投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
内外テックとその他
株価
2297円(人々は、一気にかけあがるのもその後はつかれたのかふらふらしてる。)
チョイス理由とバブルチャート
今週は比較。2015/1/5と2024/10/4のKABU+データを市場統計推移記録表にいれて長期の複利BPS成長率15%以上のもの(対象187銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。長期に安定的に企業価値を伸ばしてるものを拾ってみる意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年10月11日取得。内外テック。メカトロニクス機器の技術商社。比較にIT系商社の西華産業と萩原電気。ゲストに内外仲間のトランスライン。
営業CFとEPS成長率と時価総額それぞれあまり相関なさそうですね。ここでは。
各企業の数字とそれをみての所感
コード | 3374 | 8061 | 7467 | 9384 |
---|---|---|---|---|
企業名 | 内外テック | 西華産業 | 萩原電気ホールディングス | 内外トランスライン |
市場/業種 | 東証ST/卸売 | 東証PR/卸売 | 東証PR/卸売 | 東証PR/倉庫・運輸 |
時価総額(億) | 81.61 | 502.07 | 349.07 | 308.64 |
株価 | 2297 | 4075 | 3450 | 2885 |
決算期 | 2025/03予 | 2025/03予 | 2025/03予 | 2024/12予 |
予想売上(億) | 438.0 | 920.0 | 2690.0 | 340.0 |
予想営業利益(億)/利益率 | 15.4/3.52% | 52/5.65% | 79/2.94% | 46/13.53% |
長期平均営業利益率/年 | 3.01%/18年 | 2.45%/18年 | 3.05%/18年 | 9.37%/17年 |
売上成長率(年複利/期間) | 4%/18年 | -2.6%/18年 | 7.7%/18年 | 6.6%/17年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 6.9%/18年 | 5.8%/18年 | 6.4%/18年 | 11.2%/17年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 9.5%/17年 | 3.5%/17年 | 7.3%/17年 | 11.5%/16年 |
長期営業CF(億)/年 | 116.03/18年 | 382.7/18年 | -62.02/18年 | 382.7/17年 |
長期投資CF(億)/年 | -66.93/18年 | -81.96/18年 | -60.11/18年 | -72.99/17年 |
長期平均FCF(億/年)/年 | 2.73/18年 | 16.71/18年 | -6.79/18年 | 9.87/17年 |
PER | 7.8 | 7.56 | 7.47 | 8.53 |
PBR | 0.72 | 1.12 | 0.7 | 1.31 |
ROE | 9.2% | 14.8% | 9.4% | 15.4% |
平均ROE/年 | 9.91%/18年 | 7.98%/18年 | 8.01%/18年 | 15.56%/17年 |
ROA | 3.8% | 5.5% | 3.8% | 14.1% |
配当利回り(%) | 4.31 | 4.42 | 5.36 | 2.95 |
配当性向 | 33.6% | 33.4% | 40.1% | 25.1% |
総資産(億) | 271.47 | 1185.43 | 1197.06 | 233.62 |
自己資本比率(%) | 42.1 | 35.7 | 40.3 | 83.4 |
メモ | あげあ | 停滞蓄財 | あげ | いちおあげあ |
内外テック(3374)
業績
商社。
いろんなメーカーとかからものを仕入れて必要なら組み合わせて顧客に提供。まあ卸ですね。
単純な事業モデルでだいたい利益率も低く旗から見て競合も多く競争優位世とかはあるのかないのかって感じですが、単純が故というか売れなきゃ仕入れなきゃいいというか頼まれてから手配とかもあり、シクリカルではあるけど厳しいときも赤字がなかったり、赤字でも大きな赤字はまずないとか多くは底堅いところがあります。卸あたりは。
ここは企業設備投資に影響されそうな専門業務機器の卸でちょいよりシクリカルなところはありそうで、2000年からみると2002,2009,2010,2013で営業赤字。だいたい環境厳しいところで赤字なところありますが、コロナは黒字ですし、赤字幅自体も大きくなく、ちょいよりシクリカルでも結構底堅い。
それで近年は製造業盛り上がってるところもありコロナ以降は順調感あります・・というかリーマン以降大きくは成長ですね。利益率もあげてくる方向です。
ROEなど。BPSなど伸びてきてますがコロナ以降は特に順調そうには。長期的にはBPS成長で9.5%/17年ほどでめっぽういい。ROEも比較的高めもROE二桁だとあまりBPS増がみられなくそして目先はROE一桁にきてるのでちょいBPS成長率低下は警戒してもいいかもぐらいでしょうか。
