大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9273)コーア商事ホールディングス/東証PR/卸売/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

コーア商事ホールディングスとその他

株価

661円(人々は、スタートの失敗にめげず成果をだして栄転するも以降はなかなか芽が出ずにいる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9273 2784 8095 6999
企業名 コーア商事ホールディングス アルフレッサホールディングス アステナホールディングス KOA
市場/業種 東証PR/卸売 東証PR/卸売 東証PR/卸売 東証PR/電気機器
時価総額(億) 261.89 4272.82 174.58 722.97
株価 661 2106.5 427 1786
決算期 2023/06予 2024/03予 2023/11予 2024/03予
予想売上(億) 222.0 27440.0 515.0 719.0
予想営業利益(億)/利益率 39.5/17.79% 320/1.17% 7.2/1.4% 67/9.32%
長期平均営業利益率/年 14.12%/7年 1.17%/17年 1.94%/16年 7.63%/17年
売上成長率(年複利/期間) 5.5%/7年 3.3%/17年 0.1%/16年 1.5%/17年
EPS成長率(年複利/期間) 11.1%/7年 3.7%/17年 -14.5%/16年 0.6%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 9.6%/6年 7.1%/16年 5.5%/15年 2.5%/16年
長期営業CF(億)/年 103.85/7年 4580.08/17年 198.67/16年 4580.08/17年
長期投資CF(億)/年 -57.08/7年 -2070.99/17年 -228.34/16年 -695.36/17年
長期平均FCF(億/年)/年 6.68/7年 147.59/17年 -1.85/16年 6.64/17年
PER 10.69 19.38 1708 11.82
PBR 1.29 0.87 0.64 0.9
ROE 12.1% 4.5% 0.0% 7.6%
平均ROE/年 10.91%/7年 6.93%/17年 4.37%/16年 4.59%/17年
ROA 9.3% 1.6% 0.0% 5.0%
配当利回り(%) 1.82 3.28 4.22 2.8
配当性向 19.4% 63.5% 7200.0% 33.1%
総資産(億) 262.49 13398.52 635.51 1127.68
自己資本比率(%) 71.1 36.4 42.5 65.4
メモ あげ 停滞蓄財 蓄財が後退? びあげ

 今週は比較。某所で優待銘柄リストを手に入れたのでその中で目を引いたもの(主に未所持)をチョイスして比較します。先週分析多めに作ったので今週比較は25-28。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年07月14日取得。コーア商事ホールディングス。ジェネリック原薬輸入商社。比較に薬系卸。ゲストに間違って買いそうなKOA。

コーア商事ホールディングス(9273)

業績

ジェネリック原薬輸入商社。「ジェネリックのベストパートナー」として医薬品原料の販売(原薬・中間体の輸入販売)、医薬品製造販売(医療用・一般用医薬品の製造販売・仕入販売、製造受託、包装受託)を営む。

セグメント。卸にしては利益率高いのは結構メーカー機能もありそうで。

個人投資家向けの説明資料が。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9273/ir_material_for_fiscal_ym/132543/00.pdf

 

これみると製薬会社の補完してるようには。卸ではあるけど他の卸の上流みたいなところは。

 

業績。上場からみると増収で成長は成長で特に目先は堅調。

ROEなどは二桁維持。BPS成長取ると 9.6%/6年と悪くないペース。

事業性的にはストック性もなくROEなどに注意しながら停滞蓄財とみてれば。

ROE落とさずBPS増えるならEPSも増えグロースとなるし。

その他、原価率が下がる傾向も。この辺の傾向もみながらでしょうか。3Qで増収増益。高成長ではなさそうですが目先まで堅調となりそう。

 

 

財務

資産増で財務改善もしてますね。

メーカー機能もあり投資もしてそうだけど有形固定は前期末65億で減る傾向。流動は増えてますね。194億で現金91億で伸びる傾向。手形類で75億くらいで増えてもますね。商品とか原材料も増えててこのへんは順調かと。

負債は75億でこれは現金以下。で、負債自体も減ってますね。

財務改善しながら、資産増とかなってて財務面からも順調ですね。

 

CF

 

営業CFプラスで2018年以降はFCFもプラス。現金積んできてますね。

増配傾向。配当性向20%くらいで来てますが、配当政策では特に基準を示してないですね。能力的にはもっと上の還元もできますね。

 

アルフレッサホールディングス(2784)

業績

医薬品卸。セグメント。製造もしてそうだけど比率も低いし利益率も低い・・とはいえもっと利益率でることはあるようですね。比率低いので末節ですが。

(銘柄スカウターから)

 

