大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6584)三櫻工業/東証PR/輸送用機器/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

三櫻工業とその他

株価

838円(人々は、踊り続けて乱舞もするけど進めてない。)

 

チョイス理由とバブルチャート

 今週は比較。2024/8/23に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益前期最高値更新かつ、5年PBR相対水準で10%圏内にあるもの(98銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。目先成長してるけどその会社としては評価の低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年08月30日取得。三櫻工業。独立系の自動車部品。だいたい配管。比較に独立系の自動車部品のエイケン工業(フィルタ)と日本発條(ばね)


PERとEPS成長率相関なくね?というデータ。低いほうが長期のEPS成長率が高いの図。

 

各企業の数字とそれをみての所感

コード 6584 7265 5991 9353
企業名 三櫻工業 エイケン工業 日本発條 櫻島埠頭
市場/業種 東証PR/輸送用機器 東証ST/輸送用機器 東証PR/金属製品 東証ST/倉庫・運輸
時価総額(億) 311 44.52 4069.8 26.47
株価 838 3590 1667.5 1719
決算期 2025/03予 2024/10予 2025/03予 2025/03予
予想売上(億) 1620.0 73.5 8000.0 41.0
予想営業利益(億)/利益率 80/4.94% 2.6/3.54% 480/6% 1.7/4.15%
長期平均営業利益率/年 3.85%/18年 5.83%/17年 4.92%/18年 1.93%/18年
売上成長率(年複利/期間) 3.5%/18年 2.2%/17年 3.5%/18年 -0.5%/18年
EPS成長率(年複利/期間) 5.7%/18年 -0.4%/17年 5.9%/18年 3.4%/18年
BPS成長率(年複利/期間) 1.9%/17年 2.6%/16年 6.1%/17年 0.2%/17年
長期営業CF(億)/年 1268.66/18年 74.92/17年 7070.68/18年 74.92/18年
長期投資CF(億)/年 -1161.43/18年 -50.45/17年 -4912.51/18年 -58.42/18年
長期平均FCF(億/年)/年 5.96/18年 1.44/17年 119.9/18年 1.2/18年
PER 7.14 18.69 8.04 16.24
PBR 0.64 0.64 0.88 0.4
ROE 9.0% 3.4% 10.9% 2.5%
平均ROE/年 4.53%/18年 5.74%/17年 8.93%/18年 1.23%/18年
ROA 3.8% 2.8% 6.5% 1.6%
配当利回り(%) 3.34 3.06 3.78 1.75
配当性向 23.9% 57.3% 30.4% 28.3%
総資産(億) 1112.45 70.78 6902.89 100.76
自己資本比率(%) 40.2 80.4 58.7 62.2
メモ いちお蓄財 びあげ いちおあげ いちお蓄財
三櫻工業(6584)

業績

だいたい配管。ブレーキ配管とか燃料配管とか。シートベルトとかもあるね。でもだいたい自動車用。

https://www.sanoh.com/ja/products/products_list/

 

長期に成長してる感もあり目先ももっとも売上出てる感じも後退も多く、利益率も4%程度以下が多めでシクリカルで薄利な印象。

とはいえ、2000年からみて営業赤字もなく。純損失だと2000,2016,2023など。

製造業だけど増収時により利益率上昇って感じでもないですね。

 

ROEなど。さすがに近年はROE二桁近く出てBPSも伸びてますが、過去はROE5%程度以下も多く長期BPS推移も渋く    1.9%/17年ほど。

赤字もなく増収もしてるけど蓄財も微妙で長期に企業価値を上げているかは微妙なところ。

 

・・・と総合微妙なのですが、目先はここ20年で最高の売上利益をだしたということで、これは過去の傾向を破るものなのか?というところ。

原価率など。あまり長期に傾向性があると読み取るのも難しいか。

 

決算資料。

https://www.sanoh.com/ja/ir/settlement/

 

調子良かった前期。

サプライチェーンが落ち着いて、かつ価格転嫁もおちついた感じで、わりと好調というか自動車産業がやはり好調な感じあり、自動車産業がという注釈もつきそうだけど、目先はかなり安定感ありそうな。

 

目先1Qも結構好調な増収増益で増益だと+54%とかで。まあ1Qですが。

いつ後退するかは不明なところですがやはり好調だなとは。、

 

財務

総資産横ばい感ある。

(IRBankから)

前期末総資産1112億で有形固定351億は、2022年300億とかから増えてるけど、2015年371億とかから後退で、長期的には横ばいですが、目先は伸びてて建設仮勘定もとかもありで、目先は投資に向いている感も。

流動643億目先ふえ。手形194億現金176億原材料122億あたり大きめで増えてる。やはり目先は好調で資産増に来てる感は。

その他投資有価証券87億とか。

負債629億で、有利子負債320億は、近年増えてますね。現金有価証券<有利子負債だし自己資本比率も高くもなく財務は良くもないとはなるけど、自己資本比率は後退でもないなかで有利子負債増やして投資してるはなるので、好調でアクセルを踏んでいるもそうだなとは。

