大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(8005)スクロール/東証PR/小売/(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20190920200155j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

スクロールとその他

株価

808円(人々は、いきなりハイになって暴れだしては疲れるのを繰り返している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8005 3396 3172 4770
企業名 スクロール フェリシモ ティーライフ 図研エルミック
市場/業種 東証PR/小売 東証ST/小売 東証ST/小売 東証ST/情報通信
時価総額(億) 282.65 103.45 55.3 24.95
株価 808 1030 1299 397
決算期 2023/03予 2023/02予 2023/07予 2023/03予
予想売上(億) 800.0 341.6 127.2 9.1
予想営業利益(億)/利益率 55/6.88% 9.16/2.68% 8.56/6.73% 1.3/14.29%
長期平均営業利益率/年 3.35%/16年 2.58%/15年 6.43%/12年 -5.89%/16年
売上成長率(年複利/期間) 2.7%/16年 -3.1%/15年 9%/12年 -4.7%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 14.3%/16年 -6.2%/15年 7.9%/12年 -2.7%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 2.5%/15年 -1.4%/14年 7%/11年 #VALUE!
長期営業CF(億)/年 345.76/16年 209.88/15年 54.65/12年 209.88/16年
長期投資CF(億)/年 -202.66/16年 -211.05/15年 -38.59/12年 2.59/16年
長期平均FCF(億/年)/年 8.94/16年 -0.08/15年 1.34/12年 -0.21/16年
PER 7.42 8.96 9.92 18.21
PBR 0.9 0.37 0.93 3.34
ROE 12.1% 4.1% 9.4% 18.3%
平均ROE/年 5.07%/16年 1.84%/15年 9.03%/12年 -6.24%/15年
ROA 7.6% 2.6% 6.7% 17.0%
配当利回り(%) 5.45 1.46 4 0.76
配当性向 40.4% 13.0% 39.7% 13.8%
総資産(億) 497.11 319.25 82.74 8.06
自己資本比率(%) 60.4 61.2 70 75.7
メモ 蓄財びあげ 衰退から停滞? あげ 蓄財も出来ず

 今週は比較。某所で見かけた銘柄リストの中からブログであまりやってなさそうなものの中から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年03月31日取得。スクロール。コスメ・アパレル商材の通信販売。比較に通信販売っぽい。ゲストにスクロールの子会社でスクロール360ってのがあってそれは以前ミックという会社だったらしいのでミック仲間の図研エルミック。(けっこう遠めだが)

業績

コスメ・アパレル商材の通信販売会社。

セグメント。売上は分散的なところはあるけど利益はだいたい通販によるもの。

業績はずっと成長感もなかったのでうすが、コロナで成長というか利益も跳ねるの図。通販ってところで巣ごもり需要を当てただと思うけど、これがどうなるか?ってところでしょうか。

以前だと長期に成長感もなく薄利であり赤字もちらちらあります。

 

2020までは横ばい感。2020までBPS成長を取ると0.2%/12年とかで事実上停滞で蓄財も出来ずくらいの状態だったのが、以降はBPS成長で18.4%/2年となり、ざっくりとそれまで業績は足踏みで薄利で蓄財も出来ない冴えない企業が突然伸びだしたになります。

その変身の2021「通販事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛の意識の高まり等に伴い、ホームウェアをはじめとする在宅商品を中心に売上が増加いたしました。このようななか、商品調達方法の見直しや在庫の適正化による原価率の低減、効率的なカタログ配布による販促費の削減に取り組むなど、事業効率の向上による収益の最大化を推進したことにより、大幅に利益が増加」

もともと効率化を進めてきたところもあり、通販が2020以前も増益傾向があったのがここにコロナ以後の巣ごもりもぶつかり大いに伸びて感じですね。

2022は足踏み「通販事業におきましては、巣ごもり消費が落ち着きをみせるなか、新規媒体の企画や品揃えの拡充が奏功したことに加え、SCMコントロールにより商品供給率が向上いたしました。これにより、売上は堅調に推移いたしました。また、商品調達方法の見直しによる原価率の低減や、効果的なカタログ配布による販促費の削減に取り組むなど、事業効率の最大化を推進」で通販は堅調ですがその他が一進一退でトータルでは減収減益ですね。

そんな中で3Qで減収減益で売上よこよこくらい。主力通販は、減収で一時より後退ですが、長期水準では順調な部類となりそうです。

細かくは決算資料あたりで。

https://tdnet-pdf.kabutan.jp/20230131/140120230131597013.pdf

 

