大河の一滴

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(6461)日本ピストンリング/東証PR/機械(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1358円(人々は、頑張ってきたが息切れしてペースが崩れてきてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6461 日本ピストンリング 東証PR/機械 113.72 2023/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
550 27/4.91% 4.23%/17年 5.54 0.28
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
0.83%/16年 6.04%/16年 1.55%/15年 5.76% 4.59%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
861/16年 -689/16年 172/16年 10.72/16年 2.98%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
673.75 331.41 49.2% 5.15% 28.58%

 今日は分析。2023/4/26KABU+データでPERPBR同時にトリガーを満たしてるもの(専門用語/64銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。ちなみに5/11,12と5/15~19の7銘柄。日本ピストンリング。-----。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年05月08日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財できず」

こういうの。

セグメント。だいたい自動車用ってことで自動車部品。

(銘柄スカウターから)

 

事業的にそうだと思うし業績的にもシクリカルというほか。

長期にあまり成長感もなく、リーマンあたりとコロナあたりの環境悪化で順当に赤字で利益率も高いわけでもなく、いかにもあまり競争優位性のない下請けの部品メーカーって印象は受けます。

が、意外にROEは低くもなく長期平均4.59%/17年とこれは赤字も含みで低ROEと切って捨てるほどでもなく。

一方長期のBPS成長率は1.55%/15年と厳しめですが、これはリーマン前後の後退が大きそうで、それを弾いた2010から見ると8.39%/12年になりぐっと印象が変わるというか、環境悪化時に持たないことが大事そうで、逆に環境悪化で赤字とか出したあとなら妙味もでるかもとは。株価みてもそうですね。

赤字の2021「売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるグローバル自動車市場の生産台数が減少~損益面は、原価低減や固定費削減等を推し進めたことにより、下期は黒字化したものの、上期の落ち込みを補いきれず、通期ではリーマンショック以来の赤字」
2022は回復「自動車メーカーの生産調整による影響を断続的に受けたが、グローバル市場の需要は回復基調」

今期は3Qで増収減益。通期では一応増収増益の計画。ちょっと進捗的に厳しそうな気は。回復基調なので追い上げてくるかもしれませんが。

計画は上振れ下振れ両方でそもそもあまり正確な計画たてるの難しそう。

計画できても成長って感じでもないですけど。

 

あとHPのこれけっこう好き。素朴で。

 

財務

停滞感強めの財務推移。

(IRBankから)

2015-2021で停滞感ありますが2022で加速してますね。自己資本比率なども足踏みして、このあたりはROE7%前後出てるところも多めでそれくらいでは資産増が進まないってCFの質?が悪いかも。まあ2022は財務改善してるので違うかも。

ともかく近年は停滞感が強かったが目先は財務改善が進んだくらい。

有形固定284億でわりと固定資産より。増えてる感じではないですね。流動も同様感あります。総資産も増えておらずやはり大きな意味で停滞ですね。

ですが、目先は現金増の有利子負債減などきてるので、ちょっと状況明るくなってるところはあるかも。この傾向が続くなら。目先3Qまで続いているようですね。

 

CF

営業CFは安定的で意外にFCFもだいたい毎年でてますね。ただ長期平均FCFは10.72/16年とかでこれは還元レベルに近かったですね。

ということで稼ぎはするけどだいたい還元に消えるという構造でしたが、2022はFCFの水準が高かったですね。よって還元してなお財務改善したと。

2022は棚卸資産の減少で多めで設備投資も低水準であったのであまりこれが続くとは見るべきではないかも。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげて調整
週足であげて調整でまたあげ? 
日足であげて調整
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2009~2018年くらいまでは610から2675で上昇感あった感じが2019年以降で崩れて2020年末で908まで以降は1566までっ戻して以降は調整でしょうか。やはり今だと週足安値1169を基準にするのがよさそうには。日足レベルでは上昇入ってますし。日足の安値1303でもいいかもしれません。日足目先だと三角持ち合い感あります。決算次第では変化が大きくなるかもですね。(記載日5/9)


ファンダ的には、自動車向け部品メーカー。環境悪化時には業績後退するし利益率も高くなくいかにも凡庸でシクリカルな下請け製造業。

ではあるけどなにげに長期にROEは低いというほでもなく一応BPSの長期上昇くらいは。一方でCFは安定的にでるけどだいたい還元に消えてる感じで財務の前進はどうかなあというところ。増えてるのはリーマンからの回復時期と目先ですね。目先はいろいろと恵まれて一時的に良かった感は。

いろいろ総じてやはり停滞なシクリカル。蓄財も長期にはできてるけど普段は還元でいっぱいで微妙なところはある。目先は蓄財できてるので順調とはみなせます。

評価。

PER5.6のPBR0.29。PBR0.3切り。絶対的に極めて低い評価。蓄財もできない停滞シクリカルとみるとこんなもんってところはありますが、好調なときは結構蓄財も進みトータルの実績を考えるとそれにしても低評価だとみることも。そして実際目先は好調もあり。これはこれで意外に拾うのも。増益とか成長は微妙な気はしますが、評価底辺なところもあり、好調維持に期待して配当なども高めであるし好みなら。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6461

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6461

IRBANK:https://irbank.net/6461

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もうつうじょううんてん。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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