大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(2204)中村屋/東証ST/食料品/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

中村屋とその他

株価

3085円(人々は、にげて落ちて隅っこでなんとか落ち着いてきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2204 2540 2216 6231
企業名 中村屋 養命酒製造 カンロ 木村工機
市場/業種 東証ST/食料品 東証PR/食料品 東証ST/食料品 東証ST/機械
時価総額(億) 184.37 305.42 346.59 124.32
株価 3085 1851 2263 3230
決算期 2024/03予 2024/03予 2023/12予 2024/03予
予想売上(億) 367.0 112.4 285.0 130.0
予想営業利益(億)/利益率 2/0.54% 7.2/6.41% 29.4/10.32% 24.3/18.69%
長期平均営業利益率/年 1.64%/17年 12.05%/17年 4.82%/16年 13.9%/6年
売上成長率(年複利/期間) -1%/17年 -0.8%/17年 2%/16年 5.3%/6年
EPS成長率(年複利/期間) -9.6%/17年 -4.4%/17年 6.1%/16年 15.2%/6年
BPS成長率(年複利/期間) 0.8%/16年 1.7%/16年 2.1%/15年 22.4%/5年
長期営業CF(億)/年 222.06/17年 279.72/17年 257.28/16年 279.72/6年
長期投資CF(億)/年 -113.64/17年 -208.33/17年 -183.17/16年 -61.43/6年
長期平均FCF(億/年)/年 6.38/17年 4.2/17年 4.63/16年 -2.25/6年
PER 79.94 30.83 15.34 6.85
PBR 0.75 0.57 2.31 1.36
ROE 0.9% 1.8% 15.1% 19.9%
平均ROE/年 2.81%/17年 3.47%/17年 5.81%/16年 22.83%/6年
ROA 0.5% 1.7% 9.2% 9.6%
配当利回り(%) 1.62 2.43 2.21 2.01
配当性向 129.6% 75.0% 33.9% 13.8%
総資産(億) 424.80 495.62 223.15 176.70
自己資本比率(%) 60.6 86.3 56.3 43.9
メモ 停滞蓄財できず 停滞蓄財 びあげが加速 あげあ

 今週は比較。市場統計推移記録表で2023/11/10と2020/3/17(TOPIXコロナ最安値日)を比較し、ROEをあげているのにPBRをさげているもの(対象240銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。目先状態が良くなってるのにコロナ最安値時より評価が低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年11月13日取得。中村屋。老舗食品・菓子メーカー。比較にい低PBRの養命酒。高PBRのカンロ。ゲストに中村に対抗して木村。

中村屋(2204)

業績

菓子と食品。セグメント。

(銘柄スカウターから)

商品は以下みたいなラインナップ。

 

業績。長期に横ばいか後退感ある。その中で1999年からみて薄利も利益は堅実にでてた感はあった(純損失は2002とかにある)のが、2020年以降赤字が連発で、かなり渋い感じが目先通期計画は黒字復帰・・の計画ですね。

一応最悪期より利益率回復してきてるし、あまり斜めにみるのもってところもありますが。

赤字の2020「環境変化に十分な対応が図れなかったことから、当事業年度における売上高は、36,120,900千円 前年同期に対し2,622,875千円、6.8%の減収~売上高の減収とそれに伴う生産ラインの稼働率低下から売上総利益が大きく減益」と、なにか理由があるというより構造的な感じがしてしぶそうですね。

2021「新型コロナウイルス感染拡大による既存事業への影響が
大きく、当事業年度における売上高は、31,950,395千円 前年同期に対し4,170,505千円、11.5%の減収~売上高の減収とそれに伴う生産ラインの稼働率低下から売上総利益が大きく減益」でさらにコロナで後退。

2022は、コロナ一服かいろんな施策は打ってそうでそれがうまく行ったかで増収でそれに伴い赤字縮小。

2023は増収と言うか売上回復が続くも「主要商品について価格の見直しを実施したものの、原材料・エネルギー価格の高騰による影響は大きく」まだ赤字。まあ赤字幅は縮小はしてますね。

今期は黒字化の計画ですが2Qで増収も赤字ですね。もっとも例年上期は赤字が基本みたいです。計画からもちょっとしたぶれ。

と、現状低迷入って売上は回復に向かってるもまだ抜け出せてるとは読み取りにくいかなという印象。でもまあ増収は見られるのでいずれ・・・とはみれるかもしれません。

 

というところでも目下赤字などが続き業績渋いのですがそれでもBPSなどはあまり後退してなく、おおよそ現状維持で堪えてるという印象でこのあたりは、同じものを繰り返す買わせる食品の底堅さを感じないまでもないです。もちろん低ROE。復活をどこにみるのかですが赤字前もBPS増えてる感じでもなく、そういう企業価値推移的には赤字でも黒字でも大差ない、そして株価自体はかなり下げててそれをもって妙味とすら見ることすら可能です。

 

 

