大河の一滴

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(6092)エンバイオ・ホールディングス/東証GR/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:734円(人々は、上を望めばそのたびに叩きのめされている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6092 エンバイオ・ホールディングス 東証GR/サービス 49 2023/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
84.18 13.17/15.65% 9.24%/11年 6.81 0.7
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
18.88%/10年 27.9%/10年 28.42%/9年 12.15% 8.62%/11年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
38/10年 -122/10年 -84/10年 -8.41/10年 4.08%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
163.7 58.88 36% 1.09% 7.42%

 今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで売上利益10年10%成長のもの(対象192銘柄)を市場統計推移記録表にかけて2018/12/25と2023/4/14比較しROEは以上でPBRは以下なもの(対象30銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。成長してて血のクリスマスより状態良く評価が低いものを拾う意図。エンバイオ・ホールディングス。土壌汚染対策。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年04月18日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「いちおあげ」

バイオとか言ってるけど創薬ではない。

セグメント。

土壌汚染対策(調査、対策工事、定期モニタリング、リスクコミュニケーション、浄化施工、資材販売)、ブラウンフィールド活用(土壌汚染地の有効活用支援)の事業を営む。

(銘柄スカウターから)

で、だいたい土壌汚染関連かな。エネルギーは太陽光とバイオマスの新電力。

ここでも。

事業紹介│株式会社エンバイオ・ホールディングス

土壌汚染は調査から汚染除去して周りとの調整して全体的な問題解決までで、ブラウンはそのノウハウを使って問題ある土地を自分で直して売却賃貸までとかみたいですね。電力は電力。ブラウンの出口にもなってるようですね。問題ある土地を安く買って自分で汚染除去して発電施設にするみたいな。

総合わりと不動産関連にはなりますかね。

 

長期業績。

成長ではあるけど、2020,2021は後退がありますね。

利益率は伸びる方向。

ROEがわりと乱高下。普通にでると二桁くらいですかね。BPS成長とると28.42%/9年と弾けてるけど、BPSはねた2018年以降だと6.94%/4年とかぐらいでROE並くらいかなあと。


業績はねた2018は以下のような。好調ですね。

2019。全体では好調ですがブラウン後退。


で、この期は純損失ですが主に事業撤退損。

2020,2021連続。ブラウン、エネルギーが安定的な一方、土壌汚染はブレが大きい。やはり舞い込む案件次第なところがあり、基本シクリカルとはなりそうです。

で、前期2022。主力の土壌汚染が盛り返して売上記録更新を決めたということでいいことですがシクリカル。

 

今期は、減収増益ですね。堅調と言えるけど、フローな収入が出口に出たであり成長とみるのはどうかとうか、まあシクリカルですね。売上も利益も四半期もそうだし期でも結構ブレると。

ただ長期に伸びてるはそうだし、減益も理由がありそうですし、土壌汚染を解決し土地を有効利用するというのはエコで好まれそうな事業だし、そのへんも踏まえてどうみるか。

 

あとは周辺環境。資料のとおりですが案件は増えるけど、工事単価は小さくなり受注高は横ばいか減収傾向。2011の対策急増は福島関連かな。

 

 

財務

前期総資産163億。有形固定80億。これは2019に111億まで増えて2020に74億に後退してまた伸びた推移なんですが、これは「当社グループで保有した太陽光発電設備(合計9ヵ所)を譲渡し」っぽいですね。

土地あたりはずっと伸びてるので、土壌汚染で稼ぎつつ自分で直せる土地を買って直して活用するというスタイルで長期には固定資産が伸びていきそうです。この固定資産の伸びをもって成長とはみなせるかもです。

流動64億。現金23億。手形16億(これが土壌汚で扱う他人の土地となるのかな)棚卸資産18億(転売目的で持ってるきれいにした土地かな)

負債100億ほど。2020で137億から減ってて以降は横ばいですかね。有利子負債85億で負債の質は悪いし自己資本比率も低めとなりそうですが、負債維持しながら資産像で自己資本比率などは改善で堅調といえば堅調です。

総じて、BSは固定資産よりでたぶん土地の売りものもありそうな一方負債は有利子負債漬けで、いろいろ不動産屋のスタイル。販売もするけどそれよりは自分の持ち物を増やしていく大家スタイルよりでしょうかね。

BS的には土壌汚染対策スキルを持った不動産業者みたいにはみえますね。まあ堅調ではないかと。

 

CF

営業CF出たり出なかったり。事業的に不動産を仕入れ売る不動産販売と案件をうけ土地の処理をする建設業みたいな特性はありそうで、営業CFは乱高下しそうはそうなので。借りて土地を買って処理して運用する大家業も兼ねるので借りて投資も多めとなり、いろいろCFから状態を測るのが難しいところはありそうです。資金もいろいろ欲しそうには思える中で還元は渋めにみえますね。

渋いのは「ストックビジネスである自然エネルギー事業の既設設備から得られる収益の約30%を当面の配当原資とする」という方針でこれはなかなか渋い方針。もっとも自然エネルギーは増収増益傾向にはなりそうです。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であがってもさがる
週足であがってもさがるなかあげてきてる
日足で
確認。あげてもみあい

評価・売買判断

テクニカル的には、2014年上場から1311から480まで落ちて、時折大きく上がったりするものの、500-800のレンジに落ちてくるなんてことを繰り返してる。そんなあがっても下がる感じで長期の上昇トレンドとかは出てる感じでもなく、週足でもあまり変わらない印象。その中で目先はレンジ上の方に来てて、今度こそは上昇トレンドを形成して上に向かっていくと見込むなら。

目先上昇の起点515とか日足安値667とか基準で808とか1090超えると雰囲気変わりそうには思えますね。

 


ファンダ的には、土壌汚染サービスと言うか、土壌汚染を調べたり直したり。他人の土地のそれを仕事として受ける一方で、自分で問題ある土地を探して直して売ったり、発電施設つくって運用したりなど。やってることはかなり不動産業あるいは建設業味はあります。BSなどは不動産味が強いです。

業績自体はなかなかシクリカル。伸びてはいるし目先まで堅調と言えるけどいつ後退しても不思議はないところは。自ら抱える運用する土地が増えればシクリカル色は後退するかもしれません。事業的にお金かかるのでCFは安定しなく財務も悪く還元も渋め。まあ財務は良化の傾向はあります。

評価。

PER8の PBR0.7。色としては不動産と建設のハイブリット感はあり、その文脈でみると高くは見えないけどそれっぽいバリュエーションだなとは。ただこれはシクリカルな不動産とか建設とみるとで、土壌汚染に強い付加価値などをみるかですかね。以前は付加価値見られてた感があり、PER10切りしてるのは2022年以前だとあまりなさそうというか今の評価水準はエンバイオとしては過去になかったくらい低いのはそうで、なにかのきっかけで注目されればすっ飛んでいく可能性もあるかもしれないし、あっても低いかもしれないとは。まあどうかんがえてもシクリカルなんでこれから業績悪化来るかもしれないけどね。・・それがないとするなら持ってれば報われるときはあるのではないかとは思ったりはします。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6092

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6092

IRBANK:https://irbank.net/6092

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

4月さいご。

決算月にはいっていきますね。

それくらい。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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