大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9763)丸紅建材リース/東証ST/卸売/(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20220121220908j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

丸紅建材リースとその他

株価

2800円(人々は、ずっと冴えなかったのがいきなりデビューして目立っててる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9763 9761 9991 4102
企業名 丸紅建材リース 東海リース ジェコス 丸尾カルシウム
市場/業種 東証ST/卸売 東証ST/サービス 東証PR/卸売 東証ST/化学
時価総額(億) 96.02 45.85 331.2 32.76
株価 2800 1312 980 1391
決算期 2024/03予 2024/03予 2024/03予 2024/03予
予想売上(億) 205.0 160.8 1200.0 120.0
予想営業利益(億)/利益率 11/5.37% 4/2.49% 46.5/3.88% 1/0.83%
長期平均営業利益率/年 3.39%/17年 3.08%/17年 4.7%/17年 2.08%/17年
売上成長率(年複利/期間) -0.6%/17年 1.2%/17年 1%/17年 2.3%/17年
EPS成長率(年複利/期間) 1.8%/17年 -6.7%/17年 2.2%/17年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 3.4%/16年 -0.1%/16年 4.6%/16年 3.3%/16年
長期営業CF(億)/年 150.93/17年 249.24/17年 840.38/17年 249.24/17年
長期投資CF(億)/年 -40.82/17年 -255.15/17年 -311.64/17年 -108.21/17年
長期平均FCF(億/年)/年 6.48/17年 -0.35/17年 31.1/17年 1.23/17年
PER 8.08 19.67 10.04 31.22
PBR 0.6 0.29 0.56 0.34
ROE 7.4% 1.5% 5.6% 1.1%
平均ROE/年 5.82%/17年 1.75%/17年 7.9%/16年 3.09%/17年
ROA 3.5% 0.7% #N/A 0.6%
配当利回り(%) 3.57 3.05 3.57 2.16
配当性向 28.8% 60.0% 35.8% 67.3%
総資産(億) 318.16 312.94 #N/A 169.90
自己資本比率(%) 46.3 48.8 #N/A 54.5
メモ 停滞蓄財 停滞蓄財できず 停滞蓄財 停滞蓄財

 今週は比較。2023/9/15にKABU+データ見て配当利回り3.5%以上かつPBR1以下かつ実績予想ROE7%以上のもの(対象122銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。今はやってるっぽい低PBRかつ高還元で質もある程度あるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年09月15日取得。丸紅建材リース。重仮設鋼材リース・販売。比較に建機・建具レンタルにならんでたので同業っぽい。ゲストに丸仲間の丸尾カルシウム。

丸紅建材リース(9763)

業績

重仮設鋼材リース・販売と重仮設工事会社、丸紅グループ。

セグメント。だいたい重仮設の販売とレンタル?ってことになるのかな。工事はしてるけど。

(銘柄スカウターから)

重仮設のレンタル(リース)と販売の比率あたり知りたく思うけど開示なさそうであるけど、業種卸分類なので卸売中心か?と思いつつ営業利益率やセグメント利益率が少々高めなのでリースとかもしてそうな雰囲気はBSもみて推測しますが。

 

というかんじですが、業績としては以下。

横ばいとうか、1999年からみると2011年位まで水準が下がってる感じなのでいずれにせよ成長感は皆無。

その中で営業赤字は2011のほかは2000年前後となり、成長はないけど地味に利益は出る方とは。

特に2011年以降はBPS増が進む。ROEは目先7%前後平均とれば 5.82%/17年 で低ROEってほどでもないけど、別に高ROEでもなく凡庸はいいすぎかもだけど、凡庸というか特に堅調な専門商社にわりとある停滞蓄財な推移で停滞蓄財ではないか。

まあ工事とかもしてるし、販売かレンタルかリースかはしらないけど、総合して停滞蓄財の業種卸。卸と見るとすこし利益率やROEで優秀かもしれない。

1Qでて増収増益で堅調だけど弾けた1Qって感じでもないし、計画も横ばいですねって感じのものではないと見れそうでこれまでの延長線上ではないか。なんか覚醒して成長に向かったとかたぶんない。

 

 

財務

資産増。資産は横ばいな中で有利子負債減らして、純資産あげて自己資本比率改善なので、資産増というよりは改善ですね。リストラしてるとも。

(IRBankから)

中身見る必要もなさそうな気はしますが、総資産318億で流動179億で手形類で77億に現金7億。建設機械が82億でこれを貸している?固定資産じゃないので商品かもだけど、商品5億もあるので、たぶんこれをレンタルしてるのではと。

