大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7004)日立造船/東証PR/機械/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

日立造船とその他

株価

902円(人々は、場所は変えるもいつもいがみ合って先にも後ろにも進めてない。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7004 6302 7011 7014
企業名 日立造船 住友重機械工業 三菱重工業 名村造船所
市場/業種 東証PR/機械 東証PR/機械 東証PR/機械 東証ST/輸送用機器
時価総額(億) 1535.34 4366.83 28419.61 745.46
株価 902 3553 8424 1075
決算期 2024/03予 2023/12予 2024/03予 I 2024/03予
予想売上(億) 5400.0 10750.0 43000.0 1350.0
予想営業利益(億)/利益率 230/4.26% 640/5.95% 2900/6.74% 140/10.37%
長期平均営業利益率/年 3.56%/17年 7.31%/17年 4.12%/17年 3.08%/17年
売上成長率(年複利/期間) 3.7%/17年 3.5%/17年 2%/17年 2.2%/17年
EPS成長率(年複利/期間) 16.1%/17年 0.1%/17年 8.3%/17年 8.8%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 4.5%/16年 6.6%/16年 1.2%/16年 3.3%/16年
長期営業CF(億)/年 1692.8/17年 7325.91/17年 37543.03/17年 7325.91/17年
長期投資CF(億)/年 -752.41/17年 -5335.9/17年 -23806.54/17年 -573.63/17年
長期平均FCF(億/年)/年 55.32/17年 117.06/17年 808.03/17年 1.02/17年
PER 11.69 11.45 14.9 5.73
PBR 1.1 0.7 1.48 1.19
ROE 9.4% 6.1% 9.9% 20.8%
平均ROE/年 7.37%/17年 7.87%/17年 5.32%/17年 4.88%/17年
ROA 2.7% 3.3% 3.5% 10.4%
配当利回り(%) 2 3.38 1.9 0.93
配当性向 23.3% 38.7% 28.3% 5.3%
総資産(億) 4796.82 11488.70 54748.12 1249.01
自己資本比率(%) 29.1 49.5 31.8 39.8
メモ いちおあげ いちおあげ 停滞蓄財できず 低迷から復活?

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで連続増収連続増益各4期以上かつ予想PER相対水準10%のもの(対象52銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。ここ5年調子いいけど、5年間で評価されてないものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年12月01日取得。日立造船。造船してない造船。比較に同業っぽい住友と三菱。ゲストにほんとに造船してる名村。

 

日立造船(7004)

業績

造船してない造船として有名だったのが社名変えるようです。

日立造船 社名を「カナデビア」に変更へ 社名と事業のかい離で | NHK | 大阪府

さらに日立系でもないという(昔は日立系でしたが)

【ビジネスの裏側】船も造ってないし、日立製作所グループでもない「日立造船」…本業中の本業切り離し、ごみ焼却発電施設に活路(1/3ページ) - 産経ニュース

 

セグメント。

(銘柄スカウターから)

造船はないけど舶用機器はあるね。すこし関連あるね。で、主に環境で次に機会インフラでその中には船っぽいのはないので、ほぼもう船はやってないと。

 

長期業績。近年好調。

ですがもうちょっと長期も。大きくは2007年位後退から。足踏みに近い推移で2021年までから近年は増収。利益率はわりとずっと同じ調子。利益率の水準自体は高いよりひくいという印象。営業赤字は2000年以降なし。純損失は2007年以降無しで、重厚な設備機械でシクリカルな印象は受けるけど意外に業績底堅い。リーマンあたりもわりと無事に過ごしてます。(純利益などは低くでてますが)

(株探から)

 

ROE平均となると 7.37%/17年くらいで目先は上昇傾向。BPS成長とると4.5%/16年。

総合。抜けた感じはなく成長性も微妙だけど堅実に稼いでBPSくらいは伸ばしてると、要するに停滞蓄財。それが近年好調で、これはこれまでの停滞を破る成長なのか、それともまた戻り足踏みの中の一時の好調なのかという視点でしょうか。

