大河の一滴

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(7105)三菱ロジスネクスト/東証ST/輸送用機器/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

三菱ロジスネクストとその他

株価

1285円(人々は、じりじり築いた地位を失っていたが、一気に反撃を試みてきている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7105 6201 7224 5632
企業名 三菱ロジスネクス 豊田自動織機 新明和工業 三菱製鋼
市場/業種 東証ST/輸送用機器 東証PR/輸送用機器 東証PR/輸送用機器 東証PR/鉄鋼
時価総額(億) 1371.25 38286.28 857.5 234.08
株価 1285 11750 1225 1490
決算期 2024/03予 2024/03予 I 2024/03予 2024/03予
予想売上(億) 6900.0 36000.0 2650.0 1650.0
予想営業利益(億)/利益率 400/5.8% 2000/5.56% 120/4.53% 80/4.85%
長期平均営業利益率/年 2.83%/17年 5.28%/17年 4.75%/17年 4.27%/17年
売上成長率(年複利/期間) 14.8%/17年 3.9%/17年 3.6%/17年 1.8%/17年
EPS成長率(年複利/期間) 14.5%/17年 8.1%/17年 3.9%/17年 -4%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 11%/16年 4.8%/16年 1.1%/16年 -0.5%/16年
長期営業CF(億)/年 2788.22/17年 36170.7/17年 1494.02/17年 36170.7/17年
長期投資CF(億)/年 -3461.16/17年 -38034.42/17年 -982.5/17年 -523.05/17年
長期平均FCF(億/年)/年 -39.58/17年 -109.63/17年 30.09/17年 11.78/17年
PER 5.96 16.21 11.06 7.61
PBR 1.33 0.74 0.79 0.53
ROE 22.3% 4.6% 7.1% 7.0%
平均ROE/年 6.2%/17年 4.88%/17年 6.19%/17年 3.12%/17年
ROA 4.8% 2.9% 3.2% 1.9%
配当利回り(%) 1.48 1.7 3.67 4.03
配当性向 8.8% 27.6% 40.6% 30.7%
総資産(億) 4754.32 78211.85 2269.07 1564.09
自己資本比率(%) 15.9 49.1 43.5 27.8
メモ 業績加速? いちおあげ いちおあげ 増収蓄財

 今週は比較。市場統計推移記録表で2023/11/10と2020/3/17(TOPIXコロナ最安値日)を比較し、ROEをあげているのにPBRをさげているもの(対象240銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。目先状態が良くなってるのにコロナ最安値時より評価が低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年11月10日取得。三菱ロジスネクスト。物流機器/フォークリフトメーカー。比較にはたらくくるま。ゲストに三菱仲間の製鋼。

三菱ロジスネクスト(7105)

業績

こういうの。はたらくくるま。

 

セグメント。海外大きめだしコロナ以後伸びてるのも海外。

(銘柄スカウターから)

 

業績は長期に成長感あります。

2014年に大きく増収。「平成25年4月1日に三菱重工業株式会社(以下、「三菱重工」という。)のフォークリフト事業との統合によって発足した新会社として、旧日本輸送機株式会社及び旧三菱重工両者の強みの融合」で、ここが現状につながる会社の事実上の発足ですかね。

2018年ジャンプアップ「平成29年1月1日付でユニキャリア㈱(以下、ユニキャリア)を完全子会社とし、さらに平成29年10月1日付で吸収分割による同社との経営統合

で、これも統合系ですね。

他にも「2019年米物流機器販社(ポン・マテリアル・ハンドリング)を買収(約200億円)、巻取機事業を日本製鋼所へ譲渡。2020年ニチユ三菱フォークリフト系と旧ユニキャリア系を統合再編。」とかもあり

 