有利子負債とか増えてるので業績悪化はしんどいです。

 

CF

 

長期平均FCFは5.96/18年とか。時価総額303億であり根本的にはCFが強くないというか弱め。まあ投資有価証券も増えてるのでもう少しマシですが。

営業CFプラス安定くらいは安定。

あんまり還元熱心感もなく利益並って印象の還元推移。

 

 

エイケン工業(7265)

業績

内燃機関用フィルタの専門メーカー。

比較だしざっくり。

 

長期に伸びてないこともないけど、足踏み感あり。目先は売上出てる。

2000年から赤字なし。

BPSは右肩に近い。ROEは二桁には届かない程度で5%切ることも。

長期には BPS成長率2.6%/16年くらいで渋い水準だし目先のROEも低いし安定味はあれど総合渋いかな。

2Qでて横ばいに近い減収-1.4%に増益+65.9%増益大きいですが薄利で低ROEのなかでの話ですね・・ってところはありますね。

 

 

財務

財務はいい。

(IRBankから)

前期末総資産70億で有形固定21億は増えてる感じでもなく。

流動は地味に伸びてる44億。現金多いだろ?ってみたら14億で増えてもなく有価証券もそんなになく意外とためこみ系でもない。

負債14億ほぼ現金と同等。

自己資本比率高くて溜め込み系の類型にもみえるけど、現金有価証券はだからそう多くもなく、還元して純資産減らせともしがたくそのへんでなかなか厳しい。

財務的には厳しくはないです。健全。ROEをあげるのしんどそうだなという意味で厳しい。

 

 

CF

 

長期平均FCFで1.44/17年でめっぽうCF細いですね。還元とそう離れてなくわりと稼いで余裕は還元してるところある。言い換えれば還元強くすると資金繰りが厳しくなる。

 

 

日本発條(5991)

業績

世界トップのばねメーカーだって。

ニッパツってどんな会社?|株主・投資家情報|ニッパツ 日本発条

自動車バネが中心っぽいけどほかにもいろいろなもので高シェア。

 

でも比較はざっくり。

いちおうですね。比較は主題の今回なら三桜工業をみるもので、同業やその他と比較しながら三桜工業をみてみようという趣旨の記事なんですって。

三桜工業をみるために日本発條をみるという構造。そもそも比較記事って。それがわりと比較対象も重くみてしまって記事作成が大変になってきてるところあるけど、本来はそう。

 

ということで後退も挟みながら長期に成長感。

ROEなど。二桁届くこともあり低いときは低いけど長期にBPS成長 6.1%/17年程度でそこそこで、上の二社より一枚上手感あります。それで目先も高ROEにでててしっかり自動車業界の活況に乗れてる感ありと。

資料など。

IR資料室|株主・投資家情報|ニッパツ 日本発条

しっかり資料が整備されグローバルな東証P大企業という感じも。

前期資料。

 

売上増は「為替と材料市況変動の影響を大きく受け」ですが、中期計画などより売上上振れで検量な方でしょうか。利益は計画下振れも増益。

1Q上方に増配。

「DDS事業が堅調に推移しており、また当第1四半期において為替相場が想定よりも円安に進んだことによる影響を受け、当初の予想を上回る見通しとなりました。 営業利益および経常利益は、DDS事業が堅調に推移することから予想を上回る見込み」

DDSは=Disk Drive Suspensionだって。たぶんHDD。

普通に好調ですね。

 

 

財務

資産増。

(IRBankから)

有形固定推移だけ。

はい。

近年横ばい。これでなにをみてるかって、有形固定比率で投資をそもそも要するものか?とか、投資を加速させてるかとか。

ここは業績好調だけど投資は加速させてるわけでないので、好業績は会社が掴んだというよりは環境がいいってところになりそうだし、投資を強めるほど会社は将来にいい見通しを持ってないだろうとか。

それくらい。問題はないんじゃね?

 

 

CF

 

 

長期平均FCFは 119.9/18年くらい。上よりマシだけど根本的にはCFに余裕があるほうでもなくで、このへんは設備投資も必要な製造業。

 

配当は利益並感で、減配時には自社株買いもいれてますね。トータル還元は強化してきてる感は。目先配当120億割れで、わりと安定配当のようには。

(銘柄スカウターから)


日足週足月足の値動き判断

月足でたまにあげるけどずっともみあい
週足でさげてあげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

三櫻工業(6584)

テクニカル的には、みようによっては2019年377とかから安値切り上げであげとかもっと2009年299から上昇っぽくもみえるけど年足。

長期的には1990年位からのレンジの中でこの中で長期トレンドをみて入るのも妙味は?ってところはある。まあでも2019年とか2023年以降のスパンなら上昇っぽいので入るのも。

月足一応上昇。週足レンジ。日足下落。基準見るならショック安値723はやはり妥当でしょうか。ここからは目先は反転してますし。

 