決算説明会 | 日立造船株式会社

の資料から。

増収の2022。「海外での⼤型プロジェクト・⻑期O&M受注により
受注高6,700億円超、受注残高1兆円超」と大型の仕事を受注。

O&Mは運用アンド保守。

O&Mとは?運用と保守の業務内容や職種を解説 | 施工のミチ

とかもあるし、売上増えて受注残高も増加。受注残高が上位KPIになるとかわりと建設っぽい雰囲気。

でも受注減るよが2022時点の見通し。

要するに仕事たくさん受けてますって感じでもちろん悪いことじゃないけど、成長というよりは、外部環境所以ぽくてこれ一時じゃねえか感は拭えなく。

 

それで2023。好調継続ですが、減るとしてた受注が増えてるくらいで、このへんは会社の自助努力というよりは環境にその辺が左右されてシクリカルですねって感じ。


そういう感じですが受注残が堅調に積まれてますね。

環境のせいってところは否めないがそれにしても順調だってことにはなろうかなと。

 

そして今期は2Qで増収増益。受注残も増えてるようですね。まあ増益は四半期のブレが大きく安定しないところがあってあまり信用ならないですが。1Qは赤字が常のようです。

過去計画は利益は信用ならない部分もありますが保守よりかなあって感じ。

 

 

財務

資産増。自己資本比率あたりは横ばい感あるけど、有利子負債比率は後退で財務改善が進んでいるとは。

(IRBankから)

前期末総資産4796億で有形固定982億は2008年からずっと減らしてますね。土地当たりは減っていてこれはわりとずっとリストラと言うか事業にあまり関わりがないものを売ったりしてそうですね。

流動3188億。これは増えてます。現金864億手形1983億などが主。

負債3383億。負債は大きく自己資本比率もひくいですが、有利利子負債は824億で現金以下で手形類722億未払い701億契約負債401億あたりが大きめで負債の質はそんなに悪くもなくなってる印象は。負債自体は減ってないですが筋肉質化が進んでるちゃあ進んでなくもないかなとは。

 

 

CF

 

営業CFはマイナスも。基本大きな仕事を少数受注してみたいな建設寄りのスタイルとはなりそうで、これは許容範囲か。長期平均FCFは 55.32/17年ほどで、これは目先時価総額でPCFR30程度で、キャッシュリッチとするにはちょっと遠く、問題があるってレベルじゃないけど、基本的に現金に余裕が出やすい類ではないとはなりそうですが、近年の好調で目先はFCFが結構潤沢に出て、ぐっと現金が貯まるというか、上記BSの有利子負債比率あたりの現象も近年の貢献が大きめ。

控えめながら増配もしてますね。

 

住友重機械工業(6302)

業績

 

セグメント。横文字やめてほしい。かなりセグメント分散ですね。どれが主力とも。

エネルギー&ライフライン日立造船の主力になりそう)が比率小さめの赤字。赤字は毎年ではなさそうですが。

(銘柄スカウターから)

こういの。雰囲気で。

 

長期業績。後退もありながら長期にじわっと伸びてる感あり。目先はまた一段上の利益に。利益率もおおよそ変わらない水準かなとは。

ROEなど。上下あるけど、レンジを組んでの推移。BPSなら右肩に近い。平均ROEなどはわりと日立造船に近い水準で 7.87%/17年とか。BPS成長などは6.6%/16年でこっちのほうが上。ただ、日立造船は近年好調ですが。

2022は、減収に見えるけど、期替え入って事実上の増収。利益は現象みたいですね。

計画も堅調さでててこっちも順調ですね感あり。それもふまえ業界で環境良さそうなところは。

3Q。受注がちょっと後退で市場環境も軟化などの言葉が入りこのへんをどう受け止めるか。一応増収増益ですが。



 

財務

資産増。こっちは普通に堅調感。

(IRBankから)

中身見ないでもいいやあ感ありますが有形固定推移だけみると2019年くらいから加速感あります。このへんは業績ともリンクで目先は業績拡大しながら投資も拡大感ありますね。

 

 

CF

 

   長期平均FCFで117.06/17年は時価総額に対しPCFRで37程度でこれは日立造船より上。

この辺はやはり投資が大きめでCFの筋はあまりよくない方になるとはおいといて、営業CF自体は安定的ですし、なんだかんだ安定感あります。現金も増える感じとも言えないけど安定的。

