
【比】9090 /AZ-COM丸和ホールディングス /東証PR /陸運
株価:909円(人々は、山を2つ征服し満足して下山している。)
超概要
| 【区分】 | AZ-COM丸和ホールディングス | ビーイングホールディングス | ゼロ | Amazia |
| コード | 9090 | 9145 | 9028 | 4424 |
| 市場/業種 | 東証PR/陸運 | 東証ST/陸運 | 東証ST/陸運 | 東証GR/情報通信 |
| 株価 | 909 | 713 | 3410 | 256 |
| 時価総額 | 1,254億 | 172億 | 599億 | 17億 |
抽出テーマとチョイス意図:2026/3/14取得データで、実績リターン(2015年以降BPS成長率+平均配当利回り)で15%以上かつ、PBRレンジ下位15%以下にあるもの(対象173銘柄)から気になったものをチョイスして分析比較します。長期にしっかりリターンをだしているのに、その企業としては低評価に置かれているものを拾う意図。比較にビーイングホールディングスとゼロ。ゲストにピック理由は忘れたがたぶんAZ仲間のAmazia。
主題ざっくり印象:成長も低ROE化
データ抽出日: 2026/3/17
概要とGPTまとめ
物流センター業務をコアとする3PL業務(コンサル・企画立案、物流システム構築、包括受託)と輸配送サービス(軽貨物・トラック・コンテナ輸送「桃太郎便」、宅配)。で、桃太郎便。
主題:AZ-COM丸和ホールディングス(9090)
●事業概要
ざっくり概要:小売業向け物流を軸にした3PL企業で、物流センター運営をコアに、EC常温、低温食品、医薬・医療、ラストワンマイルまで広げた「小売特化型3PL」が本体です。会社側は、輸配送プラットフォームの強化とDXによる省人化・省力化を進め、「3PL&プラットフォームカンパニー」を目指す方針を掲げています。
主なセグメント:ラストワンマイル事業、EC常温輸配送事業、EC常温3PL事業、低温食品3PL事業、医薬・医療3PL事業。
事業モデルが似ている著名上場企業:ハマキョウレックス(9037)、センコーグループHD(9069)、ファイズHD(9325)
●競争優位性
格付け:3.5/5
理由:
成長分野に絞って荷主の物流中枢に入り込むモデルは強いです。単なる運送ではなく、センター運営・在庫・配送設計まで握るので、いったん入ると取引が太くなりやすいタイプです。
一方で、構造的には人手依存の強い物流業であり、賃金上昇・外注費・採用難の圧力を受けやすいのも事実です。掲載データでも長期成長はかなり優秀ですが、最近は高ROEがやや鈍って見えるので、「高成長株」から「良い物流株」へ評価軸が落ちるリスクは見ておきたいです。
●大きなトピックと注意点
会社側は2026年3月期第3四半期累計で増収増益に戻しており、EC・常温物流、低温食品物流、医薬・医療物流の拡大、輸配送プラットフォーム強化、DX実装を成長の柱に置いています。ここで利益率の戻りが確認できるなら再評価余地がありますが、逆に利益率が戻らないなら、PBRの大幅な切り上がりは起こりにくい銘柄です。
比較:ビーイングホールディングス(9145)
●事業概要
ざっくり概要:生活物資に特化した物流会社で、食品・医薬品・化粧品・日用品の小口物流を強みとする3PL/4PL企業です。メーカー・卸・小売のあいだに分散した物流機能を集約し、全体最適を図る「運ばない物流」を打ち出しています。
主なセグメント:物流事業が中核。補助的に旅客、不動産、システム開発、保険代理、自動車整備、燃料販売などを持ちます。
事業モデルが似ている著名上場企業:ハマキョウレックス(9037)、センコーグループHD(9069)、ファイズHD(9325)
●競争優位性
格付け:4.0/5
理由:
生活物資×3温度帯×小口物流という、崩れにくい需要領域に寄せているのがまず良いです。さらに、単に運ぶのではなく、物流設計そのものを提案する色があり、4PLまで踏み込めるのは中小物流より一段上です。
弱点は、やはり規模の限界と人手依存です。モデルの質は高いですが、全国大手と真正面から殴り合えるほどの圧倒的ネットワーク優位があるわけではないので、今後も高ROEを維持できるかは案件の質に左右されやすいです。
●大きなトピックと注意点
この会社は配当性向がまだ低めで、利益を成長投資に回す色が強いです。掲載データ上はBPS成長・ROEともかなり優秀で、比較3社の中でも事業の筋はかなり良い部類です。ただし小型株なので、成長鈍化や大型顧客の変化が起きると評価修正は速いです。事業は良いが、安心して放置できる大型ディフェンシブではありません。
比較:ゼロ(9028)
●事業概要