そこからコロナなどで後退から2022「フォークリフト需要のコロナ禍からの復調が売上高の増加に寄与」

2023「半導体不足から始まった様々な部品供給の遅れによるリードタイムの長期化、原材料費・輸送費を始めとしたコスト高は前年度から継続していますが、グループ各社の受注は、地域差はあるものの全体としては概ね順調です。国内、海外において生産、出荷を推進しており、価格改定の効果も出てきて」で、「米州、欧州、アジアでの販売台数増加に加え、為替の円安影響が追い風」で円安も好影響となってそうですね。

 

という感じで以下ですが、増収時により増益し減収時により減益する製造業の傾向には従うはずだと思うけど、統合とかもありあまり過去にはそういう影響はなさそうですが目先は増収より増益が優勢ですね。

ROEなど。過去は統合とかもあり数字の連続性が怪しいけど、目先はやはり好調で一気にROEがはねてきてBPSなどもぐっと伸びてますね。


というわけで、統合など済ませてコロナを越え、一気に好調になってきてるところは。

物流の逼迫とかの関連してるところもありそうで、円安好影響もありそうです。というか国内は横ばいに近いです。

それでやはり製造業なので増収が大事なところはありそうです。

2022の決算資料。海外が伸びてます。

https://www.logisnext.com/investor/library/index.php?mode=view&y=2022&category=5

市場の受注状況。一服感はありそうです。

その中で、三菱ロジスネクストは一定以上の強さを感じる推移でしょうか。

それで2Qまで。かなりの増収増益で絶好調感あります。というか上方も。「計画を上回るペースでの米州を中心とした出荷促進と価格適正化の効果拡大、為替の円安影響が寄与」

1Q資料ですが、フォークリフト市場動向も2023/1Qで増えてきてるので、環境も良くなってそうですね。

 

財務

目先は資産増。自己資本比率低いですね。

(IRBankから)

前期末有形固定1489億。前期で1022億からかなり増えてて、リース資産と運搬具とかで増えてますね。

負債4000億で有利子負債1756億の手形862億とかが主でしょうか。やはり負債の質も悪く財務も悪いですが、2017年以降有利子負債も増えてないし自己資本比率も維持くらいで資産増となってるので、まあ状況は良くなってるとも。

問題ないとはいい難い。やはり財務が悪く業績悪化するとしんどくなるかもしれません。よく見れば財務レバレッジで資産増が加速できる。

 

CF

 

営業CFはでるけど、投資が重いですね。これは統合とかで投資CF伸びてるところはありますが、統合大体済んでいる2020年以降もCFが弱く長期FCFは -39.58/17年でマイナスの葉留意点。これは統合とかしてない時期を含むデータなので留意ですが、設備投資が加算で業績よくてもあまりCFがラクにならないところはありそうです。重厚製造業にありがちではありますが。

 

豊田自動織機(6201)

業績

繊維機械出身というかトヨタの本流も。繊維機械はもう傍流で今はだいたい車両。セグメント。

(銘柄スカウターから)

車両はフォークリフトなどで世界シェア1位のようですね。

それで、

「2013年フォークリフト用アタッチメント世界最大手の米カスケード社を子会社化。2017年物流倉庫の米バスティアン社(290億円)、オランダのVanderlande社(物流ソリューション)を買収(約1400億円)。」と意外に買収とかしてながら以下のような業績。

リーマンあたりに赤字もあるもそれ以外は赤字もなく、業績も長期に伸びる感じで結構底堅いイメージで目先はかなり好調ですね。

ROEなどは高い方でもないけど結構安定的でBPSも長期に上昇ですね。BPSなどは4.8%/16年の伸び率。近年の推移からはもうちょっと上に出そうな雰囲気は。

総合して(成長はあるけど)停滞蓄財という印象。 

目先2Qも好調な通過感。主力のフォークリフトが米国欧州で好調なようですね。

抜けた感じではないし、BPS成長率実績なども優秀ってほどでもないけど、長期に伸びてきてるものが目先好調とか、トヨタ本流の安心感でトヨタより低PBRにでてるとかで注目する理由もあるようには。