ファンダ的には、配管系自動車部品。長期に成長感もあれど利益率も低めROEも低めで長期でBPS増もあまりできてなくめっぽう渋い印象の業績。も、目先は好調でROEも上振れBPS増くらいは。前期も業績はよくこの会社が優秀ってよりは環境がいいですねって感じはしますが、普通に好調で安定的な感じで目先1Qもそれに準じるものが。

やっぱりこの辺の自動車あたり好況ですねって感じで、それをうけて普通に(過去より)好調ですね感は。

財務は良くもないですが問題があるというほどでも。その中で投資をちょい加速で借りて設備投資感。自己資本比率も後退じゃないし問題というよりはやっぱり自動車好調ですね感。

CFは元来弱いし、還元もやる気もないというかやる気出すにはCF弱いと思う。

総合、凡庸な自動車部品メーカーがたぶん市況がよくて好調だくらい。

評価。

PER7のPBR0.64とか。あまり評価されてないですねという感じ。好調なわりに評価されていませんねとにもなるし、PBR0.6程度は三桜工業としてもどちらかといえば低いくらいのPBRで、好調なわりにやっぱり評価されてませんねとはなる。

逆に行ってもあまりしたなさそうな割に自動車業界の好況がもっと長く続くなら結構報われるかもしれないとかは見れるかもしれないのでどうみるか。

下はPBR0.5きりくらいはあるようですね。あとは結構低評価なので配当性向とかのわりには配当利回りも低くもなく、狙いによっては拾い目もあるかもしれないとは。

総合よく転んでも悪く転んでも地味っぽいですが。

 

 

エイケン工業(7265)

自動車フィルタメーカー。安定的だし成長感もなくもないけど薄利で低ROE。なんとかBPSを伸ばせてるくらいか。

財務みると自己資本比率高いやつで溜め込み過ぎでROE低いやつ感でるけど、現金有価証券はさほどもってなく溜め込み過ぎとするのも。CFも結構弱めでCF分は還元してる感もあり。負債を少なくしてるけど、負債大きくすると結構いろいろしんどくなりそうで、総合事業の収益性がしぶいようには。

目先は堅調というか増益ですが低ROE内の話でこれも堅調というのも。赤字はないくらいは安定ですが。

評価。

PER19のPBR0.65ほど。メーカーとしてはほどほど低い評価とはいえますが状態踏まえてどうか。ちょい高いかなあとは思うところで、そうみてPBRレンジみると0.37-1.06とかなので真ん中というかいろいろ通常運転感は。

なにか業績向上の根拠とかあるなら拾うのもいいかもだけどないといまいちパンチというか選ぶ理由あるんでしょうか・・感は。

 

日本発條(5991)

バネメーカー。世界シェアトップ複数もってる世界企業。抜けて成長率があるとか収益性や利益率が高いとはないけど、後退も挟みつつ長期にはわりと安定的に成長してる感も。BPS成長率でみるとなかなかの水準で、配当も踏まえると年10%届くかも。あくまで実績で。ですが。

財務も問題なさそうで、CFも余裕はないけど安定的。目立つ感じでもないし常に右肩とかもないけど地に足のついた経営で堅実に歩を進めてきてる感は目先も順調。

評価。

PER8のPBR0.9ほど。上のものらより一枚二枚上の評価とはなりますが状態も二枚上って感じなのでいろいろこんなもんみたいな感じは。どうみつかですがここ5年くらいでPERで低く、PBRでは比較高いくらいのようです。もっと長期ならPBR0.9ほどはいかにも定位置。2020-2023くらいは日本発条としては低い位置にあったのが株高してきて相応に状態もあがっていて、いかにも相応な位置に来てるなとは。それでいかにもほどほど優秀なメーカーがほどほどな評価位置にきてるね案件。どうみるか。月足とか年足みて考えるといいと思います。たぶんそんなひどい選択にはならないかなとは思います。ひどくいい結果はもう難しいかなとも思うけど。想像以上の好業績が続くとかないと。

 

櫻島埠頭(9353)

大阪の港湾物流会社。

倉庫貸したり海陸で運送したり。

業績はいかにも長期停滞。2003,2010,2011あたりに赤字純損失。あるけどそれ以外はわりと堅実。

2011年までBPS減あるけど以降は伸びてる。2011年からみると、6.31%/13年ほどあったりで意外に蓄財力高めで堅調。

といういかにも停滞蓄財ですが還元渋く配当利回り2%きりで業績は冴えなく地味にBPS貯金してるだけとなりそうで極めて評価されにくい種のものになりそうで、それがPBR0.4ほど。これをこれでも高いとみるか、それにしてもさすが安いとみるか定位置と見るかにはなりそう。PBRレンジを2010年からみるとPBR0.33-1.87くらいみたいです。

それにしても安い方かもしれませんがたまに吹上げてるようですね。いつ来るかわからぬ吹上けを延々待つのはありかもしれません。向いてる人もいるかもね。

かもめはやらないですけど。二度とないかもしれないし。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにございません。ちょい市場あれ気味ですけど。

 

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用語解説(日記比較編)

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