大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4409)東邦化学工業/東証ST/化学/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

東邦化学工業とその他

株価

507円(人々は、乱痴気騒ぎをして怒られまくって以降大人しくしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4409 4465 4463 4452
企業名 東邦化学工業 ニイタカ 日華化学 花王
市場/業種 東証ST/化学 東証PR/化学 東証PR/化学 東証PR/化学
時価総額(億) 108.24 123.91 159.92 25862.11
株価 507 2085 903 5551
決算期 2024/03予 2024/05予 2023/12予 2023/12予 I
予想売上(億) 515.0 220.0 510.0 15800.0
予想営業利益(億)/利益率 10/1.94% 10/4.55% 21/4.12% 600/3.8%
長期平均営業利益率/年 3.33%/17年 6.58%/17年 4.53%/17年 10.07%/17年
売上成長率(年複利/期間) 2.6%/17年 4.1%/17年 2.7%/17年 1.5%/17年
EPS成長率(年複利/期間) -0.9%/17年 2.4%/17年 4%/17年 -3.1%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 5.5%/16年 5.4%/16年 4.8%/16年 3.3%/16年
長期営業CF(億)/年 334.15/17年 197.77/17年 486.53/17年 197.77/17年
長期投資CF(億)/年 -410.3/17年 -136.94/17年 -324.32/17年 -11651.01/17年
長期平均FCF(億/年)/年 -4.48/17年 3.58/17年 9.54/17年 991.02/17年
PER 20.12 18.1 10.97 62.94
PBR 0.6 0.95 0.49 2.58
ROE 3.0% 5.2% 4.5% 4.1%
平均ROE/年 6.29%/17年 6.95%/17年 7.43%/17年 12.63%/17年
ROA 0.8% 2.9% 2.3% 2.4%
配当利回り(%) 3.35 2.11 3.54 2.7
配当性向 67.5% 38.2% 38.9% 170.1%
総資産(億) 679.51 235.68 561.22 17263.50
自己資本比率(%) 26 54.6 49.8 56.3
メモ びあげ蓄財 あげ 停滞蓄財 停滞蓄財

 今週は比較。2023/9/22のKABU+データでトリガー(専門用語)を満たしているもの(508銘柄)を9/28のKABU+データにかけ年初来高値圏10%内にあるもの(241銘柄)から、気になったものをチョイスして比較します。株高しているのに十分安いとできる(トリガー)位置にあるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年09月29日取得。東邦化学工業。界面活性剤系化学。比較に近いっぽい化学。ゲストに界面活性剤をよく使うお客様の花王様。

東邦化学工業(4409)

業績

界面活性剤中心。

水と油を仲介するようなものみたいですね。

花王 | 製品Q&A | 【成分・働き】界面活性剤とは?

 

長期に売上のびてないこともないけど後退とか横ばいも多くこういうのは成長というより停滞とみてたほうがよさそうな。薄利なことは多いけど、営業赤字は2009年だけみたい。純損失はもうちょっとあるけどそんな大きいのもないくらい。

そんな感じで、長期ROE平均 6.29%/17年と高い方ではないけど、BPSくらいは長期に伸ばしているという感じ。BPS成長率だと5.5%/16年とかで目先はそれ以上配当合わせると一応年8%超えるかなくらい。

と、言う感じですが総合停滞蓄財ですね以上の感想はないです。

そんな中で今期1Qで下方「、需要は緩やかに回復に向かうことを見込んでおりました。しかしながら、中国経済の回復の遅れなどにより、製品需要が多くの分野で期初想定比低調に推移したことから、売上高は期初予想を下回りました。とりわけ電子情報産業用の微細加工用樹脂は半導体不況の長期化により期初の想定を超えるマイナス影響が表れつつあります。加えて、石油樹脂の原料不足による減産の影響が期初の想定より大きくなったことも売上高下振れの一因」なかなかしんどそうに書いてますが、長期的には高水準の売上で赤字ではあるけど薄利よりの1Qの話なのでそう重篤に取る必要はないかなとは。過去計画は利益は未達多め。このへんは冴えないですね。

冴える感じではないけどこんなもん感は。

 

財務

財務は良くないけど質を維持しながら蓄財。

(IRBankから)

自己資本比率低いとかはあるんですが、長期には改善傾向あり有利子負債比率とかも落ち着いてて問題という感じでもないかな。

有形固定は242億で長期には伸びる方向。投資は必要そうでこのへんは普通の化学メーカー感。

あとは現金少なく負債500億に対し有利子負債286億は負債の質もよくないです。

が、とりあえず悪化はしてないぞと。業績崩れると心配なところはありますね。

 

CF

 

FCFはマイナスではないかな?って思ってましたが、みると長期平均FCFは -4.48/17年でマイナスですね。投資が重くてFCF足が出てる感じ。・・ですが近年設備投資が重く、それを2023は少なくしてきたようにはみえて設備投資一服ならしばらくラクになるかも。

そんなところもあり配当面はなんとか増配してるという印象ですが、前期は自社株買いもしてこのへんもなんとか還元しようという姿勢は感じるも、あまりCF余裕あるほうでもなくどうですかね?