 

財務

一応資産増。

(IRBankから)

財務いい方でもないし、毎年資産が順調には伸びないところはあるけど、なんだかんだいいながら長期に伸びている。

規模も大きいし比較だしもう細かく見ない。たぶん問題もない・・・かどうかはわからないけど、問題が重篤な危機とかになるのは考えないでもいいんじゃいかな?とか思うのでみない。

 

CF

 

営業CF安定。

設備投資がいりますね。

それで長期FCFがマイナス。 -109.63/17年とかでマイナスなのでこの辺の製造業の厳しさと言うか筋の悪さは感じますね、

まあ一応業績上げて増配もしながら自己資本比率後退もさせず資産も増えてますけどね。

 

新明和工業(7224)

業績

結構いろいろやってるセグメント。

(銘柄スカウターから)

特装車(ダンプトラック、タンクローリ、テールゲートリフタ)、産機・環境システム(水中ポンプ、ごみ中継施設)、パーキングシステム(機械式)、流体(水処理機器)、航空機の5事業。

 

長期に売上伸びてる感じはあるけど、利益率はしぶい感じで利益は2014年以降足踏み感あります。

ROEなど。ROEは二桁届かない程度ですが、まあ安定的。

2019でBPS後退してますが、IRBankでは右肩ですね。IRBankで6.21%/13年ほど。

2019はこれですね。

新明和工業、400億円自社株買い 今期配当45円に上方修正 - 日本経済新聞

村上系のファンドから株式買い取った系ですね。結構大きいので持ち株影響を排除しない銘柄スカウターBPS減で、自社株買い影響をカウントするIRBankではBPS右肩。

というわけですが、前後でROE伸びてるわけでもないのをどうみるか。(減ってもないが)

2Q増収増益。やはり輸送機器全般今年は好調感あります。受注高は後退なのでこのへんをピークと見るか否か。

 

 

財務

資産増。だけど、2019にした借りての自社株買いから財務復帰してないですね。

有利子負債も減ってる感じでもなく。まあでも資産増する形で自己資本比率改善で有利子負債比率も低下してるので一応進んでますね。BPSも伸びてるし。

(IRBankから)

その他有形固定資産だけ。前期末424億で基本伸びてて設備投資要るタイプですね。

 

CF

 

 

営業CFは安定的。それで設備投資は要るけど、長期FCFは30.09/17年でプラスでCFの筋はよいですね。2019までは現金伸びてて、その辺でもファンドに狙われる理由になったところはあるかもです。その後はFCF出しながら有利子負債も減らしてないのでROEを意識して財務レバレッジ維持なところもあるかもですね。

増配傾向。配当性向はこのての会社にしては比較的高めには。

 

 

日足週足月足の値動き判断

月足でさげたりあげたり
週足でさげてあげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

三菱ロジスネクスト(7105)

テクニカル的には、2013-2018で大枠上昇でよくあるパターン。それでドローダウン入りコロナ前で急騰もコロナでさげて2022まで下落で。コロナ前に1729はあるも、2018まで1523まであげて、2023までに635までさげて、2023は上昇とシクリカル系でわりとよくある推移で結局2018年以降はレンジ形成っぽい推移。

大枠700-1500くらいの中から、目先は週足は上昇でこれがレンジを破る上昇となるか?でしょうか。やはり目先週足安値1094をみながら1478、1729をやぶって2018年からの調整を越えて上昇に迎えるか?を測る感じで。

 


ファンダ的には、フォークリフトなどの働く車の製造業。統合とか済ませて規模拡大にコロナで後退も越えて、円安やら物流投資需要などに支えられて目先海外で躍進。目先も絶好調なところがある。

一方で、設備投資が嵩みそうで財務も悪く、CFも余裕がなさそう。目先の好業績もあまりCFラクになってなさそうなところもあり。本質的にあまり競争優位性は高くはなさそう。とはいえ目先は好調で財務レバレッジがかかるゆえにROEもかなり高く出て、この好調が続くなら面白いかもしれない。業績後退来るとかなり面白くない展開が来そうですが。

