基本データと取り上げた理由
株価:331円(人々は、長らく安住の地を見つけていたが何度目かの旅に出る素振りをみせている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
2749 | JPホールディングス | 東証PR/サービス | 290.78 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
356.4 | 36.33/10.19% | 7.34%/17年 | 11.22 | 2.23 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
12.4%/16年 | 19.98%/16年 | 17.58%/15年 | 20.97% | 18.53%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
236/16年 | -207/16年 | 28/16年 | 1.77/16年 | 7.12% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
342.74 | 119.75 | 34.9% | 1.81% | 20.34% |
今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで売上利益10年10%成長のもの(対象192銘柄)を市場統計推移記録表にかけて2018/12/25と2023/4/14比較しROEは以上でPBRは以下なもの(対象30銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。成長してて血のクリスマスより状態良く評価が低いものを拾う意図。JPホールディングス。だいたい日本保育サービス。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年04月14日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげあ」
日本保育サービス(保育業で国内トップ)を中核とする持株会社。
ちょい前に派遣や介護もやるライクやったけど、ここは保育(と学童)ほぼ専業となりそう。物販と食育もやってますけど、付帯事業感。
だいたい保育ですが、運営施設数。成長鈍化は見れますね。
JPホールディングスとは | 投資家情報 | JPホールディングス
従業員関連。これも伸びが鈍化ですね。
(IRBankから)
と、成長鈍化なところはありますが、会社としては以下で成長より収益性向上に向いてるところはありそうです。中期計画でまだまだ伸びるぞとしてますが、目先はそんな感じ。
2022年3月期決算 / 中期経営計画
https://www.jp-holdings.co.jp/ir/library_data/20220520_1.pdf
ということで長期業績。成長鈍化はありますが、利益率あげてきて上記の利益体質への転換は偽りではなくこの売上成長より利益にバランスを取ってきてるところをどう見るか。
この転換でか、ROEが落ち気味だったのが20%回復で2011年以前の水準まで。
平均ROE18.53%/17年にBPS成長17.58%/15年の実績ですがこれは普通にかなり優秀ですね。今後も続くかどうかは不明ですけどね。
原価率高めで、人を雇って保育をしてもらう労働集約感はやっぱり強く原価率下げるのは難しい構造はありそうです。(つまり保育士の待遇悪化になりますので)
(IRBankから)
と、いろいろ見る限りなかなか以上に優秀でそして成長鈍化も会社の利益重視に施策が故とも見れるところで、好みはありますが大枠順調となりそうでつまり優秀で順調。
その中で目先3Qで増収増益ですね。増益が重く上記の方針通りですね。
ちなみに営業赤字は過去になし。ライクなどと同じ補助金ビジネスだと思うけど、補助金らしきものは科目としてはなさそうですね。
いちおう「 補助金制度に伴うリスクについて~当社グループの子育て支援事業において、売上は公定価格など国・地方自治体による補助金が中心となっておりますが、国や地方自治体の方針により補助金制度の見直しが行われる場合において当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。」と言ってますね。
財務
(IRBankから)
中身見る必要ある?とかは思いますが、有形固定資産推移くらい見ますと2018年まで増やして以降減らしてますね。推移貼りますか。
(IRBankから)
中身見ると、2020くらいから建物への投資を抑えて、その間に減価償却進んで額が減る感じなのでこの辺で投資を減価償却より少ない程度に抑える方針変更があったとは。固定資産をあまり持たない感じにはなってそうで、差入保証金も2019くらいから伸びてないですね。まあ上記施設数もあり施設開設自体抑えてるとなりそうです。
それで現金とか増えてますね。負債は減ってるわけでもないけど、自己資本比率は改善してますね。
このへんは施設増がまたみられるようになると変わるかもしれません。中期計画では規模自体諦めてもなさそうですし。
CF
営業CF安定。2017まで投資が多くFCF赤字が多めそれで2020以降は投資が減るというか黒字でFCFが大きくなった結果で現金が飛んでいってるね。
このあたりは、拡大期で施設開設が多いとFCFマイナスになるってことになりそう。そして特に2020以降は施設開設に手を抜く形でFCFに余裕が出てるという構造かなと。
拡大一服であるし、一服させると利益が出てCFに余裕がでるということには。このへんはトレードオフもありそうですが、どう考えるかですね。
還元しろとはなりそうだけど、利益並みってなりそうで減配も。増益で配当性向下がってるので利益維持だとし増配は堅そうな。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてもみあい
週足でさげてあげ
日足であげてもみあい
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2013年に上昇があり200円弱から788まで。以後は2015年以降っずっと横ばい感のある推移でなかなかここまでもみ合ってるのも珍しいかも。おおよそレンジ400-200くらいでしょうか。
その中で目先週足はあげってきてレンジ上の方に迫ってきてますね。レンジで押し返されるか今度こそはレンジを破り上昇を作っていくか?みたいな局面。
レンジ破って上昇を見るなら週足安値272とか日足安値307を見ながらでしょうか。あるいは長期レンジ安値を見るなら205でここらを見ながらとなりそうです。
ファンダ的には、だいたい保育学童専門。長期に成長してきて赤字もない程度。ROEなども高めでいろいろ優秀だなと。その中で2020年以降くらいから成長鈍化というか成長一服感は。利益重視に舵取りとなりそうで実際に利益率増で増益に向いて、成長鈍化もROEは向上ですね。これはほんとに一服となりそうで人員採用や投資や抑えてるところがありだからどうみるか。中期計画ではまだ伸びるとしてるので、再加速・・おそらくは利益率低下になるのではないかと思いますが現状は利益寄りです。
投資一服なのでCFは良化、還元はあまりやる気ない。やはり再加速は考えてそうには思えます。
評価。
PER10のPBR2.2ほど。実はJPとしてかなり低PER。株価水準は2016年以降くらいで変わって終わらずその一方で成長増益が続いてるので低PER化が進んだ形。ROE20%クラスをPER10程度は正直低評価には思わえますが、成長鈍化入り成長止まって低ROEに向かうなら株安って気はしないけどこの水準を維持してPBR低下にもうちょっと低PERに向かうは考えられなくもないですがーまあ目先なんだかんだいいながら増収に最高益叩いて企業をどうみるかみたいな話だとは思います。
まあ元来収益性の低く補助金頼みとかで保育業は低バリュエーションにディスカウントしてみるべきとかもみれるのでやっぱりいろいろどうみるかかな。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2749
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2749
IRBANK:https://irbank.net/2749
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
はい、通常運転です。
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記事補足してます。
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