ニイタカ(4465)

業績

洗剤メーカーという印象。

 会社HPに洗うものをいろいろ。マイソフトとかブリーチとか聞いたことあるようなないような商品も。

https://www.niitaka.co.jp/

あまり知名度ない商品群でも長期に右肩感のある業績。売上はかなり右肩。利益は利益率のぶれもあり減益くらいは多いですが。

赤字は営業、純損失双方1999年からみてないですね。

BPS右肩。5.4%/16年くらいのペース。安定感ありますね。ただし、BPSの伸び自体は東邦化学のほうが上できてるのをどうみるか。

あとは比較なので画像は貼りませんが、長期にわりと販管費率へらしてますね。目先は原材料高なのか原価率あがってますが。

1Qで増収減益。減益理由は書いてなさそうですが通期では増益に刷る計画のようですね。過去計画は上ブレも下ブレも。

 

財務

資産増。こちらは安定性も高そうですね。自己資本比率高めで有利子負債<現金くらいは成立。有形固定は2019位からは横ばい。不定期に増やす必要あるやつですね。

(IRBankから)

ほかに見る必要性を感じないのでみない。

 

CF

 

営業CFでて投資してだいたいFCF出るやつですね。でも長期平均 3.58/17年はそんなに太くはないとはなりそう。そのなかで2021に財務で飛んでますね。借りたみたいです。たぶんコロナ関連ではないか。で、その後あまり返してないですね。も、あり手元現金大きめに推移ですね。

それで、地味な還元だったのが前期でぐいっと増配してますね。「連結配当性向30%以上もしくは株主資本配当率(DOE)2%のいずれか高い金額を目安に配当」にしたみたいです。DOE3%なのでちょっと大盤振る舞いしてそうも、あり今期は減配予測。

 

日華化学(4463)

業績

セグメント。

商品は化学品よりだけど、利益は化粧品が稼いでますね。化粧品以外は化学品。

 

長期に売上はなんとなく伸びてる感。1999年からみて営業赤字はないですね。純損失は2000年とか2009とか。堅実ちゃあ堅実。伸びてないこともないけど後退も多いので停滞と見てたほうが。

ROEは4~12くらいで前後してる印象。BPS成長取ると 4.8%/16年とか。近年はもっと早そうなペースだね。そんな感じでこれも停滞蓄財という印象で蓄財は順調だってことになるのかな。

でも2Qで下方。「化学品事業における欧米アパレル在庫調整、並びにコロナ急拡大に伴う中国の低稼働の影響による需要減が想定以上に長引いたことなどにより、減収・減益となりました。特に利益面では、高収益製品販売不調による減益幅が大きくなり」で結構な減益ですね。売上は横ばい程度。

と目先渋いですが、この辺も過去の停滞の範囲内かなとは。

 

財務

総資産維持で、純資産増で、財務改善ですね。中身見なくていいかな?って思いますが、有形固定だけみると2019年まで252億まで増やしして以降減ってる。有利子負債などの動きから、個々まで投資してて以降は投資抑え負債返済に回ってる感ありますね。

(IRBankから)

 

CF

 

営業CFは安定。長期平均FCF9.54/17年でわりと普通にでてますね。その意味で今回で一番安定感あるといえばあります。

いちおう増配傾向ですが減配とか普通にしてるので還元は渋いと言うか「将来的に配当性向30%を目安として拡充していく方針」と言いながら30%届いてなく、やろうと思えばすぐできそうですが、なにかしない理由があるんですかね?とかは思うような感じです。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてさげてよこよこ
週足であげてよこよこ
日足であげるもすぎおちてよこよこ。
確認。

評価・売買判断

東邦化学工業(4409)

テクニカル的には、大きくは2017に急騰があり300弱から840まで。以降血のクリスマスまでに266まで落ちるも、2019年以降はおおよそ500前後でヨコヨコしてる印象。

いかにもな調整局面で方向性なしとなりそうで、今はいるのは妙味みたいのには薄いかも。ただトレンドがでると調整が長い故に大きくなりがちなところあるかもで、それがでてとする基準をみて測るのはいいかもしれない。

コロナ安値370とか、それ以外安値423あたりを底にみながら、553越えてくると週足レベルは方向性もでてくるかもしれない。627とかだとより。そのへんをみながら。


ファンダ的には、総合停滞蓄財の化学メーカーという印象でそれ以上もそれ以下も。

ROEも低ROEってほどでもなくそこそこのBPS増ペースはあるんですが、投資がかさむ形であまりCFに余裕がなく、長期のFCFはマイナスかな?ってところはあります。が、投資一服感はあるので、今後は余裕あるかもしれない。

も、あり財務は悪い方。ただ長期には改善の傾向もあり頑張ってるようには見えます。業績崩れるとしんどくなるかもしれない。目先は芳しくないけど、業績崩れるとするのは早いような。

