基本データと取り上げた理由
株価:7910円(人々は、敗れた格上チャンピオンに跳ね返されるも喰らいつき続けている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
6856 | 堀場製作所 | 東証PR/電気機器 | 3364.34 | 2023/12予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
2900 | 460/15.86% | 11.44%/18年 | 9.41 | 1.39 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
5.53%/17年 | 10.49%/17年 | 7.78%/16年 | 14.79% | 10.43%/18年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
3040/17年 | -1766/17年 | 1275/17年 | 74.97/17年 | 8.64% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
4167.42 | 2400.66 | 57.6% | 3.22% | 30.33% |
今日は分析。トリガーを満たしている(専門用語)を市場統計推移記録表につっこみ、2022/11/18(市場予想利益総和が計測日で最高値)と2022/3/31比較しROEが以上のもの気になったもの(該当106銘柄)をチョイスして分析します。好調なのに評価が低くなってるものを拾う意図。堀場製作所。ハイテク計測。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月31日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
世界トップクラスの環境分析・計測機器メーカー。
例えばこういうの。ハイテクないろんな主に計測機器。
自動車
製品情報 | 自動車開発を支えるソリューション - HORIBA
セグメント。
(銘柄スカウターから)
半導体の貢献が強そうです自動車とか赤字じゃんとか思いそうですし、となると半導体後退すると怖そう・・とは思いそうですが、長期業績。
1999からみてもおおよそ成長で営業赤字ならなし、純損失が2003年にあるくらいで、特にリーマンあたりを大過なく過ごせたのは強そうな印象。まあ減収とか減益はありますので過信は禁物でしょうが。
BPSはほぼ右肩。ROEも上昇傾向をみてとれなくも。BPS成長をとると 7.78%/16年。まあこれは目先は半導体貢献でここが後退すると高くなった低ROEに向かうとみることも出来ますが。
・・・というか、大枠はなんだかんだいろいろな危機もあるなかで赤字もほぼ出さず成長してきたのが続くか?途切れて後退するか?というかんじでしょうか。
これはスケールメリットもかなりありそうですし実際減収の2019とかは減収で高くなったりもしてますが、継続して販管費率は低下が認められ、まっとうにコストを下げていく体質はあるとみてもいいのではないか?とは。2016、2020は減収しながら下げてますし。
そんな感じで目先通期。
自動車以外過去最高と相当好調な決着だとは。反動?はあるやもですが、目先最高ともいえるものをどこまで警戒すべきか・・みたいなところは。
で、会社としては以下みたい。
くもりもありますが、全般でも太陽の方が出てくるくらいだしどうみるかですかね。
ちなみに、だいたい最高で通過した前期での想定は以下。全般で同じくらいですね。
まあ主力の半導体は晴れから曇のち晴れに移行してますけど。
計画は増収増益。過去見ると上振れも下振れも。まあ厳しいときは下振れそうでもないときは上振れが多いような。製造業でありがち。
財務
前期末総資産4167億。有形固定が957億でこれは伸びているのでやはり投資をして設備強化して伸びる製造業だとは。流動2965億。現金1398億で伸びてる。手形698億はいうほど伸びてないかなに。商品とか材料とかまとめて700億ちょいでしょうか。
負債1758億有利子負債672億に手形未払いで560億契約負債246億くらいが主ですかね。
自己資本比率はそう高くもないけど、有利子負債×2≒現金とかだし資産内容もまともな製造業って感じで問題はないようにみえるし、業績なりにまともな推移にも。
CF
現金すっとんでいってる。
安定的に営業CFがでておおよそFCFも毎年。2015に大きめな投資でマイナスがあるくらいだし理由もだいたいこれになりそう。
ということで、投資しながら成長して、成長するほど現金が溜まっていく推移には。
その中で配当は配当性向で区切ってそうで減配も。これは目先配当70億ほど払ってますが現金1380億のFCF200億越えとかなのでもうちょっと還元強化してもええんでないか感はありますね。
月足週足日足の値動き判断
月足であげてもみあい
週足でもみあいの高値かなあ
日足であげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、大きくは2009年の1107から2018年9590まで大きく上昇も、以降は4155までさげてずっともみ合ってる印象。調整の中で7870。8420と高値を試して跳ね返される中で目先は急騰で8020まで。三度目の正直で9590を破る上昇を形成するかまた調整に戻るか?の局面。
もう遠いですが去年安値5630を見るか直近日足安値7370を見ながら8420超えで週足で調整うわ抜けを期待するかしないかでしょうか。
ファンダ的には、順調な計測機器メーカー。シクリカルだとは思うし目先は半導体が弾けて自動車が赤字と実際そういう感じですがなんだかんだで長期に営業赤字もなく、総体としてはかなり利益も安定的で長期に成長も。まあ減収や減益くらいはあるし目先は特に好調感はあるなかで後退を見るか見ないか。会社としてはまだまだ順調よりって印象です。
CFがつよい。投資もしながらほぼFCF安定だし、マイナスだと思ったら事業譲受してるとかで現金はほぼ右肩。当然というか財務も自己資本比率は高くもないけど健全というか問題のないようには。還元は渋いというか配当性向で区切ってそうで減益で順当に減配になってます。現金あるけど。そのへんをどうみるか。
評価。
PER9.4のPBR1.4。率直に出ている数字の割には評価低いなと言う印象・・・というか今回の拾った条件がトリガーを満たしてるなので当たり前なのですが。・・ってトリガーを満たしてるとは過去のどっかでかもめが調べてこれくらいのPER、PBRとかなら買いを検討したほうがいいかなあって記録した数値を下回ってるという数字です。ええ。
ということで目先で最高の業績とできるなかで、コロナ最安値どころか2013年以降でもここまで低PERつけたことなさそうってなるし・・PBRではさすがに過去にもっと低い水準もありますが、1.4くらいは結構低いくらいでコロナ安値で1.1前後ですかね。・・で、素直にみると好調が結構な減速を警戒してるとはみれる株価水準とはみなせますね。
あとはどう考えるかですね。実際大きな後退あると過去にはPBR0.6台くらいはあるのでそういう可能性もないとも出来ませんがさて。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6856
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6856
IRBANK:https://irbank.net/6856
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないぞー
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記事補足してます。
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