大河の一滴

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(6063)日本エマージェンシーアシスタンス/東証ST/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:950円(人々は、反抗を続けてるけどどんどん抵抗する力が弱くなってきてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6063 日本エマージェンシーアシスタンス 東証ST/サービス 23.94 2022/12
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
62.41 7.17/11.49% 4.89%/12年 - 1.52
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
13.11%/11年 10.54%/11年 12.92%/10年 47.4% 15.94%/12年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
21/11年 -9/11年 12/11年 0.99/12年 12.93%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
39.32 15.73 40% -% #VALUE!

 今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年増収率10%以上かつ5年増益率15%かつROIC10%以上のもの(対象196銘柄)を市場統計推移記録表につっこみ2020/3/17と2023/3/17比較でROEは伸びていてかつPBRは下げているもの(対象33銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。近年好調な中でコロナTOPIX最安値時点よりより状態がいいのに評価を下げているものを拾う意図。日本エマージェンシーアシスタンス。国境アシスタンス。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月22日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞から加速」

海外での問題解決サービス(医療アシスタンス、危機管理、セキュリティ対策、リスクマネージメント)と生活エンジョイ支援、国内在住の外国人向けサービス等を提供。

と、ちょっと何をしてるのかピンと来づらいところがあるかも。

会社は以下のように言ってます。

このへんみればサービス内容もでてますね。

海外医療アシスタンスサービス | 海外での危機管理や緊急医療対応を支援【EAJ】

個人よりは法人向けとなりそうです。

 

セグメント。

いちおうAIにも。

 

主に医療方面の翻訳つきコンシュルジュサービスくらいでしょうか。

 

業績は伸びてます。売上は2020つまりコロナ時以外は伸びてますが、利益があまり安定しなく2014は赤字でほかも薄利なことも多いですが、コロナ後にぐっと伸びて利益も伸びましたね。

ROEも近い推移ですね。BPSくらいは    12.92%/10年でなかなかの速さでかつ目先はROEが相当跳ねてますね。


増益の主因は販管費減となりそうです。もちろんスケールメリットもありそうですがリモートなどで経費も下がってるかもです。

(IRBankから)

減収の2020「日本と海外諸国との渡航往来も制限されている状況下において、当社グループの主力事業である医療アシスタンス事業(アウトバウンド事業)においてはサービス提供数が2020年2月以降、大幅に減少したままとなっており、売上高が前年比で大きく減少しております。インバウンド事業におきましても同様に、海外から日本に来られる外国人数の大幅な減少により、日本における医療アシスタンスサービスの提供機会が大きく減少」

と、普通にやっぱりコロナで海外渡航がへって事業機会がへった感じですね。同時にコロナ対策で受注が増えてるところはあるようですね。

大きく増収の2021「主要業務である海外における日本人顧客向けの医療アシスタンスサービスにとって海外出国者数の大幅な減少は致命的であり、海外旅行保険の付帯サービス、留学生危機管理サービス共に売上が減少したままとなっております。また訪日外客数の減少により、医療ツーリズム、訪日外国人向け緊急対応型医療アシスタンスサービスにつきましても、引き続き大きな影響を受けて〜こうした環境下、厚生労働省から受託しております「入国者等健康フォローアップセンター業務」が売上増に大きく貢献しており、業務の拡大により、契約金額が増額変更されることになり、その後順調に入国者健康確認センターにおける業務運営を遂行」

コロナでいろいろダメージあったけどコロナで入国管理が厳しくなるなかで国から受託する入国者健康管理業務が伸びる形ですね。

大きく業績が跳ねた2022「世界的に実施されていた入国制限が、緩和・全廃の動きが加速し〜海外からの訪日外客数についても〜本格的な受け入れ再開を行った10月以降顕著な回復傾向」と同時に「医療アシスタンス事業の売上高は、海外旅行保険付帯の医療アシスタンスサービス等既存事業が出国日本人数や訪日外客数の増加傾向にともない、着実に回復の兆しが見られたこと、また厚生労働省から受託した「入国者等健康フォローアップセンター業務」および東京検疫所から受託した「検疫手続確認センター業務」が売上増に大きく貢献したことなどから、前期比で増加」

