大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(1717)明豊ファシリティワークス/東証ST/サービス/(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20190920195111j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

明豊ファシリティワークスとその他

株価

760円(人々は、大股になったりしながらも丘を登り続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1717 5254 6091 8927
企業名 明豊ファシリティワークス Arent エスコホールディングス 明豊エンタープライズ
市場/業種 東証ST/サービス 東証GR/情報通信 東証ST/サービス 東証ST/不動産
時価総額(億) 97.1 360.15 86.49 70.55
株価 760 5810 488 231
決算期 2024/03予 2024/06予 2023/07予 2023/07予
予想売上(億) 48.0 30.0 160.5 154.3
予想営業利益(億)/利益率 9.7/20.21% 11.42/38.04% 9/5.61% 13.2/8.56%
長期平均営業利益率/年 10.15%/17年 33.42%/3年 5.98%/9年 2.64%/16年
売上成長率(年複利/期間) -0.7%/17年 60.8%/3年 5.3%/9年 -6.1%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 6.5%/17年 #NUM! -1.5%/9年 -6.4%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 6.3%/16年 104.3%/2年 3.7%/8年 -4.7%/15年
長期営業CF(億)/年 42.78/17年 12.42/3年 84.6/9年 12.42/16年
長期投資CF(億)/年 -10.54/17年 -17.93/3年 -29.31/9年 -16.6/16年
長期平均FCF(億/年)/年 1.9/17年 -1.84/3年 6.14/9年 16.96/16年
PER 13.08 69.93 10.41 9.33
PBR 2.03 10.41 0.46 1
ROE 15.5% 14.9% 4.4% 10.7%
平均ROE/年 12.04%/17年 8.36%/3年 5.09%/9年 2.55%/15年
ROA 10.1% 11.4% 3.4% 4.6%
配当利回り(%) 4.21 0 3.28 3.9
配当性向 55.1% 0.0% 34.1% 36.3%
総資産(億) 66.20 45.19 202.01 139.87
自己資本比率(%) 69.6 76.5 75.1 39.5
メモ 停滞増益 あげあげあげ 停滞蓄財 いちおあげ

 今週は比較。2023/8/31のKABU+データをみてROA10%以上かつ予想ROE15%以上のもの(対象269銘柄)で気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年09月04日取得。明豊ファシリティワークス。建設コンサル。比較に同業っぽい高PBRと低PBR。ゲストに明豊仲間のエンタープライズ

明豊ファシリティワークス(1717)

業績

建設コンサル。

こういうの。

明豊ファシリティワークスについて|明豊FWのコンストラクションマネジメント

ざっくり発注者側について、いろいろコンサルするってかんじでしょうか。

 

利益率高め。売上はわりと凸凹してるし、伸びてる感も希薄。たぶん低収益案件は受けない感じになってそうですね。

利益率など。2020年でぐっと原価率さがってるね。

2020「売上⾼は、ピュアCM(工事原価を含まないフィーのみの契約型)が顧客に選択され、アットリスクCM(工事原価を含む請負契約型)が減少したことにより、減少して」

で「今後も老朽化した公共施設対策を検討する地方自治体が増加する中で、CM(コンストラクション・マネジメント=発注者支援事業)方式の導入実績が着実に増加し、引続き当社が提案する機会が増えるものと考えてお
り」とか言ってますね。

要するに、工事ごと受けてたのが工事は入らない受け方になってるということでしょうか。そういう意味では低収益案件は受けないは違いそうですね。

 

参考:背景はわからないえけど前者の形が多くなってきたという変化がありそうです。

 

なところですがROEとかはあまり変わってなさそうで、業績に対する影響という意味ではあまり大きな変化ではないかもしれません。ROE下がる傾向。溜め込みっぽい推移。

今期1Qまで。1Qは減益入ってますね。「発注者の新規案件への意思決定が、昨今の大きな物価変動や建設業界の人材不足に配慮していることもあり、過去最高だった前年第1四半期の受注実績に比較して当初想定通り下回る結果~優秀な人材の確保を目的として期初から実施した社員の処遇向上による人件費の増加と、DXの更なる推進を目的とした一部外部リソースの活用による経費の増加等によって、当第1四半期累計期間の経常利益は前年同期実績を下回る結果」

と、発注者の警戒?と人員強化などの投資からのコスト増をどうみるか。

決算説明からめぼしいもの。

1Q

前期末。

受注額と件数とかは開示なさそうですね。今期1Qは減少はいってますが。

 

財務

溜め込みっぽいROE推移だし、コンサルで助言だけしてる類で設備投資も要らなさそうだしいいんだろうなって見るといいですね。高自己資本比率で有利子負債もなし。

 

前期総資産66億で流動54億で現金16億、売掛12億契約資産25億あたりが主な資産。

でも現金が意外にふえてなく近年は投資その他の資産が増えてますね。

2018年3億が2023年で10億。ここがまあ蓄財。

負債19億。未払いとかいろいろ。問題ないようにはみえますね。

 

