大河の一滴

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(2410)キャリアデザインセンター/東証PR/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1513円(人々は、振り回されながら進んでるようであまり進めてない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
2410 キャリアデザインセンター 東証PR/サービス 106.73 2023/09予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
175 13.14/7.51% 1.76%/17年 9.49 2.53
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
8.05%/16年 3.91%/16年 0.09%/15年 29.91% 16.07%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
81/16年 -38/16年 43/16年 2.72/16年 12.61%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
67.17 29.6 44.1% 3.3% 31.37%

 今日は分析。2023/6/8のKABU+データをみながら気になったものをチョイスして分析。キャリアデザインセンター。転職サイトと派遣。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年06月12日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「つまずくも復活」

ビジネスモデル。type(タイプ)を中心にして求人情報人材紹介派遣と総合的。

他社同様のサイトと比較してIT領域に強めという特色はありそうです。

type(タイプ)は転職に使うべき?評判1,000件から解説 | キャリハイ転職

 

セグメント。

(銘柄スカウターから)

IT派遣とメディアと人材派遣がバランスよく感。

利益率などみるに原価率はほどほどで派遣主体よりは低めだけど、エン・ジャパンみたいな情報主体より高めでバランスって感じ。年々原価率高くなってるので派遣率高くなってるかもと見ると2014年で派遣率は22%前後が2022では44%までなってるのでたぶんそう。

キャリアデザインセンターの原価/販管費率。

(IRBankから)

参考にエン・ジャパンの原価/販管費率。こっちの原価率上昇はたぶん低迷寄り。

(IRBankから)

目先の上半期。

前期で、全体的にコロナからの回復があり、今期は前期からメディアの利益が回復しいろいろ正常化してきてる感は。

前期。

 

リーマンあたりで手痛い後退があり、それを倣う形も懸念されたのではないかと思うけど、赤字もそう大きくないくらいで通過でき、正常化でまた成長軌道に乗り今期計画で売上利益で最高になる・・まあ計画ですが。

2Q進捗ではそんなにできなさそなうな感じでもないので、わりと正常化したのでは?

と、大枠順調で成長なんですがリーマンコロナで順当に被害を受けており、このへんをどうみるか?回復してるけど、実際問題特に株価はひどい目にあってますので。

2020は赤字はあるけど、それ以外はだいたいROE20%以上でありながらBPSが増えない傾向が出てますね。ROAみてもだいたい二桁で悪環境に弱いところはあるとはいえ、優良企業に類する水準に思えますがさて。

 

と、総合成長なIT領域に強みのあるtypeを軸にする就職関連サービス。成長だけど悪環境に弱めでコロナは後退味がでてたが目先は復活した形。復活してみればROEROAなどかなりの水準なようで優秀なのは疑いないところは。

 

財務

資産推移。

(IRBankから)

2019までは自己資本比率高めで資産増のいかにも順調な推移が、2020年以降純資産が伸びなくなって2022は有利子負債も発生し自己資本比率後退のムーブで財務後退ですね。

前期末総資産67億は流動50億で現金34億に売掛14億で資産の多くは現金手形。

有形固定2億ない程度。HP運営も派遣業も資産要りませんしね。

ソフトが多め10億程度にあとは目立つものも。

負債まとめて37億。だいたい≒現金ではあるけど目立つのは借り入れですかね。長期借り入れ9億程度は前期で積んだところあります。

元来経営にあまり資金は要らなくなんで借りたんだ感はありますね。

まあ自己資本比率は低下ですが、目先は問題ってほど問題でも。

 

CF


営業CFはかんり盤石。赤字の2020も営業CFは黒字なのは留意点。

投資もさほど必要なく、営業CFが細い2020はさすがにFCFマイナスですがそれ以外はリーマン以降ずっと黒字維持でおおよそ現金積む方向です。

で、2020は赤字でFCFマイナスのなか還元もしてるので現金後退はわかりますが、2021は黒字で後退はなぜかというなら自社株買い。

15億ほど自社株買い入ってますね。

アスリード・キャピタル:株式会社キャリアデザインセンター(証券コード: 2410)による自己株式の買付けへの応募に関するお知らせ|Aslead Capital Pte. Ltd.のプレスリリース

キャリアデザインセンターの大株主のファンドが株式売却の動きでこの売りを借りての自社株買いで吸収したという感じです。

なので2022で15億の自社株買いが入り、借りて対応したので自己資本比率悪化のBPS減に出た感じですね。借りましたがトータルで現金増えてますし目先2QでBPSも増えてるので通常に戻ったというか自社株買いは突発イベントと見るべきですかね。借り入れはこれまでの推移見ると返すのは余裕には思えます。

配当は利益並。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてあげ?
週足でいちおあげ
日足であげてさげる
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大枠では2010年65円から2017年2538まで上昇でしたが、2538以降はコロナまでドローダウンで624でコロナ以降は上昇で2315までと、2017年以降は高値を更新しておらず大枠では調整感あります。2538を破り上昇トレンドをとれるか?くらいが視点でしょうか。月足レベルではわりともんでる感強いですが週足レベルではわりと順調そうには見えます。同時にわりとドローダウンきついので注意は必要そうです。目先も2315から1481とかだし、2538から624もあります。

わりと振り回される覚悟で触るやつのようには。その中で週足上昇が途切れそうな1355あたりをみながらがいい気はします。

 


ファンダ的には、Typeを中心とする就職関連サービス。IT領域に強め。求人情報人材紹介派遣いろいろやってますが派遣率は高くなってきてるところがあります。成長ではありますが、リーマンなどで過去に酷いことなってますしコロナもよろめくところがあり、悪環境に対する弱さがありそうです。そのなかで目先はコロナから回復してまた成長軌道に乗りつつあるようには。

CFは通常なら余裕感あります、HP運営にしろ派遣にしろ大きな投資は必要なくCF財務の余裕に繋がってそうでした。その中で目先は財務後退、大株主売り抜けで大型自社株買い入った感じですね。それで財務後退。理由もあることから自社株買いが定着するかは微妙なところ。そうでないと還元は利益並みでなにもなければ現金は積んでいきそうでいうかコロナ前はそうでした。

評価。

PER9.5のPBR2.5。率直な感想としてはPER10切ますかって感じで安く見えたりはします。過去平均取ればPER15くらいがよくある水準でキャリアデザインセンターとしても低評価とは言えるんですが、HPとみるか派遣とみるかで大きく水準が変わりそうなところは。長期には派遣比率高まってそうで、コロナでつまずき改めて環境悪化に弱いことも露呈したところもあり、シクリカルな派遣に類するとみればこんなもんとも見れるのでどう見るかですかね。

まあ派遣とみてもROE高めで成長軌道にありそうでリスク取るのも意味ある水準ではないかとも思ったりはしますが。

でもまた悪環境きたら知らない。たぶん死ぬ。株価的に。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2410

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2410

IRBANK:https://irbank.net/2410

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっすね。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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