で、海外渡航が復活傾向に入ってきてるのにコロナ対策の恩恵が重なる形での業績ですね。海外渡航は回復しそうですが、コロナ対策は後退しそうで今後どうですかね?くらいかな。

会社は計画は出してませんね。

新型コロナウイルス感染症の影響等による不確定な要素が多く、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、現時点では未定」だって。

実際問題回復する海外渡航と後退しそうな公から健康管理でわりとどう動くのか不透明には思えますね。でてくる四半期みながら測るしかないのではないかとは。

四半期レベルではとりあえず以下。目先ちょっと後退。

 

(株探から)

 

財務

前期末総資産39億で有形固定1億に流動37億で極めて流動より、流動は現金23億の売掛6億立替金4.7億とかで、資産半分以上現金であと手形とかツケみたいなもんで極めて水っぽい。

まあ知識を売るという感じで事業に資産は要らないやつですね。

負債は23億で≒現金ですね。有利子負債11億のほかは契約負債や未払金で6億くらいでほかはその他くらいでしょうか。

まあ問題ないよね?というしか。

ここ二年で資産は結構増えてます。やはり公のしごとが美味しいところはありそうです。

 

CF

 


営業CFはマイナス混じりだけど、長期にはプラスでね。投資もそうかからないのでFCFもプラスで長期には現金が積まれる方向。
さすがに業績いいので増配はしてますが配当性向とかからは配当はやる気あるほうではないですね。ではあるのですが悪いことでもなくて手持ち現金は余裕ではあるので配当は維持は余裕そうにはなります。しないとは言ってません。

というか、借り入れはあるけど、現金≒時価総額くらいになってますね。やろうと思えば大盤振る舞いもできるくらいですね。だからやるとは言ってません。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で吹いてはさげる
週足でふいて調整
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期には暴騰しては下落を繰り返す感じにきてる。大枠では2016年3645から2927、2035、1582と高値切り下げで三角持ち合い感でてますね。

その中で週足レベルでは2035からの下落も三角持ち合いの終盤っぽい推移なので、調整を終えて上か下というのはシナリオとして考えても。

調整安値の863とかみるとかあるいは930をすでに下離れと見れるかもしれない。このへんをみながら。

 


ファンダ的には、主に海外に行く日本人向けの主に医療コンシュルジュサービス。日本に来る人向けもやってますね。

成長はしてきたけど薄利で利益が安定しないところがあった中でコロナで減るよりは健康管理の仕事は増えてようやく利益がでるようにところはあり、コロナ終息で海外に渡る人も増えて復権はあるけどコロナ以後に業績を引っ張った健康管理の仕事は減りそうで伸びた業績はどうなるの?という局面で色々難しめ。会社も計画だしてません。

CFはでることは出るけど単年では不安定なところがあります。投資はかからないという基本人をとってサービスの労働集約感ありますね。性質としては派遣業に近いかも。

財務は余裕というか、現金多めで且つ溜まってて負債≒現金≒時価総額くらい。やる気になれば大盤振る舞いもですが還元は現状しょぼいレベルです。計画も出してないこともありあまり将来の収益性に自信がないようなところはあるかもです。

評価。

PBR1.5。計画出してないのでPBRのみ。いちおうPBR1.5ほどはここ5年では最底辺のPBRとなりそうで、業績加速してるのに低PBRだとは言えたりはします。わりと警戒されているとみていいかもしれません。

情報とか還元とか足りないところがあり扱いづらさはありますが、わりとハイカラな事業性もあって展開次第ではまた日の目をみるというか過去あった吹上げみたいなものの再現もあるかもとは。例えば四半期出て後退がみられなく前進したとか。まあわかんないけど。

絶対的に・・というか個人的にはまた薄利になってくるとPBR1.5でももうちょっとディスカウントしてほしくなります。と、上も下もあるなあとはしたくなります。まあでもこの会社としてはやっぱり好調なわりに低評価というのはそうですね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6063

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6063

IRBANK:https://irbank.net/6063

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないかなあ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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