大河の一滴

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(6289)技研製作所/東証PR/機械(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2037円(人々は栄え衰退している。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6289 技研製作所 東証PR/機械 574.33 2024/08予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
300 33/11% 13%/17年 22.79 1.39
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
5.41%/17年 9.05%/17年 6.65%/16年 6.05% 7.3%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
516/17年 -392/17年 124/17年 7.27/17年 1.59%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
513.88 395.44 77% 1.96% 44.75%

 今日は分析。2024/3/10に銘柄スカウター10年スクリーニングで、10年売上利益成長率10%以上かつ5年PBR総体水準で10%以下のもの(対象76銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。長期に売上利益を伸ばしてるけど、ここ5年で低い評価に置かれているものを拾う意図。技研製作所。無公害建設工事。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年03月12日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげから停滞蓄財」

無公害建設工事の産業機械メーカー。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

こういうの。

ビジネスモデル – 株式会社 技研製作所 – GIKEN

工法革命。

www.giken.com

土木よりっぽい。

機能構造物 – 株式会社 技研製作所 – GIKEN

で、インプラント工法が主軸のようです。

www.giken.com

その革命的な工法に使う機械を作ってますということになりそう。

工事もしてるので工事を受注して自分の機械使って仕事もしてそうですね。

 

建設機械フィルタ。防災機器も加えて10年成長率でソート。

成長率と利益率に優れるけど、ROEが低い。伸びてたけど目先はなにかの理由で調子が悪い・・くらいでしょうか。

(銘柄スカウターから)

 

 

それで長期業績みると、2014-2019に躍進があり、以降は足踏みで、おおよそ増収時に利益率があがり減収時に下がるメーカームーブ。


ROEなどもその傾向が強そうで、拡大期はROEが高く出て下がるときはぐっとさがる感じがでてますね。長期のBPS成長率は6.65%/16年ほどでこれは足踏み期間を含めてるので、伸びるときはもっと伸びると。

 

原価率なども。原価率は一定に近いも販管費が増収時に下がる感じですね。

(IRBankから)

そういう感じになり端的には”売上”ってことになりそう。

減収の2020は建設機械でかなり後退「国内の公共事業予算が前年度に続き高水準で確保されている一方、建設技能労働者不足とそれを背景とした入札の不調・不落、新型コロナウイルス感染拡大に伴う工事の一時中止や工期延長、発注の延期、さらなる感染再拡大への懸念など、先行き不透明な状況が続きました。このような状況を背景に、顧客の設備投資に対する姿勢は慎重な状況が継続」

2021・・以降は以下みましょうか。大型工事が完了で後退の一方国内は堅調。

「顧客の設備投資は堅調に推移」な一方「鋼材や材料等の価格高騰による影響」でコスト高は懸念と。

そんな感じですが中期計画の下方が入ってますね。「北米・オセアニア地域等にて見込んでいた市場形成が不十分であったことと、2023 年 6 月に連結子会社であった J Steel Group Pty Limited との合弁関係を解消したことなどから、現在、海外事業の再構築に向けた取り組みを進めていますが、短期的には海外売上高が減少傾向となっています。また、営業利益については、売上高の一時的な減少や材料価格の高騰等により、当初計画より減少」

今期は1Qでて増益ですが減収ですね。四半期並べても、足踏みくらいでコロナからは回復ですがグリグリ伸びる局面ともし難いですかね。

(株探から)

財務

健全感。

(IRBankから)

前期総資産513億。有形固定191億で大きめですが2016年以降は増えてはないくらい。

流動250億で2017年以降ではあまり増えてないですね。現金99億、手形類74億ほど。その他製品、原材料あたり。

そもあまり近年は資産増えてないですね。BPSあたりも上昇が止まってる。

負債118億。だいたい≒現金にちかく有利子負債とかもほぼなく財務自体は健全かな。主な負債も契約負債41億。

財務は問題ないdけど、近年資産増がみられないをどう見るかというか足踏み感ありどうみるか。

 

CF

 

 

営業CFは安定的で2015-2022で投資強め。とはいえ2015-2017はFCFマイナスですが以降はFCFプラスなのでわりとCFの筋は良さそう。

で、現金は維持でFCFほとんど配当で配ってますね。手持ち維持しながらあまりは全部配当。なので現金が増えないしBPSもあまり増えない構造とはなりそう。

それであまり増配がないというか業績並みですね。目先は無理して自社株買いも入れた感もありますが。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげ
週足でさげ
日足でさげてあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2021年高値5310以降一方的なさげで週足絶賛下げで目先日足1688で反転みられるくらいですね。

その前は2010年353から長期上昇で2014以降はかなりあげ。調整はあるけど長期にあげてきたのが2021年以降の下落で2015年の水準まで引きずり降ろされた感じですが、それが目先の日足斑点で調整終了、再度上昇となるのを見込むか。

目先1688がいい基準だと思いますが、2016年安値1374くらいも基準になるかもですね。うまく反転すれば下落も深かった故にリバウンドも大きくなるかもしれないので狙うの自体は理解はできますが、だから週足では普通に絶賛下げで落ちるナイフですけど。


ファンダ的には、土木向けの比較的?静かな機械。と工事も少々。典型的な機械メーカーで増収時は儲かるけど、減収時は減益が大きい。2014年以降躍進感あったけど2020年以降は足踏みに近い推移。目先も足踏みくらいかなとは。長期には利益率など同業他社より優れる感じもしますし、低公害というのもいろいろ好まされそうなところもあります利益率は高いのを維持してるで悪いってこともないけどどうか。

財務はいいけど、余力は全部還元してそうな感じで近年は資産増も進んでなく、利益足踏みで増配も難しい感じは。

一定の優秀性はあるとはなりそうだけど製造業の増収ないとしぶそうなのも踏まえて現状、ぐいぐい業績が改善する感じでもないかなあとは。

評価。

PER23のPBR1.4ほど。ピークでPER80近く以上もつけたようですがかなりおちて目先PERくらいですが、これは2017-2020くらいの水準。当時は伸びててROEも高い水準でそれとおなじくらいはどうかなあというか、この手の製造業でPBR1.4はまだわりと高評価というか業績足踏みくらいの製造業はPBR1以下もよくある話なのでこのへんでもどうか。

とりあえず業績向上してる感じにならないと・・とかは思いますがそういう根拠をエスパーしてるならいいかもですね。目先反転はしてますし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6289

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6289

IRBANK:https://irbank.net/6289

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもない。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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