大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(5930)文化シヤッター/東証PR/金属製品/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

文化シヤッターとその他

株価

1057円(人々は、膠着状態が続いているが突破を目指しつつ足場を固めてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 5930 5929 5936 7640
企業名 文化シヤッター 三和ホールディングス 東洋シヤッター トップカルチャー
市場/業種 東証PR/金属製品 東証PR/金属製品 東証ST/金属製品 東証ST/小売
時価総額(億) 763.12 4736.66 39.09 24.11
株価 1057 2050.5 612 190
決算期 2024/03予 2024/03予 2024/03予 2022/10
予想売上(億) 2110.0 5800.0 200.0 209.1
予想営業利益(億)/利益率 107/5.07% 475/8.19% 9/4.5% -1.54/-0.74%
長期平均営業利益率/年 4.45%/17年 6.72%/17年 3.85%/17年 1.46%/15年
売上成長率(年複利/期間) 3.4%/17年 3.3%/17年 -0.4%/17年 -2%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 7.8%/17年 6.3%/17年 -1.7%/17年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 3.9%/16年 2.9%/16年 3.8%/16年 -4.3%/14年
長期営業CF(億)/年 1067.14/17年 3671.52/17年 130.24/17年 3671.52/16年
長期投資CF(億)/年 -550.29/17年 -2054.57/17年 -18.23/17年 -58.07/16年
長期平均FCF(億/年)/年 30.4/17年 95.11/17年 6.59/17年 5.83/16年
PER 9.25 14.25 6.92 -8.862941176
PBR 0.79 1.87 0.48 2.55
ROE 8.5% 13.1% 6.9% -28.8%
平均ROE/年 7.51%/17年 9.32%/17年 7.55%/17年 -4.9%/15年
ROA 3.9% 7.2% 3.0% -1.5%
配当利回り(%) 3.97 2.83 2.94 3.16
配当性向 36.8% 40.3% 20.4% -7.3%
総資産(億) 1772.46 4422.74 186.65 181.78
自己資本比率(%) 46.6 54.4 42.5 18.5
メモ あげ あげ いちお停滞蓄財 停滞が崩れ?

 今週は比較。2023/8/11に銘柄スカウター10年スクリーニングで10年売上利益最高予想(610銘柄)をKABU+データにかけ年初来安値5%圏内(46銘柄)からきになったものをチョイスして比較。10年間で最も好調なのに年初来安値近辺なものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年08月18日取得。文化シヤッター。シャッターメーカー。比較にシャッター系。ゲストに文化はカルチャーなので、カルチャー仲間のトップカルチャー

文化シヤッター(5930)

業績

国内2位のシャッターメーカー。シャッターも範囲広くていろいろでいろんな仕切りやパーティションとかのエクステリアというか建材いろいろ。

各種シャッター(重量・軽量・窓・ガレージシャッター)と住宅用・ビル用建材(ドア、引戸・折れ戸、パーティション、エクステリア)の製造販売、ビル・住宅リフォーム等を営む。

シャッターときいてもそんな規模もでなさそうと思いがち・・かもしれないけど結構規模ありまね。

製品カテゴリでもみるといろいろあるけどだいたい仕切り。

Home | 快適空間設計工房|文化シヤッター

 

セグメント。

(銘柄スカウターから)

建材よりシャッターの方が利益率高めだけど、これはシャッターのほうが電動とかで付加価値が高いってことになるのかな。あってるかは不明。

 

2011年以降成長感強いし順調ですが、1999-2011は足踏み感が強く、ずっと成長してるわけではないのは留意点。

1999-2001とか2009-2010あたりには純損失や営業赤字もあり、順当に厳し目の環境のときは業績後退起こってそうで、本質的にはシクリカルではないか。コロナ直撃の2021あたりも減収してますし。もっともちょっと怪しげだった2020とかも減速感は薄く、2021とかは増益で締めてて底堅さはかなり。

シクリカルだけど、当面は底堅く推移でコロナくらいの外部環境でもこの程度の業績後退で済んだくらいでしょうか。

ROEなど。2010までリストラ段階で、以降は盛り返してROE伸びて落ちてきて2016年くらいからおおよそ平常運転みたいなのは読み取れます。

平常化を2016と設定してBPS成長率を出すと3.13%/10年くらいです。結構微妙ですね。2021-2023で横ばい感あるからですね。・・でも自社株買いしてるかなあと銘柄スカウター見るとしてますね。

それでIRBANKの数字で計算し直すと4.76%/10年で配当利回りも踏まえるとみれるくらいになりますね。

という感じに大枠で堅調な感じが続いている(たぶん)シクリカルなシャッターとか建材メーカー。

前期末増収増益。売上は過去最高だけど利益は2019以降足踏み感ありますね。

とはいえ「販売数量の増加と販売価格の引き上げ」値上げしながら増収とかもできてるので堅調以上なようには。計画では利益も過去最高になる計画ではきてますね。

受注とかも開示されておりいろいろ総合順調ではないか感。

その他ここあたりでも。

決算説明会資料 - シャッター等を扱う総合建材メーカー|文化シヤッター株式会社

 

