大河の一滴

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(3558)ロコンド/東証GR/小売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1034円(人々は、何度も空に手を伸ばして何度も叩きのめされ続けてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3558 ロコンド 東証GR/小売 118.78 2023/02予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
100 9/9% -1.71%/9年 12.71 2.1
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
23.93%/7年 #NUM! 30.1%/6年 19.09% 13.66%/7年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
22/7年 -21/7年 0/7年 -0.76/8年 8.64%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
69.73 47.47 68.1% -% #VALUE!

 今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年増収率10%以上かつ5年増益率15%かつROIC10%以上のもの(対象196銘柄)を市場統計推移記録表につっこみ2020/3/17と2023/3/17比較でROEは伸びていてかつPBRは下げているもの(対象33銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。近年好調な中でコロナTOPIX最安値時点よりより状態がいいのに評価を下げているものを拾う意図。ロコンド。靴とファッションの通販サイト。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月20日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「成長鈍化?」

ロコンドといえば社長が炎上しているイメージです。

絶賛炎上中のロコンド田中社長を救いたい!(ヒカルファン兼元株主が田中社長救済案を考えてみた。) - 窓際サラリーマンの希望の星(現在、ソウルで一応駐在員やってます。。)

でもAIに聞くと評判は悪くないようですね。

 

 

業績は、2021まで右肩ですね。なにげに。

 

ROEなども不安定さはあるのだけど、高いときは高いですね。

信じていいかは微妙ですがBPS成長とると30.1%/6年なのでこれだと非常に高い成長率です。信じていいかはびみょうですが。

 

原価率低いですね。

これはモール型になりそうです。在庫を仕入れて売るやつではなく、小売店を自らのHPに入れてショバ代を取るタイプっぽいですね。ZOZOと同じタイプになりそうです。たぶんですが。

以下決算資料で重要っぽい。

ちょっと成長鈍化感あります。これをコロナの反動とみるかどうか。

売上も。

返品OKが売りみたいですが実際高いようですね。ただ減ってきてる。

で、赤字の2019ですがこれは計画通り「当社が喫緊の課題と認識しているファッションEC市場における当社の認知度向上を図るために、積極的なTVCMを含む広告宣伝投資を実施する予定です。この積極的な広告宣伝の実施は、平成31年2月期のみならずそれ以降の事業年度の損益にも影響を及ぼす先行投資であると考えて」

で2020も、当初利益ゼロの計画なのでこれもそうなりますね。

実際上記販管費も2019、2020は大きめにでてます。それで2021、2022は利益がでてるのでこの辺が実力値に近いかもです。

それで目先3Qはいちおう商品取り扱い高とか売上高は堅調なようですが、グロースって雰囲気はスポイルしてきてる感。

総じて決算資料などみるに結構いろんなKPIをみてて思った以上にしっかりやってる感はありますが、業績自体は一服感あり成長鈍化もちらついてそうでどうなるかってところでしょうか。あと計画はどちらかといえば強気でしょうか。下振れも多め。

 

財務

前期末総資産69億で有形固定3.9億。投資とかもしてますが基本固定比率は低めですね。このへんやはりEC。流動54億で現金33億に商品10億手形6億とか商品もありますが現金の方が大きめですね。BS的には小売りもしてるしモールで大家もしてるという印象でしょうか。

負債22億で有利子負債なしの固定負債もなしですね。自己資本比率はそうでもないですが極めて財務の質はいいですね。主な負債は未払金10億受託販売預り金8億とかでしょうか。

かなりきれいですね。

 

CF

 

規模もあるといか2019とかはコストかけてそうで営業CF赤字も。2020以降は黒字なので、事業性もあり大人しくしてれば黒字維持で投資もほぼいらなさそうでCFの筋は良さそう。

2020以降は財務は返す方に回ってますね。成長鈍化もありそうなかでこれどう見るかですかね。

配当は一度したけど無配に戻してますね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてはさげる
週足で噴火して鎮火
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、ボラが強め。よく上昇してるけど、それが持たずにだいたい戻しているのを繰り返している感じ。

その中でコロナは特にあげて安値から575から2020年4180まで。でも以後わりといいとこなしで890までで2022年以降は上場来の低い方の水準で調整している印象。

週足レベルでは一応890より951と安値切り上げがみれるので、調整は終わったとして、あるいはまた再度の吹上げもあるとして入るのも。

色んな意味で890が基準ですかね。その次はコロナ安値575だし。これらみながら1350を越えて高値も切り上げていくかどうかを測る感じでしょうかね。

 


ファンダ的には、小売もしてそうだけど、各数字見ると小売とECモールの大家業のハイブリッド。

コロナ以前まで成長だったんだけど、コロナからは業績足踏みで、ユーザー数とか売上足踏みをどうみるか。

まあ黙ってれば、投資もさほどかからないしCF出そうで財務も良さそうで問題もないんですが、そう見るかですかね。成長を期待するかどうかが一つの視点。

財務が返済に回ったり目先の売上とかみるに会社は成長というよりは停滞に向かってるようにもみえますが・・さて。

評価。

PER12のPBR2。グロースと見るか停滞とみるかでしょうか。グロースするという前提を置くとPER12はわりと見れるというかロコンドとしては低いほうですね。成長スるればどっかで報われるタイミングもあるんじゃないかな?

で、停滞とみると、まあどうでしょうね。ROE下がる方向に向かいそうだし、これはROE10%の投資ならするといってるのか自身がROE10%以下になるような投資はしないとしてるのかは不明ですが「同時に更なるM&Aのための(なるべく増資に頼らない)資金確保も重要なため『ROE10%を下限とする、積極投資計画』が中計の二つ目の骨子」とか言ってるので、仮にROE10%まで落ちると、ちょっと今のバリュエーションきつそうってのはあるので、停滞とするならもうちょっとディスカウントしないかな?とはしたくなりますね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3558

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3558

IRBANK:https://irbank.net/3558

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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