総じて長期視野だと良化が進んでいるようには。ただ増収増益が続くような感じではなさそうで、そして巣ごもりが終わってもみるみるもとに戻るという感じではなさそで、やはり停滞で蓄財も出来ないから停滞蓄財は進みそうな感じは出てきてるようには。

 

財務

前期末総資産497億。有形固定135億は近年増えてて投資が進んでるところは。流動323億で売掛114億、未収入金46億、商品71億、現金71億とか。

負債200億で有利子負債60億で未払い72億買掛29億あたりが主なもの。

有利子負債<現金くらいではあるし、自己資本比率も低くもなく改善もしてて問題があるという感じでも。

 

CF

 

 

営業CFは割と安定的ですがわりと投資はあり長期FCFは    8.94/16年というほど大きくないですね。これは過去の停滞の部分もあるのですが、この傾向が変わるとみるか否か。

目先高配当になってる感あるけど、CF周りが以前より良くならないと目先の配当性向以上にするのは重いかも感はありますね。

 

フェリシモ(3396)

業績

幅広い年齢層の女性をターゲットに、自社企画商品を中心にファッション、インナー・美容、雑貨・インテリア、手づくり雑貨等の商品をカタログやウェブで通信販売。

業績は長期衰退感がありましたが、2019年くらいで下げ止まり反転があるようにもないようにも。2014-2017は赤字もちらちら。

2017で大きな減損「物流施設(エスパスフェリシモ)の土地の市場価格が帳簿価額に比べて下落している状況にあり減損の兆候が認められたことから」これが効果ありだったかは不明だけど以降は黒字を維持。

BPSもそこでへって以降はBPS増も認められますね。

ただ利益率は低い印象だしROEも高くはなく冴える感じでもなく。

その後はコロナ以降も含め回復傾向でしたが目先下方も入って3Qで減収減益。

黒字は維持ですがやはり渋い感じですね。

 

財務

(IRBankから)

2017年で資産減らすも以降は微増。

有利子負債もなさそうで財務はいいのではないか。あんまり中身見る気も起きなく。

 

 

CF

 

  長期のFCFで-0.08/15年でマイナス。

2017年以降でも大きく変わった感じでもなくで、やはりトータルとしては現状維持で一杯感はあります。

まあ、配当はやる気なさそうだけどあるにはあるね。

 

ティーライフ(3172)

業績

自社で企画した健康茶・飲料、機能性表示食品、化粧品、医薬品・サプリメント、ウィッグ、雑貨を一般消費者に通信販売(カタログ販売とネット販売)。

 

業績は伸びてますね。利益率も小売としては優秀な気はするところ。

ROEなども結構安定的ですね。BPS成長取ると7%/11年となかなか。

大雑把ですが結構優秀な小売業者という印象です。

あとは、気になるのは以下の推移。利益率は大きく変化なしですが販管費↓原価↑のムーブが。

 

たぶん、卸売の比率拡大のためかな感は。みたいですね。

ティーライフ、卸売上が小売売上を逆転 3年後に売上150億円を目指す | TECH+(テックプラス)

 

総合では、利益率もROEも維持で成長ではあるので意味を見出すのも難しいか。

(銘柄スカウターから)

目先2Qで増収減益。とはいえ計画は増益で目先四半期売上は一番出てるくらいで基本順調継続ではないか?計画は上振れも下振れもありますが。

 

財務

前期末総資産82億で有形固定32億でそこそこ固定比率高めですが毎年投資する感じでもないですね。定期的に倉庫とかふやす感じですかね。詳細不明。

流動42億で現金23億は≒負債くらいで自己資本比率も高めで問題があるようには。

 

CF

 

営業CFは安定的で伸びる感じも。投資がわりと入ってます。設備投資で2015,2018,2020で大きめなものも。それを有利子負債とかも増えてもないので、稼いだもので投資を進めて成長しているという感じは。

還元は利益並。増益傾向なので増配傾向ですが、減益っ入ると減配ありそうというかありました。

 

日足週足月足の値動き判断

月足でいちおうあげになるのかなあ
週足であげてもみあいかさげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

スクロール(8005)

テクニカル的には、2015、2018、2020あたりに上昇はあり一応過去より高い水準で推移ではあるので一応上昇は上昇。ですが2011-2015は停滞感強く、コロナで2015年以前の水準で急騰しては戻したりで、かなり素行が悪い類のようには。

