大河の一滴

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(3252)地主/東証PR/不動産(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1922円(人々は、上を目合して手をかけても続かず元の木阿弥になるのを繰り返してる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3252 地主 東証PR/不動産 351.45 2023/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
420 63/15% 12.77%/18年 8.37 1.14
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
14.33%/17年 19.7%/17年 29.63%/16年 13.59% 34.41%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
166/17年 -179/17年 -12/17年 -0.72/17年 4.59%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
721.53 309.06 42.8% 2.86% 23.95%

 今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで売上利益10年10%成長のもの(対象192銘柄)を市場統計推移記録表にかけて2018/12/25と2023/4/14比較しROEは以上でPBRは以下なもの(対象30銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。成長してて血のクリスマスより状態良く評価が低いものを拾う意図。地主。投資系不動産デベ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年04月14日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「減収蓄財」

底地案件に特化した不動産投資(建物を建てず土地のみに投資、独自のJINUSHI手法により開発した不動産投資商品を「地主リート」や投資家・ファンド・REIT等に売却)が主力。

元本商業開発株式会社ですが、地主という社名はなかなか。

 

JINUSHIビジネスとは|JINUSHIビジネス|地主株式会社

土地買って、建物は建てず土地貸してテナントが建物建ててよさげなものはリートに回すみたいなスタイルとはいってますね。

フロー。よするに不動産の回転売買ですかね。全体はそんな乱高下してないけど四半期ならぐるぐるですね。

ストック。安定っぽい賃貸収入などもあるけど、大半転売用というか転売する気の賃貸収入ですね。売ればなくなる。ということもあり、わりと上下してます。

 

 

ということで一応長期で伸びてるとも見れなくもないけど、業績は成長性あるのかないのか。実際2021以降は後退ですね。


なところですが特に2018年以降で特にROEも安定的でBPSくらいは右肩ですね。

このへんの売上とか後退もBPSROEなどは堅調っぽい推移をどうみるか。

 

上のグラフは見にくいのこれも。堅調ですが高ROEではないとはなりそうです。

(IRBankから)

それで、目先業績後退ですがこれあたりは。在庫とか減ってるのでまだ業績は後退するような・・・とみると今期計画は減収ですね。ちなまだ1Qもでてません。

 

財務

総資産は伸びてる感じではないけど純資産、BPSは伸びてる感じ。土地を買ってちょっと貸して売るの中で純資産を積んでいく構造ですね。

それで、上記在庫減ってたりするので、その回転の規模が小さくなってるとなるしそれが自己資本比率向上の有利子負債の減少に出てるとなりそうです。

ということで全体としては目先は事業規模を後退傾向は見て取れますね。ですが、有利子負債自体は大きめで

(IRBankから)

あとは、2021年に有形固定資産174億計上してますね。2020で5億とかなので目先で一気に売る気のない不動産を計上したというか大家に転じる気になったは読み取れますが、事業が事業なので売る気になって売るかもしれせん。

あとは大半流動。528億流動で不動産281億現金231億。転売用不動産は減らしてますね。

なのでこのへんでも転売から引いて大家よりになってるところは読み取れますね。まあですが、有利子負債370億に販売不動産280億とかで不動産販売よりですのでまだまだ大家というより不動産(転売)屋です。

 

CF

 

営業CFは2020以降はプラス。このへんで不動産販売としては後退だし、事業手仕舞いだし大家転身はよみとれますね。

まあ目先はそういう方向ですね。財務など余裕でてるっぽいし今後は不明ですが。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であがっても下がる感
週足であがってもみあい
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2015年からみても、高いところにいっても維持できず1000以下とか600近くとか落ちるのを繰り返す印象。その意味で長期の上昇トレンドとかは読み取れないかなとは。そのなかで週足レベルでは2022以降はもみ合ってる感じで、調整を終えて上に向かうは一つのシナリオとしてありえないとも言えないのでそれを狙うのも。2022年以降安値の726がいろいろ基準ですかね。916とか1139とか超えるとかなら長期トレンドに発展するかもね。まあ業績の後押しが居ると思うけど

 


ファンダ的には、地主というか底地で土地だけ買って貸して折を見て売るスタイルで、業績の多くは販売で、まあっざっくり不動産販売。

コロナくらいまで事業拡張できたけどコロナ以降はとりあえず不動産の回転売買は後退傾向で、財務強化の大家転身は見て取れます。業績は後退ですがROEなどは維持に近くBPSくらいは積んでる。

財務は悪いけど手仕舞い傾向もあり財務は良化してきてます。と言いましたが方向性で総合的にはぜんぜんまだまだ不動産販売。結構順調な不動産販売とは。後退傾向と注釈がつくくらい。

評価。

PER8のPBR1.1。高いという感じではないと思うし地主としては平均よりは低PERではあるんだけど、後退局面もある不動産販売としてはもっと警戒が入り下に行く可能性はみてた方がいい気は。このへんの不動産販売はPER5切りとか平気でしてくるなかで減収に大幅減益など来たら・・それは十分可能性もありそうに思える・・中で下もありそうであえてここを持つというなら理由が必要かなとは。買ってる有形固定資産がいい物件で高く売れるぞ、とか不動産仕入れまくって業績加速が期待できることがエスパーできてたり。まあ会社は減収だって言ってて各種数値も後退傾向みれるんですけど。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3252

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3252

IRBANK:https://irbank.net/3252

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

毎月一回にしても土曜日ネタがつきそう。中途半端に書き散らしている未完成品はたくさんあるけどなかなかかまとまらなく。

今年いっぱいくらいは続けたいのですがさて。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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