有形固定90億で、だいたい土地。リース資産がわずかに。

とかとかもあり、リースよりはレンタルとはなりそうで、商品は少ないけど手形はあるのでレンタルも卸売も両方かな。

その他有価証券など。有価証券40億は増えてて、現金をすくなくする代わりにためてそうです。

負債165億。有利子負債は53億でほぼ有価証券+現金≒有利子負債まで。その他大きいのは手形類73億とかその他。

おそらくレンタルと卸売りどっちもやってそうで、長年のリストラで財務はかなりよくなってるくらいでしょうか。

 

CF

 

2009年以降営業CFプラス。設備投資も少ないので、2011年以降ほぼFCFプラスですね。それを現金維持しながらだいたい負債返済に充ててた・・長期平均FCF6.48億/17年で2022年までだいたい配当2億以下なので、だいたい返済。

それが前期は大幅増配に自社株買いと還元7億までアクセル。

前期にリストラは目処がったったとしたのか、還元強化にきてるとはみれますね。

配当政策で「自己資本比率45%」は数値目標ででてますね。中期計画の数字みたいですけど。

 
東海リース(9761)

業績

仮設建物リース会社。「東海フラットハウス」「東海ユニットハウス」を利用した仮設建物(校舎・事務所・店舗・交番、自然災害時の応急仮設住宅・休憩所)の資源循環型オペレーティング・リースを営む。

だそうですが、業績は以下。横ばい。長期にも成長感なく。

2012年以降は赤字もないですねくらい。

BPS推移なども渋い。BPS成長率は-0.1%/16年とマイナス。蓄財もできてない。

ROE平均も2%切っており、ガチの低ROE。蓄財もままならない低ROE

 

今期1Qでも増収とかきてるけど、まあこれまdの延長線上じゃね?という感じになりそう。

おおよそ業績からは選びにくいとは感じる。何かの根拠でこれから加速だとか言うならわかんないけど。

 

財務

資産増がなくても内容がよければ・・・よくないです。資産横ばいながら有利子負債比率が高止まり。自己資本比率も下がってきて、資産増えないし資産内容も劣化が進んでたにはなる。

ただ目先は自己資本比率は反転なので反撃の狼煙になるかもね。

これ以上みません。

(IRBankから)

CF

 

営業CF出ますね。でも投資して長期平均FCF-0.35/17年です。マイナス。

投資すると長期にお金稼げてない。成長してれば良しかもだけど、成長はなし。

厳しいのではないか。

 

ジェコス(9991)

業績

重仮設サービス会社、JFEスチールの子会社。

これも近年売上伸びてるけど、より長期だと後退もあり成長感なく足踏み停滞だよなあってところでありますが。そして増収してるけど、利益率低下が気になる・・JFEの子会社でディスカウントされてそうな憶測はしますがー

赤字は2010に営業赤字で純損失は2010と2002前後。

そんな感じですが、BPSくらいは伸ばしていると。BPS成長率とると 4.6%/16年とかでなにげにそんなに低くもない。ただし近年ROE落ちてるし、実際に2021以降BPS伸びてないですねにはなるんですが・・まあこれは後述。

そんな感じでちょっとさえない停滞蓄財という感じですが、今年は株高にきてますね。配当利回りも高めで低PBRでわりと低PBR高還元の文脈に沿ってる感は。

1Q大幅増収増益。「当第1四半期においては、主に重仮設事業で販売物件の増加・単価改善および工事売上の増加等」だって。計画は横ばい感あるものですね。四半期もちょい調子がいいかなくらいでしょうか。

 

 

財務

資産増。丸紅建材リースと似たような総資産維持しながら負債返すタイプの資産増ですね。

(IRBankから)

中身見ません。これはいい意味で。

 

CF

 

営業CFは出る感じでで、そしてだいたいFCFも出てましたね。

それで多くは財務CFで負債返済に費やされる形で来たけど、上記有利子負債などあらかた減らした中で現金が増えてきたな?って中で現金減ってますね。

これ。

大型自社株買い。

財務良くなってねからのここで一気に還元にきた感は。これでBPSも増えてなかったになりますね。一応「プライム市場上場維持基準の一つである流通株式比率の改善を図るとともに、資本効率の向上と株主のみなさまへの利益還元を図るため」でプライム維持があるので今回だけやもしれませんが、財務も改善した中でバンバン還元が飛んでくるやもってところはあります。

財務CF30億くらいなので、還元能力自体は時価総額の9%ほどってところですかね。有利子負債はすでに現金以下なのでやってくる可能性はあります。

 

日足週足月足の値動き判断

月足で下げっぽい中から急進
週足でよこよこからあげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

丸紅建材リース(9763)

テクニカル的には、あげたりさげたりも2013年から2022年くらいまでおおよそあげてなかったし、特にコロナから2022までヨコヨコ感強かったのが2023に入りぐいぐいと。これはファンダ的視点にはなるが、低PBRの高配当利回りで流行りのテーマに合致ということで注目というかんじだろうか。