評価。

PER6のPBR1.3ほど。目先好調で三菱ロジスネクストとしては歴史的に低PERにもかかわらず、株価が比較的高い位置にくるくらいは利益がでて絶好調・・・ではあり、絶好調な割に低評価ってところはあります。一方PBRではさすがに高く・・・もなくここ5年くらいで、下はPBR0.9の上はPBR2.9の中でPBR1.3ほどなので、実は絶好調ながらPBRでも比較的低い位置。財務レバレッジ高いので赤字などは怖いですが、赤字でも無ければ案外悪くもない選択かもしれません。業績後退にビクビクしながらも好調が結構続くかもしれないし。

 

 

豊田自動織機(6201)

停滞蓄財のはたらく車メーカー。トヨタ本流。そんな抜けた感じでもないし、長期企業価値上昇実績も優秀ともしがたい。CFも営業はでるけど投資がかさみ長期のFCFはマイナス。とはいえ財務は悪化もせず伸びてるので問題でもないけど、その編の凡庸さというか筋の悪さは感じなくもないです。

というとこですが目先好調ですし、バリュエーションも踏まえれば拾う意味も。というかこういうのでもいいかもしれないとは年足株価推移など見て思います。

年足株価とか見るとそ結構報われてる感もありますし。

こういうのでも別に株式投資は結果がでないわけでもないという一つの事例として。

 

新明和工業(7224)

車両中心だけど、そのたもいろいろ。長期に伸びてないこともないけど、利益は足踏みでこういうのは停滞蓄財と見てるのが正しいのではないか。

目先は順調。このへんは業界の傾向っぽくこの会社がというより業界が好調ですね。

そういうの抜きにするとやっぱり停滞蓄財ではないか。

で、村上系ファンドに狙われて?、過去に大型自社株買いでそこで大きな有利子負債抱えて財務後退で以後は有利子負債を返してなく、このへんをどうみるか。これらの経緯もあるのかこの手の会社のわりに配当性向高めで、ROE意識してるのか有利子負債も返してない感じです。CFは設備投資は要るも営業CFに対してはそう大きくもなくわりとFCFがでる体質で、意外にCFの筋はいい。その辺では上記のロジスネクストや豊田自動織機に対する優位点をみれなくもない。

評価。

PER11のPBR0.8とか。新明和工業としてよくある評価水準でいかにもフェアバリュー。一方で、BPS成長6%にわりと高い配当利回り3.5%ほどで年9%ほどをPBR0.8ほどはまあありという見方はできなくも。ではあるけどパンチがないところがある・・というか目先好調なので好調続けば普通に株高に向かうは考えられるんですけど。一応ROE維持とか高還元寄りもありPBR1くらいすっといくかもしれないし。

 

 

三菱製鋼(5632)

特殊鋼メーカー。

ここでもみて。

5分でわかる三菱製鋼 | 三菱製鋼株式会社

 

業績はシクリカルという感じ。伸びてる感じもなく赤字もちらちら。ただし目先は過去から見て売上がでてそうで好調となりそう。

ROEなど赤字でないとBPSも伸びるけど、だめなとき大きな赤字出てBPSなどもぐっと減る感じでこのへん固定資産に頼る重厚な製造業だしシクリカル。

 

今期2Qで自動車業界とかの好調に引っ張られ好調ですね。

そんな感じで大きな減損を切って(その堅調にBPSなどスルスル伸びることが多い)

 

 

好調な中まだ低PBRな0.5ほど(三菱製鋼としてもまだ高いほうじゃないし、絶対的にも鉄鋼業として高いとも言えない水準)で、配当なども4%でてたりで案外選び時なのかもしれませんね。業績後退来るとひどい目に合いそうなやつですが。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないよ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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