大河の一滴

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(3467)アグレ都市デザイン/東証PR/不動産(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1486円(人々は、登っては落ちたりしてたが今度の登りはまだしがみついている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3467 アグレ都市デザイン 東証PR/不動産 85.5 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
302.5 24.24/8.01% 6.49%/11年 5.84 1.54
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
18.61%/10年 21.84%/10年 23.21%/9年 26.29% 24.06%/11年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
-63/10年 -2/10年 -65/10年 -6.51/10年 6.06%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
230.99 55.69 24.1% 5.25% 30.65%

 今日は分析。2023/5/25データでトリガーを満たしてるものを市場統計推移記録表にかけ2018/12/25比較でROE以上かつ配当利回り3%以上のもの(該当114銘柄)から気になったものをチョイスして分析。中期で質的向上がありつつ配当利回りもそこそこでバリュエーション低めのバランスのものを拾う意図。まだゼルダ習慣ですがそろそろ比較も復活させたいとは思ってますがまだ。アグレ都市デザイン。戸建て販売。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月31日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげ」

「東京都多摩地区を中心に首都圏(多摩エリア、東京23区、川崎・横浜)で戸建販売事業(戸建ブランド「アグレシオ」住宅、住宅用地の分譲販売)を中核に、不動産仲介・コンサルティングを営む。戸建用地の仕入(取得)から建物の企画・設計・施工管理・販売・アフターメンテナンスまで自社で一貫サービス。」

ってことで不動産販売。

だいたい戸建て販売だけど、投資物件としても扱っててアセットソリューションですね。性質としては結局不動産を取得開発して販売には変わらないのでだいたい不動産販売に近い異なる印象です。なので一言不動産販売。

(銘柄スカウターから)

業績は伸びてます。上場から一貫して伸びてて利益もおおよそ右肩。

ROEも高い水準。EPSBPSもともに20%以上の複利成長率を見せてます。

と、言う感じに業績としてはケチがつけにくい・・というか、まあ減益はありますが、これも高PERってわけでもないし。

というわけで出てる業績からは、かなり低いPERですが、これはひとえに不動産の回転売買でいまは調子いいけどいつ後退するかわからない・・という懸念が常に織り込まれてるというたぐいの低PERな不動産販売かと。

いつ後退しないかとビクビクしながら目先の調子の良さを確認しながら付き合えば報われるかも知れないところは。

目先決算。減益も増収で低調ってほどでもないですが・・

主力の戸建てでコロナ特需一服で減収だし受注残高などで結構後退とかをどうみるか。同時にコロナ前よりは利益率利益額前進だとはしてますね。

 

と、コロナ一服の踊り場感ありますが、今期計画は増収増益だし、M&Aも絡めて成長意欲も高そうなものは出てたりします。

計画自体は上ぶれも下ぶれも。

と、万事順調って感じではないのは正直なところで後退の匂いみたいなののなきにしもあらずですが、総合的にはまだ順調な部類にようにはみえます。まあこれから崩れるのやもしれませんが。

 

財務

資産増。

で、低い自己資本比率、増える有利子負債ってことで借りて売る不動産を増やす回転売買でその規模を大きくする形で成長だろうなあと。

(IRBankから)

総資産230億のうち流動227億で在庫っぽいのが163億と現金59億でだいたい説明できるレベル。

一方で有利子負債152億は≒在庫で、それくらいを維持しながら現金積んでる感じですね。

不動産を大幅に値下げして処分するとかくると大変なことになりそうですが。

という感じでどこからどうみても不動産販売。財務悪いけど自己資本比率は低くなってないし、在庫≒くらいになってるので現状の不動産市場状況だとそんなに問題があるってわけではないと思う。

あとはきになったので従業員。

たぶんほとんど営業なんだと思うけどひとは採らないといけなさそうだし、一人あたり売上を上げるのは難しそうって印象です。

 

 

CF

 

多くは営業CF赤字。投資はほとんどないですね。でも投資しなくても営業CF赤字なのでFCFも赤字。不動産取得し売って得るCFより、あらたに増やす在庫のほうが大きいのがだいたい状態化というか不動産販売が成長する基本形となりそう。

この営業CFがプラスになるときが業績後退になりそうですので、営業CFは赤字のほうが好ましいくらい。

還元は配当性向30%目標になってますね。増益ではあるので増配傾向ですが、利益並みなので減配もありますね。減益時はこわいやつですね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でいちおあげ
週足であげてもみあい
日足でさげかもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2016上場から2018までに上昇で、コロナまでさげ。以降は上昇で高値も破ってるやつでなんだかんだ上昇。ただ2018年高値1169からコロナ安値370までドローダウンはきつめででてますね。

コロナ以降は伸びてる感じですが、週足レベルは調整が続いていて月足の長期移動平均にタッチくらいなので、この辺が下に向かうか上に向かうかの分岐点になるかもとは。

週足もみ合い安値1202,1387あたりを目処に1694とか1958を越えてくると月足上昇継続って雰囲気もでますがさて。

 


ファンダ的には、好調な不動産販売。成長できてるけど今期も計画成長だけど目先は特需からの踊り場感もちらつく。でも悪い状況って感じでもなく順調の範囲内には含まれそうではあるが、いつ後退するかはわからないところはありますね。

財務は悪く、CFもマイナスが状態化。成長を追う不動産販売で儲けるお金より在庫調達するお金のほうが大きいわけで、どうみるか。

総じて目先好調だけど、つまずくと大きくなりそうな不動産販売そのものって印象。

評価。

PER5.8のPBR1.5ほど。実はアグレ都市デザインとしては低PER、上場から底辺かも。伸びてる不動産販売としても見れる評価には思えます。なのでこの順調さが続きまだ伸びるとできるなら拾うのも。

同時に低PBRでもなく、アグレ都市デザインでもPBR0.8以下とかあって減益懸念くらいでそれくらいいっても不思議ないし、実際に減益低ROE化とかだともっと目も当てられないことにもなりかねず。ハイリスクハイリターンな部類だろうなあとは。まあ不動産販売って特に伸びてるのはそういうもの。

まあそんなかんじですがリスクに怯えながらも付き合うのは選択肢になりうるとは思います。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3467

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3467

IRBANK:https://irbank.net/3467

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にないですよ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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