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(8155)三益半導体工業/東証PR/金属製品(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2939円(人々は険しくも高い山を次々に制してきている)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8155 三益半導体工業 東証PR/金属製品 1043.26 2024/05予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
860 103/11.98% 7%/17年 13.43 1.17
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
2.46%/17年 5.77%/17年 2.77%/16年 9.2% 4.9%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
2096/17年 -1839/17年 257/17年 15.11/17年 6.66%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1243.39 763.96 61.4% 2.18% 29.25%

 今日は分析。2024/4/7に銘柄スカウター10年スクリーニングで連続増益9期以上のもの(62銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。長期に好調なものをみてみようと。三益半導体工業。シリコンウェハー加工メーカー&商社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年04月11日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげも足踏み?」

シリコンウェハー加工メーカー&商社、信越化学グループ。だそうです。信越化学が38%の筆頭株主ですね。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

半導体半導体関連の処理で産商が関連装置の卸売、エンジニアリングが半導体製造装置のメーカーって感じで卸とメーカーと処理業者みんなやってるですが、処理業者の面がつよそうですねとは。

 

そのなかで開示は決算説明資料とかもなく渋い感じはありますね。

IR資料室|三益半導体工業

 

業績。今週は連続9期営業利益増益で安定成長でひろってますが2012年で2401から1954(百万)とかあるので、別に長期に安定成長か?というと違うとなりそうだし、もっと長期業績だと、2007-2014あたり減収もあり、そういう意味ではスクリーニングで狙った種の業績傾向ではないですね。とはいえ、1999年からみて営業利益から純利益まで赤字もなく、近年は利益率をあげてきて好調であり、成長は微妙も安定的というか堅実ではありそうです。

BPSあたりも右肩。ROEをずっと伸ばしてきてるところもありますね。

BPS成長率自体は 2.77%/16年と低め。ROE上がってるのでEPSは    5.77%/17年まであがります。

おそらくは、利益率などは半導体とエンジニアリングの比率が大事そうで、おそらく増収でより増益、減収でより減益の傾向かと推察するところですが細かく確認するのは大変なので過去の利益率低いところを確認しますと。2010あたりをみてまとめると以下で、過去から生じあたりの比率がへったのかな?と思いしたが、実際はそんなこともないのであまりあてになりませんね。

 

というところでこうなると出てくる実績で確認するしかないとは思うところで3Qで減収減益ですね。

短信も「当社
の主要なユーザーである半導体関連各社の設備投資は底堅く推移」としながら減収だったりするので、あまり短信内容も信用ならないかも。

エンジニアリングなどは「当事業部は開発部門としての役割に特化し、自社製品の開発を積極的に行い、産商事業部を通じて販売しました。また、半導体事業部で使用する装置の開発や設計・製作にも意欲的に取り組み」としながら売上前年比-29.8%とかですので。

この辺であまり業績と文章が連動してる感じでもなく、決算説明資料もないのでこのへんはあまり情報が入手できないと思ってたほうが。

四半期実績。この辺からは足踏みに近そうですね。このへんからも停滞蓄財とみてるのがストレスなさそうだなと。

 

(銘柄スカウターから)

 

財務

財務いいヤツ。IRBankおそいので、目先の通期をみて。

(IRBankから)

前期末総資産1243億で有形固定377億で前期300億ほどからかなり増えてますね。

流動は810億で売掛391億、現金272億。商品等46億その他。流動も増えてて、目先は投資をして流動が増えてる局面。

負債も479億は331億から大きく増えており、買掛未払等の増加が多きい。反面有利子負債はなく、固定負債がほとんどなく、これは財務は極めていいとなりそうで目先の自己資本比率低下も、好調で買掛金とか増えましたって種のやつですね。

それが3Qで手形現金など減る形で総資産は1163億まで後退。一方で建設仮勘定の形で有形固定が481億まで増加。

目先は流動などへって事業規模が後退な一方で、生産力を上げる投資が進んでるとはなるのでこれをどうみるか。まあ3Qの話ですが。去年の3Qは資産増えてますね。

 

CF

 

 


