基本データと取り上げた理由
株価:1339円(人々は、冒険に頓挫しオアシスで落ち着きチャレンジを繰り返していたが目先またチャレンジを試みだしている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
9619 | イチネンホールディングス | 東証PR/サービス | 324.87 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
1310 | 82/6.26% | 6.77%/18年 | 5.88 | 0.67 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
5.3%/17年 | 10.21%/17年 | 9.87%/16年 | 11.34% | 12.74%/18年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
404/17年 | -564/17年 | -159/17年 | -9.38/17年 | 3.48% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
1718.88 | 483.38 | 28.1% | 3.73% | 21.95% |
今日は分析。市場統計推移記録表に2022/12/30と2022/5/12のKABU+データをかけROE向上が見られかつ年初来高値5%圏内(679銘柄)でさらに2022/3/9より低PBRに置かれてるもの(該当156銘柄)から気になったものをチョイスして分析。業績加速が認められ(高ROE化)かつそれが株高に反映し(年初来高値5%圏)も、2022/3/9(2022年以降TOPIX安値)より低評価であるものを拾う意図。ゼルダしたいので今週も分析。しばらくかも。イチネンホールディングス。自動車リース。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月12日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
セグメント。工具販売とかもあるけどだいたい自動車リースですが結構多角的ですね。とはいえケミカルとかは自動車整備用品みたいなのでパーキングもありかなり自動車よりですね。
(銘柄スカウターから)
長期業績。営業赤字なら1999年までさかのぼってもないし純損失は2012年にあるくらいでしょうか。売上も右肩感あります。とはいえ207-2013くらいは足踏みもあり環境悪化も退けて成長できるほどの競争優位性はないとみるべきか。
で、利益率低下傾向はあるかもしれませんので留意でしょうか。
と、突き抜けた強さはないけど長期に地味にしぶとく歩み続けているというのは感じられる業績推移。
BPS右肩。BPS成長で 9.87%/16年とか。ただROE低下傾向がみられるかもしれないのでここをどうみるか。とはいえ目先までROE二桁維持ではありこれはなかなか優秀となりそうです。
利益率低下は、原価率向上ですかね。これは2014年度のセグメント比較もして
利幅の小さい工具販売の比率が高くなってるのでそのへんかも。
で、各セグメント売上伸ばしてるのも好ポイントですね。
目先決算も堅調。
決算説明資料でもみて。
決算説明会資料 | 株主・投資家情報 | 株式会社イチネンホールディングス
その中で自動車リース好調だったのが今後は反動あるだろうとして計画減益ですね。
財務
(IRBankから)
各種数字改善。もう中身みなくてもいいっしょっとは思ったりします。
ROE低下は財務レバレッジ低下もあるかなって思ったけどありそうですが、自己資本比率のわりにはROE落ちてないので頑張ってはいますね。
ちなみに有形固定くらいみると846億でめっぽう有形固定より。大半貸与資産で598億とか。そういえばリース屋だった。
CF
営業CFだいたい出てますね。これは以下のハンデありながらプラスなので結構えらいかも。以下も営業CFの範囲内。貸与資産増やしながら営業CF出してるのでかなり安定性高そうですね。まあさすがにFCFは長期で -159/17年でマイナス。ただそれでも自己資本比率を改善しながらとなるのでやっぱりバランスいい気はします。
還元は、配当性向低めですが増配傾向・・というか減配にみえる2021も2020年は記念配なので長期減配なしっぽいですね。ここ。あとはたまに地味に自社株買いしてる。あと優待廃止した。ここ。
月足週足日足の値動き判断
月足であげてさげてよこよこ。
週足でもみ合い感つよめ
日足であげっぽい
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2018年まで上昇があり、1867まで。
以降はコロナまでに867とかまで下がるとかも含みだいたい1000-1500くらいのレンジと言うか、2018年以降月足で高値安値切り上げの三角持ち合い感もありますね。
その中で目先は上放れ感もあるようなないような。
そういう想定だと1186あたりをそこに1487超えしてくれると上放れ感がより強くなるので、1487インとか1190で撤退とかは機能するかもです。例えば。
ファンダ的には、自動車リース屋で主に自動車関連副業と機械販売。
長期に赤字らしい赤字もなく売上を伸ばしてきてる。安定性はかなり高め。とはいえ毎年増収増益って感じでもなく停滞蓄財の部類でみてたほうがストレスないかも。なにげにROEも低くなく長期のBPS成長率もなにげに高い。ただし近年低利益率低ROE化の傾向はあるかも。財務レバレッジ低下と低利益率のセグメント比率増加が理由っぽいところあるので後退とみなすのも微妙ですが。目先決算好調ですが会社は自動車リースはさすがに反動ありそうとか思ってそうで計画は減益です。いかにも停滞な計画。
財務やCFはリース屋もあり拡大期は貸与資産買いながらでCFと財務は悪く出がちですしここもそうですが、ここはそれと業績向上を両立してるのは結構目を引くところ。
総合、地味で大化けしたりする感じにはみえないけど、底堅さしぶとさも感じて結構優秀なんじゃないかとは。
評価。
PER5.9のPBR.67。地味な評価。ある意味地味な企業が地味な評価をされているという案件。ではあるけど2018年以降株価軟調もありその間にもBPSとかあがってるのでイチネンとしてもわりと低PBRなところに来てる感じはあります。地味だし株価は長期ヨコヨコ感強いですが、いつかはわかりませんがどこかでは注目されるタイミングはあろうとは思ったりしますが、いつかはわかりません。もっとイケイケなグロースと比較してどうか?とかはよりわかりません。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9619
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9619
IRBANK:https://irbank.net/9619
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないぞ。
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記事補足してます。
この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。