ざっくり概要:自動車流通周辺の総合物流会社です。新車・中古車・バイクなどの輸送、納車前整備、オートオークション構内運営、入札会運営に加え、一般貨物、人材サービス、海外中古車輸出まで持っています。自動車のライフサイクルに沿って周辺業務を束ねているのが特徴です。
主なセグメント:国内自動車関連事業、ヒューマンリソース事業、一般貨物事業、海外関連事業。
事業モデルが似ている著名上場企業:ニッコンホールディングス(9072)、センコーグループHD(9069)、USS(4732)
●競争優位性
格付け:3.5/5
理由:
自動車輸送だけでなく、整備、オークション構内、入札会、輸出まで周辺を押さえているので、単一機能の物流会社よりは粘りがあります。掲載データでもFCFの厚さが目立ち、事業の質は見た目より悪くありません。
ただし、自動車市況や中古車流通に影響される景気感応度は消せません。強いニッチではありますが、誰も真似できない超高収益モデルというよりは、「良い周辺ポジションを持つ実務企業」という評価が妥当です。
●大きなトピックと注意点
会社側資料でも、国内自動車関連、人材サービス、一般貨物、海外関連を組み合わせた総合サービス体制を強調しています。特に海外ではマレーシア向け中古車輸出、中国での新車輸送も手掛けており、国内自動車物流一本足ではありません。反面、結局は自動車流通が土台なので、国内新車需要や中古車輸出環境が悪い局面では株価が地味に扱われやすいです。
ゲスト:Amazia(4424)
●事業概要
ざっくり概要:マンガアプリを中心とするインターネットサービス会社です。主力は「マンガBANG!」で、女性向けの「マンガトート」、オリジナル作品の「マンガBANGコミックス」も展開してきました。会社としてはマンガアプリ拡大、オリジナル作品制作、海外展開を志向しています。
主なセグメント:実質的にはマンガ事業が中心。サービスとしてはマンガBANG!、マンガトート、マンガBANGコミックス。
事業モデルが似ている著名上場企業:Link-Uグループ(4446)、メディアドゥ(3678)、サイバーエージェント(4751)の電子書籍・IP周辺事業
●競争優位性
格付け:1.5/5
理由:
自社サービスを自前で企画・開発・運営できる点は長所です。PDCAを速く回せるのは、小さいネット企業としてはちゃんとした武器です。
ただ、マンガアプリ事業はコンテンツ調達力、広告効率、課金設計、ヒット作依存の要素が強く、構造的な参入障壁は高くありません。掲載データでもROE、収益性、CFの弱さが目立ち、現時点では「将来うまくいけば化けるかも」以上の評価は置きにくいです。
●大きなトピックと注意点
2026年3月1日付で、マンガトートは2026年6月30日にサービス終了すると案内されており、購入済み作品はマンガBANG!へ移管予定です。つまり現状はサービスの選択と集中の局面です。今後の焦点は、マンガBANG!の収益改善と、オリジナル作品・IP展開を本当に利益へつなげられるかです。夢はある一方、投資対象としてはかなり難易度が高い銘柄です。
業績
| 【業績】 | AZ-COM丸和ホールディングス | ビーイングホールディングス | ゼロ | Amazia |
| 最新売上(億) | 2,084億 | 369億 | 1,478億 | 28億 |
| 売上CAGR | +14.4%/10.0年 | +13.1%/8.0年 | +6.7%/10.0年 | +24.7%/9.0年 |
| 営業利益率平均 | 6.4%/11年 | 5.4%/9年 | 5.1%/11年 | 0.8%/10年 |
| EPSCAGR | +13.3%/11.0年 | +19.1%/7.0年 | +13.1%/11.0年 | - |
| BPSCAGR | +15.6%/10.0年 | +27.8%/6.0年 | +10.0%/10.0年 | +26.3%/9.0年 |
| ROE平均 | 18.5%/11年 | 20.3%/7年 | 12.6%/11年 | 2.0%/10年 |
長期に成長。増収増益が続いて運輸系ではなかなかみないROE20%以上もつけてたのが、2024年以降増収は続くもROE後退。増益は切れて2025年では減益にも出てるのをどうみるか。
ピークは丸和がROEなど高かったんだけど、直近はビーイングのほうが高めにでてますね。EPSBPS成長率もビーイングが凌駕。ゼロも毎年伸びる感じでもないが、長期的には順調でなにげにROE高くでてますね。
・・というところで、わりと順調なビーイングとゼロに対し増収はみせるもROEが下がってきてる丸和をどうみるかですかね。増収には出てるし、下がっても低ROEでもないので理由次第でしょうか。
ゲストのアメイジアは2020年くらいまでは成長も以降は減収で近年は赤字連発でいかにも厳しそう。このへんの電子書籍関連は全体的に厳しい企業が多めな印象。

