基本データと取り上げた理由
株価:2860円(人々は、激しく勢いよく上を目指し続けている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
7071 | アンビスホールディングス | 東証PR/サービス | 2799.83 | 2023/09予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
306.82 | 78.72/25.66% | 19.88%/7年 | 51.81 | 12.98 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
59.52%/6年 | 86.78%/6年 | 156.02%/5年 | 26.41% | 80.85%/7年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
90/6年 | -208/6年 | -118/6年 | -19.65/6年 | 11.61% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
417.67 | 204.58 | 49% | 0.1% | 5.43% |
今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年増収率10%以上かつ5年増益率15%かつROIC10%以上のもの(対象196銘柄)を市場統計推移記録表につっこみ2020/3/17と2023/3/17比較でROEは伸びていてかつPBRは下げているもの(対象33銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。近年好調な中でコロナTOPIX最安値時点よりより状態がいいのに評価を下げているものを拾う意図。アンビスホールディングス。慢性期や終末期医療ケアに特化した住宅型医療施設「医心館」の運営。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月20日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげあ」
AIに聞いた。
下記で見ますが業績が傑出しています。
その理由は把握しておきたいところですが例えば以下でしょうかね。
会社はこのへんが強いとは言ってますね。
だって。
詳しくは決算資料でも見てください。
ちなみに医心館をみたところ料金は安めな方に見えました。高付加価値というよりはオペレーションでコストを下げてるタイプかもしれません。
で、業績をみると実際に高成長です。売上成長率とると59.52%/6年と尋常じゃない。
上場から見ますがEPS成長だと 86.78%/6年ともっと尋常じゃなく、そして高い営業利益率で平均 19.88%/7年でさらにあげてきてますね。
業績という意味では市場でもピンのピンと言えるでしょう。
ふっとぶBPS成長。複利で156.02%/5年と頭おかしい。まあこれは上場時の加速もありそうで、実際ROEも下がる様相を見せてるのでこれらがどこで落ち着くか?を見極める感じでしょうか。落ちた目先でも20%台で極めて高いになりそうです。。
原価率は維持。
これは老人ホームという性質を踏まえても原価率はあまり下げられないのでは?とは販管費がどこまで下がるかですね。
ちなみに原価率60切りは、強豪の中で低めになりそうですね。他社は70-80くらいが多め。
(IRBankから)
従業員は右肩。採るに従い効率化出来ているところはありそうでうですが、基本人を採用して(下で見ますがおそらく箱も用意して)成長する類となって、やはり端的には老人ホームとなりそうです。
(IRBankから)
今期1Qで大幅増収増益。新規施設もばんばん開設してるようですね。
財務
前期末総資産417億でうり有形固定251億で有形固定ぐんぐん。
流動166億で現金113億の売掛47億。
ほぼ有形固定と現金、売掛で説明がつくBS。
負債213億。有利子負債127億にその他色々。
自己資本比率は50%程度でさほど低いわけじゃないけど、質は借り入れ多めで悪い方。
まあがんがん固定資産取得して人採ってみたいな感じですね。
CF
目立つのは財務CF。
2020、2021に新株発行で増資してますし、上記のように借り入れもたっぷり。
アンビスが急反落、公募増資・株式売り出しで需給悪化懸念|会社四季報オンライン
お金をバンバン調達してる感じで、営業CFが90/6年なのに対し投資CF-208/6年で、つまり稼ぎより投資の方が大きく足がでる形で来てます。
営業CF出てないわけではないというか右肩ですが、現状は前のめりに投資してだから稼ぎより投資で出ていくほうが大きい感じ。なので増資とかもまだまだ飛んできうるとは思ってたほうが。
配当は始めてますがくっそやる気ない。まあ配当より投資したいってことなんでしょう。
月足週足日足の値動き判断
月足であげ
週足であげ
日足であげてさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、上場以来一貫した上昇トレンド。極めて順調な部類にはなりそうですが・・3125から1507までのドローダウンもあり、好調が故にドローダウンは大きくなるとは見てた方が。そのなかで目先3840からは下落で2853まで、掘れば深くなるし、シナリオが崩れれば奈落もあるとはなりそうなので、それを踏まえて。
秋以降の安値2867は目先2853で切ってきてるので次は2202とか。その次は1507。これらあたりを基準にして、付き合う感じでしょうか。
ファンダ的には、極めて傑出した収益性と成長性を誇る老人ホーム。業績は現状ちょっと尋常じゃない。原価率が低めであることと、どうやら低めの値段設定もあり、高付加価値というよりは、オペレーションでコストを抑えるタイプのようには。オペレーションの工夫っぽいところもみられますし。
成長自体は老人ホーム。箱を取得し人を採ってサービスを拡大するタイプ。投資にお金がかかるし、人も採らないと行けないタイプ。現状順調と言うしかないが、あまりに成長が速いのをどうみるか。この手のスタイルは崩れると崩壊が速いようにはおもえるのでそこは注意点か。だから現状は上手くいってるようには。
そして前のめりに投資をすすめてきてます。現状稼ぎより投資のほうが大きいです。
自己資本比率は低くもないも、借り入れは多くそして増資も使ってます。自己資本比率は30%目安と言ってるのでここに近づくと増資が飛んでくるのも考えた方が。
評価。
PER50のPBR1.3ほど。極めて高い評価。介護とか老人ホームはPER10切りも普通にあり、事業として収益性が高いとか評価されているとかはないと見るべきで、この評価はつまりアンビスの優秀性を見られているとみるべきだし、アンビスが優秀でなくなるとしたとき奈落までありえる水準だとは見ているべきなようには。
なんですが、PER50ほどはアンビスとしては低PERですね。目先も高い成長が続いておりこれが続くなら高いPERを維持しながら成長分あるいはより見直されてPER上昇もゲットなんて可能性ももちろんあるのでそれを狙うか狙わないかってところでしょうか。まあROEが落ちてる傾向はあるにはありますが現状は絶好調というほかなく。この好調が続くことに注視しながらボラに耐え成長についていくってのはありというか可能性はあるというか、現状それをしてた人は報われてますねって感じ。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7071
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7071
IRBANK:https://irbank.net/7071
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないよお。
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記事補足してます。
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