基本データと取り上げた理由
株価:2666円(人々は、落ちぶれてうだうだし続けている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
4544 | H.U.グループホールディングス | 東証PR/サービス | 1532.2 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
2630 | 260/9.89% | 11.67%/17年 | 8.72 | 0.99 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
4.15%/16年 | 4.62%/16年 | 3.57%/15年 | 12.42% | 9.39%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
4108/16年 | -3149/16年 | 959/16年 | 59.96/16年 | 10.98% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
2865.87 | 1401.06 | 48.9% | 4.69% | 40.87% |
今日は分析。トリガーを満たしている(専門用語)を市場統計推移記録表につっこみ、2022/11/18(市場予想利益総和が計測日で最高値)と2022/3/31比較しROEが以上のもの気になったもの(該当106銘柄)をチョイスして分析します。好調なのに評価が低くなってるものを拾う意図。H.U.グループホールディングス。臨床検査。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月31日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「いちおあげ」
エスアールエルと富士レビオHDを中核とする臨床検査グループというか元みらか。
セグメント。
(銘柄スカウターから)
2017-2019くらいに後退があるけど、それ以外は大きくは伸びる傾向。
利益率低下の2018「米国で病理検査事業を営むMiraca Life Sciences, Inc.が2017年11月をもって連結除外となったことなどから、結果として減収となりました。利益面では、減価償却方法の変更(定率法から定額法に変更)により減価償却費が減少しましたが、各事業における将来の成長のための先行費用及び海外受託臨床検査事業における減収が減益要因」
大きめの減収の2019「Miraca Life Sciences, Inc.(米国病理検査事業、以下「MLS」)が2017年11月に連結除外となったことから、全体としては減収となりました。利益面では、各事業における成長基盤構築のための先行費用及び設備投資に伴う減価償却費の増加が減益要因となり、営業利益は14,648百万円(前期比17.0%減)」
と、一応米国撤退も含む基盤投資ってことでリストラ局面だったとはなりそうで、以後はそれが花開いて業績改善したとはみれますが・・
それで大きく業績改善してる2022は検査関連が大きく増収ですね。「大規模イベントでの対応を含めた新型コロナウイルス感染症関連検査の受託や空港検疫所における高感
度抗原定量検査の包括的検査サポートの提供ならびにがんゲノムを始めとした遺伝子関連検査の伸長に加えて、前期
において患者様の受診抑制等の影響により減少した検査受託数が当期に回復したこと等」臨床検査も伸びてますが、コロナ関連が引っ張る形だったのはそうですね。
それで今期は3Qで売上維持も利益は大幅後退ですね。まあですが、期初の計画よりは増益ですね。「H.U. Bioness Complexの稼働に伴う一時費用および減価償却費の増加、ならびに新型コロナウイルス関連検査における診療報酬改定によってPCR検査を中心に利益率が悪化」
ということで目先はコロナでブーストは入ってたのが後退懸念くらいでしょうか。
2015から2020までBPSは後退局面で、以降は改善でROEは2015年以前の水準を上回ってるところでどうみるか。
・・という感じですが、利益率やROEなどは、今期計画のもので2015年以前の水準に戻ってるか、ちょっといいくらいでしょうか。
財務
総資産でも2016-2018で後退局面、純資産で2020まで後退。という意味でも2015-2020はリストラ局面となりそう。
前期末は総資産2865億は有形固定765億は通して伸びてますね。流動1325億も2018は後退も2018まで横ばいで以後伸びる傾向。
大きく前後してるのは無形資産。2012で大きく増やしてますね。
みらかHD、病理検査の米社買収 580億円で - 日本経済新聞
無形資産は以下のようになり、つまり海外に活路求めたけど結局撤収したくらいになりそうです。
ただ、買収とか海外は諦めたわけでもなくその後も入ってそうです。(あまりのれんなく無形の上昇はソフトウェアっぽいですが)
H.U.グループHD 富士レビオHD傘下の欧州企業がADx社買収 アルツハイマー病・CDMO戦略を強化 | ニュース | ミクスOnline
という感じに買収してしくじったとかありますが、流動や有形固定は順調に伸びてるところはありますね。営業利益自体はずっと黒字維持くらいですし。
財務自体は良い方でもないかな。有利子負債>現金くらいではあります。まあ悪いってほどでもないですが。業績後退すると厳しいやもくらい。
CF
営業CFは黒字安定。このへんは営業赤字もないのもあり本業は安定なところはみえますね。
それで2012年に上記の大型投資して、それは結局うまくいかず始末でゴタゴタやって処理し終えたのが2020前後となりそう。
一応FCF 959/16年でプラスでおイタも致命的ではないとはみれますね。
配当は配当性向も高めで減配もあるので注意なところはあります。CFの水準などみるに維持する能力はありそうですが。投資したり債務返すとかなると維持するかは不明。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてもみあい
週足であげてもみあい
日足でさげっぽい
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、大きくは2018年位まであげっぽい推移が2019までに5000円前後が2000円台くらいまでで、以降は3770をつけたりもしてるけどもみ合いの範囲内くらいでしょうか。大きくは調整中となりそうで、これが上昇に向かうとするか。色々基準は調整安値かつコロナ安値2005とかコロナ後安値2530を見ながら3245そして3770を越えられるか測る感じでしょうか。
なところですが、週足日足レベルでは現状上に向かうって感じでもないですね。
ファンダ的には、臨床検査。元みらか。国内市場が停滞もあり海外に活路で大勝負弐でた感はあったけどしくじって結局撤退感は。その後始末で2020年くらいまでで、そこくらいでコロナ来て盛り返すも目先は後退なところも。
勝負してしくじりも本業は底堅い印象で営業赤字はなしでCFも安定的。成長は厳しいところはあるけど大人しくしてれば堅実に稼いで蓄財くらいは進みそうな印象。その中で以前より小ぶりも海外企業の買収も入ってますね。
コロナ特需から引けてる部分はあるも買収のしくじりの整理はついておりきれいになったところでさてどうかくらいでしょうか。
評価。
PER9のPBR1。コロナ引いて検査は後退局面はあるけどPER9ほどは、2015年以前よりぐっと低い水準でかなり低いPER水準。そしてPBRでも同様というか、目先の水準はHUとしてみらか時代も含みPERでPBRであまりなかったほど低い水準だは一つの事実になりそうです。コロナ後退の警戒はあるけど警戒がすぎるとはみれたりします。まあそれは他の臨床検査競合も近いこと言えそうなので、ここを含めてこのへんがするするPER上がっていくも楽観的な気はしますが、辛抱強く待ってれば報われるときも来る気もしなくもないです。コロナ後退が強くてより低いROEになるとかだと知らない。今まで営業赤字もないしROEとかもおイタしないと安定的だったこの企業がそうなるかは不明だけど。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4544
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4544
IRBANK:https://irbank.net/4544
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
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