財務

資産横ばい感。自己資本比率も後退してないですね。有利子負債も増えてる感じでもない。有形固定資産推移あたりは2019から後退中。投資抑えてる感じでしょうか。

(IRBankから)

ほかは見なくてもいんじゃなね?感。CFはみるし。

 

CF

 

2020,2021は営業CFマイナス。も、2022,2023は営業CFプラスで、投資も少ないのでFCFプラスですね。

2018、2019に結構な投資。

中村屋/埼玉に100億円投資し「武蔵工場」、中華まんを製造 | 流通ニュース

減配傾向。手持ち現金は少ないし、目先はFCF<配当となりそうで、減配懸念はまだありそうです。

が、低迷も大きな投資も済ませた局面で赤字出しながらもFCFはプラスとこのへんの底堅さはやっぱりありますね。

 

養命酒製造(2540)

業績

養命酒。一応今回のスクリーニング条件これも満たしてる。

セグメント。売上の9割養命酒みたい。

(銘柄スカウターから)

 

横ばい感強いけど、1999年とかからみると、結構後退してる。

でもこれまで赤字もなく。利益率はさがってるのでゆっくり衰退に向かってるみたいなところはありそう。

 

BPS推移など。わずかに伸びてる。 BPS成長率1.7%/16年とか。平均ROE 3.47%/17年とかで低ROEだしこんなもんでしょうか。

というわけで、ゆっくり衰退に向かう中わずかに蓄財が進む企業くらいで。

配当と優待とBPS成長で5%くらいは出そうな気もするのでそれでいいなら拾うのも。優待は(写真だと)美味しそうなレトルトっぽい食品。

目先2Qで減収減益。しぶいですが過去の延長線上の範囲内ではないか。

 

 

財務

もう中身見る必要も感じない推移。高い自己資本比率で微妙に蓄財してる感じ。

有形固定資産80億くらいでずっと維持。

(IRBankから)

 

CF

 

安定的な営業CFで長期の平均FCFで 4.2/17年。

若干配当足が出そう。現金も増えてる感じでもないですね。

 

カンロ(2216)

業績

    
キャンディ専業。

業績伸びてますね。

コロナ前くらいまでは長期足踏み感強かったのが、以後は売上が過去の水準を抜け利益も抜けてきてる感。もちろん1999年からみて売上利益ともに最高水準。

大きく増益の2021「中期経営計画「NewKANRO 2021」の基本戦略である「成長戦略」と
「経営基盤の強化」の両輪の施策を推進し、「新しい生活様式」への対応を進めた結果、当期の売上高は前期比23億42百万円(10.0%)増収~利益面では、売上総利益は増収並びに生産金額増加による売上原価率の低減」とかで、中期経営計画にもっとに打った施策がハマってる感がありますね。

中期経営計画。

中期経営計画 | カンロ株式会社

 

とはいてちょっと中身見てても、いろんな施策があり、なにがどううまくいってるかはなかなか読み解き難いと感じるところで、やはり出てくる数字を評価していく感じでしょうか。

その中で3Qデータからはやはり売上影響が大きそうなので基本増収をみながらがいい気は。

3Qで好調で上方修正も。

中期経営計画で目標CAGRが5%とかでてるので、まずはこれができるかでしょうか。

そのまま順調に進み2030で挙げられてる目標までいくならなかなかいい感じにはなりそうなので、基本はここで。

 

 

というわけで業績。伸びてるけど過去はそうでもなかったので、成長は必然とか思わなく、どこまで続くか?って視点でみておくべきではないかとは。

ROEとか二桁突っ込んできてる。

ちなみに食品としてはROE二桁はけっこう偉い方。

食品151社でROEで24位まで。

(銘柄スカウターから)

 

 

財務

比較だし中身まではみない。拡大で財務悪くなってなくむしろ良くなってますね。有利子負債なくなってる。有形固定も減ってる。設備投資位しなくても増収できてるって話だね。

(IRBankから)

 

CF

 

 

営業CF安定的。投資して平均FCFは 4.63/16年とか。まあもともと堅調。

それが業績加速してどうなっていくか?みたいな。

近年は増益してるので増配傾向。

日足週足月足の値動き判断

月足でさげ
週足でさげてよこばい 
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

中村屋(2204)

テクニカル的には、2018年くらいから延々下げている感。・・ですが2022年に3000円近くまで下がってずっともみ合ってる感。週足レベル以下ではヨコヨコで結構な低PBRもありわりと岩の心電図味ある推移っぽくはありますね。まあこれは成長企業じゃないんですが。

旧)エナフンさんの梨の木 岩の心電図

ということで、ヨコヨコ味ある2022年以降で安値3035を底にみていつか来るかもしれない上昇転換を待つのはありかもしれません。成長はしてないし本当にあるかもいつくるかもわからないですけど。


