大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(5184)ニチリン/東証ST/ゴム製品(分)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20230104215655j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:3595円(人々は、高いところに登った記憶が忘れられず今度はもっと高いところに登って降りずにいる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5184 ニチリン 東証ST/ゴム製品 516.66 2025/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
728 94/12.91% 8.7%/18年 8.16 0.86
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
2.83%/18年 10.07%/18年 9.07%/17年 10.22% 10.4%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
804/18年 -404/18年 400/18年 22.22/18年 7.67%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
829.78 567.72 68.4% 4.9% 39.97%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2015/1/5と2025/7/31比較で2015年時点でROE10%以上のもので、期間年複利EPS成長率10%以上のもの(対象210銘柄)をチョイスして分析比較します。忙しくなりそうなので二週連続。長期EPSが伸びてるものを拾う意図で、最初に極端な低ROEを弾く意図。ニチリン。ホースメーカー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2025年08月01日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

こういうの。産業用ホースって感じですね。


セグメント。海外比率高め。

 

GPTまとめ。

●事業概要
ざっくり概要:自動車・二輪車用ブレーキホースを軸に燃料・空調・熱マネジメント配管や住宅関連ホースを製造販売するホースの専業大手。創業 1914 年、本社は兵庫県神戸市。ニチリンニチリン
主なセグメント:①自動車用ホース(ブレーキ、エアコン、パワステ等)②二輪車用ホース③住宅・産業用ホース/検査機器。地域では日本・北米・中国・アジア・欧州の5地域で開示し、24 年12月期売上は連結713 億円、海外比率73 %。ニチリン会社四季報オンライン
事業モデルが似ている著名上場企業:住友理工(5191)、横浜ゴム(5101)、NOK(7240)。

●競争優位性
格付け:★★★★☆(4/5)
理由:

●大きなトピックと注意点

  • EV化による熱マネジメント配管(IHX 等)や高圧冷却ホースの需要取り込みを重点施策に掲げる。ニチリン

  • 24 年12月期決算説明で「資本コストや株価を意識した経営」を明言し、低PBR是正策(自社株買い・成長投資)の具体化が期待される。ニチリン

  • 為替(特に円安)メリットが大きい一方、北米関税政策や中国需要の変動リスクは注視。Yahoo!ファイナンスニチリン

  • 株価指標は PER 8.1 倍/PBR 0.85–0.86 倍と依然割安水準。財務健全性と配当利回り 4.9 %が下支え。株探株探

 

長期に成長で、2009年前後2020年あたりに後退もありシクリカル味もあり、そして増収時はより増益、減収時はより減益感のある製造業という傾向の業績。

まあシクリカルグロースか、シクリカル味のある停滞蓄財か。

2012年くらいからはBPS右肩感ありますね。成長率はなにげに高く9%ほどは2011までの後退も含んでおり近年はそれ以上のペースで推移。

BPS成長率9.07%/17年/平均ROE10.4%/18年

 

原価率など、2015年以降くらいから利益率の改善はないけど、後退もなく安定的。

ROEも二桁だいたい維持で、ROAにしても低くもないですね。

まあまあ順調で堅調くらいでしょうか。

従業員も見ましょう。

2019年以降横ばいに近い推移ですね。一人当たりも後退から戻してますが、増収も人をとってなく成長意欲がないともみれるしこれ以上増収すると採用が必要になるかも知れません。

(IRBankから)

売上は目先は足踏み感あるけど堅調くらいじゃないでしょうか。目先1Qで横ばいに近い増収増益ですね。計画も近い感じ。

(株探から)

https://www.nichirin.co.jp/ir/library/material

決算資料。このへんですかね。

PBR1は目標とするとしてる感じでわりと中期計画を策定して対策するとかしてるので、そのへん期待でみるのも。

 

その他資料などみて。

 

 

財務

資産増。わりと優等生的推移かも。

(IRBankから)

有形固定推移だけ。投資進めてますね。わりと固定比率高そうで製造業という感じ。

(IRBankから)

ほか特に見ません。

 

CF

 

営業CF普通にだいたい安定で、投資しながら普通にFCFで現金積む方向。

還元。配当性向で区切ってそうですが自社株買いもして現金増やす余裕。

ただ「2025年度以降で目標40%に設定」と言ってるので配当性向あがると現金積む余裕はなくなっていくかも。

(銘柄スカウターから)

優待あります。QUOカード。結構高い利回り。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてあげ
週足であげてもみあい
日足でもみあいかな
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。わりと長期に株高。急騰するとさげて調整するは繰り返してますね。

それで2017年まで3438から1109通過して2022年までの調整をこなし、2023から急騰4010タッチしてまた調整のながれ。 

一応年足上昇は続いており、目先の調整をこなして再上昇の続きのシナリオは有り得そうだなということでこれを採用なら利上げショック2944,関税ショック3020とかをみながら調整をこなして4010突破上昇継続を測る感じで。

 


ファンダ的には、産業ホース。製造業でシクリカル味も長期に成長。

かなり堅実で、財務改善しながら投資や還元もこなす感じ。ROEもわりと高くそれなりに優秀目立つ感じではないけど地味に優等生というかんじでしょうか。製造業なので減収は注意。現状足踏み。
評価。
PER8.16/PBR0.86ほど。堅調な製造業としてほどほどな位置という印象。ニチリンとしてはPERで5-13くらい、PBRで0.45-1くらいのレンジにいることが多く、PBRでほどほど高めでPERも上も下もであまり増益は信じられてないけど、ROE低下はあまり警戒されてないくらいの水準で、たぶんフェアーくらいなんだと思います。

ではあるけど、インカムで5%にBPSで9%を控えめに年12%くらいとみるとPBR0.8は普通に拾える水準だと思うので特に優待分散とかだと拾っても良いかもね感ある。まあ減配くるかもだけど。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5184

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5184

IRBANK:https://irbank.net/5184

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特に泣く通常運転です。市場は好調ですね。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入