ROE下がってるけど、普通にプラスなのでBPSは増。EPSは減ですね。ROE低下なので。

従業員増。も増ペースで正社は鈍化感ありで臨時で増やす傾向。一人あたり売上は伸びてますね。ビーイングとゼロも臨時が伸びる形で、こちらは一人あたりの利益も増。

(IRBankから)
四半期。3Qで増収増益。Q自体の利益も結構回復してる感はありますね。
ビーイング好調。ゼロは好調から一服。ゲストは赤字連発で終わってる感。

決算資料。
大幅増収の2023。いかにも好調。

2024。好調なんですが「新規物流センターの安定稼働に係る一時的な先行費用、物流センターの統廃合に伴う原状回復費用」でコストも掛かってる感じは。

2025年。コメントがないですね。

拠点見直しのコストや一時費用が嵩んでる感ありますね。

今期3Q。新規顧客や生産性向上などでのばしつつリストラっぽいまだコストがかかってる感じにはなりそう。
このへんは増収をこなしながらやってるので、いわゆるグリッチになっていく可能性はあるかも。

財務
| 【財務】 | AZ-COM丸和ホールディングス | ビーイングホールディングス | ゼロ | Amazia |
| 総資産CAGR | +14.9%/10.0年 | +8.3%/5.0年 | +7.7%/10.0年 | -1.6%/6.0年 |
| 純資産CAGR | +15.3%/10.0年 | +19.2%/5.0年 | +10.0%/10.0年 | -2.2%/6.0年 |
| 自己資本比率 | 41.7% | 40.2% | 58% | 57.8% |
2021年で資産増。
これですね。
「2025年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行に関するお知らせ」
https://tdnet-pdf.kabutan.jp/20201201/140120201125428170.pdf
物流センター建設とか、子会社化した会社の運転資金、その他等々の目的とされてますね。結局現金積んでますが、これは買い入れしていて再発行するような形になってそう。事実上の借り換えですね。
「2030年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行に関するお知らせ」
https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20250904/20250829549373.pdf

そういう感じですが、現金積む感じで、2021年に落とした自己資本比率はちょいあげくらい。
有形固定推移だけ。近年固定資産加速でこのへんをどうみるか、成長してる陸運が投資するのは自然ですが、2018年までは投資せずに業績伸ばせてたことが傑出してた理由だったともみれるところで。

ビーイングゼロは普通に投資も伸ばしてて、順調な陸運だなとは。
Amaziaは総資産純資産も減っててわりとやばめ感ありますね。
CF/還元
| 【CF/還元】 | AZ-COM丸和ホールディングス | ビーイングホールディングス | ゼロ | Amazia |
| 営業CF/5年累計 | +452億 | +94億 | +454億 | -7億 |
| FCF/5年累計 | +49億 | +32億 | +294億 | -11億 |
| 配当利回り | 3.5% | 2.1% | 3.9% | 0.0% |
| 配当CAGR | +29.3%/5.0年 | +22.1%/5.0年 | +21.0%/5.0年 | - |
| 平均配当性向 | 47.5%/5年 | 18.9%/5年 | 28.2%/5年 | 0.0%/5年 |
営業CFは順調ですが、営業CFの規模のわりにFCFが弱いというか、投資が嵩んでそうですね。その面でビーイングゼロはFCFはでてそうですが、もっと以前はそうでもなく、丸和は過去は投資が少なかったので、現在の丸和が投資期ってところはありそうです。
AmaziaはCF面でも終わってますね。