CF

 

営業CFは赤字もあるけど、投資が要らないというか設備投資がほぼ皆無。というわけでFCF出ますね。

営業CFは一部有価証券等に投資しつつ、返す負債もないのでFCF分はだいたい還元で出てきてるような印象。

増配傾向ですが配当性向上がってきてますね。このへんどうみるか。

純資産配当率もあがってきてるので還元は頑張ってるというか、現金維持で無駄な資産積まないようには考えてるかも。

 

Arent(5254)

業績

上場したてでとりあず株高でバリュエーションがすっとんでるBIMソフト開発会社。建設業界を中心としたDXコンサルティングシステム開発、システム販売(BIMソフト「LightningBIM 自動配筋」、自律型CADシステム「PlantStream」)。「LightningBIM 自動配筋」は米国のAutodesk社が提供するBIMツール「Revit」のアドインプログラム、配筋検討プロセスの各工程を自動化・高速化。

銘柄スカウターでカテゴリで建設コンサルに入ってますが、建設DXといった方がイメージに近いのかなとは。

 

BIMとは以下みたいです。

CADがパワーアップしたもんみたいです。

とはいえ、上記をSaaS提供というよりは上記を含んだシステムを開発するということになるのかな?

という感じですが、Slerと比較入ってますしアイデンティティシステム開発となりそうには。

 

という感じで業績。右肩で上記で誇る通り非常に高い利益率そして成長率で。このへんの数字は一般的なSlerをぶち抜いてます。

ROEは現状そこまでは。

 

現状、建設業界のDX化に貢献してきてるニッチ系システム開発会社でしょうか。

現状ぶち抜けた成長性と利益率。これが継続するか。

目先通期好調に通過で計画も大きく成長で、まだ1Qも来てない。

あとシステム開発会社の文脈で見ると従業員は見たほうがいいかな・・って思ったけど、まだデータなかった。

5254 Arent | 従業員数の推移

 

 

財務

目先で総資産45億で流動36億の現金32億。

負債まとめて10億。

現状なにかいう段階にない。問題はないですね。普通の財務健全なソフトハウスにみえる。

 

CF

 

営業CFも特になにかいうわけでも。営業CF出てて、設備投資は皆無でも投資してて関係会社の株式とか買ってますね。目先はFCFプラス。

安定したら普通にCF出るタイプのようには。無配。上場したばっかりだし。

 

 

エスコホールディングス(6091)

業績

セグメント。だいたいコンサルとなるのかな。

(銘柄スカウターから)
株式移転とかでホールディングス化とかあるけど、基本的にウエスコから連続性のある会社とみていいかな。近年順調ですが株探で長期業績みると、1998から2012くらいまで減収続きで、以降は伸びてる感じで成長とも見がたい。

とはいえ、近年は好調ですね。

 

と、以下順調です。

コンサルってことで従業員みましょうか。

堅調って感じですね。

 

そんな漢字ですがROEなどはそんなに高くなくBPS成長率とかみても 3.7%/8年でそれっぽい水準。

そんな感じですが3Qで横ばいに近い減収減益。

まあ売上伸びてるけど停滞蓄財みたいな感じでみるのが正解ではないかなとは。

 

 

財務

蓄財。有利子負債とかもなさそうだね。中身見ない。

 

 

CF

 

営業CF、FCFでてますね。一応傾向言えば増配傾向ですが利益並みですかね。現金あるので、配当は続けられそう。増配すると現金へりそうではある・・くらい。

 

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげ
週足であげてさげてまたあげ?

日足でさげかな
確認。

評価・売買判断

明豊ファシリティワークス(1717)

テクニカル的には、ドローダウンはあるけど長期に伸びてるという推移。2013年以降くらいでわりと一方的感ある。

その中で2021年1015まであげたのが2022年590までドローダウンで以降は上昇に転じた感じはあり590も安値切り上げで普通に長期上昇継続感は。目先日足レベルではっ下落っぽいですね。

長期上昇に乗るという視点はありではないか。目先の715とか今年上昇前の安値690とか、590が基準ですかね。このへんをみながら830超えして続くのを期待するみたいな。


ファンダ的には、建設コンサル。発注者側についていろいろアドバイス。近年わりと順調でまあまあの利益率やROEを示してて優秀さは感じます。近年の減収は工事付きで受けるのを工事は抜いて受ける形に変化してきてるようなところでしょうか。