で、目先は2014に急伸したところくらいまでで、以後はかなり調整を食らった感じでこれを再現するとしないか。絶対値ではかなりのところに来てるのでどうみるかですかね。これまたファンダ見地だとBPS上がってるのであまり過去を再現する強烈なドローダウンは可能性低い気はしますが。

そんなかんじですが週足以上は強烈なあげなので、基準が。日足で目先安値2337、2428あたりでしょうか。


ファンダ的には、レンタルか卸売りか、重仮設鋼材の扱いの卸売業。工事もちょっと。

数字的にはおおおそ専門商社。ちょっと卸売一般より優秀かもしれない・・ってところはあるけど、業績は長期に停滞で成長感もない。その中で地味に利益を出しながら延々リストラというか負債を返す形で蓄財を続けてきた停滞蓄財の専門卸。

それが目先にはブームか、負債は返したからの方針転換か還元を強めてきています。これをどうみるか。配当はほどほどのな配当性向30%程度。

評価。

PER8のPBR0.6ほど。成長性はない専門卸としてみると安いってほどでもないなとは。というかPBR0.6ほどは上は2010年以降でPBR1.1ほど下はPBR0.3ほどで上も下もあるいかにもな水準くらいだとは。

同時に財務改善からの還元強化でまだ配当性向30%程度で配当利回り3.5%ほどは、今流行り感ある低PBR還元強化の文脈に沿ってる感あり、今年買われて株高にでてるのは解せる感ある。まだ続くかもしれないとは・・とはいいますが元来、成長も追わず足踏みしながら蓄財してるような類であまり評価されてきてないし、株価も低評価帯であがったりさがったりなものであるねとは。そのへんも踏まえて。

 

 

東海リース(9761)

リース会社みたいだけど、長期に業績足踏み。資産もつめてない蓄財もできない程度の収益性。かつBS内容長期に悪化感ある。ついでに成長はないけど投資してFCFマイナス。総じて配当払うのにいっぱいいっぱいの停滞低収益企業。

一般にゾンビとされるのはこういうのではないだろうか。まあそれでも顧客に商品を提供し従業員を雇用して、滅べとは思わないけど、上場市場にいるのはどうだろうか?

これらを覆す未来はくるのだろうか?という案件。

評価。

PBR0.3。低評価やむなし。投資するのはどうなんでしょう?とは思いはするけど東海リースとしてPBR0.3は低い方でコロナ最安値で0.27とかみたいだったみたいで、なにげに安い中で安いので、こんなのでもあるいは。上はPBR0.5くらいはあるみたいなので、風向き変わるまで延々待てるなら案外こんなのも狙いようがあるかもしれんですね。

 

ジェコス(9991)

停滞蓄財の重仮設サービス。まあ近年売上取れてる感はあるけど、利益率低下にROE低下でなかなか渋い推移。その中でBPSくらいは伸びているのでまあ停滞蓄財。近年はBPS伸びが怪しいがこれは大型自社株買いが入ったってところはあります。

財務は規模は増えてないけど、改善はしてきて有利子負債をかなり返しきったな?というところに大型自社株買いが飛んできてて、負債返済から還元への舵の変更は読み取れなくも。また停滞でも成長なくてもそれができるだけのFCFはあります。

評価。

PER10のPBR0.55とか。業績横ばいでROE低下もあり、BPS増もちょっと怪しいとかみるとPBR0.5ほどは安いとするのも微妙だなというところはあります。

しかし同時にわりと高還元配当利回り3.5%程度以上でPBR0.5ほどは、低PBR還元強化企業のテーマ性に合致ともいえ、目先進んでいる見直しが続くシナリオも十分ありそうです。余裕になった財務をフルに還元に向けてくるならインパクトもあるやもです。ただその場合はBPS増えなくなりますけど。

あと、還元姿勢維持しながらROE戻してくると楽しそうですね。過去はPBR1 以上もついてたようですよ。戻すかはしらないけど。

 

丸尾カルシウム(4102)

工業用炭酸カルシウム(補強剤)専業メーカー。

近年売上は伸びてるというか堅調感あるけど、利益率落ちてるし、長期に伸びてるって感じにも見えないかな。赤字はリーマンあたりだけ。停滞じゃないか。

BPSくらいは地味に伸びている。ただBPS成長で3.3%/16年は高くもないし、近年低ROEでいろいろびみょい。停滞で蓄財するのがやっとというくらいの停滞蓄財。

PBR0.3台で、低PBRもわりと高めの配当性向でも配当利回り2%台でさすがに収益性が微妙って感じで、これは低収益が低評価されてる案件ですね。

それでも目先なんか見直されてきてる感はあるのでもしかしたらこんなのにも低PBR見直しの波が?ともみれなくないのですがどうでしょう。もうちょっと高ROEで高配当利回りなものがいいと思うんだな。丸紅建材リースとか。ジェコスとか。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

コメ忘れ。とくにないぞ。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入