そのなかで2020年以降の1485までの上昇の調整が続いているようには。666をつけて目先日足レベルでは上昇になってるのでこのまま調整高値995とかを越えていけば週足上昇感もでてくるのでそうなることを期待、そして1485も破り月足レベルの上昇継続となりうるかを測る感じで。


ファンダ的には、通販以外にいろいろやってますが通販が主力。ソリューションが伸びてる感はあるけど、利益貢献は未知数。

コロナ以前は、蓄財もできない冴えないのが、コロナ以降巣ごもりで当てた感はあるけど、以前より効率化が進んでたところに巣ごもりで加速感があります。もあり、目先も後退も利益は以前より出る水準でやはり蓄財もできない水準からは抜け出しるかなという印象。

CFは出てるが投資してFCFは現状未知数。ここも利益のように改善すると展望は明るそうだがそうならないと還元等は現状以上は難しいかもしれないとは。

財務はいいって程ではなさそうだけど問題があるというほどでも。

評価。

PER7.4のPBR0.9ほど。加えて配当利回り5.5%ほど。わりと警戒含みの評価のようには。というより配当で水準が決まってそうには。これ以上はCF改善が必要そうですが現状に準ずる水準ならば下はそうないかもしれない。というかPERで5~10くらいで目先は推移でわりと低PERで常に警戒含みくらいであまり安いとみなさなほうがいいかも。その意味で業績改善は必要そうですが、良化が進む方向ってのを信用するかですかね。あとは後退がなければ配当5%に優待額面評価で7%程度でROE10%程度でBPS3%程度増と比較控えめに年10%程度をPBR0.9とかでなら、分散の一つとかはそう悪くもないのでは?感は。

 

フェリシモ(3396)

女性向け通信販売。長期衰退感あって赤字まで出てたのが2017年以降はいちおう黒字が続きBPS増くらいはできて最悪期は脱した感はあるけど、薄利低ROEなのはそうで目先下方なども入り順調に伸びるとも。総体的にはやはり停滞蓄財できるかできないか嫌いの印象。財務はいいですね。

評価。PBR0.37でPBR0.3台で低評価ですがやむなし感は。・・・なんですが、PBR0.3台はフェリシモとしても低いようだし優待もあったりで黙って待ってれば報われるときもあるかも。

 

ティーライフ(3172)

順調な通販小売・・というか卸もかなり入ってますが。卸比率高めになったことによる変化もありますが、総じて増収増益が続くほどでもないけど成長でなかなか利益率やROEも高く、CFも出て財務維持しながら投資も進める感じでいろいろ回ってるという印象の小売、あるいは卸。

順調さをみながら付き合うのはいいかもね。

評価。

PER10のPBR0.9。小売とか卸は評価が抑えられるところはありますが、状態にしてはみれるバリュエーションで高いとは感じません。まあでもPERで8くらいはあり下がないわけでもなく。

加えて配当に優待もあり、BPS成長もみれば年10%以上は行きそうにも。もちろん順調さが続く前提ですが。あと配当は利益並みで過信は禁物感。

と、長く見れるならなかなか可能性もあるのではないかとは。

 

図研エルミック(4770)

通信ミドルウェア開発会社、図研の子会社。

業績は後退傾向で薄利で赤字もちらちらでかなり渋い感じは。

ただ、2022で売り上げ反転で黒字にも転じてるのでここが長期の転換点である可能性は疑っても。

2022をみるともちろん好調なんだけど、会社側でなにかしたというよりは環境が改善した感は感じるところで・・まあわからないですが。

まあ一応今期3Qで増収増益で堅調ですね。

資産状況はいかにも横ばい。自己資本はいいですね。ただ利益剰余金マイナス。

CFは渋いというか-0.21/16年で長期でマイナス。前期はプラスですね。

総じて、長期に渋い感じで衰退局面。ただ2021で長期衰退が底打った可能性は。目先は回復傾向。ただそれを会社がひっぱった結果というよりは環境変化でそうなったか疑いは払しょくするのは難しいというか、ただ黙って堪えててだけな印象はぬぐえず。まあ反転局面には見えるのでそれでもいいかもしれませんが。

その辺を織り込んだかもしれない。目先は上方きっかけっぽい株高。バリュエーション的にはそんな低くもなくでこれをどうみるか。まあROEとかは低くもなくこれを維持できればいいかもしれませんが、だからそれをどう考えるかですかね。

会社が業績反転を手繰り寄せたみたいな根拠が見えると面白そうですが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっす。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表