ファンダ的には、老舗菓子と食品。中華まんが著名となりそう。

延々あしぶみしてる感じだったかが、近年は減収にコロナも重なり赤字も連発とかなり渋い業績推移に、目先は減収からは復帰感あるもまだ赤字から抜けたと判断しにくく。会社はいろいろ施策を打ってそうだがどこまで・・・?ってところはありますが、業績低迷でもBPSも対して減ってる感じでもなく資産推移も減ってる感じでもなく財務自体は自己資本比率も低いわけでも悪化してるわけでもなく、CFも赤字ながらFCFプラスだったりと食品のしぶとさはみれるところ。というより薄利とか低ROEBPSも伸ばせないとかは以前からでい現状業績が黒字だろうが赤字だろうがあまり財務やCFの状況が変わらないようにみえて、現状の赤字などはあまり企業価値を毀損してないとすらみることもできるかもしれないところも。

総合して業績停滞で蓄財もできなく現状維持で一杯の企業。ただし低迷前からそうで、低迷後も状況が悪化したともしにくいくらい。

評価。

PER80のPBR0.75ほど。低ROEだし計画どおりにいくかも定かじゃないPERはおいておいてPBR0.75ほどは著名食品メーカーとしては結構低PBRだなという印象。もちろん絶対的に見てBPSも増やせない低ROE企業とみると過剰評価ともみれなくもないけど、食品メーカーのしぶとさはその通りであまりPBRさがるのも想像しにくいのも確か。

とみると、現状のPBRは中村屋としてはかなり低い方で、もっと高PBRだった2018年以前でもBSやCFの状況はさして変わらない中では低評価だとみることはやっぱり可能で、では評価回復をまちましょうは一つの方針として。得意な人もいるかもしれないし。

 

 

養命酒製造(2540)

ゆるく衰退しながら、なんとか蓄財くらいは進む養命酒屋。

財務いいし、衰退でもかなり持つんじゃないかなとは。

財務CFは安定的。ただ還元はFCF以上のようには。

評価。

PER30のPBR0.55ほど。安定的だけどBPSも伸ばせるか微妙なところでPBR0.6はもう一声というか、配当利回り4%とかになるとそこそこ妙味もある気したりします。まあでもBPSくらいはちょっと伸びてるし、株価も下の方で養命酒としてはかなり低PBR。評価は循環するとみるならひろうのも。2022年後半くらいからはそんな感じに上昇トレンドみたいなところもありますし。

 

カンロ(2216)

目先好調。長期足踏みから突き抜けて来てる感じで、中期経営計画とかをもとに打った施策がハマってそうなんだけどなにがどううまく言ってるのかは自分には今ひとつ。

ではあるけど、目先は好調なのはそうで、その中で増収がやはり利益に貢献する所大っぴく、増収してるか?を軸に中期経営計画の数字に向かえてるか?を測るのがいいのではないかと。

業績拡大期にありがちな財務劣化とか投資によりFCFマイナスとかはなくCF安定的で財務はむしろ良化。このへんはいかにも順調という感じ。

評価。

PER14のPBR2.2。伸びている食品としては高いともみるべきではないか。知名度のある食品はまま高バリュエーションが許容されるようにおもえるし、カンロとしてはわりと上も下もあるPER水準で上も下もってところ。増益が続けば十分妙味のあるバリュエーションのようには。

一方で、PBRだとかなり高いところまで来てるので、減益とかはあまり許されないとみてたほうが。結局かなり今後の業績次第。それで業績は目先までは順調そうですね。

 

 

木村工機(6231)

業務用空調機器専門メーカー。

ごっついめの空調機械メーカー。

ついでに空調機と外調機のちがい。

空調機と外調機の違いは何? | 名古屋の業務用エアコン施工なら株式会社ミナミテクノ

 

後退もあるけど、目先は伸びてきてますね。

後退はコロナとかで工事が延期とか半導体不足とかで商品揃えられなかったとか。

それらが改善して目先は伸びてきてると。

それで2023で「斜平形楕円管熱交換器やそれを活用した新製品の開発を進めるとともに、生産力増強のため、高井田工場の稼働開始、八尾製作所の建て替えを進めてまいりました。また、基幹システムの再構築により業務の効率化を図って~徐々に国内設備投資が活性化してきたことで産業分野を中心に伸長しました。
特に、製造現場の職場環境改善を目的とした工場用ゾーン空調機が好調でした。
また、商業分野では、換気ニーズの高まり等により大型ショッピングモールへの外調機導入」と、生産改善と需要回復がうまく噛み合った感。

この好調が続くか?が焦点でしょうか。

目先2Qで上方も入って絶好調感あります。

等々もあり目先は製造業でも目を引く利益率とかROE水準まできてますね。

一方目先は投資先行でFCFマイナス財務も悪化してるようですね。と、製造業ならではの懸念点もありですがさすがに好調ですし業績からすると低PERですね。

どれくらい低PERかというと、上場来で最底辺に準じる程度で、好調が続くならかなり株高した目先でもまだまだってところがありますが、業績後退するとひどい目に合いそうなやつでどうみるかですかね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今日は試乗おやすみでしたね。

作ったから投下しますが。とくにないぞ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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