1999年からみて赤字もないけど薄利は卸であるあるな推移。長期で伸びてないこともないけど、近年は足踏み感強いですね。事実上の停滞と見ておくべきではないか。

長期のBPS推移は 7.1%/16年で悪くもないけど近年はROE減ってる感じでもあり増え方も微妙・・でもIRBankではBP右肩でたぶん自社株買いしてる。

よって停滞蓄財となりそう。

まだ1Qもでてないけど計画増収増益。計画は上振れも下振れもありますがどちらかといえば保守傾向でしょうか。

と、業績見る限りは長期に堅調な停滞蓄財な専門卸に見えますね。

 

財務

蓄財。前期末総資産1.3兆で有利子負債なくなってますね。

自己資本比率自体は低めで30%台ですね。有形固定が1700億で伸びる傾向。流動10000億は横ばいに近い。増収もあまりなく総資産横ばいで事業規模が大きくなってなさそうなのに有形固定が増えてるのをどうみるか。

流動1兆のうち、売掛6000億商品1500億現金1600億ってところ。他には投資有価証券900億とか。

手形中心で卸っぽい資産構成ですね。

負債8500億うち7800億は手形類。負債だいたい手形。負債自体は長期横ばいに近いですね。

問題あるって感じじゃないけど、だから有形固定増える理由もなさそうなのに増えてるのをどうみるか。

 

CF

 

 

毎年じゃないけどだいたい営業CFプラスでFCFもまあ同様か。長期平均FCFは 147.59/17年とかで、時価総額や規模のわりにはあまりCF創出能力は高くなさそうというかこのへんは卸あるある。

で、やっぱり自社株買いしてる。

(銘柄スカウターから)

最近流行りの還元強化にのっかってるとは。目先の還元は還元性向100%越えてるので続かないとは思われます。

アステナホールディングス(8095)

業績

セグメント。利益率とかみると普通に卸じゃないかな。

(銘柄スカウターから)

きになる2022の減収。「「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、2022年11月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期増減率は記載しておりません。なお、仮に当該基準等を適用しなかった場合の売上高は、72,389百万円(対前年同期比0.1%増)であります。」ってことで会計基準変更のせい。それなかったら足踏みですね。

ということで長期業績。1998年から赤字もなく薄利。目先は会計基準変更も踏まえてわりと売上でてますが利益はやっぱり足踏み。

BPS成長5.5%/15年で蓄財くらいはできてるけど、右肩というより足踏みしていきなり増える感じでROEも乱れがちで扱いづらさがありそうです。総合蓄財スピードも早くないし、あまり長期の企業価値向上を見込んでずっと持ってるとか向いてないのではないかとは・・とか思うけど意外にそうでもないかも。後述。

今期2Qで増収減益。計画でもそうですね。停滞蓄財の範囲内でなないか。

 

 

財務

一応資産増。

(IRBankから)

自己資本比率一定だけど近年は有利子負債増やして資産増みたいになってるのをどうみるか。

有形固定資産が増えてるね。そうなると一応近年は投資して増収という感じには推移とはなりますが。停滞から成長にターンが移ってきてるやも・・ってところはありますね。

 

買収連打してるっぽいですね。

 

2021

アステナホールディングス<8095>、スカイネットの薬事サポート事業などを取得(2021/07/21) | M&A仲介・アドバイザリーのご相談はストライク

2022

アステナHDの子会社イワキ、海外製化粧品の輸入製造販売業などを行うアインズラボを子会社化|M&Aニュース|日本M&Aセンター

 

というか、アステナに改称したのも最近のようで、前のイワキ時代の説明資料などみると、目先はいろいろアクティブに動いてきてる感じにも。

個人投資家様向けご説明資料

ここの2020年11月期の資料などみるとそんな感じ。

 

という感じで看板も変えて、心機一転でいろいろ動くくなか利益はついてきてないけど売上や資産には定量的な変化もみられるように・・という局面には。

 

CF

 

 

2019くらいまで営業CF安定でさしたる投資もなくだいたいFCFでるくらいが、2020以降、お金借りて投資突っ込んできてるという状況。

2022は営業CFマイナス。みると固定資産売却損とか投資有価証券売却損とかどうなの?ってのもあるけど売上債権や棚卸し資産等々のマイナスも多くマイナスも多い中小野程度で済んだとも。

あと前期はちょっと自社株買いしてる。まだ利益にはきてないけどいろいろな動きや変化はみてとれなくも。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてもみあい
週足でもみあい
日足でもみあいかな
確認。

評価・売買判断

コーア商事ホールディングス(9273)

テクニカル的には、2018年上場で瞬時あげるもコロナ前まで200円前後でもみあいからコロナで大きく上昇で902まで。以降は950-550くらいでレンジというか調整をしている印象。調整を済ませて上に行くとするなら拾うのも。