2019年以降で営業CF拡大の投資も拡大してますね。このへんでFCFプラスですね。

以前は意外にFCF弱め。ということもあり2019年以降がやはり儲かりつつ投資もしてCFでてていかにも活発という感じで株価も期間あがってると。

これは2007-2009あたりも近い感じですが、後半は株価しんどいのでこの活発からピークアウトしていくところに警戒がいるかもしれない。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげはあげ
週足でさげてあげ
日足でさげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足レベルでは2011年580からあげはあげも、あげるドローダウンがある感じでの上昇。ドローダウンは1490-856、2322-1120、2618-14043235-1861等結構深めなので扱いづらさはあるけど、長期には安値高値切り上げで上昇は上昇ですね。一応目先は3490から下落であり、過去の再現を狙うなら短期で逆張り長期で順張りするのもありかもしれない。基準は週足の転換点2397をみながら目先2843が妥当ではないでしょうか。それで3490を越えていけるなら長期上昇継続で再現ですね。2843はわりとすぐ切れそうですけど。


ファンダ的には、半導体加工と関連機械のメーカーと卸売。加工が中心。大きくはシクリカルで環境に影響を受けてそうでその中でかなり堅実で長期に赤字もないしBPSくらいは右肩ですが、さえない時期はROE低めで停滞蓄財とみてたほうがストレスがなさそう。その中で特に2019年以降好調で事業規模もBSも大きくなってていかにも活発ですが目先は投資は進むのに業績は後退局面。これが一時と見るか、まだ伸びる中の踊り場とみるか。後退するとなると過去の推移から赤字はなくてもなかなかしんどい展開も想像されますがさて。

評価。

PER13.5のPBR1.2。ここ5年ほどならPERPBRでも上も下もでフェアバリューでしょうか。もっとながくみると長期にROEをあげてきてることもあり、わりと高PBRです。下は0.5とかもありますね。も。このへんでも業績は後退入るROE下落とか向かっていくとしんどそうですが、まだ好調が続くならそんなにひどいことにもならないとは見れたりはするので結局業績次第なところありそうですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8155

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8155

IRBANK:https://irbank.net/8155

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

調整っぽい感じになってますが、通常運転ですって。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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(9746)TKC/東証PR/情報通信(分)

f:id:kamomenotoushi:20221211233513j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:3920円(人々はゆっくりじっくり階段を登り続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
9746 TKC 東証PR/情報通信 2084.13 2024/09予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
745 148.2/19.89% 14.2%/17年 18.88 2.15
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
1.89%/17年 7.01%/17年 3.91%/16年 11.36% 8.6%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1340/17年 -859/17年 481/17年 28.28/17年 9.6%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1163.56 953.08 81.9% 2.3% 43.34%

 今日は分析。2024/4/7に銘柄スカウター10年スクリーニングで連続増益9期以上のもの(62銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。長期に好調なものをみてみようと。TKC。税務事務処理。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年04月08日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

もともと栃木県計算センターとか言ってて、会計事務所、税理士事務所や地方公共団体(と企業)を結ぶよう情報サービスをしていて、その頭文字とってTKCとなった経緯。

TKC全国会なるものがあって、これが結構歴史があって規模が大きく、「税理士・公認会計士約1万1400名が組織する日本最大級の職業会計人集団」だそうです。

TKC - Wikipedia

税務処理というので、税理士のごっついやつと思いましたが、会計事務所向けのシステム提供と、企業や公共自治体、教育期間向けの・・これもシステム提供が中心となりそう。業種も情報通信になってますね。

会社・事業概要 | 株式会社TKCのご紹介 | TKCグループ

 

セグメント。会計事務所向けシステムが中心となりそう。

(銘柄スカウターから)

 

FXクラウドが中心サービスとなるのかな。

TKCの会計ソフト「FXクラウドシリーズ」 | TKCグループ

イメージ的にな会計事務所がこのソフトを使いクライアントにサービスを提供するみたいなかんじでしょうか。

TKC全国会を背景にあって調べるとこれが1.1万人ほどで、公認会計士4万人、税理士8万人とのことなので、シェアはほどほどですがわりと堀持ちといえるかもしれません。

TKC全国会とは | TKC全国会のご紹介 | TKCグループ

税理士・会計士の皆様へ | TKCグループ

総合で、TKC全国会という税理士会計士の組織をバックに

きっちり会計をやるぞみたいなときにそれに答えるきっちりとした会計ソフトみたいなイメージを受けましたがさて。

 

