大河の一滴

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(7940)ウェーブロックホールディングス/東証ST/化学(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:604円(人々は、最初は上手くいって調子に乗った末に袋叩きにあいこてんぱんにいじめられている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7940 ウェーブロックホールディングス 東証ST/化学 67.17 2023/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
244 5.9/2.42% 4.43%/9年 2.21 0.32
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.13%/8年 10.61%/8年 6.19%/7年 16.84% 12.35%/9年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
131/8年 -33/8年 98/8年 12.25/8年 2.6%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
242.55 137.18 56.6% 4.97% 10.96%

 今日は分析。トリガーを満たしている(専門用語)を市場統計推移記録表につっこみ、2022/11/18(市場予想利益総和が計測日で最高値)と2022/3/31比較しROEが以上のもの気になったもの(該当106銘柄)をチョイスして分析します。好調なのに評価が低くなってるものを拾う意図。ウェーブロックホールディングス。イノベックスを中核とする素材加工メーカー。。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年04月05日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「後退も蓄財」

化学メーカー。イノベックス(マテリアルソリューション)とウェーブロック(アドバンストテクノロジー)。セグメントというか会社ごとっぽいですね。

(銘柄スカウターから)

最近上場ではあるけど、二度目の上場っぽく歴史自体は1964設立のようですね。一度上場廃止して再度出てきたみたい。イノベックスは元はウェーブロック100%出資でこれは最近の会社みたいでです。

ウェーブロックホールディングス - 企業Wiki

イノベックス - 企業Wiki

 

という感じですが、再上場後の推移だけですが、業績は以下。

2021まではゆるく成長感もありましたが2022で大きめの後退で利益もかなり減った感じ。


ROEも結構落ちましたし目先BPSも減ですね。

と、堅調?から後退がみれるところをどうみるか。

利益率下がりましたが、原価率より販管費が2%後退した感じですかね。

(IRBankから)

そんな感じですが大きめの後退の2022。

あとは近年の売上と四半期。これみるとやはり売上が出るのが大事感は。あと1Q偏重。

 

そういう感じですが、今期は四半期減収が見えて近年なかった赤字計上でなかなか渋い感じ。

(銘柄スカウターから)

最新3Qでマテリアルで「原材料価格上昇分の販売価格への転嫁を進め、生産効率の向上による原価低減や継続的なコスト削減に努めたものの、度重なる原材料価格の上昇やエネルギーコストの上昇等によりセグメント利益は4億4百万円(前年同期比46.2%減)」なんですがアドバンストテクノロジーの方は増益で順調なところありますね。

と、目先はマテリアルで「度重なる原材料価格の上昇等」で前期くらいから苦戦が続いてそうですね。このへんを一時と見るか不可逆と見るかでしょうか。

 

財務

(IRBankから)
2021、2022資産減で純資産は2022後退。これは資産減ではあるけど、自己資本比率向上に有利子負債比率もさげて・・・ということで、負債を減らすリストラ局面とは

。前期末総資産242億。有形固定75億。これは2021に減らしてますね。「ウェーブロックインテリアを連結の範囲から除外した影響等」になりそうですね。

流動150億。手形類59億現金19億商品類60億ちょいくらいででしょうか。

で負債は104億で2021までも減らしてますが2021で大きく減ですね。有利子負債も同様。これは41億まで。

と、基本負債減らすリストラしてましたが、2021で結構なナタ奮ってまで進行させてるではありますね。それで業績は原価高で苦戦も財務は改善してると。

あとBPSも伸びてますね。自社株文は考慮しない銘柄スカウターと違って。これは自社株買いしてるかも。

 

 

CF

自社株買いしてますね。それも2022は結構大きめ。

(銘柄スカウターから)

それで2022はさすがに営業CFが弱いのですが、以前はFCFはちゃんと出るレベルですね。その中でリストラ進めてきたと。

増配とかは渋いというか維持くらいですが自社株買いで調整してる感じですね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげるもさげ
週足でさげも下げ止まり?
日足であげてもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2017年上場で721から2018年で1795までつけるも、コロナまでに436まで下げて反発も高値は下げ続ける感じの推移。

さすがに571で長期反転感も見れなくもないですがさてくらい。

やはり571が基準になりそう。コロナ安値436を見るものいいけど、571切ると週足レベルでは下落続行感が強い感じなのでスルーでいい気がするのでやはり571基準で。

ここで794超えが見れると月足反転感が強くなりますので。


ファンダ的には、化学素材メーカー。歴史もありますが、投資判断という意味では2021年まで堅調だったっが、2022以降は主にマテリアルソリューション/合成樹脂製品(シート、フィルム、メッシュ、ネット)で減価高を吸収し切れずに収益性悪化で目先今まで出てなかった四半期赤字まで後退してるところは。

一方で以前よりリストラ傾向があったけど、近年はそれも加速で負債をより減らす形で資産減で財務改善。一方で自社株買い強化みたいな流れ。

目先四半期赤字とか、前期の営業CFギリとか収益性悪化っぽいところを一時と見るか不可逆と見るか。悪化とかしないならわりとCF安定してるなどの美点で補えるというか停滞蓄財として十分機能しそうな気はするところですがだから後退した業績というか、端的には原材料高がどうなるではないかとは。

評価。

PER2のPBR0.3とでてますが。PERは「クレアネイト(株)(旧(株)ウェーブロックインテリア)株式売却益等の計上により23億22百万円」で純利益はねてるので参考にならず。営業利益×0.6ベースだとPER17くらいかなって感じでPBRと合わせて低PBRですねという感想。という感じにPBR0.3くらいであり化学メーカーとしてあまり見ないくらいの水準であり実際問題極めて低評価で、BPS増もままならないだろうというかずっと原材料高で苦しみそうだよね?くらいの見たてなようには思えるところ。現ウェーブロックとしても最底辺のPBR帯とはなりそうで、まあそのへんで原材料高で苦しむのは一時というなら拾うのもいいのではないかと。

もうかなり低評価なのでさすがに下は大きいとは思いたくないですが、実際に目先赤字でこれが続くと冴えない会社を冴えない評価で持つって話なのでバリュートラップになりそうにも思えるので、だから結局冴えないが一時か永続かだと思います。

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7940

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7940

IRBANK:https://irbank.net/7940

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにとりたてて。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表