは上昇が見られますが、目先1929はコロナ前1958を越えられてないのでここを越えると長期下落転換感が強くなりますね。

基準は今の1958か、もう遠いけどコロナ以降安値976、2022安値1531とか今年安値の1599とか1653あたり。ここらを見ながら週足上昇続行、月足転換を狙う感じでしょうか。

 

ファンダ的には、堅調なクレジットカード屋。長期に営業経常赤字もなくBPSくらいなら伸びている。近年は債権も増えてて順調感はあるけど、大枠では停滞蓄財の部類と見てたほうがよさそうには思える。事業的に金融だし不動産関連も強そうでその意味では環境悪化などで赤字なども出てきそうではあるし実際でてるけど、そのへんの事業をやめたほうがいいくらい足を引っ張ってる感じでもなく。

クレジットカード屋にしては財務良さそう。わりと安定志向なスタイルのようには思えます。営業赤字ないし。(ジャックスオリコは赤字とか薄利もあります)

目先はより収益性をあげようとしてもおり好調ですね。

評価。

PER6のPBR0.5ほど。率直な感想として出ている状態からは評価低いなとはBPS成長赤字織り込みの2.55%/14年+減配なしの配当3%は手打ち感もありますし、赤字をみないと+2%程度で5%ほどはこれも安めには見えるので、拾うのもいいかもしれない・・けど高成長ではないし、今ぐらいのPBRは2018年以降くらいならよくある水準なのでするする評価上がるとするのもしんどいかなくらいで、強気になるようなもんでも内感も会社の掲げるROE二桁が安定的に出せるような感じなるなら上も期待できるかもとは。あるいは身もふたもないけど市場全体が盛り上がるなら2013年あたりはPBR1越えもしてたようだし。

5/15追記。

堅調と言うか順調に通貨っぽいですね。債権あたりも増えててこの調子がまだ続くとなれば見直しも進むかもとは。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8253

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8253

IRBANK:https://irbank.net/8253

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

決算主に最終日。さて皆様はどんな感じでしたかね?

自分はわりと保有上位のほうで芳しくないのを引いたみたいで芳しくない結果となりそう。さてさてさてって感じ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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