評価。

PER20のPBR0.6ほど。目先業績芳しくないので低ROEで高PERに出てますがPBR0.6は、あまり赤字出さないBPSくらいは伸ばせる化学メーカーとしてちょい安くらいな印象は受けます。実際に目先のPBRはコロナ安値時よりは低いみたいですね。血のクリスマスでPBR0.5ってところ。もっと以前はもっと下もありますがわりと目先低評価になってそうです。株価横ばいでBPSが伸びるので低PBRしてる印象。

いっぽう蓄財スピードはそんなに遅くもなくそこそこ配当利回りそして優待もあったりして、あわせると年10%は越えそうでそれがPBR0.6ほどはこの視点でも評価低めとは。一単元優待狙いとかは手出ししやすそうには。

うんまあ目先は業績芳しくなく、業績悪化すると大丈夫ではなさそうな財務ではあるんですが。

 

ニイタカ(4465)

洗剤屋。繰り返し使う消費財のイメージで派手ではないものの赤字もなくかなり堅い業績で長期成長感ある。毎年増益する感じでもないので過度な期待は禁物だと思うけど。

CFも堅めで財務も堅い。ただ設備投資自体は必要そうで、CFはでるも潤沢な方でもない。その中で流行りか大きな増配にきてる。早速減配なのでどうみるかですが、このへんを地味にでも評価できるのなら持つのも。

全体的に派手さはなくてイメージとしては堅めの二部とうかスタンダード感。いやプライムだけど。

評価。

PER18のPBR1ほど。ざっとした印象はいかにもフェアバリューですがニイタカとしてはここ5年で低いPBRのようですね。安いって印象は受けないけど地味に持つと長期に地味でも成果はあるような気がしますがさてはて。

 

 

日華化学(4463)

化学品と化粧品。伸びてないこともないけど、停滞蓄財ですねという他。目先は減益とかであまり調子よくなさそう。過去にあまり赤字ないし過去に準ずる程度の調子の悪さで停滞継続って感じ。

CFは普通に出てて、近年は投資一服なのか負債返済が続いてます。還元にはあまり向かってない感もあり、あまり還元熱心な感じもなく。

評価。

PER10のPBR0.5。停滞蓄財の化学メーカーとみてそんな低ROEって感じでもないし、BPSくらいは右肩感もありPBR0.5程度は結構低評価な気がします。今年テーマ感ある底PBRでもあるけどあまり今年に株高に向かってる感じでもなく、もあり普通にここ5年で低PBRな方にあったりで歴史的には高いと言うよりは低いになりそう。

あまり還元熱心じゃなさそうで配当性向30%とかも言ってるだけとか思われてそうなところかなあとは思うところですが、そのせいもあり、BPSは普通に伸びて4.5%程度に配当3.5%で控えめにみて7%年でそれがPBR0.5ほどは、見込めそうなリターンの割に低評価ってところはありそうで、ついでに優待で500株額面見れるなら利回り4.5%超えで見れないこともなく、案外悪くない選択な気は。いや、悪くない=良いとは全然言ってません。

 

花王(4452)

花王様、利益はでてるけど利益率が減ってきて低迷感出てきてて、こんな記事も出てくる感じには。

有料。

花王の弱みが顕在化し「商売の中身」が悪くなった 中国生産撤退「メリーズ」は世界で勝機がある | 特集 | 東洋経済オンライン

無料。

花王「優等生企業」の憂鬱、なぜ改革が遅れたのか、最高益から一転「4期連続減益」負のスパイラル(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

売上はよこばいだけど原価率がかさむ(販管費はへってる)形で利益率低下。利益率高そうな化粧品あたりが苦戦してそう。

利益率が減るに従い、ROEROAも低下で目先計画のROE5%切りは低ROEとみなせる部類。20%近くでてたのにどうしてこうなった感はあるが、とりあず強かった花王が揺らいでるはそうであろうと。加えて連続増配などでよく挙がる還元エースなところもあったとおもうけど、減益もはいって元々配当性向高めが前期で結構ぎりぎりの配当性向80%ほど。これ以上進むと現金維持できない水準もみえてきたし、還元性向高いのでBPSも増えないという。まあそれ以前に減益どうにかしろってかんじですが。

ということで、多数の商品で繰り返しつかってもらえる一般商材高シェアは一つの堀持ちの形で、そこからの利益がこれまでの高ROEや高還元の原資となってたところはあると思うけど、それが由来できてる方向です。

これは一つの劣化の証となると思うけど、営業CFマージンが一桁に落ちましたね。

高めの営業CFマージンは堀持ちであるという堀持ちが持つ一つの定量的特徴ですが、その数字からは堀が埋まりつつあると読み取れるものがでてきてるとは読み取れます。

そんなところですが、評価はPBR2.5のPER60で、俺たちの花王が復活しないわけがないという評価に見えますが、さあどうなんでしょう。復活するといいですね。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今年はあきらめました。

でも今日はふつうです。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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