還元は利益並感ある。

 

三菱重工業(7011)

業績

三菱重工様。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

いろいろやってる。

三菱重工 | 製品・技術

 

業績。2019年以降営業利益は経常利益を代入。

長期に伸びてないこともないけど、後退足踏みは多いし、比較的薄利。

一方営業経常損失は2001年以降なくてわりと安定的。

ROEなど。ROEとかひくいって感じではないけど 1.2%/16年は、増えてる感じでもなく。トータルとしては蓄財もできてない停滞企業とはなる。

もっと言うなら長期的に企業価値を高められてないです。もっと言うならなんで上(ry

ってなるけどそんな三菱様。

 

まあでも近年は環境か、ROEもわりと高水準でBPSも伸びてますね。2020から見れば、BPS成長率12.63%/3年とかなのでこの調子が続くといいですねっ!って感じ。

2Qで増収増益。続いてますね。

受注高あたりも伸びてるのでやっぱりこの業界全体好調なんじゃないかなとは。

 

 

 

財務

 

資産は伸びてるのか伸びてないのか。意外に有利子負債レベルは低そう。自己資本比率は高くもない。

流動資産くらいはみると2.4兆で地味あげ。半分くらいは非流動資産ですが、有形固定は0.84兆くらいで増える感じでもないのをどうみるか。まあ額自体は大きく重厚な設備産業ってのはそうなりますかね。

あとは見る必要もないかというか業績も踏まえてかつなんだかんだいいながら巨大な三菱様であるし。

 

CF

 

 

意外としっかり長期平均FCFでてる。 808.03/17年。PCFRは34とかで、PER踏まえると筋が良い方ではないけど上らとおなじくらいでしょうか。

長期に現金とか溜まってるとか、営業CF水準増えてるとかは読み取り難いかな。還元も利益並。総じて停滞してるという印象。

 

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてもみあい
週足であげてもみあい
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

日立造船(7004)

テクニカル的には、2009年くらいからみてあまりトレンドが出てる感じもなく。

大きくは2009-2018年が400-800くらいのレンジで2019-2020で300円台くらいに落ちて、2021以降は655-100くらいのレンジが続いてる印象で、とりえず年レベルでもみ合い。レンジ上下でも2割はあるのでレンジ下で拾い上で売るとかできるやもですがどうでしょうね。あとは週足レベルでは655とか1010が基準にここを割ったり越えたらトレンドが発生したとみて入るのも。まあでもそれも今トレンドらしきものが出てるものでやった方がいい感はあり、これを値動き的に積極的に選ぶといのがあるかというとあまり無い気がいたします。


ファンダ的には、日立でも造船でもない日立造船だったのが、さすがに名前変えるようでカナデビアとかになる予定の環境設備に強めの重機械メーカー。

ながらく業績足踏みが続いていたが、目先は業績加速。環境所以の好調さかなあとシクリカルな疑いは残るところだけど、長年固定資産などをリストラしてきた成果か、今の環境がすこぶる良いのか、目先は業績も好調で受注残がたまり、そして財務やCFにも著しく好影響が出てきてCF財務面でぐっと状態も良くなってて、一時かもしれないけどさすが好調ですねって印象は受ける。後退はあり得ると見ておくべきだろうとは思うけど受注残あたりの好調をみながら付き合うのは。

評価。

PER12のPBR1.1ほど。PERでみて12ほどは実は日立造船としてはかなり低水準で、一応好調な割に低評価だといえる株価水準だったりはします。PBRでは0.5以下などもありそんなこともないんですが、これはROEが上がったということでもありと。

ということで、増益などしたけどその増益ぶりよりは評価が進んでない一方、業績後退あると下はありそうで、わりと業績次第感。目先までは好調ですね。どう考えるか。

 

 

住友重機械工業(6302)

重機械いろいろなメーカー。長期にあまり赤字もなくなんとなく成長もしててそこそこ堅調。利益率など抜けてる感じでもなくROEなど日立造船よりちょっと上だけど製造業としては低ROEとするほどじゃないけど、売上利益がわりと出てそうな目先もROEなどは並で総合的には、成長はあるけど低低蓄財とみてるのがただしそうな。停滞蓄財の製造業としてはそこそこ。

