大河の一滴

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(2127)日本M&Aセンターホールディングス/東証PR/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:964.5円(人々は山に登るも崖から転がり落ちている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
2127 日本M&Aセンターホールディングス 東証PR/サービス 3249.74 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
440 170/38.64% 44.1%/17年 28.55 6.62
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
18.02%/17年 19.23%/17年 19.35%/16年 20.13% 29.9%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
869/17年 -103/17年 766/17年 45.06/17年 15.79%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
657.65 544.32 82.8% 2.38% 68.09%

 今日は分析。2024/3/10に銘柄スカウター10年スクリーニングで、10年売上利益成長率10%以上かつ5年PBR総体水準で10%以下のもの(対象76銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。長期に売上利益を伸ばしてるけど、ここ5年で低い評価に置かれているものを拾う意図。日本M&Aセンターホールディングス。M&Aコンサル。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年03月07日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげから鈍化?」

独立系のM&Aコンサルティング会社。中堅・中小企業に特化した友好的M&A仲介業務の大手、自社ネットワークと地域M&Aセンター・会計事務所・地銀・信金・証券会社との業務提携により全国展開。

不祥事。

日本M&Aセンター不正会計問題から見えた経営とリスク管理の諸課題 - BUSINESS LAWYERS

仔細まで切り込めなかったっぽいですが、ノルマ達成圧が高かったので、粉飾計上しちゃった感はあるようなないような。

雰囲気的にそういう営業圧が高い会社だとはみてたほうが。

資料。

決算説明資料|日本M&Aセンターホールディングス

 

前期では反省してる。

 

このへんを形だけと見るか、あるいは真にコンプライアンス重視に返信できるか?

もありますし、返信したらそれはそれでノルマ圧の低下ともなりますので、成長は?業績は?の視点等々。

それで不適切会計の発覚は2021年12月ですね。2019以降くらいから成長鈍化みたいなの見れるから、ここでより強い圧がかかったみたいな推測はできるところですが。

そうみると、そこから不祥事もでてきたとかみると、コンプライアンスとかは置いといても、これまでの成長速度は維持は難しい、あるいは後退?という視点もとれるかもしれないなとは。


一方で、相当低い原価率及び販管費で市場でもなかなかないハイレベルな利益率となりそうだし・・

さがってきてるとはいえ、ROEで20%をだいたい超える推移で、ROAも相当な水準。

BPS成長率をみても 19.35%/16年ほどで抜けた水準で、これがどこまで下がるか?が焦点にはなりそう。

労働集約だと思うので従業員もみると増えてるけど一人あたりの数字が落ちてきてますね。

総じて、いろいろ成長鈍化とかROEや一人あたりの数字などが後退してきてるところがあり、不祥事もこの辺と不可分というか背景なところはあるかもしれないなとは。

一方で前期でも市場でも相当な利益率収益性を誇り劣化といえどまだまだ非常に優秀で、その劣化が食い止められるか?成長が続けられるのか?というのは投資的な視点になりそうかなと。

その視点で今期3Q。

累計で単独で良化で来てますね。

計画進捗も比率は割るも下期が重いので計画通り感。受注?の引き合いも多いようで、なんだかんで(またハイレベルに)持ち直している感はありますと。さすがに30%クラスの成長を見るのは楽観的には感じますが。

それでそもそもわりと目標高い会社。

それでノルマ圧高い理由ともなってそうですが、高い目標を負荷かけてやり遂げる趣もあり、やはり相当に優秀だとみざるを得ないですかね。

それらを踏まえて出てくる実績とバリュエーションなどで投資判断すす感じでしょうか。

コンプラの視点も重要というか軽視するとどこかで爆発するかもしれないとかありますね。

財務

財務健全。クソ優秀感ある。

(IRBankから)

 

前期で総資産657億で流動529億現金455億。に投資有価証券88億。有形固定6億。無形3億。負債まとめて110億。

ほぼ水物のBSだし、なんら問題ないというか、事業に要らないものは金融資産以外持たないというスタイルで極めて優秀な会社にありがちなBSですね。

 

CF

 

CF問題あるはずがない。もともとFCFでて当たり前なところはありますがそれで現金積んでますね。2021で投資CFがはねて現金もはねてますが定期預金の払い戻し。

もともと営業CFの余裕は定期預金とかで投資CFに吸収されてたのがここで精算ですかね。目先はゴタゴタもあり現金後退感ありますがFCFでてるし、還元のせいなところありますね。強めな自社株買いも。

 

そんなわけで業績は不祥事などもからみ踊り場感ありますが、財務もCFもまるでぐらついてないという印象はうけます。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげ
週足でさげ
日足でさげからあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、リーマン安値で38.5から上昇で特に2013以降でかなり順調な上昇で2020年で3785まで、あやうく安値高値で100倍間近までですが、2020年以降は下落で2021年3745をつけると崩壊という感じで、2023年627まで。

以降は1083.5まで反転ですが、日足では転換感強いですが週足レベルではまだ反転ともしきれない感じで、日足反転が週足反転に発展するか?を見る感じでしょうか。

627をみながら737とか873をみて1083.5を超えていくなら・・って感じでしょうか。


ファンダ的には、M&Aコンサル。長期に傑出した成長。も、目先は成長鈍化のきらいもありそれが背景か強いノルマ圧でもありそうで、不祥事も。目先は不祥事を越えてまた成長に向かってる印象ですが。ROEや一人あたりの数字の劣化などこれまでほどは高成長とかピカピカぶりを維持できないのではないか?とは感じるところですが、依然として市場でもピンのピンの方のピカピカな優秀な企業。財務やCFみると異常なほどの強さを感じる。成長鈍化はあるかもね?って感じですがそもそも目標が高くそれを実現する実行力も高いような印象を受けます。

総合して傷はついたけどやはりどうみても非常に優秀な企業。高い成長率維持するかはわかんないし、劣化自体はありそう。

評価。

PER27のPBR6.3ほど。高いところ3700くらいから600ほどまでかなり落ちましたが、それでも高い評価。ピークではPER100超えしており評価も超絶高かったとなるところでかなりおちても相応に高い評価をどうみるか。

というか過去はPER50前後で推移してたくらいなので今はこれでもM&Aセンターとしては低評価ですね。持ち直している感じにもみえる業績で結局優秀さで持ち直してPERも上振れてとかもありえそうでそのへんをどうみるかでしょうか。

で、優秀とみられてるとはなりそうで、それを裏切る展開になると死ぬやつですね。

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2127

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2127

IRBANK:https://irbank.net/2127

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

シレン6たのしいくらいでほかのことなど。

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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