基本投資は、必要もなくCFは安定的、財務もド健全な部類。その中で還元強化しながら来てる感じ。

目先は減益来てるけど理由はありでどう見るか。また発注者の原材料高への警戒の形で受注が落ちるとかめっぽうシクリカルなところはありこのへんどう見るか。

あとは成長企業と見るのも微妙なところで、わりと優秀感あるけど停滞蓄財の部類とみておくのが無難なきはします。

評価。

PER13のPBR2ほど。高利益利で高ROEなところがあり見れる評価ではあるのだけど、成長してる感じでもなくやはり停滞蓄財とみると高評価な気は。

でてるBPS成長6.3%/16年に配当4%ほどで年10%ほどのリターンとは見込めるけど、シクリカル味とROE低下傾向に還元性向高くなる傾向までみると、もうちょっと低いPBRでも良い選択ありそうには思えるのでこのへんどうみるかでしょうか。

というところはありますが、PER13ほどはいかにも明豊ファシとしてはよくある平均的なPERで会社が順調ならこれまでを再現つまり株高再現も考えられるところで拾うのも。まあ、EPSここ数年足踏みに近そうなんですが。

 

 

Arent(5254)

建設系DX。建設系のいろいろソフト。たぶん受注開発系。建設業界のDX化掲げて目先は高利益率の高成長で際立って垢抜けている印象。決算資料などみるにしっかりしてそうで野望もありそうで現状は優秀と言うしかない。ROEはそんなにぶち抜けてないです。ここが引っかかるといえば引っかかるけど、優秀じゃないとするにはほかが優秀すぎる。

という感じで目先は資格ありのようには見えて、あるいは大きく成長する可能性はあるとしか。しかしそう見えた企業もいつの間にか脱落するってのも日常茶飯事なので、可能性のある宝くじという印象。あたるかどうかは端的にはわかりません。

評価。

PER70のPBR10。ぶち抜けた高評価。可能性あるものに期待が集まっているという状況か。これでも大きく成長すれば・・当たるなら全然妙味もあるんでしょうけど、当たらないとひどい目にみるやつで、普通のシステム開発の成長企業くらいだとPBR1近辺もざらとはなるので、株価的には致命傷といって差し支えないレベル。普通の成長レベルだと外れです。

当たりに向かっても別にPER35でもいいじゃないかとはなりそうで、大当たりに向かう過程でもいつでも株価半分くらいはあるやつだとは。そのへんのハイグロに流儀に準ずる形で。

 

エスコホールディングス(6091)

堅調な建設コンサル。水族館とかスポーツ施設運営も。過去は衰退してたけど、ここのところ特にホールディングス化以降は堅調。CFも問題なく財務も健全で蓄財。一応売上も伸びている。

とはいえ、いかんせん低ROEで、堅調さとか成長がROE上昇でEPSやBPSの増加加速になってるかは微妙で、地味めにBPSをのばしてると印象で、目先もその範囲内という印象。まあ停滞蓄財のたぐいではないか。そして蓄財力もそんな高くもない。

評価。

PER10のPBR0.46でPBR0.4台で低評価。低ROEが低評価されてますね案件。まあ堅調は変わらないし、株高も進んでいるようではあるのでわりと安定っぽい配当3%ほどもらいながらついでに水族館券とかもらいながら地味にまつとそんなに酷いこともならないのかも。ちょい今年流行りの低PBRっぽさもあるし。まあでもちょっとパンチ力にはかけますね。

 

明豊エンタープライズ(8927)

同じ明豊ですが沿革や株主構成とか見比べるにファシリティワークスとは歴史的にも資本的にもまったく関係なさそうですね。つまりただの別会社の不動産デベロッパー。

セグメント。だいたい販売だけど貸してもいるね。

(銘柄スカウターから)

 

過去に栄光がありリーマン前後に消しとんで残り滓みたいになってたけど近年伸びてきてる。

実際の数字言うと、2008年売上595億が2012年で売上30億です。不動産はこれがありうるから怖い業界ですと。

それで近年は過去のトラウマの印象も薄れたのかアクセルをまた踏んできてるくらいでしょうか。といいつつ近年は伸びてるというよりは足踏みに近い推移ですが。

財務面ではマイナスになってた利益剰余金もプラスに転じ自己資本比率あたりも40%前後で不動産販売としてはわりと保守的な水準にもみえるのでもう正常化してるといえますね。

保有資産のだいたいは流動で商品の不動産と現金が主。BS的には有形固定資産はほとんどない。つまり大家ってよりはるかに不動産屋。

という感じで普通にやってる不動産販売会社って印象。開示見ると不動産の売買開示たくさんしてる。ちょー詳しい人はなんか読み取れるかもね。かもめはわからん。

3Qまで好調っぽいのが売上下方入ってますね。単価が大きくブレると全体の数字が動きやすいのでこのへんをどうみるかでしょうか。あ、利益は上方。目先は順調なんじゃないでしょうか。成長とかはどうだろう?って思うけどわりと高配当利回りで低PER低PBRみたいなので好調続くとそんなひどい目には。ていうか2019以降ヨコヨコ感つよめ。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

土日お出かけしていろいろつかれました。まあけっこう楽しかったので良しですけど。

それくらい。いや、まあいろいろありましたが。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入