
基本データと取り上げた理由
株価:478円(人々は長い下り坂がとうとう終わり前をむいて歩き始めている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
4570 | 免疫生物研究所 | 東証GR/医薬品 | 44.52 | 2026/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
10.25 | 2.4/23.41% | -20%/19年 | 16.8 | 2.83 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
-2.1%/19年 | 4.99%/19年 | -3.94%/18年 | 17.53% | -7.8%/19年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
-8/19年 | -28/19年 | -36/19年 | -1.88/19年 | 14.38% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
18.45 | 15.14 | 82.1% | 1.26% | 21.09% |
今日は分析。2025/8/29のKABU+データをみて気になったものをチョイスして分析比較します。免疫生物研究所。研究キット。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2025年09月02日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「黒字化してあげ」
セグメント。
(銘柄スカウターから)
だいたい抗体ですけど、以下のようなもの雰囲気で。
けっこういろんな物作ってる。
GPTまとめ。
●事業概要
ざっくり概要:
抗体・免疫測定(ELISA等)の研究用試薬と体外診断薬の研究開発・製造販売が主力。抗体作製から測定系の構築、検査サービスまで一貫提供する研究開発型の試薬メーカー。免疫生物研究所+1
主なセグメント:
-
検査関連サービス(計測・検査の提供。自社技術を活用)免疫生物研究所
事業モデルが似ている著名上場企業:
-
富士フイルムホールディングス(4901)…グループに試薬事業(富士フイルム和光純薬)を抱え、ライフサイエンス試薬のポートフォリオが近い。
●競争優位性
格付け:★★★☆☆(3/5)
理由:
-
ニッチ抗体・免疫測定分野での蓄積と、抗体作製~ELISA系構築までの一貫受託ノウハウに強み。小回りの利く開発対応が可能。免疫生物研究所+1
-
研究用からIVD(体外診断)までの展開実績があり、高付加価値品の比率を高めやすい。免疫生物研究所
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2025年7月、artience(旧DIC)とライフサイエンス事業の提携基本合意。大手との連携で販路・開発シナジーの期待。Artience
-
一方で規模の小ささとテーマ依存(研究投資環境の影響)から業績変動リスクは相対的に高い。指標面でも小型バイオらしいボラティリティが見える。株探IR BANK
●大きなトピックと注意点
-
提携:artienceとの事業提携(基本合意)。研究開発・製造基盤やグローバル商流補完の可能性に注目。詳細条件・進捗のフォローが必要。Artience
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受託強化:自社ELISA商品化ノウハウを外部に提供する受託(ELISA系構築、免疫組織染色等)は収益の下支え・新規テーマ獲得の起点。案件深耕が鍵。免疫生物研究所+1
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事業のフォーカス:カイコ開発事業の休止や化粧品分野への試みなど、ポートフォリオの見直しの痕跡。試薬・受託中核への集中度合いを見極めたい。株探
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財務・指標(目安):時価総額40億円台、自己資本比率8割超、予想PER/PBRは中位〜やや割高圏に位置。規模制約と成長の質(継続性・粗利の質)で評価がブレやすい。IR BANK
-
ニュースフロー:適時開示・決算短信・説明会資料はIRページで都度更新。四半期の落ち込みと利益率改善(製品ミックス・コスト抑制)など、短期の振れにも留意。免疫生物研究所+1Yahoo!ファイナンス
2002年からみてあんまち成長感もなく、2022年までは赤字も多くあっていかにもバイオって感じから近年は利益でてますね。
長期実績は非常に寒いですが2024年以降はROEもROAも二桁推移でBPSも伸びてますね。
BPS成長率-3.94%/18年/平均ROE-7.8%/19年
原価率など。まさに変身感ある。
(IRBankから)
一人当たりもぐっと改善。人は増えてる感じはないですね。
(IRBankから)
四半期。2024-3以降で黒字が続いてますね。成長感はさほどないかな。
(株探から)
色々黒字化の理由。
決算資料。
2024年「ELISAキット及び受託サービスの売上高」が主因ですかね。
ちなみに黒字化の2023も「利益率の高い自社製品であるELISAキット及び抗体の売
上高が大幅に増加したこと」といってるのでいろいろこのELISAキットのおかげっぽい。
別の会社ですがELISAキット。
これも。
【連載】なるほど !! ELISA -基礎とコツ- 「第1回 ELISA とは?」|siyaku blog|試薬-富士フイルム和光純薬
GPTにも聞いた。独占ではなく競合もいそうでですが、用途も広そうですね。
それで1Q。
減収増益。黒字維持ですが、成長面では怪しいですね。「主力製品であるELISAキットは、国内外において前年並みに推移」だって。
財務
財務いい。利益剰余金はプラス化。
(IRBankから)
前期末総資産18億で有形固定2億で流動14億とか現金8億に有価証券1億とか。
だいたい資産半分は現金有価証券ですね。
負債全部で3億で、現金以下ですね。
財務はいいやつでバイオっぽい。一応これで利益出れば財務いいやつが儲けてるに放ってきますね。
CF
2023年以降営業CF、FCFプラス。現金も積み出してますね。
とはいえ、FCFは1-2億で時価総額44億ほどからするとPCFR的にはそんなに低くもないはありますね。
今期から配当。「年間6円(連結配当性向21.1%程度)を予定して」で特に現状定量基準などは設けてなさそう。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてちょいあげ
週足であげてよこよこ
日足でよこよこかな
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、年足。2013年以降ずっと下げてて感あるなかで目先反転。
2022年285以後は反転感ありますが週足レベルでは2023年961まで急騰して、356-649でレンジ形成でしばらくいかにもなレンジ感。レンジ続行前提に400円以下で拾い上の方で逃げるか、調整し再上昇を期待して待つかでしょうか。961超えると再開感でますがさて。
ファンダ的には、バイオになりそう。抗体の作製技術を基盤に、がん・炎症・脳神経疾患など生活習慣病の研究に使われるいろんな製品。ずっと赤字だったのが近年はELISA測定キットがうれて黒字化。これが続くか成長するか。目先は続いてますが成長はどうだろう?感。現状は財務いいしわりと高利益率でROAも二桁の高収益な部類で、成長性は微妙も地道に稼ぎ財務も健全な高利益率高収益の優良企業みたいには見えてくるかも感。
評価。
PER16.8/PBR2.83ほど。ELISA測定キットが売れて今の状況くらいが続けばいろいろこんなもんというか、高くもないよねという印象。実際に2023年以降ではわりと低PERで免疫生物研究所としては低PERはそうですね。ただ成長感ないなかでPER16ほどはやっぱり安くも見えないところで安くもないで調整が続いているようには。
投資としてはいまいちパンチがたりなく、入るなら強めの根拠がほしいところかなとは。成長するとか。強めの還元でてくるとか。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4570
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4570
IRBANK:https://irbank.net/4570
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないです。
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