 

財務

資産増。自己資本比率は高くもないけど有利子負債などは少なめ。

(銘柄スカウターから)

前期末、総資産1770億で有形固定347億。有形固定増えてはいるけど2020以降は伸びはゆるやか。

流動は1076億でこれは右肩感あります。ほかは有価証券161億とかが大きめですかね。

負債は944億、主な負債は手形類400億とか退職金177億あたりが大きめ。有利子負債は15億にないに等しくて、これは自己資本比率とかなどの印象位よりかなり財務はいいかと。

有形固定比率も低そうもありいろいろ筋は悪くなさそうには。

 

CF

 

営業CFはだいたい安定的。

2016-2017は投資多めでここはFCFマイナスですが、それ以外はだいたお安定的にFCFでてますね。

2016-2017は買収入ってます。

(IRBankから)

目先も買収入ってますが、大きめの2018はオーストラリアの会社買ってますね。

ARCO(QLD) PTY LTDの株式取得に関するお知らせ - シャッター等を扱う総合建材メーカー|文化シヤッター株式会社

海外に力入ってる感。2019あたりで売上伸びてますしその後も伸びてるのでひとまずうまくいってるとみるところですかね。

あと大型自社株買い。毎年じゃないし還元性向100%越えてるので続けられないペースですが大きな自社株買い実績自体はありますね。配当は連結配当性向35%目標として出してますね。過去に減配はありますが2010年以降だと増配傾向ですかね。

(銘柄スカウターから)

 

 

三和ホールディングス(5929)

業績

三和シヤッター工業で最大手。

大まかな事業性も文化シヤッターと似てそうだし、業績傾向も文化シヤッターと近い時期に業績後退してそうだし近年好調もそうだし文脈としては似たようなものとみてて間違いなさそう。

その中で文化比較で売上成長率は似たようなもんな3.3%/17年でありますね。

ROEなどはより水準が上ですね。それもあるのかIRBANKで2011年からBPS成長で12.57%/10年とかなり突き抜けてますね。この辺は2015年以降でROE二桁維持が効いている感じですね。収益性では文化より優位とは読み取れたりします。

そのなかで今期1Qも順調な通過で常習増益。ただ計画は減収減益ですね。計画はどちらかといえば保守傾向感あります。

 

財務

資産増で自己資本比率あたりも向上。

(IRBankから)

有利子負債とかは減ってるけどまだあるね。そのへんで財務面は文化シヤッターの方が健全とはなるのかな。とはいえ、こちらは有利子負債比率あたりの減少も進んでててより改善してる感はあります。

前期末総資産4422億で有形固定833億でこれは特に近年増えてますね。

流動2854億はいろいろ普通に増えてる感。文化比較でよりいろいろ普通に伸びている感じです。

負債自体は2015年以降横ばい感ある1999億。有利子負債とか減ってるので、負債維持で資産増なかたちで財務改善が進んでいるとは。

問題ないのでは?

 

CF

 

おおよそ営業CFでて投資もしつつだいたいFCF出てるという感じで、増配傾向で現金も積むといろいろ順調ですね。

過去は自社株買いもしてたけど、近年はあまり。目先大きく増配ですがこれは増益なので過去には普通に減配あり。



東洋シヤッター(5936)

業績

国内三位のシャッターだけど。長期業績渋いというか長期足踏み感。

成長が見れないぞのほかは2000年前後と2010年あたりに赤字があるのも同様。

この辺で同業が苦しいときは皆苦しいにはなり一人勝ちとか一人負けはあまりない業界とはなりそうですね。

ではあるけど、ほかがわりと勝ち?っぽい推移の中ここは相変わらずでだから渋い業績ですね。

BPSあたり伸びてないことはないけど、 BPS成長率3.8%/16年とかは微妙なレベル。

まあ減ったりしながらで近年は堅調ですが。

というわけで、シクリカル風味のある停滞蓄財のようには。

目先増収増益で上方など入ってるので順調よりっぽいけど、通期計画だと減収というか横ばいっぽいので停滞になるとは思うけど。

 

 

財務

微妙に資産増で財務改善。データは貼りません。

総資産はさほど増えない中で有利子負債あたりは長期に減らしながら、有利子負債とか減らす形で財務改善でこのへんも蓄財って感じ。

大きな意味ではリストラ局面となるかもしれません。

 

CF

 

営業CFでて、毎年FCF出てますね。それで財務で出るけど、還元よりは返済で出てる感じ。

とはいえ、近年は負債減って現金増えてるので還元する余裕もありそうには。

ただ会社はあまり還元する気がなさそうで、増配とかにはでてませんね。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげっぽいけどもみあいか
週足であげてもみあい
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