増配傾向。

配当性向40%だって。

あとは中期計画でも。
収益性の低下は課題とされてて、それに対する問題意識もあり改善しようという方向性もあるようにはみえますね。
月足週足日足の値動き判断
月足で山をふたつ作って下山中
週足でさげ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、ひとまず週足日足で下落トレンド。日足ではなかなか順調な落ちっぷり。な、感じですが年足。2020年まで順調で2407をつけ2021年で950つけて、2309まで盛り返すも以降は続落で、950も割っているので、かなり弱い展開となりそう。
目先安値896は2020年以降の安値でもう底抜けで基準なし。入るなら底なしの逆張りになりそうで、わりと覚悟と準備がいるのではないかと思います。まあコロナ795あたりは基準にできるかもですが。

ファンダ的には、桃太郎便に代表される総合運輸。3PL。かつては業界でも非常に優秀な感じだったが成長は続くも低ROEに向かって株安も随分進んでるのをどうみるか。
みると投資やら既存拠点の閉鎖などでコストがかかっててあるいは一時的費用が多めで成長は続いてるのでグリッチともみれるかも。
財務面では、転換社債なども借りて現金も積んで大きめの投資も進めてますが投資はFCFの範囲内で済んでそうです。総じて状態は以前ほど高収益ではないけど普通に状態はよく、ゲストのAmaziaあたりみたいに終わってる感はまるでありません。
でも、今だとビーイングのほうがいろいろ順調で、ゼロは安定的ではないけど、これも結構順調そう。Amaziaは終わってる。電子書籍業界自体が曲がり角感はありますね。評価。
| 【評価】 | AZ-COM丸和ホールディングス | ビーイングホールディングス | ゼロ | Amazia |
| 株価CAGR2015- | +21.0%/12.0年 | +13.9%/5.3年 | +13.5%/17.9年 | -12.7%/7.3年 |
| PER/レンジ(2015-) | 17.0倍(10.0倍〜57.9倍) | 12.3倍(9.4倍〜22.5倍) | 8.5倍(5.2倍〜11.2倍) | 132.7倍(19.5倍〜162.0倍) |
| PBR/レンジ(2015-) | 2.0倍(1.4倍〜10.7倍) | 2.1倍(2.1倍〜4.2倍) | 1.4倍(0.5倍〜1.5倍) | 2.2倍(1.2倍〜26.2倍) |
| 配当利回り/レンジ | 3.47%(0.78%〜3.83%) | 2.09%(0.63%〜2.09%) | 3.88%(2.24%〜4.91%) | 0.00%(0.00%〜0.00%) |
ゲストは除いて、わりとコストかかってる丸和がかなり株安してもPERでビーイングとゼロを凌駕はポイントになりそう。目先状態はビーイングのほうが良さそうで、丸和が掲げている中期目標ROE15%だすとみても、選ぶにしても今のビーイングの下でビーイング選んだほうがマシじゃないですか?という疑問に答えられるべきかなとは。
ゼロは状態は落ちまずがしっかり評価もおちて実は不安定もなにげに近年高ROEでROAも二桁に迫りで絶対評価踏まえると普通に妙味あるかもしれなく。ビーイングもPER12とみると普通によさげだし。直近Qが弱いみたいね。
など諸々踏まえて。一応目先は丸和としては2016年以前くらいのPERPBR帯で丸和としては10年単位の低評価帯に入ってるはそうですね。

日記とか雑記とか
補足と参考URL
投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事はClaude作成自作DBとEXCELで出力しています。データ元はだいたいKABU+と J-Quantsを使ってます。
参考URL
KABU+:https://kabu.plus/
J-Quants:https://jpx-jquants.com/ja
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9090
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9090
IRBANK:https://irbank.net/9090
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用語解説(用語解説(日記:銘柄分析記事2026/3/23以後))
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