大河の一滴

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(6694)ズーム/東証ST/電気機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1032円(人々は、背伸びをして調子に乗るたび叩きのめされている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6694 ズーム 東証ST/電気機器 47.42 2023/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
152.3 10.3/6.76% 5.23%/10年 11.06 0.68
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
12.64%/9年 -0.49%/9年 7.68%/8年 6.16% 8.65%/10年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
18/9年 -33/9年 -15/9年 -1.63/9年 3.08%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
136.5 64.9 47.5% 2.91% 32.15%

 今日は分析。2023/4/26KABU+データでPERPBR同時にトリガーを満たしてるもの(専門用語/64銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。ちなみに5/11,12と5/15~19の7銘柄。ズーム。音楽用電子機器。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月08日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

音楽用電子機器メーカー(ファブレス)。世界中のプロ・クリエーター・アマチュア向けにオリジナル作品を創造できる音楽用電子機器(音楽制作機器、レコーダー、ミキサー、エフェクター等)の開発・販売。

製品とかみていると各種レコーダーとかボーカルプロセッサとかプロとかハイアマチュアというかユーチューバーとかが使いそうな機器類が多め。

たとえばハンディレコーダー

| ZOOM

本社は商品開発とマーケティングに特化だそうでただしくファブレスとなりそう。生産も海外企業に投げてそうで売上も海外が8割とかでわりとグローバルですね。

業績。

2022を除けば増収が続いていて結構順調となりそうでグロースですね。売上成長率は長期に二桁のせ

一方ファブレスと言えど、利益率などは高いともし難く・・

ROEなども二桁にはあまりのらない程度で高収益か?というとどうか。という感じでファブレスは特に業績の数字上では高収益高利益率にはつながってませんね。


ですが、売上伸びてるからか原価率落ち(販管費は伸びてるが)、利益率向上はみられて好調不調でいえば好調な感じはいたします。

そんな感じで減収減益の2022で減益は「世界的な輸送コストの上昇や、半導体不足に対応するために一部高価な市場流通品を購入せざるを得なかったことによる売上原価の増加等」で各種品目も半導体不足で売上に蓋をされてる感強めな印象。

それで今期はこの記事時点で1Qもまだですが・・(さすがに追記予定)

目先の四半期で売上利益が伸びてきてるので、半導体不足は改善で蓋が外れてきてるのはありそうですので1Qで加速してくるようなら・・

 

で決算見て追記。

1Qで売上は伸びてますね。ただ利益は黒字復帰ではあるけど、前4Qからは物足りないからか売られた感じでしょうか。とはいえ例年3月期は12月期より後退してるので、現状蓋が取れた説は覆らない感じではありますね。

 

財務

(IRBankから)

資産増だけど自己資本比率低下に有利子負債も増えてるね。

有形固定資産は増えてるけど6億ほどで比率低めでこの辺はファブレス

資産大半流動。108億。商品貯蔵品で52億で売掛20億現金20億ってところ。売掛商品は増えてるね。ほかはのれんとか無形固定が14億。

負債は70億で有利子負債35億ほどでほかいろいろ。

構造としては商品を借りて増やしてる構造で、売上伸びてるので在庫増えるのは自然ですが、在庫増えると財務悪化するは、ちょっとバランスに疑問が残るところはありますね。

これがファブレスでなく固定資産増で引っ張るのはわかりますけど。ここは減点材料かもしれません。

 

hCF

2022とかは棚卸し資産増とかありますが、営業CFはマイナス混じり。FCFはトータルでマイナス。子会社取得もあったりしますがこれを外してもマイナスですね。ということで現状稼いでないとはなります。このへんをどうみるか。まあためた在庫が捌けると大きくCF改善するかもですが。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてもさげてる
週足であげてさげ
日足でさげだけど反転感も
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2017上場で上げたりもするけどそのたびに戻して結局目先1000円前後は上場時に準じるかちょっと上くらい。

目先はコロナ392から2021年に2440まであがるも以後戻し885とかまで。885からは下げ止まった感もあり日足レベルでは反転なところも見えるのであるいはまた月足の上昇に向かうやも?なところも。

いろいろ基準は885。ここをみながら反転を期待する感じでしょうか。


ファンダ的には、ファブレスの電子AV機器類メーカー。プロやハイアマチュア向けという印象。伸びてるし、目先の減収や減益も半導体不足という理由もありそうでそれも改善されてきてるところで、加速もありそうな雰囲気ですが、トータルとしてそう高利益率でも高収益でもなくこのへんをどうみるか。まあ順調な方には見えます。

一方ファブレスで設備投資は必要ない割には財務が悪いようには。借りて商品を確保するムーブとなってそうで、CFが悪くなってますし財務も負荷がかかってそうなところは。

成長と財務が両立してなさそうなところはどうなんでしょうか。在庫捌ければ気色がかわるかもしれませんが。

と、なかなか渋い点もちらちら見えるようなところはあります。

評価。

PER11のPBR0.7。状態を鑑みてこんなもんかんは。実際問題2020年以降なら平均的なPERに位置するくらい。おおきな増益あれば見直されるかもだけど、現市場環境でROE二桁行かなくCFや財務に芳しくないものもあるくらいだとPBR1はなかなかどうだろうね感はあります。

ですが好調は好調。1Qで加速とかあるなら買われそうなところもあり好みの人もいるのではないかとは思ったりします。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6694

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6694

IRBANK:https://irbank.net/6694

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もう通常運転。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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