文化シヤッター(5930)

テクニカル的には、2011~2015で躍進があり145から1180まで以降は、おおよそ650~1200あたりのレンジを形成で調整が続いている感ですが、2021年以降は安値は891まで切り上がっており、上昇気味にもみ合いというか上昇圧力もありそうな値動き。この先にいずれもっと上というのは想像できなくもないですが2021年後半以降もみ合いで、日足レベルで下落感あるのでタイミングをどうみるか。

やはり2022年安値891を見ながら1211とか1186破って月足の上昇を形成に迎えるか?を測りながらでしょうかね。


ファンダ的には、堅調なシャッター建材メーカー。買収なども絡めて長期になかなか堅調に成長してきている。ただ過去には厳しそうな時期は業績後退もありシクリカルな面はありそうです。その中でずっと買収なども絡めて順調さが続いてますね。

シクリカルな懸念はあるのではあるけど、目先もまで順調で現状そのようなことを心配する局面ではなさそうなのと、財務やCFも問題ないという印象。

ただ高成長でも高収益でもなく基本的な堅調なシャッター建材メーカーという印象。

評価。

PER9のPBR0.8ほど。堅調なメーカーとしては高くもない印象は受けますが、文化シヤッターとしてPER10前後は2014年以降でいかにもよくある水準で上も下も。2014年以前はPER6程度もあるしPBR0.5切りとかもあっていかにも上も下もで絶対的には高くもないけどやすいと見るのもどうか。

ただ順調なメーカーをフェアバリューでは悪い話でもないと思うし配当+BPS増で8-9%をPBR0.8あたりもありな水準だとは思うので順調さを見ながら付き合うのはまあ悪くない投資行為ではないかとは。まあ大化けとかはなさそうだけど。

 

 

三和ホールディングス(5929)

シャッター最大手。文化シヤッターと事業性も長期業績傾向も大きくは違わないような印象。その中で成長性は似たようなもんだけど、ROEも高くBPS成長あたりはこちらの方がより伸びているのは見受けられて収益性はより高いとなりそうだし、端的にはより良い会社に見える。

といいましたがシクリカルであるのも同様とはなりそうでそこは留意点。

CFは順調。財務も長期に質的量的改善が見られる。こちらの方が有形固定投資など普通に進んでおりよりノーマルな順調という印象は受けます。

評価。

PER14のPBR1.9とか。文化シヤッターより高評価。高評価になるだけの理由はあるようには思えますが、このくらいのPERだと三和シャッターとして上も下もあるよくあるPER水準でこれは今年に入っての急騰でもそんな感じで、急騰前はわりと三和シャッターで低PERでしたね。そこで長期のよくあるくらいに復帰なので定位置に戻ってきた感じで大きくはやっぱり今後の業績次第感はあります。とはいえ普通に好調な中で平均的なPERですこしは妙味もあるかもしれません。ただ好調じゃなくなるとダメージ大きそうです。文化シヤッターより。文化シヤッターはより低PBRだからね。

 

東洋シヤッター(5936)

シャッター三番手。シクリカルっぽさはあるけど、成長感なくで長期に業績停滞。その中で財務改善的にリストラしながらBPS増してるような停滞蓄財のシャッター三番手。

蓄財進んでるので還元増やす余裕はありそうだけど現状そういうムーブのなさそうでいろいろそんな感じ。業績も目先どちらかといえば好調よりだけど停滞の範囲ではないか。

評価。

PER7のPBR0.5ほど。停滞蓄財のシクリカル味のあるメーカーとみたらいろいろこんなもんかと。あまり振るった展望は期待しつらいとは思うけど、PBR0.5程度は今年株高にきてもなお東洋シャッターとしても低PBRっぽいので、これでもいろいろバリューなところはあるので、地味な企業でより安く買う競争が得意な人とかはこれがいいなんて話にもなるかもしれない。

という感じでシャッター三者、企業の質というか収益性でわりときれいにPBR帯で差がでててうまくできてるなあと。

 

トップカルチャー(7640)

「蔦屋書店」運営。TSUTAYAフランチャイジーだったみたいだけど撤退してて、コワーキングスペースとか訪問介護始めたりレンタルCD撤退とかでなんか迷走し喘いでいる感もありその辺は業績でもそんな感じ。

営業利益も赤字が連打入りそうでいかにも低迷企業の業績感は。

というか利益剰余金マイナスに突っ込んでますね。それで2021は営業CF赤字も。2022は戻しましたが、業態は小売寄りで日銭商売となるなかで営業CFマイナスがくるのが相当の低迷となりそうです。今期2Qでは営業CFプラスではありますが、現状厳しい書店のイメージをそのままという印象の数字が並ぶ感じで、現状はなかなか手が出にくいところはありそう。

売上反転とか黒字化とかみるなら妙味もあるかもなPBRくらいには見えるので、そういうの見るなら考えてもいいかもね。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

つうじょううんてん。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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