原価率。かなり一定感ある。
(IRBankから)
前期2024
目先は一服感ありますね。減収減益。
市場環境的にも一服とされてますが、まだ伸びるって予想。予想ですけど。
内外としても今期は増収増益。ただし下期で回復の計画。
それで1Qで減収減益。計画通りですが目先は売上-25%の利益で-42%としぶめ。1Qでそして計画通りではありますが。
「市場回復の兆しはあるものの在庫調整の影響を受け」だって。
財務
資産増。
(IRBankから)
前期総資産271億有形固定62億。流動190億で商品22億手形類60億弱。現金100億くらい。手形類が減っててそこら一服感あり。
負債157億で手形類90億で手形も相応へってますね。
長期には順調だけど目先は確かに一服感ありますね。1Qも同じ傾向っぽいですね。
ほかみない。
CF
2017年以降は営業CF出てる感じ逆に以前は渋い感じ。
一定の規模がないと卸はCF渋かったりしますが近年は大きくは順調とはなりそうですね。で、順調だと投資も要らないのでCFは余裕になり勝ち。
還元は利益並というか配当率(DOE)3%以上の目標はでてますね。
(銘柄スカウターから)
西華産業(8061)
業績
プラント設備商社、三菱グループ。
エネルギーと産業機械とプロダクト。
内外より重厚なカテゴリーとなりそう。
(銘柄スカウターから)
重厚なやつでよりシクリカルとなりそうで、実際リクリカルな感じですが、2022年以降はシクリカルで売上さがったというよりは会計基準の変更ですね。
それで、成長性も微妙ですが2000年からみても営業赤字なく底堅い専門卸という感じです。純損失は2002,2003、2020には。リーマンも大過なく通過。
底堅いですが、長期的にはBPS増もしぶかったのが、目先はROEも伸びてBPSも増ですね。長期的には停滞蓄財できずが目先は蓄財位はすすむくらいに好調になってきてると。
近年好調で原価率低下してきてますね。目先の利益率も6%程度で卸として比較高め。まあ会計基準変更ありましたが。
(IRBankから)
前期結果。
減収ではあるけど、受注とか取り扱いは順調っぽく。
近年は取扱高伸びてて順調感。2020年以前はあんまりBPSも伸ばせてないくらい。
今期1Qで増収増益。
修正もありますね。上方。「「日本フェンオール株式会社との資本業務提携及び持分法適用関連会社の異動に関するお知らせ」のとおり、第1四半期連結会計期間に日本フェンオール株式会社の株式を追加取得し、持分法適用関連会社としたことに伴って発生した負ののれん相当額955百万円を持分法による投資利益に計上しました。 加えてエネルギー事業の業績や連結子会社各社の業績が好調に推移していることから、中間期並びに通期の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりました。 」
買収もありますが、業績も好調ですね。
財務
資産増。で有利子負債もなくなり自己資本比率改善。
(IRBankから)
好調で負債返した感。
前期総資産1185億で有形固定6億で少なめ。流動955億で手形534億とか前受210億とかで普通におろしのBS。
負債は有利子負債はほぼなくなりました。負債753億で手形445億前受207億で負債もだいたい手形で、資産負債だいたい手形類の構成。
ふつうの卸。
CF
毎年はでませんが営業CFは出たり出なかったり。長期的にはプラス。投資もさして要らず長期の平均FCF 16.71/18年でプラス。PCFRにするとたかくて本質的にはCF弱いとなりそう。卸あるある。
現金維持しながら余裕は還元に向けてる感じ。自社株買いから配当寄りになってるかん。好調が続けばより余裕もでるかもですが、現状現金増えてもなく維持程度。負債はなくなったので今後はより還元強化できるかもですね。好調ならば。
(銘柄スカウターから)
萩原電気ホールディングス(7467)
業績
電子部品技術商社。
セグメント。デバイスとソリューションでデバイス中心。デバイスは半導体などを含むIT部品という印象。
(銘柄スカウターから)
長期にかなり順調な業績。2011年以降2021年以外減収なしで相当に順調。
2000年からみて営業赤字もなし。純損失は2005くらい。利益率あたりも下がる感じでもなく。
BPSなど。右肩。ROEで二桁はいかないもBPS成長率7.3%/17年は結構高め。
ROE自体も地味上げ感あります。
と、突き抜けた感じはないけど底堅く堅調な専門卸という印象。
決算資料。
前期好調。カテゴリぜんぶ増収でいろいろ好調ですね。
中期計画も。数値目標は普通に成長な部類。ROEあたりも増加。
今期1Qで増収23%で減益。減益も1Qですし各セグメントも堅調感もありますね。
財務
蓄財。
(IRBankから)
2023年で有利子負債増やしてますね。有形固定とかふえて手形商品とかも増えてますね。事業拡大して一時的に手元キャッシュが心もとなくなった感は。
ほかは特に見ません。
CF
2022,2023で大きく営業CF赤字。売上債権や棚卸資産増大でですね。
それで財務で補う形。
CFでも急激な規模拡大してる感がでてますね。
という感じで長期に堅調だけど、目先は好調な感じです。
好調に従い増配も。