それで決算説明資料などなさそうだったので、数字をざらっと。

長期に地味に成長。売上複利1.89%/17年程度なので地味。

一方利益率をあげてきてこれはなかなか高い水準まで。

内訳推移。

(IRBankから)

クラウド化進んでいると思われ、原価率が下がる形で利益率増加。このへんはクラウド感あります。

従業員。従業員も増えてるけど、一人当たりの利益売上も伸びておりこの辺も堅調なクラウド感。

 

ROEもあげるかたちで BPSだと3.91%/16年の成長率。ROEあげてるのでEPSだと7%ほどまであがります。

 

総合堅調なSaaS?企業となりそう。あとは増収とかあるいはTKC全国会会員数などをチェックするのがいいかもですね。

ちなみ会員数は2009年で1万名で目先1.14万名とのことなので、もう横ばいにちかそうですね。

TKC会員(税理士・公認会計士)10,000名超を達成 全国の税理士事務所の約30%がTKC会員に! | ニュースリリース | TKCグループ

-1万1400名超のTKC会員(税理士・公認会計士)が税務申告を支援-TKCシステム利用による法人税の申告処理社数(年間)が60万社を突破しました | ニュースリリース | TKCグループ

今期1Qで増収。減益ですが。まあ高成長とかはないですがかなり堅実なソフト会社とはなりそう。堀もあるかもしれないくらい。

 

財務

財務良いですね。見なくていいでしょかんある。

(IRBankから)
前期末有形固定173億。増えてもなく。流動431億で現金320億(増えてる)投資有価証券220億(増える傾向)長期預金187億(増えてる)で総資産1163億のうち水物700億くらいの負債210億は<現金くらいでガチで財務いいやつですね。

わりとまじめに水もの半分ほど還元当てるとROE跳ねますね。

CF

 

CFでますね。FCFでて現金積んでる。

還元は比較的配当性向高めで自社株買いもまじり結構還元熱心なほうかなと。

ただ財務は余裕で現金も積んでるのでもっとできますね。ROE伸びてるので還元しないせいで株主利益が毀損してるともしがたくは思いますが。

「配当性向(単体)について50%とすることを目処とする基本方針」だって。

(銘柄スカウターから)

月足週足日足の値動き判断

月足であげ
週足であげっぽいもみあい
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2014年くらいから右肩感ある。その中で2021年以降は調整してるかんじですね。調整安値2911とかをみながらまた上昇狙いは考えられます。とはいえ週足レベルではもみ合い感強くすぐするするとは考えにくいかなとは。

週足だと3395あたりが基準か。日足では上昇。3570とか基準にできるかも3970とか超えるなら上昇感強くなるというかここが上場高値ですね。ということでもみ合ってるようで上場高値付近だったりするので、調整でも強めの調整とは言えるかも。


ファンダ的には、堅実な会計系ソフト。TKC全国会をバックに堅い会計サービスを提供する際に使うソフト感。ソフト単品よりしっかりした税務会計監督サービスの一部感あります。長期に堅実で利益率やROEをあげてきてるところあり、財務もド健全な部類。ただし高成長ではなく、停滞感もありグロースというより停滞蓄財という感も。まあEPSなども伸びてますけどね。

CFも健全わりと還元も熱心な方だけどCFが健全すぎてそれでも現金積んでいる感。

投資家に対する説明とかさほど関心なさそうで決算資料とかないしソフトのKPIとかも出してなさそうです。

評価。

PER19のPBR2.1ほど。そこそこ高評価。いろいろ優秀で堅実で評価される理由は十分ありますが。安定的が故に化ける感じでもないあかなと。

一応PER26-18くらいのレンジでどちらかといえばTKCとして評価が低いほうで堅実さをみながら堅実な結果狙いなら堅実な結果がでるまでじっと待てるなら拾うのもいいかもしれませんね。あるいはまさかの還元大盤振る舞いをエスパーしてたらこっちでもねらえるかもしれませんね。還元大きくするとわりと大きなものだせる余力はありますし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9746

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9746

IRBANK:https://irbank.net/9746

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっす。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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