財務とかCFも製造業という感じ。目先は業績拡大に投資も進んでる感じがありわりと順調では?というのはある。目先は受注後退をどうみるか。

評価。

PER12のPBR0.7。製造業としてほどほどなPBRには見える。実際に住友重機械としてもよくあるPBR上も下も。まあ順調よりではあると思うのでそのわりには低PBRとも見れて拾う意味も。配当+BPS成長で9%程度はありそうで市場平均以上でそれをPBR0.7市場平均以下で拾うみたいな見方もできますし。とはいえ下もあるので受注減が減益などに繋がると低PBRに向かっていくは考えられるのでどう考えるかですが。

 

 

三菱重工業(7011)

三菱重工様。

格別ROEがひくいってわけでもないし、赤字が多いわけでもないけどないし、成長っぽい感じもあるにはあるけど、長期にBPSも伸ばせてないとなり、結果として停滞して蓄財もままならないだし、長期に企業価値を伸ばせてないです。重工様といえどそうなんだから仕方ない。

で、目先は順調で、ROEも高まりBPSも伸びてきてる。会社がというより業界全体の傾向っぽく環境がいいとはなり、環境悪化で元のもくあみでしょ?ではあるけど、目先はやはり好調でそのへんどうみるか。好調が続けば悪くないかもねはそうかもしれない。

財務などは維持でCFも維持って感じ。このへんは大きければ停滞問い印象。やっぱり。

評価。

PER15のPBR1.5。まずはPERではそうでもないけどPBRでわりと歴史的に高評価な水準っぽく。2010年からみてもPBR1.5ほどはかなり高い水準でこれより高い時期はかなり限られるとはなりそうでどうみるか。高いはそうですが、重工は業界代表ともなりそうで、業界自体への警戒も薄いとはなりそう。そう読み取ってそのまま三菱重工いくのも選択やもですが、業界ごと好調だよねと読み取って、より低PBRな日立とか住友に行くのもいいかもしれませんね。

 

名村造船所(7014)

 

 

純粋造船。

造船は厳しくて2017-2022でずっと赤字。思い出したように利益が出る感じ。

より長期業績。造船しぶそうなイメージも2017年まで意外に拡大。リーマンあたりも黒字維持。も、2017-2022は厳しいですね。利益率-10%以上もありと相当苦境。

からの目先っっは業績が急回復ですね。これがどこまで発展するか?の段階。

一応の業績レベルは2014の利益に届いておらず。

 

ゲストですしあまり深く見ませんが、わりと長期に伸びていて、同時に造船専門の上場企業は市場にここと内海造船しかなさそうで、(ほかはいろいろやる中でちょっとやってるくらい)で、ほとんど壊滅した業界となりそうで造船業の厳しさと、そして残ったここは結構残存者利益はありそうだなと。

まあそれで、今年話題になった銘柄ですが、この状況で残存者利益が大きい中で、増全需要が続くなら・・・見立ては可能であろうかなとは。

という感じですが、そういう期待されては弾けたのを繰り返してきてるという印象。

さて今回は本物なのでしょうか。


第期 124 期末報告書のデータで、「鋼材をはじめとした資機材価格の高騰により製造原価の過半を占める材料費は大幅に上昇しましたが、グループ一丸とな って取り組んでいる原価削減活動の成果と円安の効果により、不況期に受注した低船価船の収支が大きく改善する見込み~受注残高は236,162百万円(前年同期比53.2%増)」で環境にも助けられ受注も積み上がってる状況。

で、世界的にも2021、2022受注ハイレベルって感じですね。

という感じで、業界自体が今明るく、残存者利益は思いっきり享受できそうですが、今後どうなるかですよね。目先はPBR1.2ほどは実はもう歴史的高水準。実はもう業績行為対すると許されない株価水準にはきてます。下見るとPBR0.3切りも普通にあるので、受注後退で減益で低ROE化などにくると上記の株価推移を再現するんでしょうねって感じ。だからそうならないか注視して付き合う段階ですね。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にありません言う事とか。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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