株主還元方針を変更し、連結配当性向の目安を「30%」から「30%~40%」に引き上げで好調にくわえ還元強化も。
(銘柄スカウターから)
日足週足月足の値動き判断
月足で急騰しさげてあげての調整
週足であげ挟みながらさげっぽい
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
内外テック(3374)
テクニカル的には、年足レベルでは2009年安値130円から上昇。急騰すると落ちる感じはあります。2016-2017年に急騰安値418から5450まで、そこで2019年まで870までとかなり深いドローダウン。そこからコロナこえ上昇で4235までいくもおおよそ2020年後半以降はおおよそ2000-3000のレンジでたまに4000程度まで行く感じで大枠で調整で、上に向かいそうに戻されてる展開。調整を越えて上に今度こそ向かえるか?で測る感じでしょうか。レンジ安値がちょうど2024年ショック安値2020となるので、ここをそこに見てショック前安値3380とか3765超えを測る感じで。例えば3000当たりに向かうなら半分逃げてほかはもっと上を伺うとかね。例えば。2020切るなら逃げた方がいい・・かはバリュエーションなどとも相談して。
ファンダ的には、堅調なIT系専門商社。底堅い商社ですが環境に左右されるシクリカルな業界相手となりそうでちょいシクリカルなところはあり、近年はそれがいい意味で業績に出てるとはなりそうが、目先はそれが一服しつつありそうで、業界予想は強気ですがどうみるか。
ほかはいろいろ普通に専門卸。目先は一服で後退。
評価。
PER8のPBR0.7ほど。いかにもほどほどな評価。内外の過去のPBRみると0.4-1.9ほどはあり、高いところからは低くなってますが、もっと低いところもあり警戒を折り込みつつあるがそれも織り込みきってないくらいで、結局は上も下もあるみたいな位置であろうとは。目先は業績は一服ですね。業界としては伸びるとされてます。
一方で業績傾向は底堅くDOE目標もありその中で配当利回り4%以上もありでそのへんをみて待つ方針もいいかもですね。
西華産業(8061)
専門商社。わりと重厚な領域でよりシクリカルな印象も受けますが、実際は底堅くよくある専門卸感。とはいえ長期にBPS増も進まなかった停滞で蓄財できずくらいが、コロナ以降は順調でBPSくらいは増えてて、歴史的に結構好況となりそうで市場全般好況感あります。目先もその範囲内となりそう。
好況もあり負債を返してますが、元来CFは強くないタイプ。そのへんも卸という印象。
総合卸。それが近年は好調。好調が続けば面白いかもです。目先まで大枠好調内のようには。
評価。
PER7.5のPBR1.1ほど。PERでみるとそれっぽい。同時にPBRではちょいこの手の専門卸としては高いようにも。好調を前提としてPERで上も下もって感じです。
好調が続けば配当利回りなども高くわりと底堅そうですが好調が途切れるとめっぽう厳しいというか、PBRだとPBR0.5程度以下もちらちらあるのでそのへんを踏まえて。
萩原電気ホールディングス(7467)
堅調な専門卸。長期に安定的で順調ですがコロナ以降はより好調な感じ。会社もより高いところを目指してそうで好調ですねって感じ。財務も悪化も好調が故ってところもありますしどうみても順調。
ではあるけど、好況な環境が故ってところで環境悪化で後退の懸念を拭えないところはありそう。今の好環境が途切れれば調子を維持できないでしょ?みたいところでしょうか。
評価。
PER7.5のPBR0.7。堅調な卸としてはそれっぽいというか少々警戒も含んだ位置ぐらいには。萩原としてもPBRで0.3-1くらいのとなりこれでも上でも下でも。と、株価的にはあがって調整が長く続く感じのなかで株価が高いところから落ちてきてるくらいで、堅調が続くならどこかで反転し再上昇とはなりそう。配当利回りとかもかなり高くなってて反転も不思議はない水準にはきてそう。もちろん堅調以上が前提ですが。
内外トランスライン(9384)
フレイトフォワーダー(国際海上・航空輸送サービス)会社。国際貨物輸送ですね。
長期に堅調で毎年じゃないけどじわっと伸びてきたのがコロナ以降は急加速したのが目先は後退ですが、一時的に需要過多から一服も大枠では順調だとは。
BPSなどでも急加速から目先落ち着いてきてるけど歴史的には高水準。
コロナで物流が締まってからの落ち着く方向って感じですが歴史歴にはまだ高水準という感じで一服がどこまで一服か?大きくは成長方向を維持できるか?を測る局面でしょうか。
目先2Qで増収減益、計画は増収増益で大枠堅調は続いてるとはなりそう。
バリュエーションとしては内外トランスとしては比較低PERであまり好調は織り込んでなさそうです。直近活況だったので後退の警戒も入ってそうなところはありそうです。
好調なら結構いい方向にいきそうな雰囲気はありますね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくになく平常運転・・・といいつつ市場はきな臭さを織り込んできてるような気も。さてどうなるでしょうか。
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記事補足してます。
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