基準はレンジ安値563とかでしょうか。ここをみながら945超えを狙う感じで。目先は比較的レンジのしたの方。

 


ファンダ的には、卸だけど結構なメーカー機能も。製薬のわりと上流でメーカー補完みたいなことをしてそうです。も、あり卸にしては高利益率でROEなども高そうで目先も順調。ただ高成長という感じでもなくストック性もなさそうでグロースというより停滞蓄財の文脈で見てたほうが。蓄財としてはめっぽう優秀とはなりそうです。

業績の優秀さも反映しCFも安定的で、メーカー機能もありそうだけど投資もあまり必要なさそうでFCFも潤沢な印象で、よって財務がいいし改善も進んでいると。

評価。

PER11のPBR1.3。停滞蓄財の卸とみるとちょい高い評価とはなりそうですが、単純な卸でもないし優秀さや目先の成長も踏まえてみなすともっと高い評価でもいい気もするというか実際PER20くらいまではあったりします。下はPER8くらいですね。

一方でPBR1.3は卸としては高めでメーカーと見ても低いわけでもないので、順調な業績が頓挫とかROEが下がる感じになると下も見ないとねみたいなところは。まあ順調ならそんなに下も・・まあPER8くらいはありますが。

優待銘柄で200株でクオカード。長期を額面評価で配当合わせて3.2%ってところでグロース風味とみるならインカム目当てでも拾うのもいいんじゃないかとは。業績後退あると見直さないといけないところはありそうですが。

 

 

アルフレッサホールディングス(2784)

普通に堅調な専門卸。長期に堅調で停滞蓄財。そのた赤字はないけど薄利、規模や時価総額のわりにCFが弱めなどいかにも卸っぽい数字。

財務は健全。長期に改善してきて有利子負債などもなくなってる。目先は還元強化してるけど還元性向100%超えで続くないレベル。まあ自社株買いなので減配になる感じではひとまずないですが。

評価。

PER19のPBR0.85とか。PBR1以下の還元強化企業で見直しトレンドにのったのか目先株高進んで、多くの卸としては状態にしてはあまり安い気もしない水準にきてるようには。まあでも過去にはPBR1以上も結構あったのでもう安くもないとは思うけど続きもあるかもね。低い方ではPBR0.5台くらいはあります。赤字もなく堅実に稼ぐとか還元安定とかもありこのへんで拾えれば報われるときもあるんでないか?とは思ったりします。このへんは堅調な卸の多くに言えることですけど。

 

アステナホールディングス(8095)

元イワキ。停滞蓄財の専門卸って感じが近年は会社も改称し、買収やらでいろいろ動いてきてる印象。利益は変化ないが売上や資産には影響がでてきてるようには。大きくはこの動きを評価するか?現状変化を求めてるが成果までは出てないとは。

比較なのでこの程度で。

評価。

PER1700のPBR0.65。高PERは今期薄利なため。PBRで停滞蓄財な卸っぽい評価。あまり変化とか成長とか期待とかは織り込んでないようんは思えるけど、2017年以前はPBR0.3台程度もあったのでこれでも評価は進んでる。とはいえ大きく成長とかは織り込んでないのではないか?と思うので成長して大きな増益まであるんじゃないかと踏むなら拾うのも。

あとは、優待銘柄。500株で長期で自社商品で最大評価すると額面6.4%とかになるので、地味っぽいBPS成長5%でもトータル年10%越えともできるので、ROEが以前程度に戻るとできるのなら会社の蓄財をみながらインカムを狙うのもそんなに悪くないかも。

 

KOA(6999)

電子部品(抵抗器)メーカー。

近年好調だけど2011-2021で足踏み感強く2009とか2002は赤字も。基本シクリカルで環境が悪いときには順当に赤字という感じでいかにもな製造業。

あとはおおよそ減収時に利益率が下がり増収時に利益率向上感ありこのへんからもいかにもな製造業ですね。BPSあたりは右肩感ありますがROE長期平均も4.59%/17年とあまり高くなくBPS成長2.5%/16年と蓄財ですが蓄財力自体は弱めですね。

そんなあまり優秀でもない停滞蓄財が近年調子いい・・くらいですが設備投資もかかって借り入れも増えて財務悪化してますね。そんな感じで業績好調と財務が両立しないくらいの収益性でこのへんもあまり優秀さは感じないところ。

それがPER12のPBR0.9ほどはいかにもほどほどな評価ですが好調は好調ですしこんなもんかなとは。好調じゃなくなるともっと低いPBRもありますので注意は必要そうですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転ですね。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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